今年の夏のある暑~い日。ミモロは、お友達といっしょに、「深泥池」のトンボの観察会に参加しました。

京都の町の北部に位置する「深泥池」は、水生生物の宝庫として研究者の間では、評判の場所。


日本古来の在来種の種類も多いのですが、近年、外来種によって、その自然体系が損なわれつつあります。
自然大好きなミモロは、お友達を通じ、よく「深泥池自然観察会」などに参加しています。
さて、この日は、トンボの観察会。トンボに詳しい研究者の方が、参加者にさまざなま種類のトンボを見せてくれました。


そこによると、「深泥池」には、約75種類のトンボの観察記録がり、京都府下では、約100種類。また全国では約200種のトンボが確認されているそう。その中で、一か所で、多くの種類が確認される「深泥池」は、とても珍しい場所なのだそう。
虫とリネットを巧みに動かし、次々にトンボをゲットする研究者。「さすが~」とその技に感心しきりのミモロ。
採取したトンボは、観察のため一時捕獲。「これチョウトンボですね~」広めな羽でひらひらと舞うトンボです。


ミモロも近くで観察します。「では、観察したら、放しますよ~」と、瓶からトンボを出すと、ミモロのところへ。
「あ、トンボさん・・・」ミモロの毛並は滑らないので、居心地がいいよう。


「ミモロちゃんが好きみたいね~」と周囲の参加者に言われるミモロ。「さぁ、次の場所に移動しましょう~」と。「え?ダメ~まだトンボさん、ここにいたいみたいだから~」とトンボが自分で飛び去るまで、ミモロは、じっとしていました。
「これは最少サイズのハッチョウトンボで、1円玉くらいの大きさしかありません」

「こちらは大きなシオカラトンボですね」

いろいろなトンボを観察したミモロたちは、池の畔をさらに奥へと進みます。

「だって、ネコだけど、2足歩行なんだもの…」と。

池の周囲には、森が茂ります。強風などの影響で倒木なども目立ち、その隙間をぬって進むのです。

自然豊かな池の周囲は、実は、近年、鹿がやってきて、樹木の新芽や幹の皮などを食べて、木にダメージを与え、森の姿が変わってきているそう。森が変わると、そこに住む生物にも影響が出てきます。

池の周囲でも観察は続きます。

「そこ気をつけてください!」といわれたのは、スズメバチの巣。

そ~と静かに・・・蜂を刺激しないように、そばを通りぬけるミモロ。
また別の木には、コガネムシなどが樹液に集まっています。

「なんか池の水少ない感じ~」そこにさまざまな堆積物があり、草などが茂ります。

「あ、ショウジョウトンボかも…」

赤とんぼが多く飛びだすと、秋が近い気がします。

「前に観察したヤゴたち、みんなトンボになったかな?」
今年の夏もいろいろ珍しい生物に出会ったミモロでした。
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