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「もっと京都の暮らしを知りたい!」とミモロは、12月3日、4日の泊りがけで、京都市の北部にあたる京北エリアで開催された「初冬の京北まるごと体験ツアー」に参加することに。
この体験ツアーは、京都市右京の北部の山と畑が広がる場所にある『京都府立ゼミナールハウス』が主催するもの。
「小蕪漬け、納豆仕込み、餅つき、地酒蔵元見学など、自然豊かな京北の人々が今に伝える伝統の食文化を、実際に体験できるんだってー」と、送付された資料を見ながら、参加するのが待ち遠しいミモロ。
3日の朝、待ち合わせの二条駅まで、参加者を車がお迎えに。
このツアーを企画、主催する「京都府立ゼミナールハウス」は、教育・文化・芸術の振興を目的に設立され、四季折々のさまざまな企画事業を行い、都市と農村との交流を図る生涯学習活動を推進する機関。県外の人でも、参加できる体験ツアーがいろいろ企画されています。(ぜひホームページをご覧ください)
今回のツアーの参加者は、ミモロを含む6名。毎年、このツアーに参加するのを楽しみにしている方も。
車に乗り込んだ参加者は、一路、京都市の北部へと、紅葉の鮮やかな周山街道を進みます。
紅葉の名所である高雄を過ぎて、さらに北へ。この辺りは、川端康成の小説「古都」にも登場する北山杉の里。車窓からも、まっすぐに伸びる美しい杉の林や、切り出した木の姿が。
二条駅から、車で約1時間ほどで、最初の目的地「道の駅ウッディー京北」に到着。
店内には、「京北特産品」として、近隣の農家で育った野菜や米、小豆などの穀物、地元産の乳製品のプリンやシュークリーム、お餅などの加工品と、さまざまな品が豊富に揃う、まさに充実した道の駅。
ミモロは、地元の人や観光客で賑わうお店の中を、トコトコと見て回ります。
店の中央部には、北山杉の里を象徴する大きな杉の木が。
そして、杉を使った温もりあふれるおもちゃや、
作りもしっかりとした椅子や机などの家具もいろいろ。
なかでも、「わーこれ欲しくなっちゃう…」とミモロが気に入ったのは、フラフラ揺れる木馬。
子供が生まれた方へのプレゼントにしたくなる品です。しばらして…。
「ギャー!」とミモロが声が。
「もうビックリしちゃった…」と、クマのはく製の前で、震えるミモロ。そんな時…。
「ミモロさん、ちょっとこちらに…」と、今回のツアーの担当者である「京都府立ゼミナールハウス」の安谷さんの声。少しフラフラしながらも、クマの前から、お店の奥へ。そこには、京都府の地形の高低差がよくわかる地図が壁に掛っています。
「ここが今、我々がいる京北です。ほら、京都の市街地より、こんなに高い場所にあるでしょ。ここには、この山間の道を通ってきたんですよ。冬は、ここらは、雪がかなり積もります」と、地図を指し示しながらの説明を。
そもそも京北は、丹波高原のなかにあり、日本海と太平洋の分水嶺をなすことから「京都府の屋根」とも言われるところ。多雨多湿の気候は、森林の育成に適し、総面積の93%を森林が占める山里です。
集合時間まで、ミモロは、またお店の中を歩き回ります。
「あ、これ美味しそう!」とミモロが、見つけたのは、美山産の牛乳で作ったシュークリーム。
「これくださーい!」とレジへ。
「それ、とても美味しいんですよ」とレジの方。
その言葉どおり、香ばしいシュー皮の中には、ミルクたっぷりのお味のトロリとしたカスタードクリームがいっぱい。
次の場所へと向かう車の中で、「うーん、やっぱりすごく美味しいシュークリーム…」と言いながら、口のまわりにクリームをつけながら、ひとり早々とおやつの時間を楽しむミモロでした。
「さぁ、つぎは、小蕪の収穫を体験してもらいますよ」と安谷さん。車は、ミモロたちを乗せて、初冬の村の中を進みます。
*「道の駅 ウッディー京北」 京都市右京区京北周山町上寺町1-1 電話075-852-1700 営業時間:9:00~18:00 休み:年末年始