goo blog サービス終了のお知らせ 

しをり戸

ささやかな庭の山野草と
散歩・旅で出会った草木。 
季語・拙い俳句、
折々の写真などの記録です。

ハマボッス ( 浜払子 )

2012-06-30 |  6月 の花たち

                          ↑ 2012/05/27 撮影

 2012/06/04 撮影

[サクラソウ科オカトラノオ属の2年草]

日本では、
各地の海岸に自生します。
草丈は10~40cm。
根生葉は厚く、ロゼットをつくります。
花時に赤みを帯びた茎が基部から数本立ち上がります。
根生葉は厚く、ロゼットをつくります。
葉は、長さ2~5㎝の倒卵形で先は鈍形または円形、
質は厚く光沢があり、全縁で、互生します。
展開する前の葉は、密に重なり合っています。
花期は、5~6月。
茎頂に総状花序を出し、葉状の苞のわきに白い花を1個ずつ多数付けます。
花冠は径1~1.2㎝で深く5裂し、裂片は長楕円形、円頭です。
花序は初め短く、後に伸びて長さ4~12㎝になります。
がくは5裂し、裂片は広披針形で鈍頭です。
果実は、蒴果で径4~6㎜の球形で、
熟すと頂部が開き多数の種子を出します。
名は、花序または果実の形が法具の払子(ほっす)に
似ていることから付いたそうです。


 2012/04/02 撮影
 2012/04/18 撮影
 2012/05/14 撮影
 2012/05/17 撮影
 2012/05/20 撮影
 2012/05/21 撮影
 2012/05/24 撮影
 2012/05/25 撮影
 2012/05/26 撮影
 〃
 2012/05/27 撮影
 〃
 2012/05/30 撮影
 2012/06/02 撮影 
 2012/06/05 撮影
 2012/06/12 撮影
 2012/06/17 撮影
 2012/06/20 撮影
 2012/06/25 撮影
 2012/06/30 撮影
 2012/07/16 撮影
 2012/08/04 撮影
 2012/08/19 撮影
 2012/08/31 撮影
 2012/11/22 撮影
 〃


< 2011 年 > 
旅のお土産に戴いたのですが、
適当と思う植え場所がないので
大きな鉢に植え替えました。
来年に咲く花が楽しみです。

2011/08/09 撮影

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヤブコウジ ( 藪柑子 )

2011-11-26 |  6月 の花たち

                                                      ↑ 2010/06/19 撮影

2011/11/18 撮影

[ ヤブコウジ科ヤブコウジ属の常緑小低木 ]

日本では、
北海道~九州の
山林の木陰などに自生します。
樹高は、10~20cm。
根茎を四方に発達させ、
所々から地上茎を出し、群生します。
茎は枝分かれしません。
葉は、互生しますが、
上部では重なり合って、
輪生状に付いているように見えます。
長楕円形で光沢があり、
縁に細鋸歯があります。
花期は、7~8月。
葉腋から紫色の斑紋のある白い小花を下向きに、
散形状に付けます。
花径は7㎜、花冠は杯状で5深裂、雄しべは5本です。
果期10~11月11で、
果実は球形の液果で赤熟し、
冬を越し春まで付いています。
赤い実が冬でも落ちないので、
縁起物として正月の飾りに用いられれ、栽培されます。
観賞用として庭に植えられ、
江戸時代より古典園芸植物の一つとして、
斑入りなど多くの園芸品種が作られました。
根茎と根を天日に干し、
生薬の紫金牛(しきんぎゅう)として、
気管支炎・去痰・鎮咳薬などに使います。
別名 : ジュウリョウ(十両)


2011/10/12 撮影
2011/10/18 撮影
2011/10/24 撮影
2011/10/28 撮影
2011/10/28 撮影…今頃花が
2011/10/31 撮影
2011/10/31 撮影
2011/11/05 撮影
2011/11/12 撮影
2011/11/16 撮影
2011/11/16 撮影…10/30日の花の実
2011/11/18 撮影
2011/11/23 撮影
2011/12/10 撮影
2012/01/02 撮影


