友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

これが幻想で無いことを願っている

2024年05月27日 17時09分11秒 | Weblog

 東京都知事選に、立憲民主党の蓮舫参院議員(56)が立候補を表明した。現職の小池百合子知事(71)は3選を目指して無所属で出馬する意向を固めており、自民党や公明党が支援する意向だ。日本維新の会も対抗馬を立てる方針のほか、広島県安芸高田市の石丸伸二市長(41)ら20人以上が出馬表明している。大混戦は必至で、面白い選挙になると予想されている。

 『憲法9条ネットワーク』に、こんな投稿が載っていた。「(野党が共闘出来ず)それぞれが候補者を立てれば、自民党に負ける。そんな愚かな選択はしたらいけない。自民を倒すことが最優先なのに」。これが多くの人の素直な気持ちかも知れない。裏金問題を起こしながら、抜け穴ばかりの法案を提出し、幕を閉じようとしているのだから。

 でも、と合点はいかない。自民党を倒すことが目的であるような、思考が拡がることには懸念がある。政治の世界は多数決である。多数を取ることばかりが目的になり、議論は後回しされた。いや、議論する場を設けることもなく、議論できる政治家も誕生させてこなかった。

 政権交代が実現できれば、全てが解決するは幻想でしかない。いろんな候補者が、いろんな政党が、それぞれに裏金問題の原因とその解決策を論じ、そうした議論する体質が新たな政治の世界を築くのではないのか。和気藹々を美徳としてきたから、マズイと思っても目を瞑ってきた。その結果が現状だと私は思う。

 批判は出来ても、新たな政策提案が出来ない、これでは何も解決しない。政党はまず、内部から議論を始めて欲しい。議論する政党を創り出して欲しい。立候補する人はその先頭に立って欲しい。これが幻想でないことを願っている。

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