クリスマスイブの夜。ミモロは、お友達といっしょに家で過ごします。
「わ~すごいごちそう~みんな美味しそうだね~」とワクワク。
「これね!東山三条の『荒井亭』の鶏の足の唐揚げ~大きいでしょ?!」とミモロ。今年もクリスマスの時期に予約しておいた品です。
この時期しか食べられない品で、ミモロは、毎年楽しみにしています。
「大きいからみんなで分け分けしようね~」と本当はひとりで食べたいミモロですが、お友達のクマのハンスくんとメディーちゃんにも、この美味しさを味わってほしいという気持ちから…。
でも、実は、他にごちそうがいっぱいあったので、お腹いっぱいになるのは確実…。
「ホント美味しそう~」とハンス君。「ケーキも後で食べようね~」とメディーちゃん。
「どこから食べる?」とミモロ。3人(匹)の目は、ご馳走に釘づけです。
「食べる前に、クリスマスソング歌わないとダメだよ~」とその場を仕切るミモロ。
みんなで、声を合わせて「きよしこの夜」を歌いました。
それから、ミモロたちは、「25日までで終わっちゃう~だから行こう!」とミモロの提案で、車に乗って出かけたのは、五条西大路通そばにある「ローム本社」の並木道のライトアップ「ロームイルミネーション」です。
五条通は、西大路通のかなり前から、左側の車線には,そこへ向かう自動車の長い列ができていました。ミモロたちは、しばらくノロノロの車で待つことに。「やっぱりクリスマスイブだから、すごい人出…車も多いね~。もっと前に来ればよかったんだけど…」とミモロ。
「でも、クリスマスイブだからいいんじゃないの~」とハンス君。
「あ、あれがヤマモモの木じゃない?」とメディーちゃん。イルミネーションのシンボルツリーです。
今年で21回目となる「ローム イルミネーション」は、ローム本社沿いの並木道の86本の木々などに約86万個の電球を飾り、夜と共に点灯。使われるのは、環境を考慮したLED電球で構成されています。京都市内では、最大級の規模で、大人気の冬のイベントです。
「わ~キレイ~!」ミモロたちを乗せた車は、やっと並木道の入口から光が続く中へ。
道の両脇に続くメタセコイヤの並木。そこに灯された電球がキラキラと煌めきます。
「わ~い・・・光の中に入っていくみたい~」とミモロは、車のダッシュボードに乗って過行く景色に夢中。
車をどこか近くに駐車させれば、歩いてこの景色が楽しめますが、とても駐車場を探す余裕はありません。
「それに車からだと、道の中央部から見られるでしょ!」とメディーちゃん。
その通りで、歩道からとは景色が違うはず…。でも、わずかな時間しか見えませんが…。
もう並木道が終わるところへ…わずか3分くらいしか見えなかったかも…それだけ短く感じました。
「見て~うしろ~キレイだよ~」と後部座席にいたハンス君。
「ホントだ~」と振り返るミモロ。車の後ろには、光の並木が続いていました。
もう一周したい?どうする?と聞くと・・・
「もう満足!!!」と3匹声を揃えて答えます。
最終日の12月25日は、16:45から22:00が点灯時間です。
わずかな時間でしたが、素敵なクリスマスイブになりました。本日が最終日、ぜひお見逃しなく・・・。
帰り道は、スムーズに、西大路通から北上して、丸太町通を通り、下鴨エリアに戻りました。
後部座席では、クリスマスの料理をいっぱい食べた3匹が、折り重なるような姿で爆睡。
小さな寝息が聞こえるクリスマスイブでした。
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