<  2010 年  >
2010/06/15 撮影…つぼみ
2010/06/19 撮影…開花
2010/07/17 撮影…青い実
2010/11/03 撮影…赤い実


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イブキトラノオ ( 伊吹虎の尾 )

2011-08-11 |  6月 の花たち

                            ↑ 2011/07/22 撮影

2010/06/11 撮影

[タデ科タデ属の多年草 ]

日本では、
北海道~九州にかけて、
山地あるいは山原の日当たりの良いやや湿った草地に自生します。
草丈は、50~80cm。
根茎は肥厚して硬く、いびつに曲がり、上部は太くなって横に伏し、ひげ根を出します。
茎は直立し、細く緑色で、分枝しません。
根生葉は叢生し、長い柄を持ち、長楕円形~披針形で先は尖り、
基部は柄に流れて翼状となります。
茎葉は、上部のものほど柄が短くなり、ついにはほとんど無柄となります。
無柄の葉は披針形で先は鋭く尖り、基部は心臓形でしばしば葉柄に流れて翼状を呈します。
托葉は鞘状で膜質です。
花期は、7~9月。
茎頂に長さ3~8㎝の円柱状の花穂を直立し、
白色または淡紅色の小花を密に付けます。
雄しべは8個で、長く突き出ます。
花弁は無く、萼は5裂し、白色です。
果実は、瘦果で宿存がくに包まれ、3稜のある長さ約3㎜の卵円形です。
根茎は生薬の拳参(けんじん)として、
抗菌・口内炎・下痢止め・咽喉炎などに用います。
名は、伊吹山に多く見られ、
花穂が虎の尾に似ているところから付いたそうです。

以前にお花屋さんの店先で
売っていたものです。
草庭では
大きくならず小型で
5月頃に花が咲きます。
今年は
6月半頃から咲き始め、
8月に入っても咲き継いでいます。


2011/03/06 撮影
2011/04/16 撮影
2011/06/19 撮影
2011/06/19 撮影
2011/07/22 撮影


<  2010 年  >
2010/05/21 撮影

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キキョウ ( 桔梗 )

2011-07-27 |  6月 の花たち

                                ↑ 2011/06/24 撮影

2011/06/25 撮影

[ キキョウ科キキョウ属の多年草 ]

日本では、
全国の日当たりの良い山地の草原や林縁に自生します。
草丈は、50~100cm。
地下には太い主根があり、
茎は直立して上部が分岐します。
葉は柄がなく長卵形で先がとがり、鋸歯があります。
花期は、7~9月頃。
茎の先に柄のある花径4~5cmの花を数個付けます。
花冠は青紫色の幅の広い鐘形で5裂します。
果実は果(さくか)で、その上端が星形に裂けます。
古くから栽培されて園芸品種も多く、
白花・白に紫青色の斑入りの花・二重咲きなどの変種や
矮性種・高性種( 切花用種 )などがあります。
茶花や切り花として広く用いられ、
秋の七草の一つに数えられています。
根はキキョウサポニンを含み、
生薬の桔梗根として去痰・鎮咳薬などに使われます。
食料としても使用され、
食べ方としては
若芽や茎の先などを湯がいて水にさらし、
根はそのままでは有毒なので
割ってしばらく水にさらしてから用いる、
などの記述があります。
名は、漢名で「きちこう」と言い、
転訛して「キキョウ」になったと言われます。
・ 絶滅危惧種 ・

2011/04/02 撮影
2011/04/02 撮影
2011/04/11 撮影
2011/04/16 撮影
2011/06/19 撮影
2011/06/20 撮影
2011/06/21 撮影
2011/06/22 撮影
2011/06/24 撮影
2011/06/25 撮影
2011/07/25 撮影・・・葉
2011/07/25 撮影‥咲き継ぐ
2011/08/01 撮影…濃い色の大きな花
2011/08/03 撮影
2011/08/03 撮影
2011/08/03 撮影
2011/08/26 撮影
2011/08/26 撮影…青い実
2011/10/10 撮影

