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ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」などを務めたライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。

仁徳天皇をお祀りする最初の神社、大阪の「難波神社」。境内には、見どころいっぱい

2015-09-05 | 国内旅行

夏のある日、ミモロは、用事があって、大阪を訪れました。
「あんまり大阪って来たことない…」と、京都から1時間足らずで行ける場所なのに、なかなか来れないミモロです。
「やっぱり大阪って、道が広いね~それになんかおしゃれ~」有名ブランド店などが出店していることでも有名な御堂筋をトコトコ散策していると…「わ!なんかりっぱな神社がある~」と、その方向へ。
 そこは「難波神社」
コンクリート造りの社殿…そして周囲は、高層ビル「なんか大都会、大阪らしい神社だね~」
 
どんなに町中にあっても、京都の神社は、こんな高層ビルには囲まれていませんから…。

さて、建物は、新しい感じの神社ですが、その歴史は、古く、また、さまざまな時代の波をもろにかぶってきた神社です。
ご祭神は、仁徳天皇、配しに素戔嗚尊をお祀りしています。
「仁徳天皇陵って、大阪の堺にあるんだよね~」大阪は、仁徳天皇が都を置かれ、大開拓した町で、古代史の舞台になっているのです。

 ここ「難波神社」の歴史を神社でいただいた案内から見てゆくと…西暦406年に第18代の反正天皇(はんぜいてんのう)が、河内に都を移されたときに、お父様の第16代の仁徳天皇を偲んで社を建てたのが始まりといわれているそう。
それから、平安時代の943年に、第61代の朱雀天皇の命で、現在の天王寺区に移転。「え~この間500年の歴史が飛んでる~」とミモロ。

1071年、第71代の後三条天皇が住吉を訪れた折、夢のお告げで、素戔嗚尊をお祀りすることに…。

現在の地に移ったのは、豊臣秀吉が大坂城を建てた時代で、それまで広大な境内を有する大阪屈指の規模を誇っていたとか。秀吉から立ち退き料を当時としては破格の2千石を受け、ここへ。
そこでも四方に鳥居を構えるりっぱな神社だったとか。

当時、大坂城を建てるために、その建設予定地の住人の1万7千戸が、強制的に立ち退きを迫られ、船場へと移ったことで、船場は、大阪最大の繁華街になったのだそう。その中心にあったのが、実はこの神社なのだと…。

さて、秀吉に厚遇された神社は、大阪夏の陣で豊臣家が滅びると、家康によって、境内の9割を没収されることに。「え~つまり1割しか残んなかったんだ…でも、残れたからよかったよね~」とミモロ。

さらに度重なる火災などにより、社殿を喪失、その再建のために、境内を売却してその費用を捻出。そのため、境内はどんどん小さくなったのだとか。そして太平洋戦争で、大阪は大空襲に見舞われ、社殿は、全焼。昭和49年に再建されて現在に至ります。


「でも、ここ難波じゃないよ~」とミモロ。現在の住所は、中央区博労町、御堂筋沿いですが、かつて難波にあったことから、その名前が。

ご神紋は、アヤメ。この地に移転した時、御旅所のある堀江に住む老女が、毎年、そこに植わる花菖蒲をお供えしたというアヤメに因んだお話しも残っています。現在、境内の片隅に、小さな菖蒲園がありました。


「わ~こっちは大きいよ~」とミモロが見上げるのは、境内に聳えるご神木の楠です。
京都の「青蓮院」などの楠に比べたら小さいものですが、樹齢は、400年以上で、市内最古の楠であり、大阪市指定の保存木第1号です。
この木が他の地の楠より小さいけれど、スゴイのは、なんとあの大阪大空襲で火をかぶりながらも、焼け野原になった大阪の町の復興を祈るように、自ら蘇った逞しい木だということ。その蘇りのパワーから、多くの人に「力を授ける木」ともいわれ、それに触れながら、祈る人も多いそう。
ミモロもしっかり抱き着いてきました。「今なら、復興の楠って呼ばれるね」

