カミさんは先週3日間、ゴルフツアーに信州へ出かけていた。「疲れた!」を連発していたのに、今朝も午前5時に起きて、早朝練習に参加している。そればかりか、昼からは「日本ゴルフツアー選手権」「女子プロ」とテレビ観戦を続けている。私は本を読んでいても、パソコンに向かっていても、眠くなってくれば横になってしまう。いつでも、どこでも眠ることが出来る。よくあんなに飽きずに見ていられるものだと感心してしまう。
「身体はどこも悪くないのに、成績だけが悪いのよ」と言っていたカミさんも、膝が痛いとか足首が痛いとか言い出し、「成績だけじゃなくなってきたみたい。皆さんのお仲間入りになってきた」と嘆いている。成績が伸びないことからゴルフが嫌になっているのかと言えばそうではないようだ。カミさんのゴルフ友だちで、私とは短歌教室で一緒の女性に、「なかなかうまくならないとぼやいていますよ」と言うと、「とんでもない。随分お上手になられたわよ」と言われた。
そういえば、ゴルフにいつも一緒に連れて行ってもらっている誕生日会の友人にも「腕が上がっていますね」と聞いた。自分では上達しないと気がかりでも、他人から「本当にへたくそだから」と言われたんではやる気も失せてしまうだろう。「上手になった!」「うまい!」「さすがだ!」などなど、声をかけられて嫌な人はいないだろう。人間はいくつになっても、けなされるよりほめられる方が気持ちいい。やる気もでるし、次にはもっとほめてもらおうとする。
昨日の朝日新聞の『土曜ナントカ力学』に、“「ほめると育つ」は本当か”が特集されていた。「ほめことばをよくかけられて育った子どもは、社会への適応能力が高まる」と結論付けていた。ほめて育てるなどは育児の基本、何をボケたことを書いているのだろうと思った。それよりも育つのは社会への適応能力なのか、その社会への適応能力とは何だろう。そもそもスポーツの指導者は「ほめて育てる」ばかりでは伸びないと思っている人が多い。叱咤してこそ選手は正しく伸びる。ほめられることばかりする子は使い物にならない。そう思っているはずだ。
そこで特集は、脳の動きから説明しようと試みている。ほめられた時の脳のようすは食べ物やお金を得た時や恋愛の時と同じように反応する。芸術の触れた時も同じで、ナントカというホルモンが分泌されるそうだ。しかし、だからって何?と問い返したい。人間が自己の能力を伸ばすためには他人からほめてもらうことは必要条件だと私は思っている。親であれ教師であれ指導者であれ、基本はまず相手をほめることだ。欠点の克服はその次に行なうことで、スポーツの指導者に見られる「バカヤロー、何やってる、アホか!」だけでは伸びないだろう。
同じ日の朝日新聞の『元気のひけつ』には「かむことは緊張を和らげるセロトニンという物質が脳内で増えて、ストレスが緩和されます」とあった。ここでも脳科学か。朝日新聞は脳科学の洗脳されてしまったのか。人間を科学だけで見ない方がいいと私は思っているのだが、科学的にはどうなんだろうね。
「身体はどこも悪くないのに、成績だけが悪いのよ」と言っていたカミさんも、膝が痛いとか足首が痛いとか言い出し、「成績だけじゃなくなってきたみたい。皆さんのお仲間入りになってきた」と嘆いている。成績が伸びないことからゴルフが嫌になっているのかと言えばそうではないようだ。カミさんのゴルフ友だちで、私とは短歌教室で一緒の女性に、「なかなかうまくならないとぼやいていますよ」と言うと、「とんでもない。随分お上手になられたわよ」と言われた。
そういえば、ゴルフにいつも一緒に連れて行ってもらっている誕生日会の友人にも「腕が上がっていますね」と聞いた。自分では上達しないと気がかりでも、他人から「本当にへたくそだから」と言われたんではやる気も失せてしまうだろう。「上手になった!」「うまい!」「さすがだ!」などなど、声をかけられて嫌な人はいないだろう。人間はいくつになっても、けなされるよりほめられる方が気持ちいい。やる気もでるし、次にはもっとほめてもらおうとする。
昨日の朝日新聞の『土曜ナントカ力学』に、“「ほめると育つ」は本当か”が特集されていた。「ほめことばをよくかけられて育った子どもは、社会への適応能力が高まる」と結論付けていた。ほめて育てるなどは育児の基本、何をボケたことを書いているのだろうと思った。それよりも育つのは社会への適応能力なのか、その社会への適応能力とは何だろう。そもそもスポーツの指導者は「ほめて育てる」ばかりでは伸びないと思っている人が多い。叱咤してこそ選手は正しく伸びる。ほめられることばかりする子は使い物にならない。そう思っているはずだ。
そこで特集は、脳の動きから説明しようと試みている。ほめられた時の脳のようすは食べ物やお金を得た時や恋愛の時と同じように反応する。芸術の触れた時も同じで、ナントカというホルモンが分泌されるそうだ。しかし、だからって何?と問い返したい。人間が自己の能力を伸ばすためには他人からほめてもらうことは必要条件だと私は思っている。親であれ教師であれ指導者であれ、基本はまず相手をほめることだ。欠点の克服はその次に行なうことで、スポーツの指導者に見られる「バカヤロー、何やってる、アホか!」だけでは伸びないだろう。
同じ日の朝日新聞の『元気のひけつ』には「かむことは緊張を和らげるセロトニンという物質が脳内で増えて、ストレスが緩和されます」とあった。ここでも脳科学か。朝日新聞は脳科学の洗脳されてしまったのか。人間を科学だけで見ない方がいいと私は思っているのだが、科学的にはどうなんだろうね。