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ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」などを務めたライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。

下鴨の「黒みつ本舗 美玉屋」の名物「黒みつだんご」。きな粉たっぷり、黒みつジワーのだんご

2015-09-10 | グルメ

下鴨エリアの名物といえば、「みたらしだんご」という人が多いのですが、地元の人の間で、昔から人気のだんごがもうひとつ。それが「黒みつ本舗 美玉屋」の黒みつだんごです。

 
北大路通沿いのお店には、人が絶えることがないほど…「黒みつだんご」は、大人気。


「これこれ~」と、ガラスケースに並んだだんごのパックを前に、釘づけのミモロ。


ミモロが訪れたのは、11時すぎ。午後には、いつも売り切れになるといわれるほどの人気の品です。「よかった~早めに来て~」

「あの~1パックください~」とミモロは、ご店主の佐嵜史郎さんに声を…。「はい、いらっしゃいませ~。1パック10本入りですけどいいですか?ばら売りはしてないので…」と。
1パック10本で、1080円。つまり1本100円です。「大丈夫で~す。ミモロ、おだんご好きなんで…」とキッパリ。
え?ひとりで全部食べる気なの?

さて、この「黒みつだんご」が、評判な理由は、その独特の美味しさにあります。


1串に3個のだんごが並び、そのまわりを、トロリとした黒みつのたれが、たっぷりと。
さらに、中のだんごの形状が見えないほど、だっさりときな粉がまぶされています。

「おだんごが、きな粉の中に埋もれてる感じ…」とミモロ。

このたっぷりのきな粉が、美味しさを守るポイント。空気に触れる部分が少なくなるので、中のだんごの柔らかな弾力を維持できるのです。でも、賞味期間は、1日。「その日の内に全部食べなきゃいけないんだよ~大変だね~」とイイながらも、妙に嬉しそう。


「一口食べると、きな粉の間から、じわーっと甘い黒みつがにじみ出てくる…」と、口の周りをきな粉だらけにしながら…。
「わ~柔らかい食感のおだんご…美味しいね~」と目を細めて味わうミモロです。

食いしん坊のミモロも、さすが一人では、全部食べきれないので、ご近所のお友達のおうちへおすそ分けに…。
「キャーここのおだんご大好き~」と大喜び。「あの~今日中に食べないといけないんだって~」というと、「全然大丈夫…すぐ食べちゃうから…」とあっさり。

「やっぱり京都の人、ここのおたんご知ってるんだね~」と、改めて、ここのおだんごの根強い人気を実感。

「また、来てくださいね~」というご店主の笑顔が、思い出されるミモロでした。


*「黒みつ本舗 美玉屋」京都市左京区下鴨高木町西 北大路下鴨高木町バス停西150メートル 075-721-8740
9:30~19:00 火曜休み 「黒みつだんご」は、売り切れになることも。


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世界に1枚だけ。手ごろな価格の上質のセミオーダーニット。下鴨の「ニット工房 天使のにっと」

2015-09-09 | ファッション

下鴨本通を北に進み、北大路通を東へ。ビルの1階にある手づくりニット専門店「ニット工房 天使のにっと」。

 
ウィンドーには、色とりどりのニットのセーターやワンピースが並んでいます。「でも…なんか普通のニット屋さんとは、違う雰囲気~」と、ミモロは、興味津々でお店の中へ。

お店の中には、大きな機械がドーンと置かれています。「アイスクリームの販売ケースみたい…」と。

そして店中央の棚には、さまざまな色の糸がズラリと並んでいます。

「あの~これ何する機械ですか?」とミモロは、お店の方に尋ねると…「これは、ニットを編む機械なんです」と。
「え?ここでニット作るんですか?」と、不思議そうなミモロ。

そう、ここはニットの工房。この大きな機械で、1枚ずつニットを編むんです。

このお店ができたのは、2003年。法衣などの生地を織る会社の社長さんが、開いたお店です。融通の利くニットといえども、手の長さ、また好みの丈、体へのフィット感など、既成の品では、満足できなかった社長さんが、それならばと作り上げたニット編機です。