「絵馬がある」と社務所へ。学業成就、商売繁盛などいろいろなお願いごとに対応する絵馬がいろいろ。

というのは、この境内には、摂社にあたる 大阪商人の守り神の「博労稲荷神社」、末社の「金毘羅神社」などもあるのです。


「え?ここが文楽発祥の地なんだって~」
淡路島から大阪にきた植村文楽軒。その二代目が、この神社の東門内に小屋を設け、大成功したことにより、文楽発祥の地に。

明治になり、文楽座は、松島遊郭に移り、さらにそこから御霊神社へと移転します。

「きっと大阪の神社やお寺って、いろいろなお話しがあるんだろうなぁ~」と、ミモロは、大阪の神社仏閣に興味を抱いたよう。


もっと大阪にもお出かけしなくちゃね~「うん、まだミモロ、大坂城も、通天閣も行ったことない~。きっと外国人観光客の方が詳しいよ」と不満そう…これから、京都以外にも、もっとおでかけしましょうね…。


*「難波神社」の詳しい情報は、ホームページで

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神戸、三ノ宮駅前の24時間営業する鮮魚料理店「市場食堂 駅前サンキタ店」で、味わう大好きな魚

2015-09-04 | 国内旅行

「最近、お魚あんまり食べてない…思う存分食べたいなぁ~」と、ある日、ミモロは、ネコらしい思いを伝えました。
そこで、お友達に聞くと、「美味しい魚が安く、たくさん食べられる料理店が神戸の三ノ宮駅前にあるけど、今度、神戸に行くとき、寄ってみたら…」とアドバイスをもらいました。「別に、神戸に用事ないけど、行きたい~」と、ミモロは、即、神戸へと向かうことに…。

三ノ宮の駅前に、目指すお店はありました。
「ここだ~」まさに駅前。お店の名前も「市場食堂 駅前 サンキタ店」とまさにそのまま。なんと年中無休で、24時間営業しているお店です。
 

ここは、神戸中央市場より仕入れた「朝獲れ鮮魚」を使った種類豊富な料理が自慢。しかも、お手軽価格というのですから、人気なのも頷けます。深夜までお仕事をする人、また早朝に仕事が終わる人など、なかなか美味しい食事に巡り合いにくい人たちには、欠かせない場所なのだそう。

お店の中に入ると、入り口には、その日仕入れたさまざまな魚介類が並んでいます。
 
「魚屋さんみたい~。どれも活きがいいねぇ~。美味しそう」ミモロの目の色が変わっています。
店内は、夕方ということもあり、すでに大勢の人たちが…「どうぞ、2階へあがってください~」とお店の人に言われたミモロたち。
「ご注文は?」 
「あの~ちょっと待ってください…いろいろ食べたいから…う~ん、悩んじゃう…」とミモロは、種類豊富なお品書きに目が泳いでいます。「好きなもの、どんどん頼んでいいのよ~みんなでいろいろつまみましょう」と一緒に行ったお友達…
「ホント?」とパッと明るい顔に。
「え~と、サザエのつぼ焼き…アジのお刺身…それから~鰻のお寿司…なんてどう?」と次々に…注文
 
「はい、お待ちどうさま、サザエのつぼ焼きです」と、まだ炎が付いているお皿がミモロの前に…

「あ、それミモロちゃん、大好物でしょ!ひとりで全部食べていいよ~」とお友達に言われ、「いいの?」と言いながらも、すでにヨダレが…。
「この下の苦い部分がたまらないんだ~」と、なかなか通のミモロです。目を細め、ゆっくり味わう顔は幸福そのもの。
 
「これも美味しのよ~」とお友達が注文した骨の揚げ物
「ホント、カリカリして美味しい…カルシウムたっぷりって感じ…」とミモロはかなり気に入ったよう。

ほかに、ハモの天丼…

海鮮焼きうどんや焼きトウモロコシなども注文…
 
このほかにも、いろいろ注文しましたが、ミモロの食べるスピードに写真撮影が追いつきませんでした。

「わ~お魚たくさん食べちゃった~」とポッコリ膨れたお腹を抱えて、大満足の様子。3人でひとり2000円くらいで。
「みんなで来ると、いろんな種類の料理が味わえて楽しいね~」と嬉しそう。

