「ミモロちゃん、生駒山って行ったことある?」と、ある日お友達に言われたミモロ。「知らない~どこ?」と尋ねます。
生駒山は、奈良県生駒市にある霊山の呼び越え高い山です。
京都からは、近鉄で西大寺駅で乗り換えて「近鉄生駒駅」まで、約1時間半。
「ここからケーブル線に乗るんだって~」


動物のケーブルカーが駅に…。これに乗れるかと思ったミモロですが、この車両は、平日は運行されていませんでした。残念…
約6分で「宝山寺駅」に到着。ここから参道を進みます。


歴史ある門前町は、懐かしい風情が漂う参道が山へと続いています。その昔、この界隈には、旅館や料亭が軒を連ね、参拝者をもてなす花街でもあったそう。今も、旅館があります。
「う~結構石段がある~ヨイショ…」ご高齢の方などは、自動車でお寺のすぐ近くまで行くのをお勧め。

両側には、灯籠がズラリ…「なんか神秘的な雰囲気がする~」とミモロ。
多くの人々の崇敬を集めた、ここ「生駒山 宝山寺」は、空海も訪れたといわれる霊山。約300年前に、湛海律師が、歓喜天尊を勧請し開山した真言律宗大本山です。
参道には大きな鳥居が聳えます。「あれ?ここお寺なのに~」と鳥居を見て不思議がるミモロ。

なんでも歓喜天さまは、ヒンドゥー教では、ガネーシャと呼ばれる金運や財産運をもたらす神様なのだそう。「神様だから鳥居があるの?」とミモロ。
まぁ、神仏習合の日本ですから…「あ、ガネーシャって、ゾウさんのお顔をした神様でしょ?」とミモロ。そう、その通り。
石段を上りきると、本堂に至ります。

本堂は、このお山の最古の建造物。堂々として建物で、中には、ご本尊の不動明王さまが祀られています。

そして、聖天さまをお祀りする「聖天堂」にも参拝。そばには、大きな巾着袋が…


「これ、なぁに~」と好奇心たっぷりのミモロ。
巾着袋は、財運の象徴。そして大根が…。これはインドではガネーシャのゾウの牙だったところが、中国や日本で、大根に変化したという説も…。「なんか納得させられる説だねぇ~」と思うミモロです。
「あれ~この形、京都に「清浄歓喜団」ていうお菓子あるよね~、その形、巾着に由来してたんだ~」そう、その通り…。
ここのおみくじは、その巾着の形です。


ミモロのおみくじコレクションにまたひとつプラスされました。
さて、本堂の背後には、岩肌の山が光背のように迫っています。

その岩をよく見ると、中腹に阿弥陀如来さまのお姿が…

「このお山って、なんか不思議な気が流れてるみたい~」というミモロ。

霊山と呼ばれるお山のパワーを全身で感じながら歩きました。

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