わくわく記録帳

一日に見聞きすることをすべて記録すると文庫24冊になるらしい。
そんなに!?
記録しておかないのはもったいないよね。

777日ぶり!~KIKKAWA KOJI LIVE TOUR 2021 BELLING CAT @東京ガーデンシアターに行ってきた

2021-10-30 06:41:43 | キッカワコウジ


777日ぶりである。
10月24日、777日ぶりに歌う晃司を見た。晃司がステージに立って、歌っている。もうそれだけで十分。十分すぎるほどに感動して、泣けた。


ワクチン接種済みかPCR検査で陰性でないと入場できなかったり、もちろん声を出すことはできないし、マスクは必須だし、客席も間引かれていて、2019年までのコンサートとは何もかもが違う。
ステージ上に晃司が現れても「ぅわぁあぁあああああー」「きゃぁああああああー」と叫べないし、コール&レスポンスもできない。
けどね、そんな制約は関係ないほどに、よいライブ、よい時間だった。そして、初めてコンサートに行ったときの感動や感激を思い出した。そうだったよな、生で見られる!!ってだけで「ほんものだーーーーー!」って感動して、一挙手一投足を見逃すものかと食い入るように見て、没入感がハンパなかった。オトナになって、そこそこ自由にお金と時間が使えるようになって、地元以外にも「迷ったら行け」とばかりに参加するようになってからは、ちょっと麻痺してたかも。席の良し悪しに一喜一憂したり、あの曲やってほしいなぁ、とか、そんな小せぇこと言ってる自分が情けない。同じ場所で、同じ時間を共有できている、ってことをもっと愛おしまなくっちゃ。ツアーを回るっていうのは、地方に住んでる人が数年に一度会いに行けるってことで、それはそれは貴重な機会なわけだ。それを小金と時間があるからって浸食しちゃうのもなんだか違うよなぁーとちょっと反省した。でもきっとまた「迷ったら行け」って行けるところは全部行っちゃうんだろうけどw


コール&レスポンスができなくても、ギターやベースでもそれができるんだ!って発見や、
コーラスをちゃんと聴くことができたり、
いつも以上にリズム隊の音が心地よかったり、と音楽をしっかり味わった感じだった。


いつも、ツアーには「迷ったら行け」と行ける限りは参加していて、初日から徐々にバンドと音が育って、調和して熟成していく感じを一緒に味わって、その集大成みたいな感じでファイナルを迎えていた。今回はこの日の1回のみの参加だったので、ツアーを回る中で生まれるいろんなお約束…この曲のここでこんなあてぶり、とか、が新鮮だった。不思議な踊りをするおば(え?もしかしてわたしのこと?w)とか、常に一拍ずつ腕上げがずれるおぢとか、いちいち新鮮でいちいち愛おしい。


セットリストは、2017年のLIVE is LIFEツアーと、35周年を足して2で割った感じで、まぁ、ぶっちゃけ可もなく不可もなく、レア曲があるというわけではないけれど、無条件で楽しめる良いセトリだった。夏の歌が多いのはツアーの時期に合わせてのセトリだったんだろうな、暑い時期に聴いていたらまた違っただろうなーと、泣く要素なんて全然ないのにいちいち泣けた。


焚き火からのBrave Arrowのオープニングも
ぐっさべのウブちゃん、エマちゃん、晃司のギターギターギターも
太陽にひとりぼっちはピアノと歌でしっとり聴かせるいつものスタイルから、バンドががっつり音を出してて、あぁ、バンドっていいなーと思ったり、
Over The Rainbowではネット中継で夢中になって見たポセイドンジャパンの健闘を思い出して泣けて、
腰を落としてギターを弾く姿はやっぱりかっこいい、
すべてを目に、耳に焼き付けておきたい、そう思えた時間だった。


配信ライブも楽しいけれど、どんなに席が遠くて、前に大きな人がいてなんにも見えなかったとしても、それでもやっぱり生がいいな、と切実に思った。
目と耳でダイレクトに受け止める身体性なのかな。そう、見たいもの、聴きたいものを自分で選択できることが大きい。晃司しか見てないもの(笑) 一点集中(笑)
たぶん、オンライン授業と対面授業の違いもそこにあるのかも。リアルの場は得る情報が本当にたくさんあって、何を取捨選択するのかは自分自身の感覚だったり、身体によるところが大きい。きっとそれがいちばんの違いなんだな。


2019年9月8日の35周年ツアーファイナル@幕張メッセ。あんなキレッキレに踊って歌う54歳を見せつけられて、まだまだ負けてらんねー!と思わされた。そして帰りに、2020年ツアーのチラシを受け取って、さぁ、どこに行こう、どこに行ける?来年の授業のスケジュールを立てつつ、行けるところは全部行こうとチケット取って、ホテル押さえて、早割発売日に飛行機も押さえて、あとは当日を迎えるのみ!だったはずが、コロナ禍ですべて延期に。そして1年後、キャンセルに伴う日程変更で行けなくなった分や、観客数の上限対応もあって払い戻しをして、手元に残ったチケットは5枚。いつまた感染拡大して中止や延期になるかわからない覚悟はあったものの、結局一公演も行けずに、ツアーは半分を過ぎたあたりでやむなく中止となりました。仕方がない。エンターテイメントが力を発揮できない時期がある、と晃司も言うように、今は仕方がない、と静かに受け止めた。


そして、777日ぶりの再会。次の笑顔の再会がいつになるのか、そのときに世の中は、自分はどうなっているのかわからないけれど、いつでも「迷ったら行け」って行動できるだけの、気力体力財力は持ち続けていたい。


「ミック・ジャガーは79歳。だったらあと20年は頑張らないと。みなさんもちゃんとついてきて。」
ついていきますとも。2時間ずっと踊っていられる体力維持して頑張るよ。



コメント
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