この機械で編みあげられるのは、縫い目がないホールガーメント編。つまりボディなどの脇に縫い目がありません。そのため、ゴロゴロせず着心地は抜群…。

その機械で、お客様の寸法や希望により、袖や丈の長さ、身幅などを調整。つまりその人のための世界で1枚だけのニットが完成するのです。

「いろんなスタイルのニットがある~」
   
実は、お店に並ぶニットは、サンプル。それを元に、自分好みのニットが注文できる仕組みです。

使われる糸は、ウール、シルク、コットンなどの天然素材。しかも、家庭で洗濯が可能という着やすさも魅力。
それぞれ30色ほどの中から好きな色が選べるのも素敵です。

  
リブ編プルオーバー14000円、ワンピースは20000円など、ショップ工房ならではのお値段。
「わ~こういうセーター欲しいなぁ~」とミモロ。

「天然素材だから、すごく肌触りがいいの…」と頬ずりしています。


注文の流れは・・・
まず、好みのデザインをサンプルのパターンから選びます。
採寸して、好みの仕上がりサイズを決めます。(丈の長さなど)
お気に入りの色を選びます。
そして、ショップ内の機械で製作。

注文から完成まで、約1週間。

注文した品は、全国へ配送してくれます


「え~既製品でも、こんな上質の素材使ったニットって、すごく高い値段なのに~」と感激するミモロ。

「あの~ミモロのサイズできますか?」とお店の方に…。「う~残念…お客様は、ちょっと小さすぎますね~」と。
サイズは、大人のSからLLくらいまで。

「あ、そう…」とがっかりするミモロでした。

旅行には、欠かせない便利なニット。
京都旅行の折り、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょ。

*「ニット工房 天使のにっと」京都市左京区下鴨東本町7 アーズローカスビル1階 075-712-8485 10:00~18:00 日曜休み

☆ミモロのブログファンに特別なお知らせ。「ニット工房 天使のにっと」でニットをご注文の折り、「ミモロちゃんの紹介で来ました」と言ってくださると、特別優待割引がしてもらえます。ぜひ、秋・冬のニットを…



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「種智院大学」のオープンカレッジ。「密教瞑想体験」真言宗の呼吸法を学ぶ

2015-09-08 | 体験

「種智院大学」の仏教学科公開授業「ほとけの文字を書く」という梵字を学ぶ授業を受けたミモロ。学食でランチを食べた後、同時に行われていたオープンカレッジの「密教瞑想体験」に参加することに…。

「このお教室じゃないの?」とミモロとお友達は、だれもいない教室をのぞきます。
心なしか、芳しい薫りが漂う廊下…

教室には、坐禅用の丸い座布団が並び、その前に、梵字が掛かれたものがさがっています。

ドアから中を覗いているミモロたちに気づかれて…
「どうぞ、中に入って、瞑想体験していってください…」と、そこにいらした「種智院大学」の教授の北尾隆心先生。

「はい、失礼します~」とミモロたちは、遠慮がちに中へ。

では、まずお浄めのお香を手に…。両手をすり合わせて、全体に伸ばします。
「わ~いい香りがする…廊下でしかいい香りって、これだ~!」とミモロは、鼻をクンクンと…。


「ここでは、真言宗の呼吸法をお教えします…はい、体の力を抜いて…」


真言宗の修行者を「瑜伽行者(ゆがぎょうじゃ)と呼び、仏様と相応して一体化する=ヨーガ修行をします。
「ミモロ、ヨガしたことあります!」と。「それはハタ・ヨガと呼ばれるものですね」と北尾先生。

瑜伽修行の第1歩は、呼吸法から…。呼吸こそ、多くの功徳と効用を生むものと、真言宗は考えているのだそう。

「はい、深呼吸してみてください…」スースーとミモロは、思い切り空気を吸い込んで、そして吐いてゆきます。

「う~違いますね~。呼吸とは、まずしっかり吐くこと。呼吸の「呼」の字は、息を吐くことで、「吸」の字は、空気を吸うことですから…ふつう、吸うことにばかり気を使うでしょ、そうじゃなくて、まず吐くことに意識を集中させてください」と。

「では、座ってやってみましょう…」
ミモロたちは、坐禅の座布団に座ります。


「では、吐くときに、お腹からア~という低い声を出しながらやってみてください…はい、どうぞ~」
「ア~」とミモロは、小さな声で…「もっと大きな声を出して!」と先生の声が飛びます。
「ア~ア~」と、前より大きな声を出しながら、お腹の中から息を出します。

「では、次にア~といいながら、息を吸ってください~」と先生。
「ウ~ゴホゴホ…」と咳きこむミモロ。「息を吸いながら、ア~って言えない…」「そんなに一度に空気をたくさん吸い込もうとしないで、ゆっくり少しずつ入れるように…」
呼吸は、吐くときも、吸うときもゆっくり…そして意識的にすること…。

