わくわく記録帳

一日に見聞きすることをすべて記録すると文庫24冊になるらしい。
そんなに!?
記録しておかないのはもったいないよね。

Venas Abiertas

2010-06-01 23:08:50 | ライブ・イベント
行ってきたアルベルト城間&大城クラウディア 『CANTARES(カンタレス)~遙かなるアンデス~』 @晴れたら空に豆まいて
日曜日のお話。晴れたら空に豆まいて、は変わった名前だけど、代官山の駅前にあるライブハウス。グランドピアノがあって、ゆったりほんわか、な空間。決してこぶし振り上げる系のライブハウスじゃありません。笑。


GNAGA ZUMBAのライブでいつも「かわいいなぁ」と思っていたクラウディア。ハスキーなのに高音がキレイで、包み込むような温かさがあって、宮沢さんの声との融合もばっちり。
アルベルト城間さんはディアマンテスの方だったんですねー。全然存じ上げておりませんで。深くて豊かな声量がこれまた気持ちいい。
心地よい声色の2人のジョイントだもの、そりゃー、穏やかで気持よい、に決まってます。


ペルー出身のアルベルトと、アルゼンチン出身のクラウディア。二人とも日系だから、日本とも深いつながりがあるし、ペルーとアルゼンチンというご近所でもあるし、南米ってキーワードでいろんな曲を聴かせてくれた。オープニングは「コンドルは飛んでいく」だったし。


南米の音楽ってホントに幅広い。うまく言えないけど。
ちょっと物悲しくって、でも、あったかくて、なんとなーく故郷や家族を思い出させる。それは最近、晃司くんのドキュメンタリー「チチカカ湖」を見たからかも。笑。


中南米って大家族だし、キリスト教の信仰心が厚くって日曜は家族みんなでミサに行ったりと、家族を大事にする文化、風土なんだろうね。
宗教が生活に根ざしてるっていいよね~って思うのはこんなとき。音楽や食事や風土、そういうものが全部つながってるんだよね。


フラメンコも情熱的だけど、どこか寂しかったり、切なかったりするけど、南米の音楽はそれに素朴さと力強さが加わる感じ。
それって、やっぱり南米の歴史にも起因するのかね?略奪と侵略の歴史。


ちょうど今年の5月25日はアルゼンチン独立200年、だったそうです。
島国でずーっとどの国からも支配・統治されずにきた日本が特殊なんだよ、っていうのはよく聞くけど、南米はすべての国が植民地としてヨーロッパ列強に支配されてたんだもんね。
住んでたくせに、ここら辺の歴史にはあまり明るくないけど、民族特有の文化も捨てざるを得ないことも多かったんだろうね。細々と自分たちの文化を残したのが音楽なり、食事なり、なのかもしれないね。だから物悲しいのかもしれない。


独立200年を記念して、クラウディアが来場者全員にアルゼンチンの国旗カラーのリボンで手作りのブローチを配ってくれた。
こういうのって、ぐっとくる。こんな遠く離れた日本で、故郷を思って、故郷の祖先を思って、ひとつひとつ手作りしたんだなーって思ったらうるっときた。


入口でもらうフライヤーの中に歌詞カードが入っていて、一つはラブソングで2人がデュエット。もうひとつは「Venas Abiertas 」という直訳すると「開いた血管」という曲。直訳すると怖いけど・・・とクラウディアがつたない日本語で一生懸命この歌詞の意味を説明しようとしていたのに、あたしってばきちんと理解できませんでした
南米の歴史、とか、アルゼンチンの独立とか、そういう文脈もあったんだと思うけど、誰のカラダにも熱い血が流れていて、その思いとか情熱とかは捨てちゃいけない、故郷に誇りを持つんだっていうそんな意味なんだと思う。


楽しいステージでした
アルベルトさんの陽気なキャラクターと音楽、歌、ダンスが大好きって気持ちが伝わってきてホントにあったかい気持ちになれた。
クラウディアはGANGA ZUMBAのときとはちょっと違って、しっとりとした感じ。もともとかわいかったけど、すっごーくキレイになってませんか???
ショートボブがかわいい 昔のくるくるスパイラルパーマもかわいかったけど。
あたしの髪伸ばし伸ばし大会が達成できたら、クラウディアみたいなショートボブにしようかな。


また秋にジョイントライブやるそうです。これまた楽しみ。
ディアマンテスのライブやクラウディアのソロも行ってみたくなりました。こうして世界が広がっていくってステキ。
ありがとう~


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