「また、連れてきてね~」とミモロ。帰り際にも、お店の水槽を覗いては、次は、あれを食べたい…など、中のカニなどをにらんでいました。


*「市場食堂 駅前 サンキタ店」の詳しい情報は、ホームページで。


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京都のお寺「東福寺塔頭 勝林寺」で体験する写経。観光だけでは物足りない人に人気。

2015-09-03 | 体験

東福寺の塔頭のひとつ「毘沙門堂 勝林寺」で行われている、坐禅・写経・写仏などの体験。京都を訪れる観光客を中心に人気を呼んでいます。

観光だけでは物足りない、もっと京都らしい体験がしたい・・・そんな人たちが申込み、連日、多くの人たちが訪れているのです。


ミモロも、夏のある日、写経体験に訪れました。

写経を行うのは、日本庭園に面したお座敷。「こういう雰囲気に浸れるのも素敵だよね~」と、真剣に写経に励むミモロです。
多くの参加者が、次々に書き上げて、席を立つ中、ミモロは、かなり遅れて、書き上げました。
 
「ふ~終わった~最後の、羯諦羯諦波羅羯諦…のところ、読むときは、すぐに終わっちゃうけど、写すと、画数多くて大変だった~」と、最後に、自分の名前と祈願することを書き添えて、本堂に納めます。


「ミモロちゃん、最後まで頑張ったね~」とお友達に言われたミモロ。初めての写経を終えた達成感に包まれます。
「うん、やった~!時間すごくかかったけど…なんかいい気持ち…」
ホッとしたミモロは、しばし、お庭を眺めます。
 
いつもパソコンなどで、文章を書くことはあっても、実際、漢字を書く機会が日常生活で、ほとんどないのが現代です。

写経をやっているときは、あまり聞こえなかったセミの声も、今は、耳に絶え間なく響いています。

「こんなにセミが鳴いてたんだ~。風も爽やかだね~」。無心で写経をしていたミモロ…やっと周囲の状況を感じられるようになりました。

京都に、観光名所を見物に来るのもいいけれど、こういう自分を見つめる時間を持つことも素敵です。
ここでは、予約をすれば、気軽に写経や坐禅などの体験ができます。詳しくは、お寺のホームページで。

「ミモロちゃん、お茶いただきましょう…」とお友達・「は~い、今行きま~す」と本堂へ。


「では、お茶とお菓子をどうぞ…」とご住職自ら、お茶をミモロたちの前に。ガラスの夏茶わんに、たっぷり入ったお抹茶…そしてほんのり甘いお干菓子を頂きます。


「素敵な体験ができましたね~」とお友達。「ホント、写経やってよかった~。般若心経にもっと興味もちゃった~」とミモロは、目を輝かせます。


「また、ぜひいらしてくださいね~」とご住職。


ここ「毘沙門堂 勝林寺」では、さまざまな体験プログラムを用意しています。
観光だけでない、体験する京都を・・・ぜひ

「はい、また、参加させてください~」とミモロも元気にお返事を…。


*「毘沙門堂 勝林寺」の詳しい情報はホームページで

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東福寺塔頭「毘沙門堂 勝林寺」での初めての写経。無心に筆を運ぶ、心鎮まるひととき

2015-09-02 | 体験

「最近、なんか心が乱れてる気がする…落ち着いた時間を過ごさなきゃ…」と、晩夏のある日、ミモロは、お友達と写経をしに出かけることに…。訪れたのは、東福寺の塔頭のひとつ「毘沙門堂 勝林寺」です。

東福寺の駅から、徒歩10分ほど。天文19年(1550)に、東福寺第二百五世住持であった高岳令松禅師によって、勝林庵として創建されました。東福寺の北方に位置し、仏法と北方を守護することから、「東福寺の毘沙門天」と呼ばれています。

「なんか境内に一歩入ると、清々しい気持ちになるね~」とミモロ。以前、ここを訪れたのは、初春のころでした。
 

今は、晩夏、境内には、蓮が実をつけていました。
 
「大きな蓮の葉っぱ~」ミモロが乗れそうな大きさです。

まずは、お浄めを手水で…。お寺や神社で、お浄めをきちんとすることで、参拝への心がグッと落ち着きます。だから丁寧に心を込めてやりましょう…。
「うん、丁寧にね~」

「毘沙門堂 勝林寺」のご本尊は、平安時代の作といわれる「毘沙門天王像」で、かつて東福寺の仏殿の天井裏に安置されていたものを、江戸時代に発見され、ここにお祀りされました。秘仏なので、年に何回か行われる特別拝観で、お姿を拝むことができます。今年も、秋に公開される予定です。