2011/11/02 撮影
2011/11/02 撮影
2011/11/02 撮影
2011/11/02 撮影



< 2010 年 >
梅雨の頃に青紫の花が咲き始める
早咲きの桔梗(五月雨桔梗)と
7月中旬頃から咲き出す白や絞りの桔梗を植えて、
夏から秋のわりに長いあいだ
端正なやさしい花を楽しんでいます。
前に、毎年花を咲かせてきた大株の桔梗が急に枯れ、
一時桔梗の姿が消えてしまったことがありました。
母の好きな花でしたので、すぐにまた植えました。
それから毎年よく花を咲かせています。

2010/06/16 撮影…つぼみ
2010/06/17 撮影

…しぼり

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヤマホタルブクロ ( 山蛍袋 )

2011-07-22 |  6月 の花たち

                           ↑ 2010/06/15 撮影

2011/06/15 撮影

2015/06/30 撮影…紅紫色の花の実

[ キキョウ科ホタルブクロ属の多年草 ]

ホタルブクロの変種で、
本州東北地方南部~近畿地方東部にかけて、
日当たりの良い山地や林縁に自生します。
草丈は、30~60cm。
根生葉は長い柄をもち、卵状の心形です。
茎に付く葉は互生し、
上部になるにつれて柄が短くなり
しまいには無くなります。
花期は、6月~8月。
茎頂や葉腋から、
赤紫色~淡紅色や白色の大きな鐘形長さ4~5cmの花を、
吊り下げるように数個つけます。
合弁花で花の先端部が5つに分かれます。
萼裂片の間が膨らみ小さな突起のようになります。
果実はさく果です

白い花の蛍袋は、
今年も淡紅紫色の蛍袋より一足早く、
6月の半ば頃から咲き始めました。
8月に入っても咲き継いでいます。

白花
2011/08/11 撮影


<  2010 年  >
2010/06/13 撮影
2010/06/13 撮影
2010/06/20 撮影



紅紫色の花
2011/06/10 撮影
2011/06/10 撮影



<  2010年  >
2010/06/20 撮影

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ホタルブクロ ( 蛍袋 )

2011-07-22 |  6月 の花たち

                             ↑ 2011/06/21 撮影

2015/06/10 撮影

2011/06/22 撮影

[ キキョウ科ホタルブクロ属の多年草 ]

日本では、北海道西南部~九州にかけて
平地や山地の林縁・草地などに自生します。
草丈は40~80cm位になり、
茎は直立し荒い毛があります。
根生葉は長い柄をもち、卵状の心形です。
茎に付く葉は互生し、
長さ5~8cmの三角状の卵形または披針形で、
不揃いな鋸歯があります。
上部になるにつれて柄が短くなり
しまいには無くなります。
葉の幅も次第に狭くなっていきます。
花期は6~7月、
大きな鐘形の花を、
茎頂や葉腋から吊り下げるように数個つけます。
花冠は長さ4~5cmで、先が浅く5裂し、
紅紫色から淡紅紫色・白色などがあり変化に富みます。
萼裂片の間に小さな葉状の付属体があり、反り返っています。   
名は、花に蛍を入れて遊んだからという説や、
提灯のことを火垂る(ほたる)といい花の形を提灯に見立てたから
という説などがあります。


2011/03/23 撮影
2011/04/07 撮影
2011/05/31 撮影

2011/06/20 撮影
2011/06/21 撮影
2011/06/21 撮影

2011/06/22 撮影

2011/07/21 撮影…まだ咲き継いでいる
2011/07/22 撮影
2011/08/13 撮影
2011/09/03 撮影…だんだんと小さな花に
2011/09/25 撮影
2011/10/26 撮影…終わりの花




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ネジバナ ( 捩花 )

2011-07-22 |  6月 の花たち

                                   ↑ 2011/07/03 撮影

2011/06/21 撮影

[ ラン科ネジバナ属の多年草 ]

