しをり戸

ささやかな庭の山野草と
散歩・旅で出会った草木。 
季語・拙い俳句、
折々の写真などの記録です。

ヤマシャクヤク ( 山芍薬 )

2011-04-27 |  4月 の花たち

                            ↑ 2011/04/21 撮影

2011/04/24 撮影

[ ボタン科ボタン属の多年草 ]

日本では、
本州関東地方以西~九州の
山野の落葉樹林下などに自生します。
草丈は、30~40cm。
葉は大型で、3~4枚の小葉からなる2回3出複葉です。
小葉は倒卵形~長楕円形で先が尖ることが多く、
質がやや柔らかで、ほとんど光沢も毛もありません。
裏面は粉を刷いたように白色を帯びています。
花期は、5月頃。
茎の先に、白色で径4~5cmの花を1個上向きにつけます。
花弁は5~7枚で、半開に咲きます。
ガクは普通3枚で緑色です。
果実は袋果で反曲し、
裂開すると、紅色の不稔性種子と
濃瑠璃色の成熟した種子が現れます。
近縁種のベニバナヤマシャクヤクは
淡紅色の花を付けます。
名は、姿が芍薬に似ていて、
山地に生えるので付いたそうです。


2011/02/04 撮影…芽
2011/03/23 撮影
2011/04/02 撮影
2011/04/09 撮影
2011/04/19 撮影
2011/04/21 撮影…朝
2011/04/21 撮影

2011/04/22 撮影
2011/04/24 撮影
2011/04/24 撮影

2011/04/27 撮影
2011/10/12 撮影
2011/10/14 撮影



< 2010 年 >
花の開き始めの姿は、
ほんとうに美しいと思います。
山野草の愛好家(男性)に好まれているということもうなずけます。
日本女性に思い描くひとつの美しさを見るようです。
古くは薬用に用いられ、
花は天ぷらにして食べられるそうです。

2010/04/19 撮影
 〃

2010/06/11 撮影…袋果(たいか)
2010/09/29 撮影…果実




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コバノタツナミ ( 小葉の立浪 )

2011-04-27 |  4月 の花たち

                              ↑ 2011/04/27 撮影

2011/04/27 撮影

[ シソ科タツナミソウ属の多年草 ]

本州伊豆半島以西~九州の
半日陰を好み、山地の岩場などに自生します。
草丈は、10~25cm。
茎は地を少し這ってから、真っ直ぐに直立します。
葉は、小さい心形で厚く、縁に少数の鋸歯があり、
毛が密生しビロード状で、対生します。
花期は、4~5月。
茎頂に花穂を出し、
花は、淡紫色の唇形花で2列に並び、
花冠の基部が曲がって立ち、
同じ方向を向いて開きます。
名は、小さな花穂の姿が波頭を思わせ、
タツナミソウに比べ葉が小さいので
付いたそうです・
別名;ビロードタツナミ

2011/03/11 撮影・・・花芽
2011/04/05 撮影
2011/04/11 撮影
2011/04/16 撮影
2011/04/17 撮影
2011/04/19 撮影
2011/04/23 撮影
2011/04/25 撮影



< 2010 年 >
30年も前に
友人からほんの少し戴いたものです。
今では庭のあちらこちらに
白や紫の可愛い花を咲かせています。

2010/05/02 撮影



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする