「美味しいお水頂きま~す!」とミモロが飲むのは、「柳の水」。
訪れている京都の西洞院通三条の「京の黒染屋 柊屋新七」の敷地内にある井戸のお水です。
店の入口には、「千利休が愛した名水 柳の水」の標示があり、路地を奥へと進んでゆくと…
そこには、井戸がありました。
傍らの石碑には…
ここ柳水町は、平安時代末期、崇徳院の御所があり、すでに清泉が湧き、柳水として知られ、千利休が茶の湯に用いたとか。織田信長の息子の信雄や肥後の加藤家、徳川の紀州和歌山家の京都の邸宅などにもなっていた歴史がある場所。時代を経ても、そこには人々を魅了する名水が湧き、明治3年に、「京の黒染屋」が創業、現在に至ります。
「ここに黒染め工房があるのは、染めには、清らかな水が欠かせないからです」と五代目の馬場さん。
「中どうなってるの?」と、特別に見せて頂くことに…井戸の中を覗き込むミモロです。
井戸は、地下約90メートルまで掘られており、いかなる時代も枯れたことがなく、今も、染色や飲料水に利用されているお水です。
「ホント、お水、湧いている…」井戸には、豊かに水が…
「飲んでみますか?」と馬場さん。「はい、ぜひ~」とミモロは、即お返事。
井戸のそばには蛇口があり、「どうぞここからお水を…」と。
紙コップを頂き、さっそく名水を頂きます。「う~なんか円やかな味わいのお水…美味しい~」とミモロ。
京都は、水の豊かな地…その水は、酒造りをはじめ、友禅染や茶の湯が発展をもたらしたとも…。市内には、ここ「柳の水」のほか、文化的に名水と言われるものが14あり、その中には、飲料水として、汲むことができるもののあります。(一部は、現在、飲料として利用不可)
この「柳の水」は、飲料として、ボトルに汲んでゆく人も…
喉を潤したミモロは、工房の一角にある「家紋体験スペース」を見せて頂くことに…
「ここでは、家紋の型染め体験ができるんですよ~」と馬場さんに案内されて中へ。そもそも「京の黒染屋」は、黒紋付などの工房。日本の文化のひとつでもある家紋は、修学旅行生をはじめ、外国人観光客にも人気で、それを染めた品々は、幅広い年齢層の人に、京都の素敵な思い出になっているそう。
風呂敷やふくさ、巾着、Tシャツなど、さまざまなものに、型染で家紋をいれることができるのです。
「わ~たくさん家紋がある~」と壁一面にたくさんの家紋が並んでいます。「え~ミモロの家紋ってなんだろ?」と、悩むミモロ。
「もちろん、お家の紋を入れるのもいいですが、ご自分の御印のように誕生日で家紋を選びことができるんです。だから、誰でも楽しめます…」とのこと。
ミモロの場合は、気に入ったデザインを選び、型押し体験のマネをさせて頂きました。
「それを染めるのね~はい、布の上に型をのせて…」
特殊な染色インクで含んだハケで、テンプレートのように型の上をなぞります。
染めたのは、ネコのデザイン…工房にいた愛らしいマスコットたちも見学に来ました。
「よくできてるんじゃない?」とみんなで見つめる作品。
「いろいろ教えていただき、ありがとうございました~またね~」と手を振って馬場さんとお別れです。
黒染め、柳の水、家紋染め体験と、京都らしいことが次々に…。
ぜひ、一度、立ち寄ってはいかがでしょ?
*「京の黒染屋」の詳しい情報はホームページから、どうぞ~
*「ネコのミモロのJAPAN TRAVEL」は、夏頃、お引っ越しをします。「ミモロは、これからもずっとみんなと一緒だから安心してね~」また、近々、お引っ越しに関しては、お知らせします。
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