日本では、
北海道~九州の
日当たりのよい野原や芝生などに自生します。
草丈は、10~40cm。
根茎は白く肉質です。
冬葉は3~5枚のロゼット状で、
春になると冬葉の中心より
細長い夏葉5~6枚が出ます。
数個の根出葉は広線形。
花期は、4~8月。
夏葉の間から花茎を伸ばし、
その上部に淡緑色(蕾)の穂状花序をらせん状に付けます。
花は、小さく径7mm位で、
花弁は淡紅色から紅紫色、唇弁は白色の倒卵形で
上方がわずかに反り返ります。
名は、花穂のねじれた姿からと言われています。
別名;モジズリ


 2013/06/18 撮影

 2013/06/20 撮影  〃

 2013/06/26 撮影

 2013/06/28 撮影

 2013/06/29 撮影

 2013/07/03 撮影

 2013/07/04 撮影
 〃   〃   〃   〃 

 2013/07/07 撮影

 2013/07/09 撮影

 2013/07/11 撮影

 2013/07/13 撮影

 2013/07/14 撮影

 2013/07/15 撮影

 2013/07/17 撮影   〃



< 2011 年 >
2011/03/05 撮影・・・冬を越した葉
2011/04/13 撮影
2011/06/19 撮影
2011/06/19 撮影
2011/06/21 撮影
2011/06/25 撮影
2011/07/01 撮影
2011/07/02 撮影
2011/07/22 撮影



<  2010 年  >
2010/06/11 撮影…つぼみ
2010/06/17 撮影

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

百合 ( ゆり ) ・・・ 食用

2011-07-18 |  6月 の花たち

2011/06/26 撮影

[ ユリ科ユリ属の多年草 ]

お正月料理に使った百合根の残りを植えたものです。
思いのほかに立派な蕾を沢山つけました。
食用には、
球根(鱗茎)に苦みが少なく甘みがある種類を
3年近くかけて育てるそうです。
古くは日本原産の山百合(野生種のみ)を採取していましたが、
江戸時代後期から中国原産の鬼百合と小鬼百合の栽培が始まりました。
現在では白色で苦みがない小鬼百合が主になっているそうです。
栄養がとても豊富で滋養強壮に効果があり、
もともとは漢方薬として、去痰・咳止めなどに用いられてきました。
ほのかな甘みの百合根は、
お吸い物や茶碗蒸の具・煮物など
いろいろな料理に使われます。


2011/05/04 撮影
2011/05/26 撮影
2011/05/31 撮影
2011/06/04 撮影
2011/06/15 撮影
2011/06/19 撮影
2011/06/24 撮影
2011/06/26 撮影
2011/06/30 撮影
2011/07/02 撮影・・・暑さ?水不足?
2011/07/06 撮影

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヤブレガサ ( 破れ傘 )

2011-06-27 |  6月 の花たち

                                  ↑ 2011/06/26 撮影

2011/06/30 撮影

[ キク科ヤブレガサ属の多年草 ]

本州~九州にかけて、
山地の木陰などに自生します。
草丈は、50~120cm。
若葉の見頃は3~5月、
根出葉は長い柄があって茎を抱き、
大形円形で掌状に深く7~9裂し、
各裂片に荒い鋸歯(きょし)があります。
花期は、7~8月。
花は白色の筒状花のみの頭花を円錐花序に多数つけます。
名は、若葉がつぼめた傘を開くように出てきて、
成長するにつれ破れた傘を広げたような姿に見えることから
付いたそうです。

毎年春に出てくる若葉の姿には、
何とも言えない独特の風情があります。


2020/04/04 撮影

2020/06/12 撮影

 〃

2020/06/18 撮影

2020/06/26 撮影

2020/07/11 撮影


<  2011 年  >
2011/04/02 撮影
〃…若葉

2011/04/04 撮影


2011/04/24 撮影

〃…花芽

2011/04/30 撮影


2011/05/06 撮影

2011/05/08 撮影

2011/05/12 撮影

2011/05/14 撮影

2011/05/16 撮影

2011/06/01 撮影

2011/06/04 撮影

2011/06/15 撮影

2011/06/19 撮影

2011/06/26 撮影

2011/06/30 撮影

2011/07/01 撮影

2011/07/04 撮影

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カワラナデシコ ( 河原撫子 )

