保健福祉の現場から

感じるままに

特定保健指導と治療中の者に対する保健指導

2011年06月20日 | Weblog
10日の「保険者による健診・保健指導等に関する検討会資料」(http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001f0mk.html)(http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001f0mk-att/2r9852000001f0rf.pdf)には目を通しておきたい。今回は特定保健指導実施率の向上に向けて議論されている。しかし、特定保健指導の対象者は、腹囲又はBMIの肥満基準以上が絶対条件であり、しかも、服薬中の者は対象とならない。つまり、特定保健指導でカバーできるのは一部であるということはもっと認識したい。国保中央会から「治療中の者に対する保健指導の効果に関するワーキンググループに関する報告書」(http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001f0mk-att/2r9852000001f0s1.pdf)(http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001f0mk-att/2r9852000001f0sc.pdf)が出ているが、こうした取組みが各保険者において戦略的に取り組まれるようにしたい。厚労省資料(http://nk.jiho.jp/servlet/nk/release/pdf/1226502959300)p90~に出ているように、「健診データとレセプトデータの突合分析」があまり実施されていないのが気になる。戦略的な取組みのためには、データ分析が不可欠と感じるところである。
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