わくわく記録帳

一日に見聞きすることをすべて記録すると文庫24冊になるらしい。
そんなに!?
記録しておかないのはもったいないよね。

さしいれ考

2013-04-26 07:23:11 | カイシャ・シゴト
火曜日に、全社表彰の受賞者を役員らおぢたちが歓待する祝賀懇親会がありました。
例によって例のごとく、壁の花を作らないように、とか、おぢらを適度にいじりつつ自尊心をくすぐったり、とか、ワークショップ的な要素も取り入れた場の仕切りをしているのですが、単に会場の手配、出欠、会計だけではない事務局は、珍しいようで、今回もはじめて出席したおぢらに驚かれ、参加者からは楽しかったよーと言っていただきました。


で、その席で、去年の秋から当社の役員に就任した(といっても非常勤)おぢから、毎回の役員会での差し入れについて質問された。
あれはいつも手作りなの?と。


はい、そうです。


役員会の差し入れっていうと、単なるお茶受け的なことを思い浮かべると思う。確かにその要素もあるけど、それだけじゃないような気がする。


はじめたきっかけは、思いつきに過ぎなくて、絶対に喜んでもらえる、ウケてもらえる、という思いこみ。
思い返してみたら、社会人になった1年目のお正月、新年初日の出社におせちつくっていったり、花見弁当つくってカイシャの屋上で食べたり、とか「ふるまう」ってことが単純に好きなんだと思う。
で、喜んでくれるから尚のこと助長する。


役員会にお菓子ー?と目くじら立てる人やなにも気付かずに召し上がる方もいるわけで。
それでもやっている理由はいくつかある。


ひとつは、やっぱり場の持つ温度を変えたい、という思い。役員会なんてガチな場なので、ピリピリしているわけですよ。もちろん審議はガチでなくちゃいけないけれど、重箱の隅をつつく、敵対する、みたいなことはお互いにとってあんまりハッピーじゃないから、そういうギスギスした感じは辞めたいなぁ、何よりあたしが居心地悪いもん、と思っていた。みんな眉間にしわ寄せて、後傾姿勢で態度わるーい感じだし。
甘いもの、美味しいものは無条件に人をハッピーにさせる。間違いなく、お菓子を口に運んでいるときは眉間のしわが消えるもの。


そして、こだわっていることは手作りかつストーリー性・・・というか季節性、話題。
手作りなのにこんなに本格的!とか、単に美味しいスイーツを作ることはあまり重要視していない。それなら買ってきたのがいちばん美味しいし、あたしじゃなくてもいいわけだから。
季節の素材を使うとか、思いがけない組み合わせとか、そういう「これって何でできてるの?」とそこから会話がはじまるきっかけが作れることがだいじだと思ってる。


賞味期限間際の乾パンで作ったケーキなんか最たるもので、味は別にフツウなんだけど、災害備蓄品を生まれ変わらせたっていうのがポイントで、そういうひと手間、ひとひねりにこだわりたいのです。


ほかの仕事もそうで、要領よく効率よくやることもできるし、それが重要なこともたくさんある。
けど、あえて、ひと手間かける、ひとひねりする、ってことにこだわっていきたいのです。


ひと手間かけてもひとひねりしても、時間/工数はかけないでいたい。
以前のあたしは、結構さらりとよゆーな感じでこういうめんどくさいことをやっていたような気がするけど、最近は全然余裕がない。仕事量が多いのかもしれないけれど、時間がないけど、ひと手間かけたい思いは変わらないから、気付くと眉間にしわ寄せて目を三角にしながら仕事してる。いかんいかん。涼しい顔して大変なことをさらっとできる、そんな人になりたい。

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7センチのこだわり

2013-04-23 01:07:12 | カイシャ・シゴト
3日続いたんだから、この勢いで更新だけはしておきたい。
というわけで、少々酔いどれにつき、昨日の続きのお話し。


