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「初冬の京北まるごと体験ツアー」で、ミモロが体験しているのは、京都の山里に受け継がれた納豆づくり。「京都で納豆づくりを体験できるとは、思わなかった…」とミモロ。
京都が、納豆発祥の地とは…意外な感じですね。
さて、ミモロたち、ツアー参加者は、納豆を包む「藁つと」づくりを、無事終了。
いよいよその中に、大豆を入れる作業がはじまります。
ここで使うのは、地元、京北産の大粒大豆。豊かな甘みが味わえる美味しい大豆です。
「大豆のいい匂いがする」と、ボールを抑え、作業を手伝うミモロの鼻はピクピク。
前日より、軟らかく煮たアツアツの大豆を、藁つとの中へ。
大豆を熱いうちに、藁つとに入れることで、わらの雑菌を消毒し、熱に強い納豆菌の働きを促進します。
藁つとは、真ん中あたりを、ギューッと力を入れて、一度折り曲げ、中に指を入れて、左右に引っ張り、口を広げます。
藁つとの上下から、力を加え、真ん中部分にゆとりを持たせ、開くのがコツ。
しっかり開かないと、中に十分に大豆が入りません。
「ちゃんと開けないと、納豆が少しになっちゃうんだー。大変!もっと口を広げて、たくさん大豆が入るようにしなくちゃ…」。食いしん坊のミモロは、たくさん納豆が食べたいので、全身の力を振り絞って、藁つとを開きます。
参加者の方々は、次々に、自分が作った藁つとの中に、大豆をいれる作業へ。
小さなミモロは、スタッフの方に助けてもらいます。
「お願い…たくさん大豆入れてね…納豆大好きだから…」
「はい、たくさん入れましょうね」と、ミモロのお願いを優しい笑顔で叶えてくれるスタッフの方。
次に、大豆を入れた藁つとは、大豆がこぼれないように、口を閉じ、中央部分を藁でしばります。
「できたー!」。ミモロの藁つとは、大豆がいっぱい入って、お腹がポッコリ。
「たくさん納豆が食べられるねー」と、食べる日を楽しみにするミモロです。
大豆が入った藁つとは、熱いうちに、藁を入れた大きな紙袋の中へ。
そして、もみ殻がいっぱい入った大きな木箱の中に、その袋を寝かせます。
「これ、納豆のベッド?ここでしばらくお休みするの?」とミモロ。
「そうです。ここで38度から42度ぐらいに温度管理しながら、3日間ほど寝かせます。4日目ぐらいに温度が下がっていると、納豆に変わっている証拠。もみ殻から取り出して、出来上がりですよ」と。
温度を温かく保つために、紙袋の上には、さらにもみ殻が被せられます。
そして、少し重石を置いて、そのまま納豆になるのを静かに待つことに。
「美味しい納豆になりますようにー。納豆菌さん頑張ってね」と、ミモロは、そっとお願いしました。
「しばらくしたら、美味しい納豆がおうちに届きますよ。楽しみにしていてくださいね」と、今回、納豆づくりを教えてくださった「山国さきがけセンター」の優しいスタッフの皆さん。
「楽しみに待ってまーす、どうもお世話になりました。ありがとうございます」とミモロは、お礼を言ってお別れしました。
そして…
納豆づくりを体験してから、一週間ほどたったある日。
ミモロのもとに、宅急便が到着。その中には、体験ツアーで作った納豆が2本入っていました。
「わースゴイ!ちゃんと納豆になってるー。美味しそう…」。
その日の夜、ミモロは、自分で作った納豆を、アツアツのご飯と一緒にいただきました。
「大粒な納豆は、まろやかなお味…納豆本来の美味しさって、こういう味なんだー」と、ミモロは、感動しながら、ご飯をお代わり。
楽しかった納豆づくりを思い出しながら、ますます食が進みます。