2011-06-20 |  6月 の花たち

                                           ↑ 2010/06/06 撮影

2011/06/15 撮影

2014/05/25 撮影
2014/05/25 撮影

[ ナデシコ科ナデシコ属の多年草 ] 

日本では、
本州~九州にかけて、
日当たりのよい山野や河原などに自生します。
草丈は、30~80cm。
茎は直立して上部で枝分かれします。
葉は緑白色の線状披針形で対生です。
花期は、6~9月。
花は淡紅紫色の5花弁でまれに白色もあり、
花弁の縁は細かく深く切れ込んでいます。
苞は三対、がくの長さは3~4cm。
古くから鑑賞用に栽培され、
秋の七草の一つとして親しまれています。
清少納言は枕草子「第七十段 草の名は」の出だしに
「草の花はなでしこ、唐のはさらなり、やまともめでたし。」
(草の花はなでしこがいい、からなでしこは言うまでもない、
日本のなでしこも、すばらしい。)と記しています。
名は、花が可愛いので撫でてかわいがるから転じた
と言われています。
別名  : ナデシコ(撫子)、ヤマトナデシコ(大和撫子)

 

< 2011 年 >
2011/03/23 撮影
2011/05/16 撮影
2011/05/28 撮影
2011/06/10 撮影
2011/06/15 撮影

2011/07/21 撮影・・・また咲きだす
2011/07/23 撮影
2011/07/25 撮影


< 2006 年 >
2006/07/23 撮影

< 2010 年 >
2010/06/06 撮影
2010/10/14 撮影・・・きれいな色なので...

< 2014 年 >
2014/05/25 撮影


2014/05/26 撮影


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ノブドウ ( 野葡萄 )

2010-07-09 |  6月 の花たち

                                 ↑ 2010/06/28 撮影…花

2010/11/27 撮影…実

[ ブドウ科ノブドウ属の落葉蔓性低木 ]

日本では、
北海道~沖縄の、
おもに日当たりの良い山野の藪や草原などに自生します。
樹高は、3~5m。
茎は長く成長し、大きいものは直径4cmほどにもなり、
節があって、皮は茶色です。
葉は、長めの柄を持ち、心臓形で3~5裂し、
深裂のものと浅裂するものがあり、
互生します。
巻きひげは葉と対生して、二股に分かれ各節毎に出ます。
花期は、7~8月。
集散花序に淡黄緑色5弁の小花を多数付けます。
雄しべは5本、雌しべは1本です。
果期は、10~11月。
球形の液果を結び、
やがて熟すと光沢のある白緑・紫・青などとりどりに色付きます。
普通はタマバエやトガリバ類の幼虫が寄生して虫こぶ(*)が出来、
色の変化や形の不揃い・ゆがみなどが生じます。
実は食用にはなりません。
茎葉・根茎を日干しにして乾燥したものを、
生薬の茎葉は蛇葡萄(じゃほとう)、根は蛇葡萄根(じゃほとうこん)として、
関節痛などに用います。
名は、野に生え、葉がブドウに似ているから付いたそうです。
別名;ザトウエビ(座頭蝦)・ヘビブドウ(蛇葡萄)

* 虫こぶ(虫瘤)
植物組織の一部が異常な発達を起こしてできるこぶ状の突起のことで、
 虫癭(ちゅうえい)とも呼ばれます。
 それらは ダニ・アブラムシ・タマバエの幼虫など、
 さまざまな寄生生物の刺激に反応し、
 植物体が異常な成長をすることで形成されます。

以前に園芸店で求めたものです。
斑入り葉は深裂していますので、
キレハノブドウと呼ぶ種ではないかと思います。
春に葉が芽吹いて、
初夏には小さな花が咲き、
晩夏になると実がつきはじめ、
秋に色付くと白緑・紫・青などさまざまな美しい色となって、
長い間楽しめ、趣があります。