ミモロたちは、前に掛けられた仏様の文字を見つめながら、ゆっくり呼吸を繰り返します。


この「ア~」とは、実は大日如来さまのこと。この呼吸法は、「阿息観」と呼ばれるもので、体内の大日如来さまを外に出して、再び体内に入れているのだそう。

「大日如来さまが、自分の体を行ったり来たりすることで、一体化しているんですよ」と。
この呼吸をおこなえば、すべての願いが叶えられるとされています。

現代人は、呼吸が浅く、それがストレスの原因にもなっているといわれています。毎日、意識的に、この「阿息観」を行うと、健康維持にもつながるそうです。

「どうしよう…息を吸うときにア~と言えない…大日如来様、ミモロの中に入ってくれないかも…」とちょっと心配になるミモロです。まずは、吐くときにア~。意識的に呼吸することで、そのうち吸うときにもア~っていれるようになることでしょ。

この瞑想体験でミモロは、1枚の紙を頂きました。仏様を表す「阿」の字がセンターに…。

「阿字」と蓮華、日輪のデザインの紙の上に、ミモロ自身で、日輪の周りに線をマジックインキで描き添えました。
「書いたものと、書かないものでは、中の文字の色が違うでしょ?」と。書くことで、仏様がいっそう輝きを増したように思えます。

「この紙を、寝るところの天井に張って、それを見ながら呼吸をするといいですよ…」と。眠る前に、横になり、リラックスした姿勢で、呼吸を数回するだけでも、体が違ってくるのだそう。

「なんかいろんなこと教わっちゃった~」と、ミモロは、嬉しそうにキャンパスを後に…


秋にも公開授業が行われるそう。「また、参加しようかな~」と、有意義な時間を過ごしたミモロでした。

*「種智院大学」の公開授業などに関する情報は、ホームページでどうぞ…

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伏見区向島の「種智院大学」の公開授業「ほとけの文字を書く 梵字その意味を知る」に参加。

2015-09-07 | 博物館・美術館

8月22日に、ミモロは、お友達に誘われて、伏見区の向島にある「種智院大学」の仏教学科公開授業「ほとけの文字を書く」に参加しました。

訪れた「種智院大学」とは、天長5年(828)に、真言密教の思想をもって、庶民教育やさまざまな学芸の総合教育を目的に、弘法大師空海が創設した「綜藝種智院」という、日本初の庶民に開かれた私立学校を、起源としています。

平成11年に、伏見区向島にキャンパスを移しました。
 「立派な建物~」

建物の入り口中央には、弘法大師さまの立像が、訪れる人を迎えます。
 

中に進むと、「わ~すごい~」と目を見張るものが…「立体曼荼羅」です。
 

真言密教の教えの中心となる「曼荼羅」。それをより臨場感あふれる立体として表現したもの。「すごく細かいね~」と目を凝らして、見つめます。


さて、ここを訪れるきっかけは、「ミモロちゃん、梵字に興味ある?それを習う公開授業があるんだけど~」とのお友達の誘い。「梵字?あ、お寺で見たことある…でも、何書いてるのか、さっぱりわからない、不思議な文字でしょ?」とミモロ。でも、知らないことを知りたくなる好奇心旺盛なミモロは、「わかんないから、行ってみたい~」と連れて行ってもらうことになったのです。

公開授業を示すポスター。その中央にも大きく梵字が描かれています。「なんて書いてあるんだろ?」と、全くわからないミモロです。

公開授業が行われる会場のお教室へ。
「はい、ミモロさんですね。ここに座ってください」と係の方に案内された席に。そこで授業が始まるのを、静かに待つミモロです。机の上には、半紙や筆ペン、そしてさまざまな資料が用意されていました。

梵字は、インドで生まれた文字で、日本には、仏教伝来と共に渡りました。遣唐使や渡来僧などをはじめ、最澄や空海も多くの経典を持ち帰ります。そして、真言(仏の言葉)として、人々に広まります。そのため、梵字は、単なる文字ではなく、それ自体にパワーをもつ神聖文字と、信じられているのです。

「へぇ~ひとつひとつの文字に仏様のパワーが宿ってるんだ~でも、書くのむずかしそう…」とミモロは、ちょっと心配に。

さて、授業をしてくださるのは、副学長の児玉義隆教授。梵字の専門家で、数多くの梵字に関する著作も。

まず、梵字の歴史などに関する講義を受け、次に梵字の書き方を教わります。
正面の大きなスクリーンに映し出された筆運びを、ミモロは、じっと真剣に見つめます。「う~なかなかむずかしい…お習字の筆運びとは違うんだ~」とミモロ。

