わくわく記録帳

一日に見聞きすることをすべて記録すると文庫24冊になるらしい。
そんなに!?
記録しておかないのはもったいないよね。

旅、いろいろ

2008-04-15 23:27:09 | 2008年パリの旅
もう1ヶ月も経っちゃうんだ、パリ行ってから。
それにしても一日一日の短いことったら


旅の思い出いろいろ思いつくまま記録しておこう


◆自分へのお土産
海外行ってもブランド品には食指が動かなくって、洋服や靴はサイズが合わないし、荷物が大きくなるのがイヤなこともあって免税手続きをしたことがない。

で、今回のお土産

大きさ3センチくらい。
スーパーで発見!
1個2ユーロなり。


何かと言うと…

と、型抜きスタンプ。
何に使うの?
はい、使い道なんかありません。ビジュアルにやられて衝動買いです。
しかも、MADE IN  CHINAだし…


これだけです… おみやげ…。



◆食べてたもの
一人旅だと、食事が寂しいでしょ?と言われるけど、確かにちゃんとしたレストランでのディナーってわけにはいかないけど、町のビストロやカフェでいろんなものが食べられる。
ワインも飲めちゃうし。


これまた、あんまり写真撮ってないんだけど、
例えば

クロックムッシュとか…



ピザとか…
(メニューにはピザって書いてあったけど、ピザトーストだよね~。
チーズが濃厚でめちゃくちゃおいしかったけど)


キッシュとか、ステーキなんかも食べてた。


ついでに

アンジェリーナのモンブラン。
日本でも食べられるけど、やっぱり現地で食べるとちょっと嬉しい



◆旅の裏技
と言うほどでもないけど、一緒に旅行に行った人には大抵驚かれるのが、あたしがなんでも捨ててくる、ってこと。
荷物を軽くしたい&どうせなら捨てるもの持って行って捨ててきちゃえば一石二鳥っていうのが正解。


部屋着(寝るとき着るもの)は100%捨ててきます。
あと、靴、ジーパンなんかも捨ててくるな~。
化粧品とかシャンプーなんかも、トラベルサイズは持っていかない。家で使っているものを持っていって、捨ててくる。(もちろん中身があればそんなもったいないことはしませんが。)


行きより帰りの方が軽い、というミラクルが起こるのはこんな理由。



◆今回の旅で読んだ本
一人旅のときはブックオフで大量に購入した本を持参。
(当然読み終わったら捨ててくる


・「不自由な心」白石一文
・「男運の悪い女達」衿野未矢
・「パートタイム・パートナー」平安寿子
・「ままならぬ想い」白石 公子
・「県庁の星」桂 望実
・「円満退社」江上 剛
・「地味めしダイエット」横森理香


うん、よく読んだ


パリの旅、五感にいろいろ刺激を受けてきた
次は、いつ行けるかな?どこに行こうかな?



コメント (4)
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太陽・月~パリの空~

2008-04-12 01:03:08 | 2008年パリの旅
就職して2年目におともだちと「ロンドン・ローマ・パリ8日間」という強行軍のツアーで初めてパリに来たとき、「お土産は写真」とばかりに見るものすべてを写真に収めていた。
毎回の食事、ホテルの部屋、それこそ浴室まで写真撮ってた。
当時はまだデジカメなんてものはなかったから、1日2本×滞在日数なんて計算して、感光しないようにフィルムを大事に持っていったなぁ。


最近は、ファインダー越しに見る景色より、実際にそこで見て感じて…五感で記憶したい!って思うようになって、あんまり写真って撮らなくなった。


なので、今回もあまり写真撮らず


少ない写真(データ)を整理してたら、「あたし、いい写真撮ってるじゃん」というのが幾つかあったので、貼り付けておこうと思います。


パリの夜明け

超格安プランで行ったので、地下鉄で町の中心部まで30分というちょい郊外のホテル。
でも窓からこんな景色が見られるなら、郊外も悪くない。
隣にカルフール(フランスのショッピングセンター)もあったし。


パリも満月

パリも満月なんだーとテンション上がったんだけど、そりゃそうだ
地球と太陽の関係なんだもん、東京もパリも観る月は一緒だよね。


そして、やはり秀逸なのが「パリの夕暮れ」


どこを切り取っても、パリは絵になる。
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パリで東洋美術~ギメ美術館~

2008-04-07 22:13:03 | 2008年パリの旅
エッフェル塔近くのイエナ通りにある美術館。
この界隈はとってもセレブな高級住宅地といった様相で、カフェも少ない(というかほとんどない。)し、ショップもないから観光客はまばら。


なんてことない通りからエッフェル塔が顔を覗かせるこの界隈も、いかにもパリっぽい。


エッフェル塔に登る前にせっかくだから、近くの美術館に行ってみよう!と調べたら、こことパリ市モード博物館はミュージアムパスが使える!
ケチ、いや、節約上手なわたくしは二つをはしご。


この美術館は東洋美術のコレクションでは随一
5層からなる吹き抜けが印象的な建物で展示物に「光」があたるように設計されている。
日本、韓国・朝鮮、中国、タイ、カンボジア、ベトナム、インド・・・と国ごとに展示室が分かれているので、とても観やすい陳列、展示になっている。
屋上のテラスは立ち入り禁止になっていたんだけど、きっと、ここからのエッフェル塔の眺めは最高なんだろうな。
展示室の小さな窓や、カーテンの隙間からちらっとエッフェル塔が見える、この美術館はそれだけでも素晴らしい。フォトジェニックな美術館。


パリに来て東洋美術を見る東洋人も珍しいわけで、日本語のパンフレットはないけれど、入り口のお兄さんがとっても親切に「英語のパンフレットならあるよ」とわざわざ手渡してくれたりと厚待遇♪


何もパリで仏像見なくても・・・とも思ったけど、奈良で仏像の魅力に目覚めてしまったせいか、とっても居心地よくって仏像を見ているだけで癒される。
青磁の器とか、屏風、掛け軸・・・普段、日本であえて観ることもないけど、なぜかじんわりココロに沁みるから不思議。


美術館って鑑賞する場だけではなく、学ぶ場なんだよね。
日本の美術館でも最近はワークショップを開催するところが多い。学芸員による解説ツアーをやっているところもある。


でも、海外のそれとはちょっと異なるような・・・。
美術館でスケッチしたり、解説文を熱心に読んだり、というのが日常的、というか、当たり前のこととして存在しているような感じ。


ギメ美術館でも、中高年の団体に仏像の説明をしている光景、高校生かな?の課外授業で仏教美術の説明をしている光景に出くわした。


高校生は床にぺったりと座り込んで、ノートを広げて、先生(学芸員)の話を聞いていた。
フランス語はまったくわからないので、何を言っているのかわからなかったけど、先生も身振り手振りを大きく講義している姿っていいなぁ。
藝術が、東洋美術が大好き!っていうのが伝わってくる。
あたしが東洋美術を専攻している女子大生だったりしたら、これはもう鯉に落ちるでしょう
(その瞬間、奈良大和路を金髪碧眼のフランス男子と一緒に歩く姿を想像したイタイ妄想家です


それにしてもこの美術館の貯蔵の多さにもまた驚き。
時間があればもっともっとゆっくり見たかったな。
パリの美術館はホントに奥が深い。


ギメ美術館 6.5ユーロなり。
お隣のパリ市モード博物館7ユーロなり。
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降り注ぐ世界 ~サント・シャペル

2008-04-03 00:58:25 | 2008年パリの旅
パリでいちばん好きな場所はどこ?って訊かれたら?
モンマルトルも好き、サン・ジェルマン・デ・プレ界隈やオルセー美術館の近くの路地裏も好き


でもいちばん好きなのはここ。
12枚のステンドグラスに囲まれた聖堂、サント・シャペル。


マリーアントワネットが幽閉されていたコンシェルジュリーの隣にあって、ノートルダム寺院のすぐ近くにある。
この界隈は観光コースから外れちゃったこともあって、団体客はほとんどいない。


昔、母と一緒に1週間のフランス旅行に出かけたときに初めて行った場所。
そのときはガイド付きで、レアな場所を周るツアーだったので(バカラ美術館行ったり、パサージュも歩いちゃうようなコース設定だった。)、コースに組み込まれていた。
もしもこのツアーで行かなかったら、その後も足を踏み入れていなかったかもしれない。


小さな入り口が1箇所のみ。
お昼休みはあるし、今回はノートルダム寺院に登ったあとに行ったら、なんと!ストで休館
(3/20はいろんな美術館がストで休館だった模様。あたしもサント・シャペル、中世クリュニー美術館、ドラクロア美術館と3箇所に立て続けにふられました。)翌日オープンと同時に行ったら空いてて一安心。)
裁判所と同じ敷地内にあるため、セキュリティがとても厳しく、上着も脱がされる。もちろんポケットの中の小銭も。


ノートルダム寺院の「北のバラ窓」の大きさ、壮大さには遠く及ばないけれど、聖堂をぐるっと囲んだステンドグラスは圧巻!
晴れた日に初めて行ったけど、降り注ぐ光に照らされたステンドグラスの美しさったら


この聖堂はぐるりとパイプイスが設置されているので、そこに座ってずーっと眺めることができる。


今までは気づかなかったけど、今回初めて気づいた。
12枚、すべての枠が違う!
ひし形あり、楕円あり、花紋様あり・・・。


1134枚のステンドグラスがすべて違う絵だってことは知っていたし、気づいていたけど、それを取り囲む枠までも、とは思わなかった。
通ってた幼稚園が教会のボランティアから始まったところだったので、クリスマスには旧約聖書の劇をやったりと、キリスト教には比較的なじみを持っていたけれど、信仰心は全然ない。
でも、こうやって聖書をビジュアル化した素晴らしいステンドグラスを観ていると、それだけで崇高な気持ちになるし、文字が読めない人たちでもこうやって宗教に触れることができるのはステキなことだ。


