週末、京都も台風11号の接近で、荒れ模様の天候が予想される金曜日。ミモロは、「五条坂の陶器市」に出かけました。
今年も、いろいろな陶芸家さんたちが、作品を持ち込み、また、地元の五条坂沿いの陶器店が、格安で、いろいろな品を並べる京都の夏、恒例の陶器市です。
トコトコと清水寺の方向から、五条坂を鴨川方向へと下ります。「このコースの方が、下り坂だから、歩くの楽なんだもの…」とさすが慣れてるミモロです。
五条通を挟んで、南北両側に、仮設テントが並び、そこに関西を中心に、陶芸家さんたちが作品を並べています。
「あ、木村年克さんのテントだ~こんにちは~」
この春、神宮道で開催した「ネコのミモロの京都案内写真展 大好きなクラフト作家さんといっしょー」に、出品してくださった方。
陶芸のオブジェなども手掛ける作家さんで、その作品も、器としての使いやすさとともに、アートが香るのが特徴。
「このピンクのお皿もかわいい…」
*木村年克さんは、「初秋の器 三人展」を開催。8月20日から25日 11:00~18:00 会場「うつわ屋 めなみ」京都市北区小山花ノ木町15 075-493-4353
次に、脚を止めたのは、昨年の秋のミモロの写真展に出品してくださった大井寛史さん。
「あ、ミモロちゃん、久しぶり…」「こんにちは~」と、再会を喜ぶミモロ。
薄手の白い器には、「ホタル手」という小さな穴をあけ、もようを付けたもの。繊細で洗練された感じが、人気です。
「中に、オレンジジュース入れると、うっすらオレンジ色が外からわかるだよね~」
ミモロもお友達にプレゼントした器です。
ほかに、ミモロが日頃愛用してるのが、ホウロウの器のような陶器製のカップです。
*大井寛史さんは、8月27日から、9月2日まで、京都高島屋の6階の美術工芸サロンで、個展を開催されます。
さらに坂を下ると、滋賀県にアトリエがある河合正光さんのところへ。
河合さんも、春の写真展に出品してくださいました。
「すごく薄手の器で、丹精なフォルムが素敵…。すごく使いやすい器なの…」ミモロは、以前、お湯のみを買って、ずっと愛用しています。「今日は、何を買おうかな…」と、いろいろ作品を見ています。
*河合正光さんは、10月17日から19日に「清水焼団地」で開催される「清水焼の郷まつり」にも、出品されるとのことです。
ミモロの写真展に出品してくださったみなさん。いずれもとても個性的で、美しく、使いやすい器ばかり。「ミモロ、いいセンスしてるでしょ!」と、鼻を膨らませながら、ちょっと自慢げ…。
猛暑の夏に4日間にわたり開催される陶器市は、朝から夜までの長丁場。なかなか作家さんたちも大変です。でも、ミモロたちのように訪れる人にとっては。直接、作家さんと作品について、お話が聞けたり…それが楽しいんです。
実は、五条坂の陶器市は、年々来場者数が減少しているそう。猛暑の時期になってしまったこと、また常連客の高齢化、若い人の陶器に対する関心が薄れなど、さまざまな要因が影響しています。バブル時代は、歩けないほど、多くの人が訪れたという陶器市。「うちには、使い切れないほど、たくさん器があるんで~」という人も多いよう。もちろん、使える食器は、たくさんあるかもしれませんが、お気に入りの陶芸作家さんの作品を、ひとつでも身近に置くと、なにか生活が豊かになった気がするもの。ぜひ、陶器市で、さまざまな作品を見てほしいものです。
割れないから使うのではなく、気に入っているから使う…その差は大きいんです。
「作った作家さんの顔を知ってるって、器を使うたびに思い出して…いっそう大切にしなくちゃって、思うの…」とミモロ。
「また、明日も行こうかなぁ…」と思っていたミモロですが、土曜日、午後、家から出ると…
いつもなら、観光客で賑わう週末の平安神宮周辺も、人影がありません。
「う~」と、ミモロも強風の中、立っているのが大変な様子。公園の木々もザワザワと葉を揺らしながら、音を立てています。「あ、落ち葉やゴミが舞ってる…」台風11号が、迫っています。
「五条坂の陶器市どうなったかな~」と、インターネットをチェックすると、「台風の影響で、土曜・日曜は中止します」と…「やっぱり~中止なんだ…」
今年の陶器市は、2日間で終了に…。
土曜日、京都は、次第に風が強く…。「京の七夕も中止だって…」お盆休みに開催を予定されていた、さまざまなイベントが中止になりました。
「今年は、ご先祖様とゆっくり家で過ごしなさいってことかな…」とミモロ。
近畿各地では、台風の被害も出始めています。
「家に戻ってるご先祖様たちが、守ってくれるといいのに…どうぞ、みんなをお守りください…」と、仏壇に手を合わせるミモロでした。
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