先日、ライブができるダイニングバーで行われたフリーライブに行ってきました。ここ、結構重要。結婚式の二次会やパーティーなんかもできちゃうダイニング付きのライブハウスではなくて、きちんとした機材があってライブもできちゃうダイニング。
通常、ライブハウスでライブをやるときには、時間あたり●万円の利用料がかかったり、機材を借りるといくら、受付やったり集客を請け負ったりするといくら、みたいな取り決めがあって、集客のノルマがあるところも。
つまり、アマチュアで音楽を楽しんでいる人がライブをやろうとすると、それなりにハードルが高い。資金面、集客面など“音楽”以外の要素も備えなきゃいけない。
それを、参加費を払って、持ち時間の中で好きなようにライブしていいよ、っていう制度があります。これって、結構、秀逸な仕組みで、主催するほどの技術や資金がなくても、腕試し的にライブを行えるっていう参加者(演者)側のメリットもあるし、ほかの参加者(演者)も自分が演奏する時間帯以外は、観客になるわけだから、集客をがんばらなくても、聴衆がいる。これってライブをやる上では結構重要だよね。やっぱり観客がいないライブってさみしいし、反応があってこそ、その後の演奏に活かせるわけだし。
箱側にとっては、参加者(演者)の分の収入と、演者の連れの分の収入が見込めるし、そうやって知り合いを連れてきてもらうことで、リピーターになってもらえる可能性もあるわけだ。
この手のフリーライブとかセッションライブには何度か行っているけれど、ぶっちゃけ、とっても居心地が悪い。それはわたしが演者ではなく、単なる観客ということもあるわけだが、ライブハウス特有の敷居の高さや、バンドマンにありがちなライバル意識やそれが転じた仲間意識に「ごめんなさい、ごめんなさい、わたし、場違いなところに来ちゃいましたよね」な気持ちになること、しばしばでした。
決して、彼らが排除しようとしているわけでもないんですけどね。なんでしょ、このアウェイ感。
その居心地の悪さが、このフリーライブにはなかったんです。
ようこそ!よく来てくれましたね、的な歓待とも違っていて、そこにただいることが許される、そんなおおらかな空気があったのです。
それってなんでだ?
内省が好物なわたしは、ついついその理由を考えてしまうのですが、思うに
・オールジャンルOKな懐の深さ
80年代バンドソングから、フォークから、ジャズから、ビートルズから、オリジナルから、タップダンスまでなんでもあり!
・みんな、めっちゃうまい!!
聴いてるだけで十分楽しめる
・ソロだと20分、
バンドだと25分の持ち時間 飽きない!持ち時間を有効に使おうとするからセッティングもスピーディーだし、余計な(おっと、失礼)MCもないからテンポよく進む
・ごはんがおいしい
ライブだけではなく、ほかにも楽しめる要素がある。これって結構重要な気がする。一粒で二度おいしいお得感と、どっちかがイマイチでも、どっちかがイケてれば、行ってよかったね、ってなるもんね。
・分煙
世の中の飲食店ではアタリマエになりつつありますが、ライブハウスって喫煙OKで副流煙もくもくってところが少なくない。
・みんな上品
これ、私の偏見ですが、バンドマンとか、ワークショップとかやってる人って貧乏くさい人が多いんですよ。暴言失礼。いいことやってるんだから、夢を追いかけてるんだから、好きなことやってるんだから、だから儲からなくてもいい、赤字になってもいい、と思ってたり、好きなこと極めすぎちゃってなんだか不器用に生きてる人とか。それがなかったんですよねー。余裕のある大人が純粋に楽しんでる感じがとってもよかった。余裕っていうのは、経済的なことだけではなくって、好きな音楽を聴いたり、奏でたりする気持ちの余裕だったり、他の人の演奏を楽しめたりする余裕。
常々、はじめての場で居心地悪くなく過ごすには(過ごしてもらうには)どうしたらいいんだろ?なんてことを考えていますが、やっぱり、初めての場って緊張するよね。それって、お作法がわからないから、な気がするんですよ。
ラーニングイベントでも「お近くの方と名刺交換、自己紹介」といったお作法は慣れないととても不安だし、いったい何をしゃべればいいのさ?という気持ちにさせます。
ライブハウスのお作法って行ったことない人にとっては、なんじゃそりゃ?なことだと思うのです。
ワンドリンクオーダーって何?500円のミネラルウォーターって高くね?
荷物はどうすりゃいいの?上着は?
疲れたら座れる場所ってあるの?
