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「京都のお正月料理ってどういうの?」と、初めての京都でのお正月を控え、お料理が気になる食いしん坊のミモロです。
そんなある日、お友達が、「京都の有名な料理屋さんが、お正月料理を披露するイベントがあるのよ。興味ある?」と。「もちろん、あるある!」とミモロ。お友達から送られてきた入場券を握りしめ、会場の岡崎「みやこめっせ」へ向かいました。
「第106回 京料理展示大会」は、毎年、12月中旬に京都料理組合が主催するイベントです。
会場には、開催時間の10時には、すでに多くの人が詰めかけるという人気のイベント。
ミモロも、11時には、会場へ到着。「わー大勢の人がいるー」とビックリ。
会場入り口には、吉田神社に創建された、料理の神様といわれる「山蔭神社」の祭壇が。
「さすが京都の料理会。やっぱり神様を大切にお祀りするんだね」と感心するミモロ。
そばには、料理の材料で作られた宝船も。
「スゴイ!これ食べられるの?」とミモロは、じっと見つめます。(*これは飾りなので食べられません)
「第106回 京料理展示大会って、スゴク歴史ある大会なんだー」とミモロ。
確かに今年で106回というのは、スゴイこと。平成17年に第100回を迎え、その年は、京都料理組合創立260年だったというのですから、その歴史の長さに驚くばかり。
そもそも「京都料理組合」は、嘉元3年(1305)に崩御なさった亀山法皇の命により、京都にたった錦の店(にしきのたな)、上の店(かみのたな)、下の店(しものたな)という日本最初の市の間で、江戸時代に生まれた、それぞれの同業者が交流する「魚鳥講」というものを起源としているそう。
そして、この「京料理展示大会」の第1回は、なんと明治9年(1876)。東京遷都で、衰退した京都の経済や文化、そして京料理の復興を目指し開催されることに。その当時、有名料理店が、自分の技を披露するというのは、なかったこと。それをプロデュースした人って、スゴイですね。現在は、京料理の伝統や基本理念を後世に伝え、発展させてゆくことを目的に、多くの京都の老舗料理店や、評判の料理店などが加盟し、その技を披露しています。
「わー華やかな料理が、いっぱい…」と、次々に展示された料理を見て回ります。
「あ、この料理屋さん知ってるー」と、ミモロが行ったことがあるお店も、その中に。
いずれの料理も、美しく、見事…。見惚れてしまう料理です。
1時間では見て回れないほどの出店数の多さ。「どれも美味しそう…」と、ミモロの目つきが危ない感じに。
さて、会場には、お料理を見て回る以外のお楽しみも…