12.27テレビ静岡「止まらないクラスター拡大…感染者は71人に 富士市立中央病院の現状を市長が確認 静岡・富士市」(https://www.sut-tv.com/news/indiv/8181/)。<以下引用>
<院内クラスターが発生し、27日までに71人の感染者を確認している富士市立中央病院を、小長井市長が訪れ、現状を確認しました。富士市立中央病院は現在、外来診療を一部制限し、入院患者も例年の半分に抑えて診療を続けています。午前8時前、病院を訪れた小長井市長は、病院長や看護師12人と面会し、新型コロナの検査試薬が不足し始めていること、医師や看護師が誹謗中傷を受けている現状を確認しました。富士市立中央病院・柏木秀幸院長「特に陽性となった患者さんと向き合っていく上で、職員の抱える心理的な負担に関して市長に申し上げた。」 富士市・小長井義正市長「あとはやはり看護師さんをはじめとするマンパワーですね。これが大変厳しい状況で、なんとか病院内でやりくりしている状況と伺った。これ以上、感染が拡大する場合には県にもお願いをして、医療スタッフの応援要請が必要ではないかと。」 病院は24日、院内に緊急事態宣言を発令し、対策本部を立ち上げ新型コロナへの対応を強化しています。>
12.24テレビ静岡「浜松労災病院でクラスター」(https://www.sut-tv.com/news/indiv/8129/)。<以下引用>
<浜松市は24日、新型コロナウイルス感染症患者を新たに8人確認したと発表しました。このうち2人は、東区にある浜松労災病院の職員と患者です。12月22日に職員(20代女性・医療従事者)が37.4度の発熱、頭痛・頭重感を訴えたため、病院が抗原定量検査を実施し「陽性」と判明しました。病院はこの職員と同時間帯に勤務していた職員5人と、接触の可能性がある職員・患者の検査を実施。結果、患者(60歳以上の高齢男性)の陽性が判明しました。この患者は無症状です。浜松労災病院では12月13日に職員2人が感染していることが判明し、病院は接触の可能性がある患者39人と職員40人の抗原定量検査を実施。この時は全員「陰性」でした。その後、16日に発熱などの体調不良を訴えた職員3人のうち1人が「陽性」と判明。これまでに、職員4人、患者1人、職員の家族等1人の感染が判明し、計6人となりました。浜松市は、クラスターと認定しています。>
12.24NHK「浅間総合病院“院内で集団感染”」(https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20201224/1010016435.html)。<以下引用>
<佐久市立国保浅間総合病院は、24日記者会見を開き、院内で新型コロナウイルスの集団感染が発生したという見解を示しました。佐久市立国保浅間総合病院は、24日午後5時から村島隆太郎院長が、記者会見を開きました。それによりますと、新型ウイルスの感染が確認されたのは、勤務する医療従事者と入院患者のあわせて5人です。内訳は、23日県が発表した医療従事者の40代の女性に加え、24日県が発表した医療従事者の50代の女性、入院患者の60代と80代、それに90代の男性です。このうち、入院患者の80代の男性は、基礎疾患があり、死亡したあとの検査で陽性が判明したということです。病院によりますと、感染が確認された患者3人は同じ部屋に入院していたということで医療従事者2人は3人と接触があったということです。この病院では、引き続き入院患者や医療従事者の検査を進めています。また当面、外来診療や延期できない場合を除く手術、救急車の受け入れ、それに感染者が確認された病棟への入退院などを停止することにしています。村島院長は「院内で集団感染が発生したと考えている。今後も感染拡大防止に向け適切な対応に努めていく。ご不便をおかけすることとなり誠に申し訳ない」と述べ、病院の対応に理解と協力を求めました。>
すべての新型コロナ対策は、12.4「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き・第4版」(https://www.mhlw.go.jp/content/000702064.pdf)p22のCOVID-19「無症状患者でも,ウイルス量は多く,感染力が強い」「ウイルス排出のピーク 発症日」をしっかり踏まえる必要がある。市中感染が普遍化しており、どれだけ院内感染対策を徹底していても、医療機関での散発例は起こりえるという認識が必要かもしれない。「大規模クラスターに発展させない」「診療は可能な限り維持する」という方針が重要と感じる。12.8「医療機関、高齢者施設等の検査について」(https://www.mhlw.go.jp/content/000703307.pdf)で「濃厚接触者に該当しない医療・介護従事者に対して、幅広く検査を実施する場合、個別具体的な検査対象者の感染の疑いに着目して行う検査ではないため、検査対象者は、濃厚接触者として取り扱うこととはしないこと(14日間の健康観察の対象とはしない)。