(A)の二番目の開花と(B)の初花の開花の様子
< (A)の二番目の花の14時頃の開花 と15時頃の開花 > 2010/06/24~26 撮影
一日目(A) 2010/06/24 撮影…14時(未の刻)
〃…15時
二日目(A) 2010/06/25 撮影…14時(未の刻)
〃…15時
三日目(A) 2010/06/26…14時(未の刻)
< (A)の二番目の三日目の開花と(B)の初花の開花 > 2010/06/26 撮影 …13時、(A)だいぶ開いてきている。(B)はまだ蕾でした。
〃…14時、左(A)開花と右(B)開花 (未の刻)
…14時、(A)開花
…14時、(B)開花
…16時15分、(A)いくらか窄み始める
…16時15分、(B)だいぶ窄む
…17時、左(A)だいぶ水に浸っている と 右(B)初花もうじき窄む
…17時、(A だいぶ水に浸っている
…17時撮影、(B)初花もうじき窄む
未草の一日
< (A)初花の3日目の開花の様子 > 2010/06/21 撮影 …13時35分、開花
…14時10分、開花 (未の刻)
…15時30分、開花のまま少し水に浸り始める
…16時45分
…17時
…17時20分、窄み始めている
…17時45分
…18時
…18時10分
…18時30分
…18時55分、窄む
* 翌日の22日の4日目の花(A)は閉じたまま咲きませんでした(その日の午後は日が差していた)。
1日目・2日目・3日目と順に、開花時間は早まり、窄む時間は遅くなりました(6月21日は夏至でした)。
未草は二つ植えているので、一つを未草の(A)とし、
もう一つを未草の(B)と標記します。
未草の一日
< (A)初花の2日目の開花の様子 > 2010/06/20 撮影
…8時30分、前日(夕方)に窄んだ花
…11時20分
…13時、再びほころび始める
…13時35分、開花
…14時10分、開花 (未の刻)
…14時35分、開花
…15時10分、開花
…16時10分、少し窄み始める
…17時、だいぶ窄んだ花
…17時20分
…18時、窄んだ花
↑ 2010/06/19 撮影 2010/06/15 撮影…水中の蕾
[ スイレン科スイレン属の多年生水草 ]
日本では、
北海道~九州にかけて、
池や沼に自生します。
全体に毛はありません。
根茎は太く短くて直立し、水底の泥中にあって多数の根を出し、
先端から多数の根生葉を叢生します。
円柱形の細長い柄を持ち、葉は水面に浮かびます。
葉は、馬蹄形~広楕円形で長さ10~19㎝、基部は深く裂けて矢じり型、
質はやや厚く、滑らかで光沢があって緑色、縁は全縁です。
花期は、6~9月。
花は、根生する長い花柄の先に径約5㎝の白色の花を1個付けます。
花弁は8~15個、雄しべは多数で葯は黄色です。
萼片は4個、長楕円形で先は鈍形、花托のところで四角形を作ります。
果実は液果で球形、花の後水中で成熟します。
花は午後1時~3時頃に開き、おおよそ午後6時頃に閉じて、
3日間ほど開閉を繰り返します。
日本原産の睡蓮は、未草一種類のみです。
名は、未の刻(午後2時)頃に花が咲くことから付いたそうです。
羊草を手掛けることは初めてです。
本当に午後2時ごろに開くのかしらと思いまして‥‥
毎日水鉢を覗くのが楽しみです。
未草の一日
< 未草の初花・開花の様子 > 2010/06/19 撮影 …朝8時頃、水から顔を出している蕾
…15時、気づいたら開いていた花
…15時40分、窄み始めた花
…16時撮影
…16時40分、窄む間際の花
↑ 2010/06/16 撮影…桃色花 2010/06/16 撮影
[ イワタバコ科イワタバコ属の多年草 ]
日本では、
本州の福島県以南~沖縄にかけて、
山地の谷間など湿った岩場や湿気の多い斜面に自生し、
しばしば群落をつくります。
草丈は、10~30cm。
地下に塊状の根茎があります。
葉は根生葉で、長さ3~10cmの柄を持ち、
つけ根の部分に翼があります。
楕円形で長さ5~20cm、
柔らかく、光沢・皺があり、
縁に粗い鋸歯があって、数枚が垂れ下がります。
冬には枯れ、かたく丸まった葉芽で越冬します。
花期は、6~8月。
長さ6~12cmの花茎を1~2本伸ばし、その頂に散形花序を付け、
径1~1.5cmの星形をした薄紫色の筒花を数輪咲かせます。
花冠は短い筒状で、先が5裂し、裂片の先は反り返ります。
雄しべ5個が、花柱を取り囲みます。
果実は、果、長さ約1cmの広披針形で、
紡錘形の種子が多数入っています。
白花や桃色花などの品種が観賞用に栽培され、
赤花・濃色花・絞り咲きなどもあります。
花茎や萼、葉の裏面脈上に軟毛が生えるものを
ケイワタバコ(毛岩煙草)と呼びます。
低地の岩場に見られ、花期は6~8月です。
古くから山菜として、
若葉を天ぷら・和えもの・おひたし・酢味噌などに利用しています。
葉を天日で乾燥したものを生薬の苦苣苔(くきょたい)として、
健胃に用います。
名は、岩場に自生し、葉がタバコの葉に似ているので付いたそうです。
別名 ; イワヂシャ(岩萵苣)
花を付ける前のやわらかい葉を、
ダンゴムシなどに食べられました。
要注意です。 2010/06/11 撮影…つぼみ
2010/06/16 撮影
< 2006 年 >
園芸店で求めたてから4年目にりますが、
今年も元気に良い花を付けてくれました。
環境にもなれどうやら定着したようです。 2006/07/07 撮影
↑ 2010/06/20 撮影…花 2010/11/03 撮影…実
[ メギ科ナンテン属の常緑低木、中国原産 ]
古く渡来した栽培種が野生化し、
自生したものとされています。
本州関東南部以西~九州の
温暖な山地に分布し、
日陰から日向にまで適応します。
樹高は、2~3m。
茎は木質化して幹のようになり、株立ちし直立します。
茎の切り口は黄色です。
葉は、3回羽状複葉で、
小葉は狭卵形から披針形。
秋に紅葉します。
花期は、5~6月。
枝の先に花穂を出し、
花径6~7㎜の白い小さな6弁花を
多数円錐状に付けます。
果期は、10~11月。
果実は、球形の液果で赤熟します。
日当たりの良い場所に複数の株を植えると、
実つきが良くなります。
古くから、シロミナンテン・フジナンテン・キンシナンテンなど
多くの園芸品種が栽培されてきました。
難を転ずる魔除けの木として
鬼門や玄関脇・通用門などに植えられたり、
観賞用として
庭や鉢植えなどにも利用され、
縁起物として
南天の木で作った箸は不老長寿の箸とも言われ、
葉は正月飾りやおせち料理などにも添えられます。
また、葉には解毒成分が含まれていることから、
赤飯や生魚などの進物に敷かれたりします。
実は、天日で乾燥し、
生薬の南天実(なんてんじつ)として、
去痰・鎮咳薬などに用いられます。
名は、漢名の南天燭あるいは南天竹の南天から付いたそうです。
12月末になると、
いつの間にか赤い実が無くなつています。
きっとヒヨドリが食べたのでしょう‥‥ 2010/05/29 撮影…つぼみ
2010/06/15 撮影
〃
2010/09/04 撮影…青い実
2010/11/03 撮影…色付いた実
2010/11/27 撮影
↑ 2010/06/02 撮影…花 2013/10/19 撮影…実
[ モチノキ科モチノキ属の常緑広葉高木 ]
日本では、
本州関東以西~沖縄の
