蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

卒園式は、ハカマで

2019-03-23 | 日々のこと
今日は、孫の卒園式。
小学校の卒業式では、和装ハカマ着用に賛否が問われている。
公立の義務教育で、給食代も払えない子供がいるなかで、貧富の差を生み出しては子供がかわいそうだと、反対派。
レンタル、着付け、ヘアメイクに4万円ぐらいはかかるらしい。
わたしたちの頃には思いもしない出来事だ。
「ちはやふる」の映画で広瀬すずが、着物&ハカマを着ているのを見て、憧れて、最近人気らしい。
我々の時代なら、「ハイカラさんが通る」。
少し短めのハカマに、編み上げブーツはマスト・アイテム。
しかし、着るなら18歳以上になってから、と、なんとなく思っていた。
小学校でも賛否両論、では、公立のど真ん中の保育所は?

今回、卒園式に着る孫の着物は、息子がお宮参り、七五三に着て、上孫のお宮参り、七五三、卒園式、中孫のお宮参りに着用。
あと、中孫の七五三と卒園式に着る予定。
レンタル料よりは、金額は少しまだお高い品ではあるが、十分値打ちがある。
(精神的には、元を取っている)
8回も着たら、じょうとうだ。
まさか、ひ孫には、、、?

女の子用の着物も、長女、お宮参り、次女、お宮参り、次女、七五三、下孫お宮参り、と4回既に着用。
(長女は、次女と同時に七五三をしたため、別に着物を新調)
あと、下孫、七五三、卒園式を加えると、6回着用となる。
(ただし、長女に七五三に誂えてもらった着物は、一回しか着用しないため、経済的ではない)

今の若いママたち、インターネットでの会話を読むと、姑がケチって、夫が子供の時に着た着物をまた自分の子供に着せるなんて嫌、という人がいる。
新品でない着物を押し付けられて、うんざり、と。
それでいくと、娘婿は、うんざりしていることだろうけれど、全然そんな様子はない。
娘婿のご両親も然り。まるで抵抗なし。
世間がどうであろうと、うちの関係者がうまくいっていたら、それでいいと思う。
「使い回してケチと捉える若いパパママ&その両親」は偶然か必然か、わたしの周りにはいない。
「使い回し」と捉えるか「伝統の伝承」と捉えるか、はたまた、「現代風ミックスバージョン」あるいは「伝統型合理エコ」と捉えるか。

わたしの親が百貨店で誂えてくれた、加賀友禅の美しい着物。
色合いも柄も品があって、わたしは、たいそう気に入っている。
お宮参りなどは、上からかぶせるだけだから、全然汚れない。
わたしは、わざわざ新しく作る必要はないと思っている。
もし、お古は嫌というなら、自分たちでレンタルするなり、なんなりしてもらったらよい。
が、レンタルより、自分たちが着た着物のほうが一層美しいと思う。

が、公立の保育所でのハカマ論争は?
レンタルじゃないから貧富の差は関係ない、と娘は言っている。

ひと昔前は、子供が生まれると、子や孫に対する愛情をかたちにして、着物を贈った。
貧富の差ではなく(ある程度の差はあるかも知れないが)、地域による風習の違いかなと思ったりしている。

娘は、卒園式で孫に和装をさせるのを喜び、孫も喜んでくれている。
めでたし、めでたし。

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