この場合、検査対象者は、健康観察の対象外であり、引き続き、従事可能であること。」「原則として、医療機関で新型コロナウイルス感染症の陽性者が確認された場合、医療従事者が感染予防策を適切に講じていれば、濃厚接触者には該当しないこと」は理解したい。12.17「駒込病院 新型コロナウイルス感染者発生(1183報)」(https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2020/12/17/19.html)の「濃厚接触者に該当すると考えられる職員を自宅待機としていること、陽性者以外の患者や職員に症状を訴えるものは現在出ていないこと、当院では、手指衛生やマスクの着用など標準的な院内感染対策を適切に行っていることから、当院の感染症専門医等の意見を勘案し、外来・入院とも通常診療をこれまでどおり継続する。」は医療機関にとって参考になる。8.6NHK「感染拡大防止に接触者を広く検査 墨田区保健所の取り組み 東京」(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200806/k10012554751000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_033)では「感染が再び拡大して各地でクラスターが相次ぐ中、厚生労働省は、より積極的な検査が必要だとして先月15日(7月)、保健所が「特定の地域や集団でクラスターの連鎖が生じやすい」と判断した場合には、濃厚接触者以外でも、自治体の行政検査の対象にすることができるという通知を出しました。ただし、濃厚接触者以外にどこまで広げて検査を行うかは、それぞれの自治体の判断に委ねられています。」と報じられているように、検査対象は、5.29「新型コロナウイルス感染症患者に対する積極的疫学調査実施要領」(https://www.mhlw.go.jp/content/000635400.pdf)(https://www.niid.go.jp/niid/images/epi/corona/2019nCoV-02-200529.pdf)のp3「手で触れることの出来る距離(目安として1メートル)で、必要な感染予防策なしで、「患者(確定例)」と15分以上の接触があった者」に限定されているわけではない。しかし、濃厚接触者でなければ、「新型コロナウイルスの検査を受けた方へ」(https://www.mhlw.go.jp/content/000606952.pdf)の「検査結果が出るまでは、感染していることを前提に公共交通機関を避けて、自宅に戻っていただき、結果がでるまで自宅で過ごしてください。」は厳しすぎる感じがする。中医協総会(https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-chuo_128154.html)の12.18「新型コロナウイルス感染症への対応とその影響等を踏まえた診療報酬上の取扱いについて」(https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/000706834.pdf)p13「新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、誰もがウイルスを保有している可能性があることを考慮して、全ての患者の診療等に対して感染予防策の徹底及び施設の運用の変更が求められる状況であり、必要な感染症対策に対する評価(令和3年4月~(9月))」はなぜ4月からなのであろうか。ところで、同一クラスターと思っていても遺伝子解析で違っていたということはないのであろうか。11.11「新型コロナウイルス感染症における積極的疫学調査について(要請)」(https://www.mhlw.go.jp/content/000694560.pdf)で「行政検査を委託している民間検査機関に保管されている遺伝子検査でSARS-CoV-2 陽性(Ct値が30より大きい及びCt値のない場合は除外)と判定された精製RNAの残余液(20μl 程度)を6の照会・送付先へ提出ください。」「対象者から改めて検体を採取する必要はなく、検査後の残りRNA 一部を提出ください。」とあるが、抗原検査陽性者や自費検査陽性者に対する行政検査としてのPCR検査が必要で、遺伝子解析にも積極的につなげるべきであろう。12.24日刊ゲンダイ「英国発変異種“米国経由”で日本上陸の危機…水際対策が甘い」(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/283109)も少々気になる。当初の「武漢にこだわりすぎ」とダブってみえるのは気のせいであろうか。現場では、最近、感染力アップと思えるケースはないであろうか。
