京都岡崎の「京都国立近代美術館」で「東山魁夷展~本当の「あお」に出会う~」が10月8日まで始まりました。

ミモロは、レセプションに行きました。

「わ~すごくたくさんの人が来てる~」当日、会場には、たくさんの人。


ジュースをいただきながら、レセプションに出席。
さて、日本を代表する画家、東山魁夷の生誕110年を記念し、30年ぶりに開催された大回顧展。その注目度の高さが伺えます。
明治41年、横浜に生まれた東山魁夷。東京美術学校卒業後、ドイツに留学。そして戦後、日展を舞台に活躍します。
日本人の自然観や心情を表現した。その世界は、見るものの心に寄り添い、静寂へと導きます。
会場内には、代表作の「道」『残照」などをはじめ、訪れたヨーロッパや京都などの景色を描いた風景画など、約80点が、東山魁夷の世界を展開しています。
「あ、これ知ってる~」「この白馬の絵、見たことあるよ~」と、ミモロでも以前目にしたことがある作品が次々に。
なかでも、「これすごいね~」と足を止めたのは、「唐招提寺御影堂障壁画」です。

「きれいな青~」東山魁夷独特の「あお」が、鑑真和上が見たかったであろう日本の景色を描いています。
「あ、ミモロちゃん、来てたんだ~」「こんにちは~」と挨拶を交わしたのは、唐招提寺の僧侶である松浦さん。

東山魁夷と「唐招提寺」のかかわりは深く、昭和46年、鑑真和上の像を安置する御影堂の障壁画の製作を受諾し、それから約10年かけて完成させます。この仕事を受けるにあたり、東山自身、熟慮を重ね、その大仕事への覚悟を決めます。鑑真和上の人物像、そしてその思いなどを研究。日本への5度の渡航に失敗し、失明。ついに自らは見ることができなかった日本の景色を、東山魁夷は、雄大に、そして「祈り」を込めて描きだします。
「すごいね~」とただただ感動しているミモロ。

雄大な世界観・・・魁夷ブルーとでも言える独特の深みと温かみ、静寂観を含んだ「あお」に、見るものは魅了されてゆくのです。

「きっと大きな岩だね~」

作品をじっと見つめるミモロ。

美術館正面では、作品を身近に感じることができる展示もあります。
ブナの原生林に流れる滝が、雄大な景色をつくる「青響」。

そして戦後5年後に描かれ、日本の未来の進むべき道を信じるようにとの思いが感じられる「道」。
この絵は見る人に、進むべき人生の道への希望をもらたす代表的な作品のひとつです。
「そう、ミモロも迷わず真っすぐ進むんだ~」と・・・。その後ろ姿に逞しさを感じます。

「感動しちゃうね~」とミモロ。ぜひ、訪れたい展覧会です。

現在、東山岡崎エリアは、「京都市美術館」の改装が進行中。

夕暮れ迫る岡崎エリア・・・ミモロが大好きな場所・・・「ちょっとお散歩して行こう~」

*「京都国立近代美術館」の詳しい情報はホームページで
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