四季折々の美しい景色を見せる京都東山。そこの別荘「對龍山荘」の庭は、国の名勝に指定されている場所。
2025年から一般公開に…。敷地面積約1800坪という広大な別荘。明治29年に薩摩出身の実業家、伊集院兼常が造営。もともと建築・造園に才能を有し、海軍省を退職後、その才能を活かし、鹿鳴館の建設などにも携わったと。また京都では、ここ以外に、高瀬川そばにも別邸を持っていたそう。「全国に13カ所も別荘もってたんだって~」と、資料を読み驚くミモロ。さすが明治の実業家はスケールが違う…。
ミモロは、建物を見学した後、お庭の散策に出かけました。
素晴らしく整備されたお庭。明治42年頃には、ここを呉服商 市田弥一郎が譲り受け、大規模な改修が…。その時、庭を担当したのが、近代日本庭園の先駆者と言われる七代目 小川治兵衛です。そして近年、「株式会社ニトリホールディングス」が所有者となり、この素晴らしい庭園と建物を未来へとつなげることに。
琵琶湖疏水から引いた水が、敷地内を巡り、様々な景色を歩くごとに見せてくれます。
「これ、水車小屋だ~」
京都には、神社仏閣の見事な庭が数多くありますが、別荘の庭は、それとは幾分趣が異なります。「蓬莱の山とかないもんね~」と。そう、あくまでそこに過ごす人を楽しませると共に、それを所有する人の趣向が強く現れています。
水路の姿も、趣が感じられます。
歩いていて飽きることがない景色。ミモロはキョロキョロと周囲の変わりゆく景色を楽しみつつ歩みを進めます。
やがて開放的な芝生の広場に至りました。
この広場は、園遊会などゲストを招いた場所だとか。「きっと美味しい食べ物のテントとか出たのかな~」と想像するミモロ。お茶会などを行ったのでは…。
敷地内には、四季折々の植物が計算されて植えられています。桜、ツツジ、藤、睡蓮、もみじなど、どの季節でも自然の美しさが楽しめるのです。
「こういうところでゆっくり時間を過ごすっていいね~」とミモロ。でも、ここを作った伊集院兼常は、大変、エルネギッシュな人で、一か所に長く滞在することはなかったとか。「作ることが好きだったんだね~」と想像されます。
「ちょっと休憩しよう~」とミモロは、建物のところへ。そこの縁で寛ぐことに…。
「このテラス素敵だね~」と太さが同じ竹を組み合わせたテラスへ…
「ちょっとお尻痛いけど…」
座り方によっては、快適です。竹の趣が見事に活かされています。
水と自然が見事に調和した庭園。
「また秋に来たい~」というミモロです。
玄関脇には、現在の所有者の「ニトリ」に関係する書籍が並んでいました。
入場料は、夏の時期は3000円(庭園の写真集を含む)。1時間以上、ゆっくり過ごし、見どころがいっぱい。
「素敵な時間をありがとうございました~さすが『お値段以上のニトリ』…でした」と、係の方に挨拶するミモロでした。ぜひ、訪れてみてください…ミモロの感想を実感するはずです。
*「對龍山荘」の詳しい情報はホームページから
*ミモロのこのブログのお引っ越し作業もほぼ終わりました。「はてなブログ」でも同じ記事を「ネコのミモロの京都くらし」というタイトルでアップ始めました。まだ、馴れていないので、並行してアップしています。あしからず~
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