「お迎えに来ました~お家に帰りましょう」と、ミモロは、迎鐘を撞きます。
8月7日~10日、京都ではご先祖様の霊を迎える「お精霊さん(おしょうらいさん)」というお盆の行事が行われます。ミモロが毎年この時期訪れるのは、五条通の近くの「六波羅珍皇寺」。
「早くいかないと、ご先祖様、待ちくたびれてるよ!」と、ミモロを催促され、8月9日に向かいました。
「六波羅珍皇寺」は、平安初期の官僚の小野篁卿は、昼間は、朝廷に出仕し、夜になると、もうひとつのお仕事である閻魔様の元でも役人をしていたそう。
ここ「六波羅珍皇寺」は、小野篁卿の邸宅があった場所とも言われます。「ダブルワークで忙しいね~いつ寝たんだろ?」と、このところ、暑さのせいか、お昼寝ばかりしているミモロです。この時期は、小野篁卿と閻魔大王の像を拝むことができます。
お寺の入口から、お盆のお飾りである高野槇やお花などが買えるテントが続きます。
「わ~キレイ~ご先祖様喜ぶね~」とお供えするお花の前で…。
「立派なホオズキ…」
最近は、仏壇がない家も増え、お盆の飾りも簡素化してるとか…。でも、この時期、境内には大勢の人…
ご塔婆などを納める人たちが参拝します。
ミモロは、お線香を奉納。
それからご先祖様を呼び出すために、迎鐘を撞くことに。
境内にある鐘を撞くお堂の前には、長蛇の列。「ゴ~ン、ゴ~ン」と次々に撞く鐘の音が境内に響いています。
しばくお堂の前にいたミモロ…あれ?並ばないんですか?「うん~」と、お守りなどを授与する場所へ。
「ここ混んでるから…」と、そこのお兄さんたちと少しお話してから、お寺をあとにしました。ミモロが向かったのは、少し西にある「六波羅蜜寺」です。
臨済宗建仁寺派の「六波羅珍皇寺」から真言宗智山派の「六波羅蜜寺」へ移動です。
本堂に参拝後、そこにある鐘撞堂へ。
「ここ誰も並んでない…」とミモロは、4回も鐘を撞きました。
京都には、迎鐘が撞けるお寺がいくつもありますが、いずれも同じ宗派ではありません。「ご先祖様がいらっしゃる場所、きっとひとつだから、どこで鐘撞いても、繋がっているんじゃない?」というミモロの解釈。「ともかく、ご先祖様を思い、お迎えして、感謝することが大切なんでしょ!」と。はい、その通り…。
尚、ミモロのイメージするご先祖様は、ママのご先祖さまで、ネコではありません。「もうご先祖様お家に着いてるかも…早く戻らないと…」と、いつもミモロを見守ってくださる弁財天さまにも参拝して、帰路につきました。
お盆の時期も、外国人観光客は大勢…。でも、個人営業の飲食店などは、休業するところも多く、京都の町は、観光の町から、地元の人の暮らしの町へ戻るよう。「今年は、猛烈に暑いから、ご先祖様も大変かも…エアコン入れて涼しくしなくちゃ…」と、ご先祖様のおもてなしに心を配るネコのミモロです。
ミモロラジオの「ネコのミモロの京都くらし」は、毎週木曜日14:30~15:00に「ゆめのたねラジオ レッドチャンネル」で聞けます。11月までは、隔週で内容が変わります。ミモロの声で和んでくださいませ。
https://files.yumenotane.jp/podcast/8-3-4_nekonomimoronokyoutokurasi_20250704.mp3
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