2010/06/28 撮影…つぼみ

2010/09/04 撮影

2010/09/14 撮影…遅めの花
 〃…青い実
 〃…早く咲いた花の紫の実

2010/10/27 撮影…おそい花の実が色付き始める
〃…紫色の実


< 2014 年 >
2014/08/23 撮影

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヒツジグサ ( 未草 ) < 7 >

2010-07-03 |  6月 の花たち

< (A)三番目の二日目の開花 >  2010/06/30 撮影

…13時、左これから開く(A)3番目の2日目の窄んでいる花 と 右(B)初花の咲き終わった花の1日目
…14時20分、左(B)初花の咲き終わった花の1日目と右(A)3番目の2日目の開花
…15時20、開花
…17時10分、もう窄んでいる

< 果実 >  
花後、花柄は沈み水中で結実します。
果実は液果でがく片に包まれたまま成熟し、がく片が外れます。

2010/06/29 撮影…14時20分 、(A)2番目の咲き終わった花の3日目
2010/06/30 撮影…14時20分、(A)2番目の咲き終わった花の4日目

2010/06/30 撮影…14時20分、1番目の花閉じて9日目で果実の姿になった

2010/06/30、14時20分撮影…(B)初花今日から閉じたまま


咲き終わって閉じた花が果実の姿となるのには、
9日ほどかかるようです。
その間に柄(え)は、少しづつ短くなりました。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヒツジグサ ( 未草 ) < 6 >

2010-07-03 |  6月 の花たち

< (B)初花の4日目の開花と(A)3番目の1日目の開花 >  2010/06/29 撮影

…16時20分、左(A)3番目の1日目の花と右(B)初花の4日目
…16時20分、(B)初花の4日目
…16時20分、(A)3番目の1日目の花
…17時20分、左(A)3番目の1日目の窄んだ花と右(B)4日目の少し窄んだ花
…時20分、(B)4日目の少し窄んだ花
…17時20分、(A)3番目の1日目の窄んだ花

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヒツジグサ ( 未草 ) < 5 >

2010-07-03 |  6月 の花たち

< (B)初花の3日目の開花の様子 >  2010/06/28 撮影

…1時30分、開き始める
…2時10分、開花 (未の刻)
…3時10分、開花
…4時20分、だいぶ水に浸っている
…5時20分、窄む


< 未草・(A)3番目の蕾と(A)2番目の咲き終わった花 >  2010/06/28 撮影 

…3時10分、(A)明日開く予定の3番目の蕾
…4時20分、2番目の咲き終わった花の2日目

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヒツジグサ ( 未草 ) < 4 >

2010-06-29 |  6月 の花たち

< (B)初花の2日目の開花の様子 >  2010/06/27 撮影

…昼すぎから開き始める
…14時、開花 (未の刻) 
…14時30分、開花
…16日時30分、だいぶ水に浸ってきて、窄みはじめている
…17時40分、窄む


< (A)2番目の咲き終わった花と3番目のつぼみ >   2010/06/27 撮影 

  …14時、(A)の2番目の咲き終わった花の1日目
…14時撮影、(A)3番目の蕾


 1株の未草は花を順番に一つずつ咲かせます。
一例をあげれば、三日目の花が咲いているときときには、
次に咲く花の蕾が水面に顔を出しています。
その蕾は二日ほどしてから開花し始めます。
そのとき根元には、さらに次の小さな蕾が
水底の土の中から顔を出しています。

三・四日咲いて閉じたままの咲きおわった花は、一見蕾のように見え、
水面に二・三日顔を出したままでいます。
その後葉の下に隠れていたりして
水面から少し沈んだあたりに漂っています。

大き目の古火鉢に赤玉土をいれ水を張って育てています。
自然の中に自生している未草とは、
環境により又は個体によっても異なる点があるのでしょうか、
葉はちいさめです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする