熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

ビッグ・イシュー

2013-09-10 18:13:04 | Weblog
前回のブログで予告しました、ホームレスの自立を支援する本を見つけて読んでみました。

それは、佐野章二さんが書かれた「社会を変える仕事をしよう」という本です。

この本で著者が伝えたかったことは「社会問題の解決をはかる活動を、いかに仕事として成立させるか」です。

佐野さんは、「ホームレスをビジネスパートナーにする」事業に取り組んでいます。

2003年に有限会社ビッグイシュー日本を設立して、ホームレス状態の人に雑誌「ビッグイシュー日本版」の販売の仕事を独占的に提供しています。

このビジジネスがユニークなのは、単なる支援型ではなく、ホームレス問題の当事者であるホームレスの人自身がその問題解決の担い手になるという発想です。

ビッグイシュー日本は、仕事を失ったホームレスの人に、雑誌の販売の仕事を提供します。

具体的には、300円の雑誌「ビッグイシュー日本版」10冊を無料で提供します。

販売者となったホームレスの人は、その売上3000円を元手に、以後は、1冊140円で仕入れて、それを販売し、160円の収入を得ることができます。

つまり、販売者であるホームレスの人は、自分の判断で雑誌を仕入れて販売する代理人のような存在で、雑誌をつくる会社のビジネスパートナーになるわけです。

ホームレスの当事者が問題解決の主体になる、すなわち、雑誌の販売者となり、自力で路上から抜け出すということです。

この本には、「誰かが困っている問題を仕事で解決する方法」「普通の人にこそ社会的企業は起こせる」「思い立ったら、すぐに組織はつくれる」「笑うマネジメント」「問題を解決するには、仕組みづくりから」について、分かりやすく書かれています。

ホームレス問題を解決するための社会的企業づくりは、私にはハードルが高いので、街角で販売者を見かけたら、ビッグイシューを買って、販売者に「ありがとう」と声をかけることから始めることにします。

それにしても素晴らしいビジネスですね。









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