保健福祉の現場から

感じるままに

会議議事録報道の不思議???

2012年01月28日 | Weblog
NHK「専門家“議事録不作成は大失態”」(http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120127/t10015591311000.html)。<以下引用>
<公文書管理法や情報公開制度に詳しい弁護士は、東日本大震災に関連する政府の重要会議の議事録が作成されていなかったことについて、「1000年に1回とも言われる大震災への政府の対応記録が残されていなかったということは、大きな失態だ」と話しています。三宅弘弁護士は、国の公文書管理委員会の委員として去年4月施行された公文書管理法の運用に携わり、情報公開制度にも詳しい専門家です。今回の問題について三宅弁護士は、「1000年に1回とも言われる大震災への政府の対応記録が残されていなかったということは、大きな失態だ。震災後1年近くにわたって、重要な会議の正確な記録を残せなかったことを、政府は反省しないといけない」と述べました。そのうえで、「公文書管理法の趣旨は、公文書を歴史的な事実の記録と捉え、正確に残すというものだ。今回、議事録の作成が軽視されたことは、法の趣旨が公務員に徹底されていなかったことを示しており、この法律の運用に携わってきた者として、本当に残念だ」と述べました。また、議事録や議事要旨を何か月もあとになってから作成することについては、「過去の事実を聞き直して議事録を作り直すという作業では、正確に作られるかどうか極めて不安で懸念が残る」と指摘したうえで、「いま一度、各省庁の職員に研修を行って記録を残す重要性を再認識させてほしい」と話しています。>

NHK「震災10会議 議事録作成されず」(http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120127/k10015578041000.html)。
NHK「山口代表 議事録の問題追及を」(http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120128/k10015605631000.html)。

このニュースに不思議な感じがした行政関係者が少なくないであろう。政府公式会議で議事録が作成されないことはありえないばかりか、なぜ、今頃になって、NHKニュースで報道されたのか、不思議に感じるのである。中央社会保険医療協議会(http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000008ffd.html)をはじめ、議事録が公開されていないか、ずっと後になって公開される会議がみられる。ネットではいろいろな意見が出ている(http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/archive/2012/1/24)(http://blog.goo.ne.jp/2005tora/e/01cfa6847c9dd4eb9a1f924da42f6340)(http://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/28e6fd075d3b68e56e8c68ce8e634eab)(http://www.the-journal.jp/contents/kokkai/2012/01/post_288.html#more)が、とにかく、不思議である。
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診療報酬改定の行方

2012年01月28日 | Weblog
27日の中医協総会(http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r985200000215yd.html)で「個別改定項目について(その1)」(http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r985200000215yd-att/2r98520000021634.pdf)が出ているのでみておきたい。p8の「救急・在宅等支援病床初期加算の新設」(一般病棟入院基本料(13 対1、15 対1 に限る。)や療養病床において、急性期後の患者、状態が軽度悪化した在宅療養中の患者や介護施設の入所者を受け入れた場合についての評価を新設)、p28の「地域連携小児夜間・休日診療料の引き上げ」(地域の開業医等との連携により、地域において多数の救急患者を受け
入れるための救急体制を整えている医療機関の評価を引き上げ)、p35の「精神科リエゾンチーム加算の新設」(一般病棟に入院する患者に対して精神科医、専門性の高い看護師、精神保健福祉士、作業療法士等が多職種で連携し、より質の高い精神科医療を提供した場合の評価を新設)、p37の「外来緩和ケア管理料の新設」、p94の「金曜日入院、月曜日退院の割合が明らかに高い医療機関の土曜日、日曜日の入院基本料の適正化」などが目についた。その2にも注目である。
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