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友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

哀愁

2007年12月11日 23時21分16秒 | Weblog
 友人のブログを見ていたら、こんなことが書いてあった。

 「私はデパートの中を見て回る。どの服があの子に似合うのだろう。どの靴があの子の足にぴったりするのだろう。どの首飾りがあの子の胸を飾るだろう。指輪ならどれがいいのか、鞄ならどれがいいのか、探すだけでもワクワクする。あの子が私が選んだものを身に着けてくれる。持っていてくれる。それだけで充分に幸せだ。私はあの子を独占したいのではない。ほんの少し、ほんのわずかな時間、共に居たいだけなのだ。」

 彼が恋するあの子はどんなコなのだろうか。彼を虜にしたのだから、きっと笑顔が可愛いコだろう。私はと言えば、孫娘のために弁当を作っている。午後5時20分に孫娘をプールに送り、帰ってきてすぐに弁当を作る。孫娘が「パパちゃんの弁当は美味しいね」と言ってもらえるようにと思って作る。料理を作ることはあるが、弁当作りは初めてで、時間も余りなかったからちょっと焦った。6時20分に弁当を持ってプールに行く。「あれ?ドレッシングがかかっていないよ」と孫娘に言われた。「お茶も忘れたね」と追い討ちをかけられた。

 ふりかけを二つ入れたり、箸を2膳も用意することはなかったが、むしろ足りないより余分にある方がいい。それでも、何とか食べさせることができたのだから、良しとしよう。孫娘を学習塾に送り届け、家に帰って家族の食事を用意していると、カミさんがゴルフから帰ってきた。お土産つきの大会だそうだが、持って帰ってきたのはいかにも辛そうな辛子明太子である。私が用意した豚肉のステーキとは合わないので、冷蔵庫にしまう。ステーキにはやはり赤ワインだろうと、ソースに使った赤ワインを飲む。

 カミさんは「NHKの歌謡コンサートよりも、読売テレビの『超豪華・最強の30組音楽の祭典』を見ておかないと世情に疎い」と言う。私が一番感心するのは、今の若いアーチストたちの歌は、歌詞がとても味わい深いことだ。どうしてこんなによい詩が書けるのかとうらやましく思う。今晩も平井堅が歌っていた『哀愁(エレジー)』を聞いてゾッとした。私の中の平井堅といえば、『大きなのっぽの古時計』のイメージが強かったが、この歌はまるで石川さゆりの『天城越え』のようなおどろおどろしい情念に満ちていた。

 人は悲しいね。愛さなければ生きていけない。愛すれば傷つく。それでも愛する人を求めて生きる。愛は満たす。生きる喜びを産む。ここに友だちの短歌を3つ掲げておく。
 モミジより輝く君の横顔をただ見つめることの幸せ
 もう少し話がしたいと出かけたデンパークはクリスマス休み
 白き頬熱くして好きと言うわれ雲上の人になりけり
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