「梵字では、まず命点という点を打ちます。これを阿字命点といい、すべての字は、梵字のあの字が変わったものであることを表します。…・」と児玉先生。

「書きはじめに、心を入れて…」と、ミモロは、お手本をよ~く見ながら筆を運びます。
この日、書くのは、「光明真言」という大日如来さまの真言です。


真剣そのもののミモロ…。

「オン アボキャベイロシャナウ…」文字ひとつひとつが、仏様の言葉を表しているのです。

「一文字でも、仏様を意味してるんだ~」
全く知らなかった梵字の世界…その奥深さに感動するミモロでした。

公開授業を受けた生徒さんには、児玉先生直筆の色紙がプレゼントされました。

読みは、シリー。意味は、吉祥。「これお家に飾って、手を合わせよう…きっと仏様がまもってくだるね~」素敵な書までいただいて、「ありがたい…ありがたい…」と感謝するミモロでした。

授業が終わり、しばらくしてから、偶然、またお目にかかれた児玉先生。
「梵字ってすごい文字なんだって、改めて知りました」とミモロは、ご挨拶。「また、ぜひ、梵字のお勉強してくださいね~」と先生。

「もっとお勉強すると、もっともっとなんて書いてあるかわかるね…」とミモロ。

*種智院大学では、聴講生も募集しています。社会人に人気の「仏教学科専門科目」では、密教や仏教学の講義が聴講できます。
詳しくは、「種智院大学」のホームページで。


公開授業を受けたミモロ「なんかお腹空いちゃった~。学食があるんだって~」とお友達を誘います。
「パワーつけなくちゃ~」と学生さん向けの大盛りのランチを注文。


「ねぇ、公開授業のお教室の近くで、『密教瞑想体験』ってやってたよ~。ランチの後、行ってみたい~」とミモロ。実はこの日は、オープンキャンパスもやっていたのです。

昼食後、ミモロとお友達は、再び、お教室の方向へと戻りました。


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住民がガイドする京都ミニツアー「まいまい京都」。「妖怪の子孫と行くオフィース街に潜む魔界」

2015-09-06 | イベント

観光都市、京都には、さまざまな種類の観光ツアーが企画されています。ミモロが、すでに4回、参加してるのが、「まいまい京都」が企画する京都ミニツアー。京都に住む、その道の専門家や研究者などが、案内する約3時間のツアーです。

今回、参加したのは、「妖怪の子孫といく、オフィース街・四条烏丸に潜むまさかの魔界!~二大怨霊の意外な繋がりとは?」と題された、ちょっと怖そうな内容…でも、それだけに惹かれるものがありますが…。

地下鉄四条駅で、集合した参加者は、約20名。
今回の案内役は、葛城トオルさん。プロフィールを見ると…「妖怪堂店主。古物商四代目。1961年、東山三条に生まれる。母方は堀川下立売、祖父は、着物柄の発案師で、宮に仕える絵師の家系と伝わる。嵯峨大学から、大手印刷会社デザイナーを経て、家業を継ぐ…」

そんな葛城さんは、ある日、自分が妖怪の子孫と気づいたそう。それは、能楽や歌舞伎の題材となっている「土蜘蛛」。その土蜘蛛の出身地が、葛城という地だそうで、そこには、鬼族が住んでいたとか。その地の名をいただく葛城さんは、鬼族の子孫なのだろうと思ったそう。それ以来、自ら妖怪の伝道師となり、独自の切り口で、京都の魔界や妖怪伝承を解明している方なのです。僧侶の資格も持ち、ますます魔界との距離を縮めています。

そんな葛城さんが案内する魔界ツアーは、毎回大人気。わざわざ東京など、関東地区からも毎回参加されるというファンも…。
「魔界だって~ちょっと怖いけど、なんかワクワクしちゃう…」まぁ、ミモロ自体も不思議な存在ですから…。

さて、魔界ツアーは、四条烏丸通を、まずは南へ向かいます。
初めに立ち止まったのは、「遥拝所」と書かれた石碑が立つ、ビルの谷間。
「さて、クイズです。この遥拝所は、どこを拝むためのものでしょ?」と葛城さん。「う~ん、よく伊勢神宮を拝むところを見るから、ここも伊勢神宮ですか」とミモロ。「いいえ、それは、通りの向こう側です」と烏丸通の反対側を見ると、「あ、大政所御旅所だ~」
ここは、かつて祇園祭の神輿2基の御旅所だったところ。「なんだすぐ向かい側の遥拝所なんだ~」とミモロ。