とかとか…。
だから、最初はお作法を教えてくれる人の存在って必要だよね。そして、なんでもありで懐が深くて緩やかな場だと、スムーズに場に合流できるような気がするんだよね。
ライブでも、ラーニングイベントでも、そういう仕掛け、雰囲気を作っていくことが、集客につながるんだろうな、なんてことをつらつらと考えるこの頃。もちろん、それはコンテンツがしっかりしていてこそ成り立つわけで、場をつくる以上、どっちも満たすように心を砕いていかないといけん。がんばりましょう、がんばります。
通常、ライブハウスでライブをやるときには、時間あたり●万円の利用料がかかったり、機材を借りるといくら、受付やったり集客を請け負ったりするといくら、みたいな取り決めがあって、集客のノルマがあるところも。
つまり、アマチュアで音楽を楽しんでいる人がライブをやろうとすると、それなりにハードルが高い。資金面、集客面など“音楽”以外の要素も備えなきゃいけない。
それを、参加費を払って、持ち時間の中で好きなようにライブしていいよ、っていう制度があります。これって、結構、秀逸な仕組みで、主催するほどの技術や資金がなくても、腕試し的にライブを行えるっていう参加者(演者)側のメリットもあるし、ほかの参加者(演者)も自分が演奏する時間帯以外は、観客になるわけだから、集客をがんばらなくても、聴衆がいる。これってライブをやる上では結構重要だよね。やっぱり観客がいないライブってさみしいし、反応があってこそ、その後の演奏に活かせるわけだし。
箱側にとっては、参加者(演者)の分の収入と、演者の連れの分の収入が見込めるし、そうやって知り合いを連れてきてもらうことで、リピーターになってもらえる可能性もあるわけだ。
この手のフリーライブとかセッションライブには何度か行っているけれど、ぶっちゃけ、とっても居心地が悪い。それはわたしが演者ではなく、単なる観客ということもあるわけだが、ライブハウス特有の敷居の高さや、バンドマンにありがちなライバル意識やそれが転じた仲間意識に「ごめんなさい、ごめんなさい、わたし、場違いなところに来ちゃいましたよね」な気持ちになること、しばしばでした。
決して、彼らが排除しようとしているわけでもないんですけどね。なんでしょ、このアウェイ感。
その居心地の悪さが、このフリーライブにはなかったんです。
ようこそ!よく来てくれましたね、的な歓待とも違っていて、そこにただいることが許される、そんなおおらかな空気があったのです。
それってなんでだ?
内省が好物なわたしは、ついついその理由を考えてしまうのですが、思うに
・オールジャンルOKな懐の深さ
80年代バンドソングから、フォークから、ジャズから、ビートルズから、オリジナルから、タップダンスまでなんでもあり!
・みんな、めっちゃうまい!!
聴いてるだけで十分楽しめる
・ソロだと20分、
バンドだと25分の持ち時間 飽きない!持ち時間を有効に使おうとするからセッティングもスピーディーだし、余計な(おっと、失礼)MCもないからテンポよく進む
・ごはんがおいしい
ライブだけではなく、ほかにも楽しめる要素がある。これって結構重要な気がする。一粒で二度おいしいお得感と、どっちかがイマイチでも、どっちかがイケてれば、行ってよかったね、ってなるもんね。
・分煙
世の中の飲食店ではアタリマエになりつつありますが、ライブハウスって喫煙OKで副流煙もくもくってところが少なくない。
・みんな上品
これ、私の偏見ですが、バンドマンとか、ワークショップとかやってる人って貧乏くさい人が多いんですよ。暴言失礼。いいことやってるんだから、夢を追いかけてるんだから、好きなことやってるんだから、だから儲からなくてもいい、赤字になってもいい、と思ってたり、好きなこと極めすぎちゃってなんだか不器用に生きてる人とか。それがなかったんですよねー。余裕のある大人が純粋に楽しんでる感じがとってもよかった。余裕っていうのは、経済的なことだけではなくって、好きな音楽を聴いたり、奏でたりする気持ちの余裕だったり、他の人の演奏を楽しめたりする余裕。
常々、はじめての場で居心地悪くなく過ごすには(過ごしてもらうには)どうしたらいいんだろ?なんてことを考えていますが、やっぱり、初めての場って緊張するよね。それって、お作法がわからないから、な気がするんですよ。
ラーニングイベントでも「お近くの方と名刺交換、自己紹介」といったお作法は慣れないととても不安だし、いったい何をしゃべればいいのさ?という気持ちにさせます。
ライブハウスのお作法って行ったことない人にとっては、なんじゃそりゃ?なことだと思うのです。
ワンドリンクオーダーって何?500円のミネラルウォーターって高くね?
荷物はどうすりゃいいの?上着は?
疲れたら座れる場所ってあるの?
とかとか…。
だから、最初はお作法を教えてくれる人の存在って必要だよね。そして、なんでもありで懐が深くて緩やかな場だと、スムーズに場に合流できるような気がするんだよね。
ライブでも、ラーニングイベントでも、そういう仕掛け、雰囲気を作っていくことが、集客につながるんだろうな、なんてことをつらつらと考えるこの頃。もちろん、それはコンテンツがしっかりしていてこそ成り立つわけで、場をつくる以上、どっちも満たすように心を砕いていかないといけん。がんばりましょう、がんばります。