お洋服に気を使っている、という昨日の話につながるんだけど、足元。そう、お靴。


仕事のときは、絶対に7センチ以上のヒール、と決めている。


背が低いから、っていうのもあるけど、いつからかこれがあたしの定番になった。


きっかけは確か、大学時代の友人の一言。
まだ就職して1年目くらいのときで、あたしは、店舗で接客業をしていたので、立ち仕事ってこともあって、4センチくらいのローヒールしか履いていませんでした。別にそれを咎めたわけでもなんでもなく、いつもキレイにお化粧して、エレガントな巻髪をしていた彼女が「絶対に7センチヒールって決めてるの、そりゃ、足も痛いけど、一番キレイに見えるから」って言ってたのを聞いて


目からうろこ。


キレイに見える、って基準はそのときのあたしにはなかった。
立ち仕事をいかに苦労なく、効率よく行うか、っていったらローヒールに行きつく。けど、それじゃあ、オンナとしてどうよ?ってはたと気づいたわけです。


そこからは、常に7センチ以上。


確かに7センチ以上のヒールを履くと格段に背が高くなり、腰の位置が上がる。同じお洋服を着ていても、キレイに見える。
外反母趾とか、腰によくないよー、と言われるけれど、やせ我慢したって、キレイに見える方がいい、と思っている。


あと、あたしのこだわりとしては、オフィスサンダルは絶対にNOってこと。
もちろん足のためにはハイヒールはよくないことは分かっているし、先の震災のときにも運動靴をカイシャに常備しておきなさい、的なことは言われている。その通りだと思う。
だから、ひゃくぱー譲って、ニューヨーカーみたく通勤時にスニーカーなのはアリだと思うけど、オフィスについたらハイヒールに履きかえる(アンカーウーマンかなんかにそんなシーンがありましたね。)。なぜなら、カイシャは戦場なわけですよ、少しでも有能、できるように見せた方がいいわけですよ。やっぱりねー、スニーカーじゃあ、できる風には見えんもん。


こう言うと、見た目じゃないでしょ?的なことをよく言われるけど、繰り返しちゃうけど、見た目だいじ。第一印象って結構当たる。
別に着飾る必要はないけど、相手に対して不快な印象を与えないように、と相手のことに思いを馳せる行為がだいじなんだと思っている。


あらふぉーになってくると、周りは結構、健康シューズ的なものをお履きになっているのですよ。7センチ以上のハイヒールは確かに負荷がかかる。冷えもあるしね、靴下も履けないしね。
いつまでヒールを履いていられるか?おばあちゃんになって、ミニスカ履いて、口紅塗って、ハイヒールでかつかつ歩いてたらカッコイイじゃない?
引力に逆らって、がんばりますよー。



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服装も、その人のプレゼン資料

2013-04-22 00:48:56 | カイシャ・シゴト
ここでも何度か書いていますが、どんなに朝早く起きても、その日に着るお洋服を、その日に決めるということができなくて、わたくし、日曜の夜に1週間分のコーディネートを決めています。
と書くと、さぞかしたくさんお洋服を持っていて、さぞかし時間をかけて選んでいるんだろうと思われるかと思いますが、1週間分決めるのは15分もあればできちゃいます。どんなに遅く帰ってきても、酔いどれだったとしてもこの儀式は欠かしたことがない。えらい、えらいぞ、自分(笑)


この儀式を始めたのは、かれこれ10年以上前。
当時、店舗デザインや店舗で使うツール類のディレクションの仕事をしていて、お付き合いのある広告代理店や設計事務所のデザイナーさんたちが、それはそれはおされなお洋服を着ていました。おされ、というよりも、その人に合った素敵なセンスだったのです。


