「お腹空いた~」と善峯寺に行く前に、実はミモロは、盛んに口にします。「竹の子が食べたいよ~」と、道の脇に、この季節、次々に現れる「竹の子直売」の看板を見て…。今は、竹の子の最盛期。ミモロが食べたがるのも頷けます。
「あ、竹の子料理だって~」と、善峯寺に向かう沿道の看板をみて、もうミモロは、たまらない様子。


はい、わかりました、ランチにしましょう…。と、車を止めたのは、14時すぎでした。
沿道には、何軒か竹の子が食べられる料理店がありますが、ここはこじんまりとした、お昼だけ営業しているお店です。
白い暖簾がかかるお店…店内は、カウンターのみ。ご店主のご夫婦が笑顔で迎えてくれました。


お品書きを見ると、この時期限定の「竹の子づくし」5000円、そして年間を通じて味わえる「竹の子ご飯」2000円、「竹の子そば」1500円と書かれています。
「うーどれも美味しそう…でも、やっぱり竹の子ご飯にする!」と、よほどお腹が空いたのか、迷うことなく決定。
カウンター席に座って、じっとおふたりの盛り付け作業を見つめるミモロです。

しばらくすると、「はい、お待ちどうさまー」と、ミモロの前に竹の子のお膳が…。

「キャー竹の子ご飯だー」

さて、お膳の上にのった四角いお皿に、ワカメと竹の子の若竹煮、じゃこや山椒で甘く煮つけたものが盛られています。そして、竹の子入りのお吸い物、もちろん竹の子ご飯も大き目なお茶碗で…

まずは、お吸い物をひとくち…「わーお出汁が美味しい…竹の子とお豆腐とワカメが入ってる…」
上品な味付けの若竹煮。「竹の子の美味しさがすごく活かされている感じ…」大きな竹の子をパクリ…。
そして、山椒のピリッとした辛さがポイントの煮ものは、よく味が浸みていて、これまた美味。
ほのかな味付けの竹の子ご飯といっしょに頂くと、いっそう美味しく感じます。
ご店主の畑井さん。

「あの~竹の子づくしだと、他に何がつくんですか?」と気になるミモロ。「筍のお造りや天婦羅なんか、いろいろ…」とご主人。「それも食べたかったなぁ~」と、密かに思うミモロです。
お店の一角には、竹関係の製品も…。


「ホントに、美味しかったー」と大満足…「お友達のハンス君にも食べさせたかったなぁー」とポツリ。すでにドイツに帰ってしまったお友達を思います。「今度、また京都に来るって言ってたから、次はどこか美味しいお店に案内しよう…」と。竹の子の料理をすっかり平らげ、ポッコリしたお腹をさすりながら…。

京都は筍の産地。でも、有名料理屋さんで、この季節竹の子料理を頂くと、1万円くらいは普通。
2000円で、これだけ美味しい竹の子が食べられた満足です。手のこんだ、盛り付けに凝った料理ではありませんが、ひとつひとつのお味がとてもよかったのです。
善峯寺に参拝の折は、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょう。
*「京都 畑井」京都市西京区大原野小塩町331 075-331-0902 11:00~16:00(入店は15時までに)不定休 4月、5月は休まず営業するそうです。 十輪寺と善峯寺の中間付近の道沿いにあります。

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美味しそうで 見事な竹の子!