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保健福祉の現場から

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百日咳とワクチン

2025年05月23日 | Weblog
百日咳(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/whooping_cough.html)(https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou11/01-05-23.html)(https://id-info.jihs.go.jp/diseases/ha/pertussis/010/pertussis.html)について、R7.5.23日刊ゲンダイ「患者数は昨年の54倍…大人の「百日咳」は糖尿病にも悪影響を与える」(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/health/372191)が目にとまった。IDWR最新版(https://id-info.jihs.go.jp/surveillance/idwr/)の「IDWR速報 2025年」(https://id-info.jihs.go.jp/surveillance/idwr/rapid/2025/index.html)や、NHK「感染症情報と医療・健康情報」(https://www3.nhk.or.jp/news/special/medical/)の「約20種類の感染症データ・情報」(https://www3.nhk.or.jp/news/special/infection/dashboard/)での「「百日咳」感染状況マップ」で都道府県の状況がわかる。R6.3.29日本小児科学会 予防接種・感染症対策委員会「百日咳患者数の増加およびマクロライド耐性株の分離頻度増加について」(https://www.jpeds.or.jp/uploads/files/20250402_hyakunitizeki1.pdf)はR7.4.3Web医事新報「百日咳患者が増加、「3種混合ワクチンの追加接種を」─小児科学会がコメント」(https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=26186)で解説されており、「特に、乳児期の定期接種による免疫効果が減少してくる幼児期~学童期の感染者の報告が多いと指摘。任意接種となるものの、ジフテリア、破傷風、百日咳に対する3種混合ワクチンを「就学前」と「11~12歳」に追加接種することが推奨されると呼びかけ、「百日咳の流行を抑制するためには定期接種への追加の検討が望まれる」と訴えている。」とあるが、ワクチン供給(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou03/index_00002.html)について、R7.5.19「百日せきの流行状況等を踏まえた、定期の予防接種の実施及び沈降精製百日せきジフテリア破傷風混合ワクチンの安定供給に係る対応について」(https://www.city.sapporo.jp/hokenjo/f1kansen/documents/kourousyoutuuti.pdf)が発出されていることは認識したい。なお、R7.5.2読売「百日せきで乳児2人死亡、薬が効きにくい耐性菌に感染…専門家「速やかなワクチン接種」呼びかけ」(https://www.yomiuri.co.jp/medical/20250501-OYT1T50174/)の「今年に入り全国で少なくとも2人の乳児が死亡していることが、読売新聞の取材で分かった。いずれもワクチン接種前の生後1か月だった。」が報じられており、R7.5.9Web医事新報「【識者の眼】「妊娠中のワクチン接種で新生児を百日咳から守る」稲葉可奈子」(https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=26360)の「妊娠27〜36週の間に接種するのが最も効果的で、米国では、妊娠27〜36週の間に、3種混合ワクチン(ジフテリア、百日咳、破傷風)の接種が推奨」と母子免疫を期待したいところかもしれないが、R7.4.30NHK「百日せき患者数4週連続で過去最多 “海外では母子免疫 推奨”」(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250430/k10014793161000.html)で「アメリカなどでは乳児への接種に加えて、生後まもない子どもの感染を防ぐ効果があるとして妊婦にワクチンを接種し、乳児に抗体を移行させるいわゆる「母子免疫」が普及していますが、国内で使われているワクチンについては妊婦への接種の効果や安全性を詳しく調べたデータはない」とある。R7.4.25日本産婦人科学会「乳児の百日咳予防を目的とした百日咳ワクチンの母子免疫と医療従事者への接種について」(https://www.jsog.or.jp/news/pdf/infection07.pdf)では「現時点では、妊婦へのDTaP皮下接種による乳児百日咳の重症化予防効果は証明されていないことをご留意ください。」とあり、日本産婦人科医会「RSウイルスワクチンに関するご案内」(https://www.jaog.or.jp/rsvirusinfo/)のような母子免疫に係る案内は少々厳しいように感じる。
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