そのことを、ときの上司に「○○さんっていっつもオシャレでステキですよねー」と言ったら、
「服装も含めて、デザインをやる人は自分自身が作品なのよ」と。


目からうろこ。


もちろん、あたしたちはデザイナーという専門職ではないけれど、お洋服≒見た目が他者に与える影響って大きいんだなーと思ったのです。
プレゼン資料なんて見なくても、その人がどんな服装をしているか、どんなスタイルをしているかで、その人が描くデザインがわかる。それも、より具体的にイメージできる。


見た目は関係ない、中身だ、ということはよく言われるけど、あたしは見た目は重要だと思っている。特に人に接する仕事をするなら尚のこと。
いいもの、高いもの、ブランド品を身につける必要は全然なくって、その人らしくて、適度に旬を追いかけていて、その場にあったもの。
プラス、感じのいい表情、笑顔。


もともとお洋服は好きだったけど、その頃からお洋服や小物には気を使うようになった。
で、はじめたのが1週間コーディネートです。


おぢたちの会議があるときはジャケット+スカートで。色はちょっと明るめに、とか。研修や人前で話をするときには顔が華やかに見えるように明るめのトップスにするとか、一日デスクワークって日はキレイ目カジュアルとか。


今でこそやっていないけど、昔は、きちんと記録してた。
前回会った時とは違う服を着たり、とかね。


別に、そこまで気を使ったからと言って、格段に仕事がはかどったり、商談がうまくいくってわけでもない。
けど、あたしたちはどんな仕事であれ、相手がいる。その相手のことを考えた服装、というのはやっぱり礼儀でありマナーであると思うのですよ。


そう、それにこうやって日曜の夜に1週間分のコーディネートを作ってハンガーラックに並べることで、徐々に仕事モードになっていく。
今週は社内イベントやおぢたちとの会合が続くので、女子らしさは忘れずに、スカート+ジャケットというスタイルが並びます。


靴の話もしようと思ったけど、それはまた次回にします。


今週もがんばろ。おやすみなさい。
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何をやるか、よりも、誰とやるか

2013-04-21 07:54:02 | カイシャ・シゴト
カテゴリー名変えました。「仕事の流儀」じゃカッコよすぎるのでwww
単に、さらりーまん生活の思い出をつらつら書いてるだけだし。


木曜日にお邪魔した長岡先生のカフェゼミで、「場作りよりも縁作り」「誰を呼ぶか?から始まる」的な話があった。
前回、大人のカフェゼミの企画をしていたときも、何をするかも重要だけど、誰を呼ぶか、にこだわりたい、それがたとえ閉鎖的であっても、な話をしていたけれど、振り返って考えてみると、あたしのさらりーまん生活は、「誰とやるか?」が判断軸だった気がする。


都合、3回転職して、いま4社目にいます。
転職の理由は様々で、まぁ、ひとことで言っちゃえば、ある日突然、辞めよう、と思った、っていうのが共通点。そんなこと?ではあるけれど、そんなこと、です。はい。


理由はさておき、では、転職活動をしていてその決め手にしたのは何か?って言ったら、面接官に一目惚れしたってこと。
「この人と働きたい」って思っちゃったんだよねー。そこからは一直線、迷いもない。


最初の転職のときは、これは今だから言えますが、選考中でいつ電話がかかってくるかわからない時期に旅行に言っちゃってて、留守電聞いたら今日の昼から面接ですって、あたし、今きょーとにいますけど、みたいな不埒な状態で、失礼を承知で面接日を変えてもらったという、そりゃー、フツウは落ちるじゃろ?(笑)
そのときに会った面接官が、メリル・ストリープみたいなゴージャスなおばさんで、真っ赤な口紅に、肩パットががっつり入ったスーツ着てハイヒール履いて、っていう絵にかいたようなバリキャリでした。でも、語り口がとてもエレガントで、この人素敵、この会社で働くとこんなふうになれるのかな?と勘違いしてしまったことが発端です(笑)


