保健福祉の現場から

感じるままに

自宅療養でのパルスオキシメーター

2020年12月21日 | Weblog
12.21NHK「千葉市 自宅療養者に食料配達」(https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20201221/1080013096.html)。<以下引用>
<新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、千葉市は、感染が確認され自宅で療養する人に対して、食料や日用品を無料で配達する取り組みを始めることになりました。新型コロナウイルスの感染が再び拡大する中、感染が確認された人のうち軽症や症状のない人は原則、宿泊施設で療養することになっています。しかし、施設の不足や育児や介護などの理由で自宅で療養するケースに備えて、千葉市は、こうした患者を対象に食料や日用品を無料で配達する取り組みを始めることになりました。届けるのは、米やレトルト食品、缶詰などのほか、トイレットペーパーなどの日用品で、1週間分をセットにして送り、感染を防ぐため市の職員や依頼を受けた業者が手渡しせずに、玄関先などに「置き配」の形で届けるということです。また、急激な容体の変化に備えるため、血液中の酸素濃度を測定する機器の貸し出しも検討しています。千葉市医療政策課の小柳寛担当課長は「予想したとおり、感染者はどんどん増えており、自宅での療養も基本的な選択肢になってくると思います。いつでも対応できるように用意しているので、皆さんには安心してもらいたいです」と話していました。>

11.22「11 月以降の感染状況を踏まえた病床・宿泊療養施設確保計画に基づく病床・宿泊療養施設の確保及び入院措置の対象について(要請)」(https://www.mhlw.go.jp/content/000697246.pdf)では「病床確保や都道府県全体の入院調整に最大限努力したうえで、なお、病床がひっ迫する場合には、上記政令により入院勧告等ができるとしている者のうち、医師が入院の必要がないと判断し、かつ、宿泊療養施設(適切な場合は自宅療養)において丁寧な健康観察を行うことができる場合には、そのような取扱として差し支えないこと。」とされ、主治医の判断により高齢者や持病のある方の宿泊療養や自宅療養が可能になっているが、12.16読売新聞「軽症者療養施設で男性死亡、安否確認に4時間…対応に問題認め知事陳謝」(https://www.yomiuri.co.jp/national/20201215-OYT1T50279/)や12.20NHK「コロナ 陽性確認で入院待ちの男性 自宅で容体急変し死亡 広島」(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201220/k10012774861000.html)が出ているように、12.4「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き・第4版」(https://www.mhlw.go.jp/content/000702064.pdf)p27「低酸素血症があっても呼吸困難を訴えないことがある 」「SpO2 を測定し酸素化の状態を客観的に判断することが望ましい」を踏まえ、p28「診察時は軽症と判断されても発症2週目までに急速に病状が進行することがある」は注意しなければならない。なお、8.17「新型コロナウイルス感染症に対するファビピラビルに係る観察研究の概要及び同研究に使用するための医薬品の提供に関する周知依頼について(その4)」(https://www.mhlw.go.jp/content/000659871.pdf)の添付「新型コロナウイルス感染症に対するアビガン(一般名:ファビピラビル)に係る観察研究の概要及び同研究に使用するための医薬品の提供について」(https://www.mhlw.go.jp/content/000659872.pdf)で「(問 10) 介護老人保健施設(老健)、重症心身障害児施設、精神科単科の病院において(転院が困難な)患者さんに対してアビガンによる治療を行いたいのですがどのようにしたらよいですか。(答) 転院が困難な症例は、医師の経過観察下で、各施設でのアビガン投与をお願いしております。」と示されているように、ファビピラビル(アビガン®)はすでに施設レベルで使用可能な薬剤であるが、観察研究である限りは制約が大きい。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 検査体制が拡充していれば | トップ | 気になる帰省と成人式 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Weblog」カテゴリの最新記事