michi のひとりごと

日々のつぶやき、あれこれ。

老々介護で 100歳になった母を見送りました。
こちらは重度の難聴。

もう大晦日!?   〔行事〕

2010-12-31 07:25:11 | Weblog

アッ、という間に大晦日になっちゃったね。

 

きのうは、かまぼこ切り。

自分で「これならやれるんじゃない? 」と思って提案したんです。

去年は一人でやったんですが、今年は常時4人くらいで。

筆談器を持っていったら、バッチリ ポイントを書いてもらえた。

  ホッ。。

みんな楽しそうに談笑しながらやってて(手は せっせと動かしながらですよ)、

ナニ話してるのかゼンゼン分からなかったけれど

気にしないね~。

 

かまぼこ、切ったのを紅白にあわせ組んでいって、

大きなバットいくつかに並んでくると、

とってもきれいで、いかにも お目出度い って雰囲気。

思わず、そのまんま口から出てしまった。

  「うわぁ~きれい~

拍手までしちゃったね――。

 

 

  皆さん、どうぞ良いお年を 

 

 

 

 

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言い訳!?     

2010-12-30 07:38:10 | Weblog

前回の記事を見てみたら、

あらまぁ、氷の写真が小さくでてるじゃない

その日のところの最後に、「言い訳」をつぶやいておきました。。

たいへん失礼しました。

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ふと気づいてしまった!?   〔聴こえ〕

2010-12-28 07:14:05 | Weblog

きのうは、

雪の写真を…と思った頃には、もうほとんど溶けてしまってました。

それで、今年初めの頃の写真を出してみました。

 

 

                       

 

私は、いつも新聞は職場のロビーで読んでます。

仕事の区切りに、「今なら読める」「いま見ておこう」という感じ。

ところが、状況は・・・。

みんな、よく話をしている。

(ロビー内、私以外に2~3人くらい、という状況です。)

談笑などする場でもあるのだから、当然といえば当然なんですが、

遠く離れていても、その距離関係を保ったまま、大きな声で話を交わしている。

 

こちらにとっては、何の話をしているのか分からないけど、結構気になる。

新聞を集中して読むのに妨げになるんです。

それで、片方の補聴器は、うんとボリウムを下げ、もう片方は切ってしまったり。

そして心の中では、

「他に誰もいない時なら大声で話しても良いけど、

 そうじゃないんだもの、近寄って話せば良いのに…。」

といったような思いが出てくることも。

 

ところが、きのう、ふと気づいてしまった。

聴こえる人だったら、そこに横から加わって一緒に話したり

そんなこともするんじゃないかしら? って。

 

  自分の側からだけの、狭い観方に、

   なんだか恥ずかしくなりました。

 

 

                       

前回、この写真が小さく出てたんですねぇ。

 補足訂正します。

 

言い訳ですが、、、

この日、書き込んだとき、

前の冬の写真を選んでいてね、

「この写真を使って新規投稿」をクリック。

「プレビュー」では出なかったんですよ。。

 

この写真は、今年のお正月、

滝を見に行き、私はまだ体調悪くて滝まで降りていけなかった。

それで、車から降りたところにある手水のところまでヨタヨタと歩いていったら、

竹から滴っていた水が凍ってたんですよ。 その写真。

たいへん失礼しました。

 

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声って心の表れ   〔思うこと〕

2010-12-27 08:05:25 | Weblog

初雪~

といっても7mmくらい積もっただけですが。

雪って、平等なんですよね。

小さな軽トラにも、高級車にも、

新築の立派な家にも、掘っ立て小屋にも、

同んなじように積もって、真~っ白。

 

                 

  

職場には、よく電話がかかってきます。

私は聴こえないので、同僚の誰かがとってくれる。

なに言ってるのか、なんの話なのかは分からないんだけど、

相手が外部の人なのか、近しい人なのかは、すぐ分かる。

声が、喋り方が、ゼンゼン違うんですよ。それはもう丸っきり別人のよう。

 

自分が、対面した人と話すとき、

「なんか、今日は低い声しか出ないナ…」と感じることが たまにあります。

逆に、「ちょっと弾んだ感じに言えたわねぇ」と感じることも。

 

  声って、心と直結してる。 

  声って、心の表れなんですねぇ。

  どうしても声が低くなっちゃうときは、自分の家で、

  明るい声と笑顔を「練習」してから外に出るようにしようかしら。

  明るい声と笑顔を出せることで、心が元気になったりするものね。

 

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年末、大わらわ…かな?   〔お仕事〕

2010-12-26 07:25:06 | Weblog

暮れも押し迫ってきて、事務はふだんの数倍の時間がかかり、

しかも煩雑(私にはね)。

カクゴ、――いえ、心の準備は してたけど、これほどとは・・・。

同僚に「結構ですねぇ~、大繁盛」と言ってから

「あ、いま口先だけで言っちゃった」と苦笑し合う。

 

でも、ここまで書いて、ふと思えてきました。

生産職場の人たちは、もっと大わらわなんだよね、って。

そして、販売・お届けする人たちも。

  あ、、大わらわって感じじゃないかも。

 

一つ一つに心を籠めてやっているんじゃないかな。

それぞれの役割で、きっと出来うる限りの手を尽くして取り組んでいる。

私は、その間で、つないでいく大切な役割を任せてもらっているのよね、そういえば。

どの役割の人も、みんなみんな そうなんだね。

 

  そのまんーま 繋いでいきたいって、

  素直に想えてきました。

 

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「かけがえのない贈り物」って?   〔メルマガ〕

2010-12-24 07:46:16 | Weblog

Mちゃんが、こんな素敵なお話をプレゼント転送してくれました。

心の糧・きっとよくなる!いい言葉 』

というメルマガです。

今回のお話は、「かけがえのない贈り物」。

  胸があつくなり、涙が…。

 

上にリンクしたので、ぜひどうぞ。

 

  メリークリスマス~

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クリスマス、もうすぐじゃないねぇ~♪    〔行事〕

2010-12-23 08:30:48 | Weblog

ずうっと気になっていた年賀状。

やっっと軌道にのってきた。

 

  さて、もうクリスマスになるねぇ。

 

Mちゃん、見てくれてますか?

いつもありがとね~。

 ―― 公開の場で、きわめて個人的な…。スミマセン。 ――  

 

 

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聴覚障害って、コミュニケーション障害なんですよね   〔TV〕

2010-12-22 07:23:13 | Weblog

季節ごと、ということでしょうか、

NHKで『にっぽん紀行』という番組があり、

たいてい3~4夜連続。

これ、いつも しみじみとしてくるんです。

 

ゆうべは『殻を破るシャッター~鳥取砂丘・16歳のカメラマン~』。

ろうで、16歳のカメラマン。

手話で話をしながら、声でも話してくれるんだけど、

発音は・・・。 一生懸命練習してきたようですが。

私には、主に字幕で分かるという状態。

 

彼は、カメラマンとしては、とっても優秀で評価されているんだけれど、

人を対象にした写真を撮るためには、心を通わせて打ち解けないと良い作品が撮れない。

いや、その前にまず、とにかく「撮らせてください」と声かける必要がある。

そこに彼は、つまづいてしまったのです。

 

  ちょっと前に、ある人に後ろから肩をたたいて、ビックリされてしまったことがキッカケとなって。

   (ろうの人同士では、声かけても聴こえないわけで、肩をたたくとか、ふつうにやっているようなんですよね。

    そういう習慣が ちがう。)

 

彼の場合は、小学校時代の恩師がサポートしてくれていて、

「観光に来ている外国人(元々言葉が通じない)に声かけてみたら?」とアドバイスしてもらい、

それをきっかけに自信がついていく。

  光が見えてきたんです。

 

        

そうなんですよね。

聴覚障害っていうのは、コミュニケーション障害。

ふつうに聴こえていて、ある時(時期)から難聴になった場合は、

話すことは出来ても、

返ってきた言葉を聴き取ることが困難。

それが目に見えているので、なんとなく自分から軽く声かけることをしなくなってくる。

――ハイ、それ、自分です。 

パッと声が出ない自分に気づくことが よくあるんです。 出るときもあるけれど。 

 

