『飛騨・童話会議』なるチラシがマンションの郵便受けに入っていた。「飛騨高山から発信する市民が出演するミュージカルをの思いで、10年間続けてきた」とある。名古屋芸術大学のミュージカルコースの講師と学生が指導と応援に当たってきたようだ。そのためなのか、今日は名古屋芸術大学で無料のコンサートが開かれた。
せっかくの機会なのに、宣伝が行き届いていないのか、地元の人は少ないように感じた。出演者は名古屋芸大ミュージカルコースの2人の女学生と講師、高山市の小学4年生から大人まで幅広い女性たちだ。舞台に上がれば大人も子どもも関係なく、みな輝くミュージカルスターで、AKBのように歌って踊るが、プロに負けないくらいのキレのある女優たちだった。
高校生や中学3年生は出演歴10年というから、「飛騨・童話会議」が設立された当初から舞台に立ってきたわけで、なるほど踊りも身のこなしも充分に舞台慣れしている。出演者の中には親子も3組いて何だか微笑ましい気がした。長女のところの小2の孫娘は、歌も踊りも大好きだから1度は見せてやりたいと思う。講師はさすがに歌も踊りも抜群で、プロの道から指導者に転向したのだろう。
そういえば、長女の小学校からの友だちに、今も現役でミュージカルの舞台に立っている女性がいる。お姉ちゃんは、子どもたちの小学校で初めて女性で児童会会長に選ばれたことで有名だったが、長女の友だちは歌と踊りに人生を賭けていたようだ。中学では同じ演劇部だったと思う。中学卒業とともにその専門の道に進んだ。
身体いっぱいに自分を表現することはきっと楽しくて仕方ないことだろう。歌でも踊りでも演劇でも、人前に自分をさらけ出す訳だが、その自分の表現に見る側の人が感動してくれるなら、それはもっともっと表現に磨きをかけたいと思うだろう。自分が幸せと感じ、見る側も幸せと思えるなら、こんな素敵なことはない。やっぱり人はつながっていたいのだ。
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