小泉さんと麻生さんの間には友情とか敬愛といったものは全く存在しなかった。政治家なんてみんなそんなものだろうと言う人もいるかもしれないが、私には友情を感じたり敬愛できる人がいたから、こんな場面を見せられるとありがたいことだと思う。麻生さんが国会の答弁で、郵政民営化には反対だった、総務大臣であったけれど郵政民営化の担当ではなかった、民営化に反対だったからはずされた、小泉さんは奇人変人ですから、等々としゃーしゃー述べていたが、これを聞いた小泉さんはどう思っているのだろうと気になっていた。
小泉さんが「怒るというよりも笑っちゃうくらいあきれている」と発言し、「首相の発言に信頼がなければ選挙には勝てない」と述べたばかりか、「定額給付金は衆議院で3分の2を使ってでも成立させなければならない法案だと思っていない」とまで言い切った。そこで、マスコミや自民党分裂に期待している人々が、いよいよこれで自民は割れるなどと騒いでいるが、小泉さんの盟友である加藤紘一さんは「やりすぎですね」と批判している。この夜の政界のドン、森喜朗さんは記者の質問に「うるさい!」と怒鳴りつけていたから相当ご機嫌が悪かった。
自民党存続派は巻き返しを図るだろうし、小泉さんも息子を後継者に指名したくらいだから当然ながら自民党をぶっ壊す気などサラサラないし、ましてや政界再編に動くつもりはないだろう。中学2年の孫娘でさえ、「小泉さんて、引退するんでしょう。引退する人が何を言ってもあかんのに、何考えてしゃべってるんだろうね!」と手厳しいことを言う。いずれ近いうちに自民党は必ず分裂するだろう。自民党が得意としてきた政治手法はもう通用しない。民主党も自民党とさほど変わらない体質であることも明らかだから、こちらも分裂する運命にあると私は思っている。
名古屋市長選挙で民主党は保守丸出しである。「市民税10%減税」「中学校区に予算と権限を分権、ボランティア議会を設置」「外郭団体の廃止」「議員報酬の寄付金化」などを掲げ、「無駄遣いをなくせば、福祉の充実にもつながる」と“市民革命”を目指す、河村たかし衆議院議員を市長候補とすることを拒否している。地域における民主主義を育てていくためには中学校区に分権し、議会を設置するのはよい案だと思うし、外郭団体の廃止も必要な政策だ。議員報酬は下げて当然だと思うし、月額50万円の政務調査費も廃止すべきだろう。使い切れなくてプールされたり、裁判で返還するように判決も下っている。
河村たかし議員は民主党が公認しなくても出馬する意向のようだけれど、そう言いながら先回は出馬を見送った経緯がある。先回だって立候補したなら当選できたであろうに、今回は逆にこんなにゴタゴタが続くと有権者としてはイヤになる。公認が得られないなら民主党を離党して立候補する潔さを見せて欲しい。これからは政治の世界が面白くなってきそうだが、本当にそうなるためには有権者の選択が大事になるだろう。
小泉さんが「怒るというよりも笑っちゃうくらいあきれている」と発言し、「首相の発言に信頼がなければ選挙には勝てない」と述べたばかりか、「定額給付金は衆議院で3分の2を使ってでも成立させなければならない法案だと思っていない」とまで言い切った。そこで、マスコミや自民党分裂に期待している人々が、いよいよこれで自民は割れるなどと騒いでいるが、小泉さんの盟友である加藤紘一さんは「やりすぎですね」と批判している。この夜の政界のドン、森喜朗さんは記者の質問に「うるさい!」と怒鳴りつけていたから相当ご機嫌が悪かった。
自民党存続派は巻き返しを図るだろうし、小泉さんも息子を後継者に指名したくらいだから当然ながら自民党をぶっ壊す気などサラサラないし、ましてや政界再編に動くつもりはないだろう。中学2年の孫娘でさえ、「小泉さんて、引退するんでしょう。引退する人が何を言ってもあかんのに、何考えてしゃべってるんだろうね!」と手厳しいことを言う。いずれ近いうちに自民党は必ず分裂するだろう。自民党が得意としてきた政治手法はもう通用しない。民主党も自民党とさほど変わらない体質であることも明らかだから、こちらも分裂する運命にあると私は思っている。
名古屋市長選挙で民主党は保守丸出しである。「市民税10%減税」「中学校区に予算と権限を分権、ボランティア議会を設置」「外郭団体の廃止」「議員報酬の寄付金化」などを掲げ、「無駄遣いをなくせば、福祉の充実にもつながる」と“市民革命”を目指す、河村たかし衆議院議員を市長候補とすることを拒否している。地域における民主主義を育てていくためには中学校区に分権し、議会を設置するのはよい案だと思うし、外郭団体の廃止も必要な政策だ。議員報酬は下げて当然だと思うし、月額50万円の政務調査費も廃止すべきだろう。使い切れなくてプールされたり、裁判で返還するように判決も下っている。
河村たかし議員は民主党が公認しなくても出馬する意向のようだけれど、そう言いながら先回は出馬を見送った経緯がある。先回だって立候補したなら当選できたであろうに、今回は逆にこんなにゴタゴタが続くと有権者としてはイヤになる。公認が得られないなら民主党を離党して立候補する潔さを見せて欲しい。これからは政治の世界が面白くなってきそうだが、本当にそうなるためには有権者の選択が大事になるだろう。