四条通の東の終点「八坂神社」から、ミモロは、同じ四条通を西に進み、壬生のエリアに入りました。目的は、節分祭で有名な『壬生寺」に参拝するため。その前に、「あ、ここでも節分の祭事やってる~」と、トコトコ入ったのは、「梛神社(なぎじんじゃ)」です。


「あれ、元祇園社って書いてある…」。そうこの神社は、さっきまでいた「八坂神社」=祇園社の元神社。貞観11年(876)に、都で疫病が流行し、播磨の国(現在の兵庫県)から、ご祭神、牛頭天王を勧請した折、その神輿を梛の林の中に下ろし、お祀りしたのが、祇園社の始まりとか。その後、現在の八坂神社にお移りに…。そのため、この神社を「元祇園社」と呼ぶのだそう。
八坂神社にお移りになる際に、梛にすむ人たちが、花飾りの風流傘を立て、鉾を振りながら、神輿を見送ったのが、祇園祭の起源とも伝えられています。
「なんか不思議…知らずにここに来ちゃった~」とミモロ。「そういえば、祇園祭の御神輿、こっちの方まで巡行するのは、ここが元祇園社だからだったんだ~」と。四条通の東と西に祇園社があるんです。
境内には、「梛神社」と建甕槌神(たけみかづちのかみ)をご祭神とする「隼神社」の2つの社が並んでいます。

厄払いの焚き上げも、この日行われ、煙に当たり、身に着いた厄を祓い、浄めます。

「ここでは、福引やってない…」とミモロ。氏子の方々が、福豆を求める姿が…。
社務所には、いろいろなお守りが並んでいます。ミモロが見ていると、「ネコちゃんは、こっちじゃない…?」と通りかかった方が…。

さて、そこから、屋台が並ぶ道をトコトコと東に進むと「壬生寺」に至ります。



「これ、どこで投げるんですか?」と、観光客がお店の人に尋ねています。「これは投げたらだめですよ。お寺に納めて、4月の壬生狂言のときに割ってもらうんです。そうすると願いが叶うんです」と説明。その観光客が去ってから、お店の人が、小さな声で「あんたーこんなもの投げたら怪我するわ~」と。観光客は、谷に向かって小さな素焼きのお皿を投げる「かはらけ投げ」と混同したようです。
「あの~どうするれば、いいんですか?」とミモロ。「表側にお願いごと、内側に名前と年齢を書いて、お寺にもっていってください」とお店の方。
ミモロは、小さいほうのほうらく400円を買って、墨で名前と願い事を書きつけました。
「これでいいかな?」




「はい、お疲れ様…100円ね」と納めるのに別費用が掛かります。「よろしくお願いします」とほうらくを納めます。

社務所では、厄払いのお札などが並んでいます。興味津々で覗くミモロ…

「あんたどっから来たの?かわいいね~」とお手伝いの氏子の方々。

境内では、山伏の大護摩祈祷が始まっていました。


「壬生寺」では、厄除け鬼払い壬生狂言「節分」が2,3日の両日上演され、多くの人を楽しませます。2日には、「壬生会館」で、狂言が無料で鑑賞できます。
「4日は、招福ぜんざいの無料接待があるんだって~。その日に来ればよかったのに~」と。
境内には、「阿弥陀堂」「弁天堂」などがありますが、また別の日にゆっくり訪れることに…。
参拝を終えたミモロは、門の外へ。

「あ、干し柿売ってる~」と、屋台に駆け寄りました。



ミモロは、干し柿と干しイモの一番小さな袋詰めを購入。「この自然の甘さがたまらない…」と言いながら、歩きながら干し柿をひとつ頬ばります。甘い干し柿が、ミモロの疲れを癒します。
*「壬生寺」の詳しい情報は、ホームページからどうぞ…。

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