「お友達に京都の味を贈らなくちゃー」と、ミモロは、ある日、贈答品を買いに御池通に行きました。
向かったのは、アーケードが終わる寺町通と御池通の角にある和菓子の老舗「亀屋 良永」です。


古い構えの和菓子店は、天保3年(1832)の創業。現在の店舗のある場所へは、昭和27年から。


お店の向かい側は、京都市役所。周囲には、大きなビルが立ち並びます。その一角にあるお店は、昔ながらの雰囲気。店の奥には、畳敷きのスペースがあり、5代目の店主が座っています。

「こういう感じの和菓子店って京都らしいよねー」
ミモロのお目当ては、この店に古くから伝わる銘菓のひとつ「御池煎餅」という白くて軽い麩焼煎餅です。
「あのね、このお煎餅、よくお土産にも持って行くの。素朴なお味で、誰にでも喜ばれるんだよ。それに軽いから、持って行くのに便利なの…日持ちもするしねー。パッケージもステキ!」と。

丸い缶入りには、22枚入って1300円。バラでも購入できます。1枚51円。
ほんのり甘さを感じさせるお煎餅は、お茶との相性も抜群。つい何枚も食べてしまいます。
ぜひ、一度味わってみて下さい…ミモロのお気に入りの味のひとつです。

さて、今、お店には、初夏の和菓子が揃っています。


「あじさいだってー。つい最近咲いてるの見たよね…」。干菓子の「大原路」(写真右)は、デザインを同じで、落雁などの色が毎月変化して、その月や季節のイメージを表現しています。お茶席などに人気の一品。
「和菓子は、季節を映すもの。目でも楽しんでくださいね」と6代目の下邑修さん。

ほかにも、いろいろ和菓子が、店内のケースに並んでいます。


上品な甘さの羊羹にも、季節の味わいが…。地元の人に長年愛され続ける和菓子のひとつです。
一部の品は、京都駅構内でも購入できます。でも、やはりどんなお店で作られているのか、知っていると、親しみもいっそう。ぜひ、御池のお店へ。このお店の品は、デパートなどの京都展のような催事に出品する場合を除き、京都以外では購入することができません。だから、京都のお土産にぴったりで、喜ばれるんです。
あれ?ミモロは…どこ? いました、いました…
「このお煎餅も美味しいよー」と。試食は、決して見逃さないミモロです。

*「京菓匠 亀屋良永」京都市中京区寺町通御池下ル本能寺前町504 電話075-231-7850 FAX075-251-0066 営業時間 8:00~18:00 日曜・第1・3水曜休み 交通 地下鉄東西線「京都市役所前」駅下車、地下の「ZEST御池」の寺町通方向の出口を上がり、すぐ。寺町アーケードの角。御池煎餅などは、電話やFAXでお取り寄せも可能。

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私、以前、東京へのお土産に千枚漬の大きな
樽詰め持って行ってナンギした事あるのよ。
和菓子おいしいよねぇ。 確かに日本人の季節感と美意識・・・なんだけど、かたくるしいこと言わないで、今度はお茶席にお相伴させて頂きたいわ。 末席で結構でございますので。
だから、ミモロは、和菓子なら、この麩焼煎餅が、
おすすめ。あまり好き嫌いがないお味です。
あとは、東京の人に好評なのは、ちりめん山椒かな?
御池煎餅、私もお使い物の定番です。
我がわれがと出しゃばらない やさしい味がなんともいい。
私の恩師(竹口のおばちゃんのでもある)も大好きなお煎で、送ったり送られたり
缶のラベルが志功さん(棟方)なのもステキで、お茶の缶とちょっとちがうのも良いですね(どんだけすきなんや!)
あー食べたくなってきちゃいました~