次の転職のときも同じような理由。
ここでも、なんですかー?この美しい方は???っていう本当におきれいな営業部長さんに、「いつか、パリのヴァンドーム広場に出店することが夢なの。」とキラキラと語られて鯉に落ちました(笑)
一緒にがんばりましょう、とネイルがキレイに施されて、ゴールドの指輪がキラキラ輝く手を差し出されては「はい!がんばります!」と言ってしまいますよ(笑)


こう書くと、キレイならなんでもいいのか?って感じだけど、お2人に共通していたのは、営業部長という肩書きからもわかるように仕事はちゃんとできるし、実績も残されている。その反面、当時、年の頃50を迎えようという年齢で、もともとの顔立ちがキレイなのはさておいても、それを磨き続けていること、そして、それが嫌味なく、時折見せる天然な可愛らしさがあって、さらりーまんという男社会の中で「女性」性をきちんと出されていたことでした。


ある頃会いの年齢になったときに、女性がいかに女性性を持ち続けられるか、ってのは永遠のテーマ。この2人にはそれがあった。少なくともそのときのあたしには、ある、と思えたのです。


そして、今のカイシャに入るとき。
仕事自体も今までとは畑違いなら、鯉に落ちるポイントも違ってた。

なんどか書いてるけど、おぢBに圧迫面接をされたこと、これが決め手でした。


正直、全然畑違い、やったこともない仕事に飛び込むのは勇気がいる。
それを後押ししたのは
「君は、安定と混沌とどっちを選ぶ?」
っていう、何それ?どう答えれば満足ですか?という意地の悪い質問だったような気がする。


そのときどう答えたのかは正直よく覚えていない。
けど、このときに「この人に認められたい、認められるような仕事をしたい」と思ってしまったんだよね。


あたしという仕事人としての全人格が認められているとは思っていないけど、事あるごとに「お前、今回の○○はよかったよ、感動した」と仕事の成果を認めてくださっているから、少しは「この人に認められるような仕事」ができているのかな?そうだといいな。
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自分がいちばん、会社の中で障害者雇用のことを考えているか?

2013-04-19 00:21:02 | カイシャ・シゴト
今年に入ってからの、中原先生のブログ更新が半端なくすごい。しかも、原点回帰な感じがする、というようなことをつぶやいたら、「大人の学びを研究テーマにして10年、第二創業期だと思ってます」というお返事をいただいた。


という前置きとは関係あるようなないような、実は、今年でわたくしサラリーマン生活20年になります。第二創業期、と言い切れるほどのやりきってる感も実績も知見もないけれど、それでも20年もサラリーマンをやってれば、それなりにはいろんなことを経験するのだから、意識的に、仕事について感じることやあたしなりの仕事のスタイル、流儀についてつらつらと書き残しておこうかなーと思っております。
いつまで続くかわかんないけどね。


というわけで、時系列でもなんでもなく、思いついたことを記録しておくことにします。


ドライビング・クエスチョンというコトバをはじめて聞いたのは、中原先生のラーニングイノベーション論だったと思います。確か、三井物産の組織・風土改革物語的なセッションで「よい仕事とは?」という問い掛けではじまる社内ワークショップの事例をご紹介いただいた回でした。


ドライビング・クエスチョンとは良質な問いかけ、という意味で、乱暴に意訳しちゃうと、この問いの答えを探すプロセスにおいての活動や思考に価値がある、ってことだと思う。(間違ってたらごめんなさいw)


あなたには、あなたの組織にはドライビング・クエスチョンはありますか?


