いよいよ9月末で終了する「第43回 京の夏の旅」文化財特別公開。ミモロは、慌てて出かけたのは、嵐電の「御室仁和寺駅」から徒歩5分ほどにある「旧邸御室」です。
「ここだ~」住宅地の道を進み到着した閑静な場所。そこに趣ある昭和初期の住宅がありました。
ここは、敷地500坪に建つ数寄屋造りの邸宅。昭和12年に建てられ、その目的や設計者は不明なのだそう。
昭和44年に当時、住宅として使用していた大手酒造メーカーの役員4代目 阿部喜兵衛氏より、株式会社山三製材所の社長、山本三夫氏が譲り受けたもの。
今回の公開は、現在の所有者である山本氏の次女 村田章代さん(向かって右)が、文化財としての価値をより多くの方に知ってほしい、そして地域の文化の発展に貢献したいと行ったもの。
「ゆっくりご覧くださいね~」と。「は~い」ミモロは、まずお座敷へ。
緑の木々が茂る山をその景色にした庭。お座敷のピカピカの栃の木の大きな机にその景色を映して鑑賞するのがおすすめだそう。
お座敷の欄間は、富士山。そして床の間には、北山杉の掛け軸が…
日本の美を表現した趣向です。
「広いお家だね~」とミモロはあちこち歩き回ります。
お茶室や中庭、
洋間の絵や洗面台など、興味惹かれるものが次々に
「ここお蔵だ~」と、ちょっと中を覗きます。そこには、この家に伝わる古いお道具などが…
また、案内の方がぜひ…とおすすめなのが、バスルーム。一面の大きなガラスで、まるで露天風呂のような感じ。
そして、ガラスのドアには、渓流を進む筏くだりが彫られています。
「このお家の人って、きっとお風呂大好きなんだね~」と想像するミモロです。
さて、お座敷でお庭を鑑賞して、それからお庭を探索します。
「みんな1枚岩の踏み石だ~」庭の石橋も大きな1枚石です。
庭に置かれた大きな鞍馬石。一畳ほどもありそうな大きさです。
そこから、山の中へ。ここは「双ヶ岡」の中腹にあたります。
雨で滑りやすい道を慎重に…。
そこにはお茶室が…躙り口から中を拝見。
見学していると雨が強く降ってきました。「待合で雨宿りしよう~」ということに。
なかなかやまない雨・・・ミモロは、雨を眺めたり、葉に落ちる雨音を楽しんでいます。
「あの~もうここは閉じますから、山を下りてください~」と係の方が傘を持って迎えに来てくれました。
「あ、もうおしまいですか?」ミモロはもっとそこで過ごしていたかったよう。
雨が強くなると、山道が滑りやすくなるので、茶室への道は閉鎖するそう。
母屋にもどったミモロ、「このお煎餅美味しそう~」と、売店へ
ここでは、お茶とお菓子のセット(600円)も楽しめます。
雨がいっそう激しくなった中、ミモロは、駅へと戻りました。「仁和寺まで見学できなかったね~」
「古い駅舎だ~」
駅の正面は、仁和寺。晴れていたら足を延ばしたいところでした。
*「旧邸御室」の情報は、「京都市観光協会」のホームページで
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