ミモロは、今年の春の特別公開の時に初めてここを訪れました。
「あのとき、写経したいって思ったの~」それで今回、ここへ。

「あ、ミモロさん、ようこそお詣りに…」と、ご住職の宇野さんが、笑顔で迎えてくださいました。

「今日は、写経しに伺いました。ちゃんとするの初めてなのでよろしくお願いします」とご挨拶。

ここ「毘沙門堂 勝林寺」では、坐禅、写経、写仏など、予約をすれば、年間を通じ体験することができます。

この日も、本堂では、坐禅を体験する人たちが、30名ほどいらっしゃいました。

「写経は、こちらで~」と、本堂の隣接するお座敷に案内されたミモロです。
 

お座敷には、写経用の台紙、筆ペンなどが用意され、参加者は、手ぶらで気軽に参加できます。
写経は、ひとり1500円 約60分以上(個人で時間は異なります)そして、終了後は、お抹茶とお菓子の接待が。

写経は、般若心経を1文字つづ心を込めて写します。
ここでは、お手本の上に、半紙をのせ、それを筆ペンでなぞります。「だから、だれでも上手に書けるんだよね~」とミモロも安心。
 

「ミモロさん、写経を始める前に、お香を手にのせてお清めをしてください」とご住職。

お香を少し手にのせて、両手でそれを手のひら全体に広げます。
「わ~いい香り…」ミモロの廻りを清々しい香りが包みます。「なんか、ますます心が鎮まってくる感じ~」と。

さぁ、心を落ち着けて、始めましょう。


写経をする時間…それは無心になることができる時間です。

ミモロは、今回初めてなので、下書きのお手本にできるだけ沿うように、筆ペンを動かします。
「あ、はみ出ちゃった~」「同じ文字が何度も出てくるのに、同じように書けない…」と、悩みながら進めています。

静寂漂う、お寺に時折響く、セミの声…。

ミモロは、額に汗をにじませながら、真剣に写経を続けます。



*「毘沙門堂 勝林寺」の詳しい情報は、ホームページで


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乙女ご用達。カラフルで、元気が出るような、ポップでユニークな雑貨たち…「han 三条店」

2015-09-01 | ファッション

「ねぇ~これカワイイよ~」と、京都の町中、三条通を歩いていたミモロが、飛び込んだお店がここ「han 三条通店」
 

そこは、おもちゃ箱をひっくり返したような楽しいファッション雑貨店です。
「これバッグなんだって~」目玉焼き、犬の顔
 

「見てるだけでワクワクしちゃう~」とミモロ。
 

かわいいけど、しっかり使える機能性も備えてるところが魅力。

「う~いろいろあるね~」


ここのセレクトは、お店のスタッフなどが中心に行うそう。オリジナルの品も多く、京都だけでなく、根強いファンを持っています。
「ここの雑貨、見てると元気でるの~。だから大好き…」とミモロ。「若い女性だけでなく、実は、幅広い年齢層にファンがいるんですよ」と。

バッグの中で嵩張らない、超薄型ウォレット。薄くても、カードやお札は、しっかり収納できます。


「こんなお靴だと、歩くの楽しくなるね~」
 

リュックもなかなかおしゃれです。


「こんなバッグ、目立つね~欲しいなぁ~」とミモロが憧れるカワイイ動物さんのバッグ。でもやっぱりミモロには大きすぎます。
 

実は、京都は、雑貨店が多い町で、乙女たちが憧れるお店がいろいろ。ここもその一つです。
三条通は、京都でも石造りの洋館が立ち並ぶ、ハイカラな通りです。前に、ご紹介した「時計修理の 勝屋」さんも、すぐそばに…。

カラフルな雑貨は、パワーをくれます。ぜひ、一度覗いてみてね~

贈り物を探すのにもおすすめです。

*「han 三条」京都市中京区三条通御幸町西入ル ありもとビル1F 075-256-6069 

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