という問いかけがセッションの中(事後課題かな?)でなされた。


Rグループならば「で、お前はどうしたい?」になるんでしょうね(笑)


あたし?
おぢBに言われた「自分がいちばん、会社の中で障害者雇用のことを考えているか?考えていると胸を張って言えるか?」ってもの。


このコトバは20周年記念誌を作っていたときに言われた。
社長、役員はじめ関係者のコメント原稿をつくっていたときのこと(え?ゴーストだったの?というのは不問で)。役員であるおぢA、おぢBの口を借りて、当社が創業以来、大事にしてきた考えや守り続けたスタンスを紹介しようと記事を書いた。
校正をお願いしたおぢBから帰ってきたのは、赤入れではなく「違う、何かが違う」ということでした。
てにをはをはじめとする文章そのものではない、伝えたいことは間違っていない、でも、何かが足りない、と言われた。そう、キレイにまとめすぎてないか?暑苦しい思いが足りなくないか?ってことを暗に言われたんだと思う。


時間がないのはわかるが、だいじなことだから、もう1回考えないか?話をしよう、とご飯をたべた感覚すら忘れるくらい本当に忙しい方だったのに、最優先で時間をつくってくれて、思いの丈をぶつけられた。そのときに言われたのがこれ。


「自分がいちばん、会社の中で障害者雇用のことを考えているか?考えていると胸を張って言えるか?」


記事の内容に直接は影響しないかもしれないけれど、これを言われたことで、あたしにはどう表現すればいいか、どう伝えればいいか、ということがわかった気がした。
そう、つまり、そのくらいの覚悟を持って書いているのか?2ページの原稿を書くことが仕事じゃない、メッセージを伝えられてこそだと。アタリマエすぎるくらいアタリマエだけど、時間とあたし自身の語彙力、文章力、思考何もかもが不足している中で、納期を優先させた結果、思いが中途半端になっていたことは否めない。


その後、すぐに書きなおした原稿を、おぢBは、これだよ、これが言いたかったことなんだよ、と言ってくれた。


あたしにとっては、原稿が間に合った、褒められた、ということも当然大切だけど、だいじな何かを気付かせてもらった出来事だった。


青くさいかもしれないけどね、やっぱり「思い」ってだいじ。
拙い文章だったかもしれないけれど、「思い」があったから、原稿として成り立ったんだと思う。


そして、この「自分がいちばん、会社の中で障害者雇用のことを考えているか?考えていると胸を張って言えるか?」という問いはこのカイシャで仕事をする上ではドライビング・クエスチョンであることは間違いない。
それはわたしです、と胸を張って言えるか?と自問自答する行為がだいじなんだと思う。


残念だけど、あたしは、「自分がいちばん、会社の中で障害者雇用のことを考えているか?考えていると胸を張って言えるか?」に胸を張ってYESとは言えない。


けど、これだけは自信を持って言える。


「あたしがいちばん、カイシャの中で、この会社のことを魅力的に伝えられる。」


それが、このドライビング・クエスチョンに対するあたしなりの答え。


今のあたしにとってのドライビング・クエスチョンはなんだろ?
それを考えることがサラリーマン生活21年目の問いな気がするよ。
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私の仕事のこだわりは「できることは全力でやる」です。

2013-04-08 01:09:04 | カイシャ・シゴト
この数カ月、そしてラスト3週間は本当に追い詰められてた大仕事が昨日終わりました。

ボスからの「今年の社員総会は、”内”に目を向けたい。うちの強みは『きちんとした仕事』。それを伝えられないか?」というばくっとしたオーダーに応えるべく、12月から調査、企画、根回しを開始。
ボスをはじめ、誰も確たるイメージは持ってないから、とにかく聞いて回って、それをいつものスケッチブックにポンチ絵描いては「こんな感じですか?」と何度も何度も確認して、コンテンツを創り上げた。

最終的に、8つの仕事を3つのパートに分けての動画と、知的障害を持つメンバーの1日を密着取材したドキュメンタリーに、23人の仕事のこだわりを語ってもらったショートムービーを、入社3年目と3カ月のフレッシュな2人に進行してもらうスタイルで行いました。


