ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

京都「千本ゑんま堂」の恋がみのる七夕行事「梶の葉祈願」。7月10日まで。閻魔様に運気上昇を祈願

2023-07-09 | 祭事・神事・風習

「今年は、何をお願いしようかな?」と、ミモロ。

毎年、七夕の時期に、千本通にある「千本ゑんま堂(引接寺)」に参拝し、「梶の葉祈願」を行います。


ここ「引接寺(いんじょうじ)」は、高野山真言宗のお寺。平安の歌人、小野篁の開基で、ご本尊は「閻魔王」で、通称「千本ゑんま堂」と呼ばれ、室町時代には、大念仏狂言や勧進能などが行われ、民衆が集った場所。

ミモロも、狂言などを拝見に何度か伺っています。

さて、夏、7月1日~10日は、「風まつり」という七夕行事が行われます。


風のそよぎで、涼やかな音を奏でる風鈴が、お寺の軒に下がります。


ミモロは、お寺の事務所へ。
「あの~今年も梶の葉祈願したいんですけど~」とお願いします。

「あ、ミモロちゃん、ようこそ~はい、今用意しますから、ちょっと待ってくださね~~」と。
お寺の方がご用意くださったのは、境内に茂る梶の木から、形のいい葉っぱを選んだもの。

それに、お願い事を書いて、ご本尊の閻魔王に祈願するのです。

古来は、葉っぱに恋歌を書き、小さなタライに浮かべ、月を映すと、その恋が成就すると…。
七夕に紙の短冊を笹に下げる前の時代、梶の葉はその代りだったそう。

「これでよし~」と、願い事を書き終えたミモロ。

何書いたの?「運気上昇して、今年は、いろんなくじ引きが当たりますようにって…」とミモロ。
う~そういうお願い叶えてくれるかな???

ともかく、願い事を書いた梶の葉をお寺の方に預け、ご祈祷をしていただき、それをお寺の軒に下げるのです。

やがて梶の葉は、乾燥してクルリと丸まり、中に掛かれた文字は表からは読めなくなります。

明日には、ミモロの書いた梶の葉もここに下がることでしょう。


ご祈禱は、夜18時から。その後、お香の会が催されます。

ミモロは、夜に用事があり、それに参加できないので、本堂の閻魔王に参拝。

夜のご祈祷の時刻には、ご本尊が御開帳され、ライトアップされた閻魔王のお姿が闇に浮かび上がります。
「ちょっと怖いけど…」と言いながらも、閻魔王が好きなミモロなのでした。

「わ~大きなお湯のみ~」と、本堂を見上げると、そこには、閻魔王さまのお湯のみが…
 

「ここのおみくじ、閻魔王さまなんだよね~」

どこか可愛い閻魔王さま。
また、特製のあられもあります。その名も「えんまさまのお目こぼし」


「また、お札頂きに伺わないとね~」とミモロ。そう、梶の葉祈祷をした人に授けられるお札です。


境内には、美しい蓮の花…


夏のお寺は、どことなく雰囲気がいつもと違う気がするミモロでした。


*「千本ゑんま堂(引接寺)」の詳しい情報はホームページで

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