<院内クラスターが発生し、27日までに71人の感染者を確認している富士市立中央病院を、小長井市長が訪れ、現状を確認しました。富士市立中央病院は現在、外来診療を一部制限し、入院患者も例年の半分に抑えて診療を続けています。午前8時前、病院を訪れた小長井市長は、病院長や看護師12人と面会し、新型コロナの検査試薬が不足し始めていること、医師や看護師が誹謗中傷を受けている現状を確認しました。富士市立中央病院・柏木秀幸院長「特に陽性となった患者さんと向き合っていく上で、職員の抱える心理的な負担に関して市長に申し上げた。」 富士市・小長井義正市長「あとはやはり看護師さんをはじめとするマンパワーですね。これが大変厳しい状況で、なんとか病院内でやりくりしている状況と伺った。これ以上、感染が拡大する場合には県にもお願いをして、医療スタッフの応援要請が必要ではないかと。」 病院は24日、院内に緊急事態宣言を発令し、対策本部を立ち上げ新型コロナへの対応を強化しています。>
12.24テレビ静岡「浜松労災病院でクラスター」(https://www.sut-tv.com/news/indiv/8129/)。<以下引用>
<浜松市は24日、新型コロナウイルス感染症患者を新たに8人確認したと発表しました。このうち2人は、東区にある浜松労災病院の職員と患者です。12月22日に職員(20代女性・医療従事者)が37.4度の発熱、頭痛・頭重感を訴えたため、病院が抗原定量検査を実施し「陽性」と判明しました。病院はこの職員と同時間帯に勤務していた職員5人と、接触の可能性がある職員・患者の検査を実施。結果、患者(60歳以上の高齢男性)の陽性が判明しました。この患者は無症状です。浜松労災病院では12月13日に職員2人が感染していることが判明し、病院は接触の可能性がある患者39人と職員40人の抗原定量検査を実施。この時は全員「陰性」でした。その後、16日に発熱などの体調不良を訴えた職員3人のうち1人が「陽性」と判明。これまでに、職員4人、患者1人、職員の家族等1人の感染が判明し、計6人となりました。浜松市は、クラスターと認定しています。>
12.24NHK「浅間総合病院“院内で集団感染”」(https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20201224/1010016435.html)。<以下引用>
<佐久市立国保浅間総合病院は、24日記者会見を開き、院内で新型コロナウイルスの集団感染が発生したという見解を示しました。佐久市立国保浅間総合病院は、24日午後5時から村島隆太郎院長が、記者会見を開きました。それによりますと、新型ウイルスの感染が確認されたのは、勤務する医療従事者と入院患者のあわせて5人です。内訳は、23日県が発表した医療従事者の40代の女性に加え、24日県が発表した医療従事者の50代の女性、入院患者の60代と80代、それに90代の男性です。このうち、入院患者の80代の男性は、基礎疾患があり、死亡したあとの検査で陽性が判明したということです。病院によりますと、感染が確認された患者3人は同じ部屋に入院していたということで医療従事者2人は3人と接触があったということです。この病院では、引き続き入院患者や医療従事者の検査を進めています。また当面、外来診療や延期できない場合を除く手術、救急車の受け入れ、それに感染者が確認された病棟への入退院などを停止することにしています。村島院長は「院内で集団感染が発生したと考えている。今後も感染拡大防止に向け適切な対応に努めていく。ご不便をおかけすることとなり誠に申し訳ない」と述べ、病院の対応に理解と協力を求めました。>
すべての新型コロナ対策は、12.4「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き・第4版」(https://www.mhlw.go.jp/content/000702064.pdf)p22のCOVID-19「無症状患者でも,ウイルス量は多く,感染力が強い」「ウイルス排出のピーク 発症日」をしっかり踏まえる必要がある。市中感染が普遍化しており、どれだけ院内感染対策を徹底していても、医療機関での散発例は起こりえるという認識が必要かもしれない。「大規模クラスターに発展させない」「診療は可能な限り維持する」という方針が重要と感じる。12.8「医療機関、高齢者施設等の検査について」(https://www.mhlw.go.jp/content/000703307.pdf)で「濃厚接触者に該当しない医療・介護従事者に対して、幅広く検査を実施する場合、個別具体的な検査対象者の感染の疑いに着目して行う検査ではないため、検査対象者は、濃厚接触者として取り扱うこととはしないこと(14日間の健康観察の対象とはしない)。