「かつて烏丸通には、川が流れていたんです。だから御旅所は、川向うにあることになります」と。「へぇーそうだったんだ~」と、まずビックリするミモロです。

さらにミモロ一行は、南へ。烏丸高辻を西へと入ります。

「では、ここに寄ります。参拝したい方はどうぞ~」と葛城さんが先導したのは、「繁昌神社」です。
 「ここ、祇園祭の時に来た~」とミモロ。
「ここは、班女(はんにょ)の塚があったことから、班女が繁昌になったんです。あ、ここの石灯籠を見てください」
「あ、これね…」「この燈籠、なんか変だと思いませんか?」と葛城さん。「変?どこが?」とミモロは、じっくり見つめますが、よくわかりません。「灯籠の下の方を見ると、一部凹んだ形です。これは、キリシタン燈籠で、縦と横を見ると十字架に見えるでしょ?」と。「うんそういわれてみれば…」祇園祭などで訪れても、全く関心を抱かなかった燈籠です。「教えてもらうと、すごく興味涌くね~」とミモロは、すっかり葛城さんの話に惹きつけられてしまいました。


そこから西に向かい、駐車場の奥に進むと、そこには、社と大きな岩などが。
繁昌神社の由来とも言われる班女塚です。
ここでは、班女に関するお話しがいろいろ。ミモロは、それを聞きながら、そばの大きな木が気になります。


そこから、今度は、南へ。松原通へ向かいました。
「この辺りは、十念の辻と呼ばれた場所で、何を拝んだと思いますか?」とまた質問。「え~わかんない…」とミモロは、首をかしげます。「それは、市中を引き回され、刑場に向かう罪人たちです。平安時代は、松原通…昔の五条通から南は、洛外になります。だから今の五条通、かつての六条通の河原では、処刑が行われていて、そこに向かう人たちへのもの…」「へぇ~」と深く頷くミモロ。

そばにあるのが、「松原道祖神社」です。
 
なんでも、「首途の社」(かどでのやしろ)とも呼ばれていたそうで、「やっぱり首が進む道にあったからじゃないの~」とミモロなりに解釈。

次に一行は、「五條天神社」へ立ち寄ります。
 
「実は、義経と弁慶が出会ったのは、この辺りで、昔は、ここに川が流れ、橋が掛かっていたんです。いま、五条大橋のそばに弁慶と義経のオブジェがあって、そこがあたかも舞台と思われていますが、昔は、あそこは六条ですから…。」
「え~イメージ湧かない…」とミモロ。

では、次へ…「菅大臣神社」です。「ここには、あの菅さんも訪れたんですよ」と。まぁ四国お遍路もなさる方ですから…
 
ここは、菅原道真が生まれ、育った場所。境内には、産湯の井戸があります。「産湯の井戸は、六角形をしてる不思議な井戸です」と。「やっぱり牛がいる…」手水には牛がいました。
そこからすぐの場所に、「紅白梅殿」というかつての邸宅跡が。
  
「なんか小さい…」と、ポツリというミモロ。「あの、この社に住んでた訳じゃありませんから…」と。
梅好きの道真…昔は、ここにりっぱな紅白の梅の木があったのでしょう…。

それから、細い道をいろいろ抜けて、最後は、「神田明神」へ。
 
「へぇ~京都にも神田明神あるんだ~」とミモロ。「神田明神といえば誰でしょう?」と葛城さん。ミモロは、思わず「銭形平次…」と言いそうになり、慌てて口を押えます。「平将門ですね。京都で、首をはねられて、晒された場所です。ここに社を建てたのが、空也上人です」

ここで、今回のミニツアーは終了。ブログには、ごく一部のお話ししか書いていませんが、ほかにもいろいろな興味深いお話しが盛りだくさん。「葛城さんの案内、楽しくて、面白かった~」とミモロ。

今回、巡ったのは、観光客が訪れないような小さな社や地元の神社。「こういう小さな社が、取り壊されないってことは、いろいろ言われがあるって証拠…。なくせない理由があるんだよね、きっと…。でも、小さな神社や祠などは、ガイドブックにも載ってないから、よく知る人と一緒じゃないと、通り過ぎちゃうよね…。だから専門家が案内するミニツアーって楽しんだ~」と、また参加したくなったミモロです。

*ぜひ「まいまい京都」のホームページを見てください。
これからの企画の内容なども掲載。申込みもできます。

 
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