「今日のランチは、ちょっと贅沢してパワーつけよう~」というミモロ。
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目が釘付けになっているのは、大宮通にある江戸焼の鰻の名店、「梅の井」です。
大宮通が寺之内通と交差する近くにあります。
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自転車でときどき前を通るミモロですが、いつも時間が遅いのか、「本日の鰻売り切れ」の表示が…。
「わ~でも、今日は早いから大丈夫みたい~」
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「鰻って、高いからあんまり最近食べてないね~」とミモロ。すみませんね~食べさせてあげられなくて…。
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お品書きもうな丼1540円 うな重梅1980円、竹2420円 松2970円…やはり重箱からはみ出すような鰻は、なかなか手が届きません。
「ランチもあるよ、ミニきんし丼ときつねうどん、アイスクリーム付きで1300円だって~」とミモロ。
心惹かれてさっそく店内へ。
ちょっとレトロで落ち着いた雰囲気のインテリアの店内。
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「よかった~まだだれもいない~」とミモロは、2掛のテーブル席へ。そこでもお品書きをじっくり読んでいます。
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「やっぱり~きんし丼にしようかな~」
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まだ悩んでたんだ~「だって、ランチも魅力的だけど…思い切りきんし丼も食べたいしね~」と。
きんし丼は、梅1650円、竹2090円、松2530円です。
さて、関西のかば焼きというと、腹開きで鰻を串刺しにして、タレを付けて炭火で焼くお店は、もちろん京都でもあるのですが、江戸焼きといわれる関東流の背開きで、白焼きの後、蒸してからタレをつけ本焼きにするお店が多くあるように思います。
このお店も江戸焼。ほどよい柔らかさがあるふっくらしたかば焼きです。
「あの~きんし丼の値段の差ってなんですか?」とお店の方に尋ねます。
「鰻の大きさですね~」と。「やっぱりそうだよね~」とミモロ。「う~真ん中くらいのにしよう~。竹お願いします。あ、それからキモのお吸い物もお願いします」と。
やがてミモロの前には、フワフワしたきんし卵がいっぱいのきんし丼が…。丼といっても重箱に入っています。
「どうやってこんなに細く薄いきんし卵できるんだろ?」店の奥の厨房から卵を焼く音が聞こえていました。
「どこに鰻いるかな?」と、きんし卵をお箸でめくります。「いたいた~」細かく刻んだかば焼きが、ゴロゴロと…
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たっぷり自慢のタレのかかったごはん…きんし卵のほどよい甘さが口の中で調和します。
「鰻も美味しいね~」と目を細めるミモロ。
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「キモ吸いもいいお味~」お膳には、ほかに小鉢と香の物も…。
実は、東京ではあまりきんし丼を食べたことがないミモロ。だから京都に来るまで、きんし丼を知りませんでした。
だから初めて食べた時は、「どこに鰻あるの~」とちょっと慌てたことも。
鰻のかば焼きときんし卵の相性は抜群。鰻のサイズがストレートに感じるうな重。「でもきんし卵があると、ボリューム感でるよね~」というミモロです。
「ここ親子丼もあるし、おうどんもあるんだ~今度、それも食べたい…」とミモロ。
しっかり食べたミモロ…「なんかお腹、この狸さんみたいになってない?」と狸の後ろに隠れます。
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「もうお腹いっぱい~ごちそうさまでした~」とミモロ。
「はい、ぜひまたいらしてくださいね~」とお店の息子さん。「どこかで見たことあるかも…」と。「え?そう?」と嬉しそうなミモロ。
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ご家族を中心に営まれるお店…厳選された素材をひとつひとつ丁寧に扱う心が感じられる味わいです。
ミモロがお店を出るころには、すでに満席状態に‥。「よかった~食べられて~」
*「鰻 梅の井」京都市上京区大宮通寺之内上ル前之町461 ☎075-441-5812 昼12:00~13:30 夜17:00~18:30 月曜休み *尚 現在、営業時間に変更される場合もあります。
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