熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

日銀よ、お前もか!

2018-07-29 09:50:15 | Weblog
日銀が出している統計が大嘘だったことが分かりました。

これも安倍政権の政治利用、忖度、改ざんですね。

日銀の統計で、家計が持つ投資信託が33兆円も過大計上されていた問題です。「元気な家計で投資増」という“通説”は一夜にして崩壊しました。

家計や企業の金融資産の動向を示す「資金循環統計」が過去に遡って大幅に下方修正されていたのです。それもおかしな言い訳だけで。

「資金循環統計は、年に1回、過去を含めてデータを見直します。ミスではなく、より精緻な基礎資料に基づいたものです。数十兆円規模の修正はままあることです」(日銀調査統計局金融統計グループ)。

こんな大きな修正がままあることなら、今後、日銀が出すデータは信用できませんね。

もちろん日銀のデータを引用した論文、記事を書いた人や講演をした人は、論理破綻している論文に修正・取り消しや講演内容の大幅な見直しを迫られますね。

数十兆円もの大チョンボでもミスじゃないとは驚きですが、市場は大混乱でしょうね。

日本証券業協会の鈴木茂晴会長は「こういった数字を見ていろいろ言っているので、間違ってもらうと本当に困る」とカンカンだそうですが、もっともですね。

注目すべきはそれだけではありません。

2017年12月末時点で109兆円とされていた家計の投資信託保有額は、実際は33兆円少ない76兆円だったのだが、過去の数値も修正された結果、14年末の約80兆円をピークにジリ貧であることも分かりました。

家計は元気どころか保守的になり、安定志向まっしぐらなのです。

安倍首相は、国会の党首討論でこのインチキ数字を引用してアベノミクスの成果を強調していましたが、明らかにフェイクデータに基づく主張で、修正しなければいけませんね。

日銀の責任は重大で、世界中の笑いものになっていることは明らかで、知らぬは日銀と政府だけ、いやいや安倍政権を支持している有権者も同様です。

不都合な真実を隠蔽しては、正しい議論ができません。

こんな政権がいつまで続くのか。







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