山野に自生します。
樹高は、10~20m。
樹皮の色は灰白色ですが、
若枝と葉柄は暗紫色をしています。
葉は楕円形の革質でやや堅く、
濃緑色で表面につやがあり、互生します。
雌雄異株。
花期は、5~6月。
淡紫白色5弁の小花の集散花序を付けます。
果期は10~1月。
果実は6mm位の球形で集まって付き、赤く熟します。
移植が容易で剪定にも耐えるため庭木に、
また潮風・排気ガスにも強いことから街路樹としても
利用されます。
名は、枝や葉が暗紫色がかっているので
黒鉄(くろがね)への連想から付いたそうです。
実が赤くなっても鳥たちはすぐに食べないので、
しばらくは赤い実を楽しむことが出来ます。
食べるものが少ない厳寒期の頃になると、
ヒヨドリのよく啄んでいる姿を見かけます。
春にはほとんど実が残っていません。
2011/05/26 撮影
2011/09/03 撮影
2011/10/21 撮影…実
2011/10/29 撮影
< 2010 年 > 2010/06/02 撮影
2010/07/02 撮影…青い実
↑ 2010/10/25 撮影…甘柿 〃
〃
[ カキノキ科カキノキ属の落葉高木 ]
( 中国原産という説もあります。)
原始時代より果実を利用したものと思われるが、
当時は野生品を利用する程度で、栽培はされていなかった。
果樹として古く記録されたものには、
「本草和名(ほんぞうわみょう)」(918)、「倭名類聚抄(わみょうるいじゅしょう)」(923~930)があり、
すでに野生品と栽培品とが区別されている。
鎌倉時代には甘柿がすでに栽培されていたと思われるが、
文献に品種が記されたのは、徳川時代(1603~1863)にはいってからである。(有用植物・保育社)
自生するものは、葉はやや小形で子房に毛があり、果実は小さく、
栽培品の原種でヤマガキという。(新牧野日本植物図鑑)
日本では、
関東地方以西~九州にかけて、
山中に自生しますが、広く栽培されています。
低地から丘陵の林内や林縁にやや普通に見られます。
樹高は、3~9m。
幹は直立して多くの枝に分かれ、若枝には密に細かい毛が生えています。
樹皮は灰褐色で網目状に裂けます。
葉は、柄を持ち、楕円形で長さ7~17cm、先が尖りやや革質、
縁は全縁で新枝に互生します。
裏面は灰白緑色で光沢がなく褐色の毛が密生し、
晩秋に美しく紅葉します。
雌雄同株です。
花期は、5月下旬~6月上旬。
新しい枝の葉腋から短い花柄を出し、淡黄色の花を付けます。
雄花は集散花序に小さい壺状の花を1~3個付けます。
花冠は合弁で淡黄色、先は4つに裂け反転しています。
雄しべは16本です。
雌花は葉腋に1個付いて大きく、通常1本の雌しべと、
退化した8本の雄しべとがあります。
萼は緑色で4裂します。
果実は、多肉の液果で、10~11月ごろ黄赤色に熟し、
種子は平たい長楕円形です。
品種によって様々な形となり、
甘ガキと渋ガキに大別され、
甘ガキは生食、渋ガキはさわしガキ・熟しガキ・乾しガキとし、
羊羹などの菓子材料・かき酢・カキ渋などに用います。
材は堅く器具を作るのに使います。
名は、漢名の柿から付いたそうです。
画像はお隣の柿の花ですが、
自然に生えてきた渋柿とのことです。
四季を通じて
柿の木を楽しませて頂いています。 2010/05/20 撮影…雌花(渋柿)
2010/05/31 撮影…雄花(渋柿)
〃
2010/07/02 撮影…青柿(渋柿)
2010/09/04 撮影…(渋柿)
2010/10/25 撮影…(渋柿)
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