それは 振り返ってみると、

性格とか、これまでの経験とか、原因は色々あるけれど、

そのとき自分の心が

  軽く明るく ゆったりしているかどうか、が分かれ道みたい。

 

こういうことは、意識しすぎても、逆効果になったりするんですよね。

ま、そんなとこで やらせてくださいな。 ぼちぼち。。

  方向性としては、ハッキリ持っていようと、改めて――。

 

 

 

 

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Nスペ『私たちは核兵器を作った』   〔TV〕

2010-12-20 07:38:15 | Weblog

職場は、もうふだんの倍ほどの忙しさ。

量も種類も多いし、『年末』ということで煩雑になっている。

重大なトラブルの一歩手前になることも。

こういう時だからこそ、落ち着いて、一つ一つ確認して着実に進めていかなきゃね。

 

そしてポイントは、

連絡不足や、ミスなどを責めないこと(人のも、自分のも)、

と思いました。

  その時点で 出来ることを 適切に 対応する。

これが、仕事そのものも、自分の心も守る、って実感しています。

    

                     

 

ゆうべのNスペ 『私たちは核兵器を作った』 は、とてもショックでした。

詳しい内容を探すと、ここにアップしていただいてました。↓

http://ameblo.jp/cm115549901/entry-10741837211.html

 

もう、ゾッとするほど怖い。

そして、その仕事に従事された方々は、本当にタイヘンだっただろうと思います。 今、現在も!

いったい、どうしてニンゲン社会は、こういうことになってしまったのでしょう。。。

 

 

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山からのプレゼント、クリスマス・リース    〔手作り作品〕

2010-12-19 07:12:56 | Weblog

こないだ、職場のロビー横に、

リースがいくつか並んでいて「どうぞ~」とありました。

誰かが作ってくれたようです。

材料は、その辺りで採ってきたのでしょう。

  こういうの作れるなんて、良いわねぇ~。

  そして、こういうの好きな人に プレゼントしたいっていう、あったかい心も。

とっても嬉しくなって、ひとつ戴いてきました。

 

出来合いのヒイラギの葉っぱを3つ付けてと・・・

あと、どうしたら良いのかしらん?

こういうセンスも乏しく、アイデアも浮かばなくて。。

あ、赤と緑のリボンなんて結んだら、クリスマス・リースになるのかな?

赤い実が少ししぼんできちゃった。

クリスマスまで もってくれるかな…?

 

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チョットひとことで喜んでもらえたね   〔お仕事〕

2010-12-18 07:48:16 | Weblog

最近、職場の相棒(先輩)が風邪ひいちゃった。

彼女に、

「あと全部やっとくから、休んだら?

 って言えたら良いんだけどねぇ。。。」と苦笑。

彼女は、いつもの休憩に。

 

わたしは、チョット考えて、「彼女の仕事で、私でもやれること あるんじゃないかな」

って思って、お手紙メモ、

『これだったら michiでも 任せられそう、っていう仕事があったら、

なんなりと お申し付けくださいませませ』。

 

そうしたら とっても喜んでもらえて

「それでは、お言葉に甘えまして――。うれしいな~」と、ドッカと仕事が。

うへぇ~ってなったけれど、

慣れてくるうちに、少しずつスムーズに。

やっぱり、声かけてみて良かったナ。

 

今日は、また別の仕事もあって、、

それでは、今から行ってきます。

 

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きっと、K子ばあちゃんの生まれ変わり   〔ひと〕

2010-12-17 07:41:38 | Weblog

こないだから オリヅルランから、またランナーが延びてきて

穂のようなものがでてきたねぇ、

と見てたら、 きのう 花が。

  わぁ~っ

1cmほどの小さな花だけど、嬉しいね~。

拡大鏡を持ってきて、さらにメガネかけてよく見ると、莟は10以上(花の左上に)。

毎年、本格的な寒さがやってくると咲き出すんですよね。

  (今日は初雪になるそうな

そして、夜になると すぼんで、翌朝 また別の莟が咲き出す。

――私のささやかな生活の中の、小さな楽しみができました。

            

きのうK子さんが亡くなった。 享年95歳。大往生です。

私の親しい友人T子さんの お義母さまなんです。

認知症になっても気品は失われることなく、いつも穏やかに微笑んでて、

なんとなくその場が和やかになっていくような、ステキなおばあちゃんでした。

よく不要なチラシを丁寧に折って、小箱を作ってくれたっけ。

(「リハビリ にもなるの」と、T子さんが チラシを真四角に切って用意して)

その紙の小箱は、お菓子作りするときなど、とっても重宝するんですよ、お砂糖や小麦粉を計ったり。

 

   K子さん、どうぞ安らかにお眠りください。

 

人は亡くなって、風になるのか星になるのか わかりませんが、

とにかく その魂(?)は、いつも身近にいてくれてるように感じます。

  オリヅルランの花は、K子さんの生まれ変わりのように思えてならないんです。

 

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わたしなりに関われたよね    〔お仕事〕

2010-12-16 08:58:30 | Weblog

いつもは、こんなおしゃべりブログ、

何人の方が訪問してくださったか、気にしないんですが

最近増えてるんですよね。(人数は、ログイン画面で自動的に出るんです

これまでは1日50~70人くらいだったのが、

きのう・おとといは80人台。

  本当にありがとうございます。

 

コメントは、以前、ヘンなのがチョクチョク来るので やむをえず「承認制」にしたんですが、

もし、ご意見や ご感想などあれば、ひと言でもおっしゃってくださいませ――。

育ち合ったり、幸せになりあったりしていけたら…、っていう願いが

いつも底のほうに流れてるんです。

 

               

さて最近、職場の方では、大きな流れ・展開が。

といっても、わたしの方は、具体的には いつも通り、しこしこと やってました。

ところが、先日あったんです、直接的なことが。

一瞬、「現場の人間に、ひと言 声かけてくれたら良いのにぃ~」

という思いが出てきたんですが、

とにかく他のことをナントカ調整して、駆けつけた。

そして、その準備をしていきたいと、心から思えてきたんです。

 

最低限のことだけ、のつもりで始めたんですが、

「あ、ここも」、「これは、このままで良いのかしら…」など目についたことは

即、身体が自然に動いていきました。

結果、身体は疲れたけど、自分なりに関われて良かったナ、っていう

それなりの充実感が。

 

  ある人の、「仕事に 自分を 合わせようと 努力するんだけど タイヘンで…」

  という話を 間接的に聞いて、

  自分の場合は、どんなところでやってるんだろう?と振り返ってみると、

  そんなことが思い出されてきました。

 

 

 

 

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わたしの暮らしの中の『地球にやさしい…』   〔ちょっとエコ♪〕

2010-12-15 08:15:35 | Weblog

話はガラッと変わるんですが、(拙ブログでは、いつものことですね

最近、パスタの茹で汁に気がいってるんです。

 

スパゲティを茹でるとき、電子レンジで、というのは、以前から。

スパゲティ100gを細長い保存容器に入れて(長くて入りきれない分は、折って)

塩小さじ1入れ、水を500ccほど入れる。

それを、表示の茹で時間+4分(11分と書いてあったら15分)

電子レンジにかける。 ラップなどはしない。

それで、美味しく茹で上がるんですよね。

(ガスとちがって、吹きこぼれる心配はありません)

その間に用意しておいた、パスタソースに入れれば出来上がり。

(ちなみに、一人用土鍋に入れれば、最後の1本まで温かい)

 

その時、茹で汁の残りは大事にとっておくんです。

 

そうして、スパゲティを戴いて残ったソース、

それだけでは味が濃すぎるので、

茹で汁を少し入れると(そばがきみたいな感じ?)、

最後まで美味しく、すっかりきれいに戴けちゃう。

 

それでも残った茹で汁は、洗い物に。

これ、完璧にスッキリと洗いあがるのにはビックリしました。

 

          

ラーメンを戴いたら、私の場合スープはどうしても残るんですよね。

これ、冷蔵庫で保存しておいて、

ありあわせの野菜や竹輪なんかを入れれば、とっても美味しい野菜スープに。

 

          

 

ラーメンスープや、パスタスープの残りなど

排水口に流してしまうと、川を、海を汚してしまいますよね。

排水処理をしてから、という場合も、そのために設備やエネルギーなど使うわけで…。

それよりなにより、美味しくて栄養たっぷりなんだもの、

流しちゃうなんて、もったいなすぎる。

 

生活の中の小さなことのようですが、

私の中では『地球にやさしい暮らし』につながってるように思ってるんですが、

どうでしょうね?