この場合、検査対象者は、健康観察の対象外であり、引き続き、従事可能であること。」「原則として、医療機関で新型コロナウイルス感染症の陽性者が確認された場合、医療従事者が感染予防策を適切に講じていれば、濃厚接触者には該当しないこと」は理解したい。12.17「駒込病院 新型コロナウイルス感染者発生(1183報)」(https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2020/12/17/19.html)の「濃厚接触者に該当すると考えられる職員を自宅待機としていること、陽性者以外の患者や職員に症状を訴えるものは現在出ていないこと、当院では、手指衛生やマスクの着用など標準的な院内感染対策を適切に行っていることから、当院の感染症専門医等の意見を勘案し、外来・入院とも通常診療をこれまでどおり継続する。」は医療機関にとって参考になる。8.6NHK「感染拡大防止に接触者を広く検査 墨田区保健所の取り組み 東京」(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200806/k10012554751000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_033)では「感染が再び拡大して各地でクラスターが相次ぐ中、厚生労働省は、より積極的な検査が必要だとして先月15日(7月)、保健所が「特定の地域や集団でクラスターの連鎖が生じやすい」と判断した場合には、濃厚接触者以外でも、自治体の行政検査の対象にすることができるという通知を出しました。ただし、濃厚接触者以外にどこまで広げて検査を行うかは、それぞれの自治体の判断に委ねられています。」と報じられているように、検査対象は、5.29「新型コロナウイルス感染症患者に対する積極的疫学調査実施要領」(https://www.mhlw.go.jp/content/000635400.pdf)(https://www.niid.go.jp/niid/images/epi/corona/2019nCoV-02-200529.pdf)のp3「手で触れることの出来る距離(目安として1メートル)で、必要な感染予防策なしで、「患者(確定例)」と15分以上の接触があった者」に限定されているわけではない。しかし、濃厚接触者でなければ、「新型コロナウイルスの検査を受けた方へ」(https://www.mhlw.go.jp/content/000606952.pdf)の「検査結果が出るまでは、感染していることを前提に公共交通機関を避けて、自宅に戻っていただき、結果がでるまで自宅で過ごしてください。」は厳しすぎる感じがする。中医協総会(https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-chuo_128154.html)の12.18「新型コロナウイルス感染症への対応とその影響等を踏まえた診療報酬上の取扱いについて」(https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/000706834.pdf)p13「新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、誰もがウイルスを保有している可能性があることを考慮して、全ての患者の診療等に対して感染予防策の徹底及び施設の運用の変更が求められる状況であり、必要な感染症対策に対する評価(令和3年4月~(9月))」はなぜ4月からなのであろうか。ところで、同一クラスターと思っていても遺伝子解析で違っていたということはないのであろうか。11.11「新型コロナウイルス感染症における積極的疫学調査について(要請)」(https://www.mhlw.go.jp/content/000694560.pdf)で「行政検査を委託している民間検査機関に保管されている遺伝子検査でSARS-CoV-2 陽性(Ct値が30より大きい及びCt値のない場合は除外)と判定された精製RNAの残余液(20μl 程度)を6の照会・送付先へ提出ください。」「対象者から改めて検体を採取する必要はなく、検査後の残りRNA 一部を提出ください。」とあるが、抗原検査陽性者や自費検査陽性者に対する行政検査としてのPCR検査が必要で、遺伝子解析にも積極的につなげるべきであろう。12.24日刊ゲンダイ「英国発変異種“米国経由”で日本上陸の危機…水際対策が甘い」(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/283109)も少々気になる。当初の「武漢にこだわりすぎ」とダブってみえるのは気のせいであろうか。現場では、最近、感染力アップと思えるケースはないであろうか。