結果、
大成功だったんだと思う。
何人もの人から、よかった、感動した、これをグループ会社の人たちにも見せたい、と言っていただいた。

おぢBに至っては
「お前、これをこのままにしておくのもったいないから、ちゃんと次につなげられるように使え。DVDにしてくれ、いろんな奴らに見せたい」と、またそんなどでかい仕事を(+_+)

あたし自身はまだ客観的に振り返れていないし、あれもやっておけばよかった、これもやっておけばよかった、なんで気付かなかったんだろう?と凹むばかり。いつもこういう企画を終えたときにはそういう思いにさいなまれるけど、今回もご多分にもれず。過去最大級に凹んでいる。

正直、限られたリソース、時間の中でできる最大限の成果だったと思う。

けど、
本当にたくさんの人にインタビューをして、あたし自身が「すごい」「おもしろい」と思う仕事を選んで、さらに取材して、撮影して、編集して、テロップつけて、司会の2人に語ってもらうことを決めて・・・もっとうまく伝えられたんじゃないか、もっと魅力的に映せたんじゃないか、という思いが消しきれないのです。

そう、
話を聞きに行くと、本当にみんなが、自分の仕事を誇らしげに語ってくれる。あいつ、うまく話せるかな?とおぢらが心配してたメンバーも本当に饒舌に語ってくれる。
それを100%、いや、それ以上に伝えられてこそ、だったのにね。

この仕事を通して感じたこと。
愚直に仕事をする姿は本当に美しいし、かっこいい。
みんな、自分の仕事のことは語れるし、語りたいんだ。


中原先生にインタビューしていただいたときにも言ったけど、ほんと、みんな喋りたいんですよ。それに、ちゃんと喋れるんですよ。

今回、動画に登場してもらった人は、言葉を選ばずに言っちゃうと地味な人。地味だから、表舞台にはあまり登場しない。だからおぢらは心配する。あいつだいじょうぶかな?って。
でも、そういう人にスポットを当てたい、というボスのこだわりだったし、あたしも確信があった。絶対にだいじょうぶ、みんなちゃんと語れる、って。

いい思い出でした、と言えるほどに消化できてないけど、ほんとーーーーに大変でツライ仕事でした。

誰もイメージも答えも持っていない。けど、いつものように、できたものに対して「んー?なんかちょっと違う、もっと面白くできないかなー」的な無邪気なオーダーはやってくるし、仕事内容をインタビューさせてもらおうとお願いしたら、言論統制が敷かれてるんじゃ?っていうとある部署では「マネジャー会議で人選について話し合うから待ってて」と言われ、とにかくたくさんの人の話を聞きたいんです、ボスの要望が「普段は目立たなくて地味だけど、実はすごいって仕事、人を取り上げたい」なのです、と食いついても、○○さんは△△な理由で取り上げてもらうと困るだの、室のキックオフとかぶるだの、とにかく「難航」した。

でも、現場のみんなが本当に協力的で、仕事の話をいきいきとしてくれる。それにとにかく助けられました。

企画の最後に流した23人が登場する「仕事のこだわり」ムービー。
お金と時間の関係で、あたしがビデオを回して編集して制作した。
23人分の撮影もそりゃー、大変でした。1日に別ビルを4往復したこともありました。

それでも、その場で語ってくれる仕事のこだわりに、うんうん、とうなずき、感動し、そのたびにパワーを貰ってなんとか乗り切れたような気がする。


そのラストに流したクレジットがこれ。
これからも、それぞれのこだわりを大事にしていけるそんな会社でありたい。

++++++++++++++++++++++

○○○(社名)はメンバー一人ひとりの
仕事のこだわりでできている会社。

そして

このこだわりから生まれる、
お客様の「ありがとう」や「笑顔」を
エネルギーにしている会社。

今期も
たくさんの「ありがとう」や「笑顔」に出会えるように
自己ベストを尽くそう。

++++++++++++++++++++++

ちなみにタイトルは、ムービーのラストに登場した車いす男子のこだわり。
こんなに力強く言えるか?と自問中。
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