ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

9月末まで味わえる、上七軒の「老松」のグレープフルーツでできた「晩柑糖」

2018-09-22 | グルメ

9月のある日、ミモロは、「北野天満宮」そばの上七軒にある「有識菓子御調進所 老松」へ立ち寄りました。
「ここだ~」
白い暖簾がかかるお店は、和菓子好きなら一度は訪れたことがあるだろう、有名な和菓子屋さんです。

「あ、晩柑糖だって~なんだろ?」と店の表にかかる額を思いながら店内へ。


「こんにちは~」「はい、いらっしゃいませ~」
いつもは、大勢の人でいっぱいのお店ですが、この日は、すでに夕方だったこともあり、静かにお品が選べそう。

 
京都の人たちに愛される和菓子は、お茶席をはじめ、神社やお寺の御用達もいろいろ。

そもそもこのお店は、古来より朝廷に伝わる有識故実による儀式・典礼の際に使われるお菓子なども手掛けています。その高い技術が、他のお菓子をも生み出しているのです。
 

「え~となんにしようかな?」とミモロは、ガラスケースを覗きます。

上菓子、羊羹、焼き菓子などいろいろな種類を前に、また悩むミモロです。

「これ北野天満宮の梅でできた梅酒で作ってるんだって~。美味しそう~」
「梅酒羹」に心惹かれます。

ほかに、「松風」は、中に桃が入ってる白みそ風味の焼き菓子。
「これも美味しそう~」

でもやはり気になるのは、表の看板にもあった「晩柑糖」です。
「やっぱりこれにしよう~」

毎年、春4月になると夏ミカンを使った「夏柑糖」というお菓子が発売されます。夏ミカンをひとつひとつ手で丁寧にくりぬいて、絞った果汁と寒天を合わせ、再び皮の中へ。

「これグレープフルーツだって~」とミモロ。そう、すでに夏ミカンの時期は過ぎ、その製法でグレープフルーツで作ったお菓子です。

「夏ミカンの食べたことある~。美味しいんだよね~」と思いだすミモロ。「これ1つくださいな~」
さっそく包んで頂きました。

「ちょっと重いけど~」
ずっしりとした重さながら、しっかり持って帰ります。
「ありがとうございました~」「はい、またお邪魔します~」


家に戻り、さっそくいただきます。
「う~美味しそう!」とお皿にのせて…。ダメ~ひとりで全部たべちゃうつもり?

「え?だって~美味しいんだもの」と丸ごとスプーンですくって食べるつもりのよう。

みんなで分けていただきましょうよ~。「え~」とちょっと不満そう…。
小さなお皿にカットしたものを移し、いただきます。
「いい香り~」グレープフルーツの甘酸っぱい香りがミモロの鼻をくすぐります。

爽やかな甘さのお菓子は、なんとも美味しく・・・あっという間にいただきました。

「いつか丸ごと食べるんだ~」と、その日を夢見るミモロでした。


*「老松」の詳しい情報はホームページで

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コメント (2)
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