michi のひとりごと

日々のつぶやき、あれこれ。

老々介護で 100歳になった母を見送りました。
こちらは重度の難聴。

冷奴で⇒卵かけご飯になる!?

2022-08-13 09:24:36 | 想ひ出

毎年この時期TVは、戦争のテーマが多く、あんまり見たくないけど、見なくては。 見たい、となるんです。

人間って、なんかどうしようもないな…、と希望を失くしたりもしますが、

戦時中の苦しい生活を、逞しく生き抜いた方々のお話の中には、そんな暮らしの中でも、こんな喜びを見出した、というのもあったりして、心にグッときます。

 

私は戦後の生まれですが、貧しかった。それでも、それなりに心穏かに暮らしていました。周りみんなそうだったように思います。

冷蔵庫も無かったし、必要なだけ買っていました。

初めてのお使いは、近所の乾物屋さん。

母から預かった がま口を開けてお店のおじさんに、そこから代金を取り出してもらいました。思えば、大らかな時代でしたね。

古新聞を袋に…ではなくって、一辺だけ糊付けして、どんな大きさの物でも入れられるようにしたのを店先に吊るしてあって、何でも入れてもらいました。

卵は、とても器用に包んでくれました。

1個 包みかけては、次の1個を並べて、少しだけ包みかけ、また次の、という風にして、1本の棒状の包みにしてくれるんです。いつも感心して見つめていました。

 

卵は高価で、たまに卵かけご飯なんかあると、目を輝かる、という状態。

ある時、冷奴を食べながら、姉が「良いこと思いついちゃった」。

ご飯に冷奴を載せて混ぜると、まるで卵かけご飯のような触感・味がするのです。

自分たちで発見しちゃったと、ささやかな喜びに心を浮き立たせる、

そんな暮らしでしたね――。

 

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最高でした♪ 全盲のAさんと お花見

2022-04-06 15:51:47 | 想ひ出

その全盲のAさんのことを、桜の季節になるといつも想い出すんです。

とても気さくな おじさんです。

もう何年前か、友だち(皆、なんらかの障害をもつ おばさん連中)3~4人で、「お花見、行きたいねぇ」「行こう!行こう!」となった。

Aさんの顔が浮かんだけれど、見えないし、行かないだろな、と思いつつ、一応声かけてみたら、意外にも即答で「行きます☆」と。

 

 

どんな風になるかなぁ…ま、行ってみて、その時それなりに…という感じで出発。

広々とした公園には、何種類もの桜など枝を広げ、森林公園といった趣き。

出発前の心配など全く無用でした。

 彼は存分にお花見を味わったのです。

情景を私たちが伝えると、彼はすぐにその世界に溶け込んだ感じで、一緒に、共に楽しむことが出来たのです。

博学の彼は、「樹の幹に触らせてください」と言うので、木肌に導いていくと、両手で触って「ああ、うん、これこれ――」。

もう桜は散り始めていて、その舞い散る花びらを帽子で受けて、味を見る人が出始め、それぞれに‘味見’。 桜の種類によって味が違うことを発見☆

芝生で持ち寄りのお弁当を広げ、ワイワイとはしゃいで、もう皆 満喫したことでした。

 

Aさんは、もう何年か前に天国に旅立ってしまわれたけれど、あのスペシャルな楽しさ・味わいは、決して忘れられません。

 

その頃、私は難聴がひどくなりつつあり、周囲の理解はごく一部しか得られず、これからどんな風に生きていけば良いのか模索、手探りといった状態でした。

そんな中でのAさんの明るい生きざまは、ひとつの道すじを示してもらえたようで、本当にありがたかった。今でも折に触れて想い出されるのです。

 

 

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『想い出を振りかえってみる』で、

2016-04-29 06:11:11 | 想ひ出

このblog、「一年前のあなたの記事」というお知らせがくるんです。↓

いつも読み返していて、「ああ、そうだったねぇ~」なんて思い返しています。

特に、今は全くちがう環境に身をおいているので。

 

 
朝日を浴びてのお散歩って精神安定剤 !?
net情報で、朝日を浴びての散歩は、うつ病予防に効果的、と聞き、詳しい専門的な説明は、すぐ忘れちゃったけどいそいそとスニーカー履いて、ケータイだけポケットに入れてお散歩に。...
 

 

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『五月の歌』、気持ち良かったなァ

2015-05-23 07:32:16 | 想ひ出

この季節になると、いつも頭の中を流れている歌があるんです。

も、エンドレスです。

 

  楽しや五月 草木は萌え
  小川の岸に すみれにおう
  やさしき花を 見つつ行けば
  心もかろし そぞろ歩き

  うれしや五月 光は映え
  若葉の森に 小鳥うたう
  そよ風わたる こかげ行けば
  心もすずし そぞろ歩き

 

そう、『五月の歌』です。

まだ聴こえていた頃、コーラス部にいて、毎年歌ってました。

これって、モーツアルトの曲だったんですねぇ。 

職場で、とにかく歌が好きな人が寄せ集まった、全くの初心者ばかりの集団でした。それでも、

私はアルトで、どの曲も歌の間じゅう ソプラノの声を聴いて

常にハモるように、和するように歌うのが 快感でした。

 

 

指揮は、やはり初心者のT子さん。

指揮、というより、まるで踊っているようで、

でも気持ちよく歌えたもんです。

 

 

 

しばらくして、Kさんが入部してきた。

彼は大学で本格的にやっていたとのことで、指揮・歌唱指導を。

もう難しい組曲などが中心になったし、かなりの音楽性が求められるようになった。

指揮が始まっても、どこから入ったら良いのか分からないほど高度だった。

それはそれで 一応歌えるようになると 達成感など味わえましたけどね。

 

だけどやっぱり、あのT子さんの踊るような指揮で歌った『五月の歌』、

あれは気持ちよかったなァ~。

 

          

でもね、

 今は、自分ではちゃんと歌っているつもりでも、隣りの人に

「やっぱり…、音ズレてるね」って言われて、すごいショック受けたり、

難聴になってから聴いた曲は、何度聴いてもメロディが捉えられなかったり、

ピアノを弾いていて、間違えて不協和音になっていても、耳では気付かなかったり・・・、

そんなことばっかしなんだけど、

そんなこと思っていても何ともならないんだよね。

「みんなで歌ったの、気持ち良かったな~」でマル、

   で良いのかな。

 

 

 

 

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『五月の歌』と共に想い出されてくるんです

2013-04-20 07:30:06 | 想ひ出

ここ何日か、ある歌が頭の中で流れている。

も、エンドレスです。

 

   『五月の歌』

       【作詞】オーヴァベック
       【作曲】W.A.モーツアルト
       【訳詞】青柳善吾

 楽しや五月 草木は萌え
 小川の岸に すみれにおう
 やさしき花を 見つつ行けば
 心もかろし そぞろ歩き

 うれしや五月 光は映え
 若葉の森に 小鳥うたう
 そよ風わたる こかげ行けば
 心もすずし そぞろ歩き

 

モーツアルトの曲だったんですねぇ。

私は昔、職場のコーラス部で、毎年この季節になるとこの曲、歌ってました。

(まだちゃんと聴こえてましたので。)

指揮は女性。歌は上手いけど素人で、楽しく踊るように指揮してくれてたっけ。

 

このころは、この私も元気モリモリで、仕事に子育てに、

そしてコーラスにと(アルトのサブパートリーダーでした)

365日24時間、フルフル回転。

まさに目が回るような忙しさを精力的に こなしていた。

 

コーラスは、個々人の趣味というよりは(それも兼ねてたけど)

お客様を歓迎する場で披露したり、

職場の行事で盛り上げるような役割。

 

仕事では、人手が足りないと声がかかれば、「はぁい」と、その部門に移っていったり、

心を合わせて進めていく手ごたえを感じたりしながら、中身の濃い毎日を送ってました。

 

そんな中で、ふと思えてきた。

  「わたしって、こ~んなにもやれるんだー 

そう思った瞬間、どこからか声が聴こえてきた。

 「それ、傲慢になってないかい?」  

それは、神サマの声だったのか、もう一人の自分だったのか。

それとも周りの雰囲気・気風みたいなものからきたのか…。

 

とにかく、それからは しばらく、

なんだか どこを観て どう考えたら良いのか、、

自分の中で暗中模索、不安定みたいな状態になってしまった。

 

あの時の心の状態は、考えすぎて横道にそれてしまったのか、

それとも適切なものだったのかどうか、何年たっても分からない。

 

   楽しや五月 草木は萌え

この歌を思い出すたびに、あのなんともいえない、

波間を漂うような自分が想い出されてくるんです。

  蕗の薹味噌 みたいな、ほろ苦い味と共に。

 

 

 

 

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子どもの頃は酸っぱい素麺でしたよ

2012-08-05 07:06:10 | 想ひ出

この季節、素麺・冷やしうどん・ざるそばなど

連日でも飽きない。

素麺て、子どもの頃は、酸っぱいつゆだったけど、

今どき、どこへ行っても、「お醤油と だし の つゆ」ねぇ~。

と調べてみたら、ありました。 ↓

http://www.seifun.or.jp/wadai/syokubunka/syokubunnka-07.06.html

これで謎が解明できた。

ウチは播州だったから、『酢素麺』が当たり前だったんですね。

さっぱりして、あれはあれで美味しかった。

 さっそく作ってみましょう~。

 

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あぁ、『小花プリント』のブラウス。梅ちゃん先生が~、

2012-07-23 06:31:18 | 想ひ出

NHKの『朝ドラ』は、これまでほとんど見たことなくって、

そのドラマによっては総集編を見たりする位だったんです。

でも『梅ちゃん先生』は、最初から観ることに(土曜の、連続放映で)。

なぜ観ようと思ったのかというと、

まず、

 主人公が『いつも前向きで明るく、笑顔をたやさず』みたいなスバラシイ人 じゃなくって、

『なにをやっても失敗ばかり。たよりなくて…』という娘、と聞いて親近感もったから。

 そして時代背景。私は戦後もう落ち着いた頃に生まれたと思っていたけれど、

決してそうではなかった、ということが、大きくなってから次第に分かってきた。

父母や周りの大人たちは、どんな状況の中で私を育ててくれたのか、

大まかな辺りだけでも知りたかった。

 さらに、字幕放送で観れるようになった。 これが大きいかも。

 

観ていて、話の展開はとても面白い。

そして懐かしい。家や街の様子、小道具などなど…。

先週、梅ちゃんが着ていたブラウスは、可愛い小花プリント。

これがたまらなく懐かしかったんです。

  そうそう、こんなの着てたよねー、ワンピースでもなんでも。

ウチでは、母が何から何まで縫ってくれたんです。足踏みミシンで。

 

(余談ですが、先日行った和風レストランでお会計しようとレジへ行ったら、

手荷物 置き として足踏みミシンがあったんです。機械の部分は台の下に収納した形で。

懐かしくって、お店の方に思わず「わぁ、これ懐かしいですねぇ~」と話しかけてしまいました。

連れの若い人にも言ったけど、ただ「あ、そうなん?」という顔してましたが…。)

 

 

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包装紙の裏に宿題予定表 

2012-07-20 06:19:33 | 想ひ出

わたしの夏の想い出――まず浮かぶのは、夏休みの宿題。

中学の頃ですかねぇ、毎年、

大きな包装紙の裏いっぱいにマス目を書いて、

宿題など毎日の日付のところに割り振っていくんです。

ほとんどその予定の通りこなすよう頑張ってたので、

夏休みの終わりに焦る ってことは無かったと思う。

でも、それで何を得たのかと考えると・・・・・? 

 

高校に入ると、、

私は適応性が低くて不器用で、

1年の時はひどいスランプ。

当然成績もガタ落ち。

成績の悪い人は先生に呼び出されて注意されるんです。

私はその場で、先生の前で泣いてしまった。。

も、悔しくって情けなくって、

1年が終わった春休み、決意した。

  何とか普通程度の成績を取り戻すんだ。

それで、2年生の間じゅう、主要五教科の予習・復習を全部やることにした。

お陰で成績はグングン上がりましたよ。3年生になると、さらに――。

  でも、それがなんだったんでしょう。。

 

いわゆる『青春の想い出』みたいなのは、あんまり無い。

しいて言えば、休憩時間に、女友だち2人と、窓辺でコーラスして

自己満足、ムードに浸ったりしたことくらいかしら。

 

  ま、包装紙の勉強予定表、

   あれが私なりの青春、ってことでしょうかね。。

 

 

 

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