 

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『いのちの~中に』 その(3)   〔本〕

2010-12-14 07:44:52 | Weblog

いのちの中にある地球』、いよいよ大詰めです。

  その中で、ちょっと衝撃的な一説が。

 

よりよい未来をつくりだすために人類に課せられた最大の課題は、世界を「新たな目で見る」こと。
言語学者、ニコラス・ファラクラスの示すビジョンはこうです。
「想像してみてほしい。飢えた人もホームレスも失業者もいない社会を。
こまったときにはコミュニティが手を尽くして助けてくれ、人びとが安心していられる社会を。為政者は必要が生じたときのみ権力を行使し、それもコミュニティとの協議や合意なしには使えないという社会を。
犯罪は皆無に近く―(略)―。
一人ひとりがいま、そこに生きているという、ただそれだけのことが祝福され、各人の経験を伝え、わかちあうことにみなが深い責任感を抱くような社会を想像してみてほしい」

私(著者)がファラクラスに出会ったのは彼が長年生活し教鞭をとっていたパプア・ニューギニア。
ここに引用した文章で彼が描写しているのは、夢でも絵空事ででもなく彼が実際に経験してきた実在の社会だったのです。
彼はこう続けます。「ニューギニア島に最初の入植者がやってきたころ、こうした描写にあてはまるようなひとつの社会があったわけではない。実際には千種類以上の言語、そしてそれ以上の数の社会が実在していて、ふたつと同じものがないほど、それぞれが異なっていたのだ。にもかかわらず、その多くが私の描写にあるような社会の特徴をそなえていた。もちろん完璧な社会があったわけではないし、それぞれがいろいろな問題をかかえていたが。しかし、その後の百年間に吹き荒れた『北の発展』と呼ばれる開発の嵐によって、島の先住民族が四万年にわたって営々と積み重ねてきた、ほんとうの意味の『発展』は、ほとんど風化してしまった。社会のなかにもとからあった問題のほとんどは悪化し、急増する外来の問題の山の上に積み上げられていった」

  ……この話は、かなりショックでした。

  でも、この話の前半のような楽園のことを TVで見聞きしたことが2・3度ありました。

  ある部族では「不幸」という概念が無いというのです。

  「みんな幸福」のような概念・言葉はあって、「一人だけの幸福」は ありえないというのです――。

 


私は信じています。人類はこれまで以上に偉大なことをなしとげるにちがいないと。

調和して生きる術を見つけ、喜びと幸せと生きがいに満ちた、ほんとうの意味での豊かな未来をつくりだす、と。

必要なのは、夢を見る力、そしてそれを実現する意志だけです。

  そうなんですね――。

 

 

   <訳者あとがき> には、こうあります。


彼(著者)は言いました。
「それは長い人類史の中では一瞬にすぎないが、その歴史を一変するような一連の出来事がすべてそこで起こったのだ」と。つまり、この百五十年の中に現代世界が抱え込むことになった深刻な問題のすべての原因が入っている。「だがそれは同時に、問題を解決するためのすべての答えもまたその中に見出せることを意味しているにいちがいない」と。

   このあたりまで読み進めてきて、希望がもてるようになってきました。

 

著者は、カナダ放送協会の長寿番組『ネイチャー・オブ・シングズ』のパーソナリティを

30年以上にわたって続けてこられているとか。

それはカナダ人の多くが「デヴィッドを見ながら育った」というほど親しまれた人気番組。

本の内容としてはチョット固いかな、と思った内容ですが、

それを身近に感じられるよう、見事に分かりやすく書かれていて、

もう、惹きこまれてしまいました。

  あなたにも ぜひ一読していただきたい素晴らしい本です。

 


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