パリで最古の教会、サン・ジェルマン・デ・プレ教会で、あまりのマリア像の美しさにまったりとしていたら(教会は必ずイスがあるので、座り込んじゃうと軽~く30分、1時間くらいは眺めてられる。)、次々と膝まずいてお祈りを捧げる人たちが現れる。
あたしたち観光客にとっては、観光スポットでも、この人たちにとっては信仰の場であり、日常であるってこと、そして日常に信仰があるってことを痛感した。


なんかね、こうやって街中の教会を見学していて、お祈りを捧げる人たちを観ていたら、観光名所だからって写真をぱちぱち撮ることにものすごーい抵抗を感じてしまった。
今回のパリ旅行、後半はほとんど写真を撮っていないのもそんな理由もある。


サント・シャペルで「へ~っ」と感心しながら、メモを取っていたら、隣に座っていたおぢさん(英語を話すアングロサクソン系)がオペラグラスを貸してくれた。
これを使うとよーく観えるよって・・・。
お礼に写真を撮ってあげました 
ぷち国際交流です。


サント・シャペルとコンシェルジュリーの共通券、9.5ユーロなり。
サン・ジェルマン・デ・プレ教会はフリー。
宗教を考えさせられたスポット2つ。
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モード&テキスタイル博物館・装飾芸術美術館

2008-03-29 01:17:36 | 2008年パリの旅
海外行くといつもはショップ巡りに明け暮れる。
我ながら貧乏性だなぁ・・・と思うけど、せっかく海外に来たんだから日本ではあまり見かけないショップやウィンドウディスプレイ、陳列なんかをチェックしたくなる。
特に以前はそういう仕事をしていたから尚更でした。


ショップの仕事から離れて早3年?
感性も鈍ってきてるし、必要性もないので、今回は美術館巡りに明け暮れる!ことにした。
その場所で観るからこそ感じられるものもあるのかもしれないし。


絵画、彫刻、装飾品・・・現代アート・・・とにかくなんでも観よう!ってことで、いろんな美術館に入れちゃうミュージアム・パス4日間を購入!
初期投資45ユーロ。


そんなミュージアムパスの元を取るべく(?)ルーブルと同じ建物にあるミュージアム。、モード&テキスタイル博物館と装飾芸術美術館に行って来た。


この2つの博物館・美術館(フランス語のMuseeは博物館も美術館も指すみたいですね。)は、共通券で入場できる。
ミュージアムパスを入り口で見せると、チケットと引き換えてくれる。


モード&テキスタイル博物館の企画展は『クリスチャン・ラクロワ』。
過去の作品が、カラー別、テイスト別にグルーピングされていた。
ラクロワの持つ華やかな世界とシックなデザインが圧倒的な量で出迎える。


代表的なフォルム、色使いの作品がボディに、その後方にウェディングドレスの展示のように、ボディを取り囲むようにして陳列されている。


スタートは『白』、最後が『黒』。
ストーリー性のある流れ。


エレガントでそれでいてキュートなデザイン、色使いだから観ているだけで飽きない。
たくさんのお洋服に囲まれていると、わくわく楽しい気持ちになる。



ん?
むむむ?
ほかの美術館と客層が違ーうっ!


なんでだ???
日本人がいない、観光客がいない・・・それもそうだけど・・・


なんだかみんながオシャレでかわいい
そして手にノートを持って気に入ったデザインをデッサンしてる。
美術館ではよく見かける光景だけど、写実的ではなくて、デザイン画。
うまいっ!みんな上手
この中から未来のラクロワ登場?


お隣の装飾美術館。
回廊のような作りで見応え、回り甲斐あり!展示品もすごい数。
食器や花器、家具、おもちゃまでもがが年代別に展示されている。
このコレクションの数には圧倒されます。


ここで『ROUGE』という企画展をやっていました。
『赤』を切り口に、プラスティック、テキスタイルという素材別、おもちゃ、童話(赤ずきんちゃんとか。)、政治ポスター、権力者(司祭や皇帝のマントとか)・・・という訴求別にグルーピングされて、20畳くらいの部屋ごとに仕切られての展示。


フランス語がまーったくわからないので、どんなテーマでそれらの作品を集めたのかはわからないけど、おもしろかった!
赤ってインパクトのある色だけど、素材と訴求によってこんなに印象変わるんだー
キューレターの個性がわかる企画でした。


『色』使いがおもしろかった二つの美術館。
2館共通で8ユーロなり。

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高いところに登って運気も上昇?

2008-03-27 00:01:28 | 2008年パリの旅
今回の旅の裏テーマは『登る』。


高いところに登って運気も上昇しますように・・・というのと、この次、いつ来れるか、もう最後かもしれないし、来れたとしても、今みたいに10キロくらい平気で歩けるかって言ったら、どうだろう?
そんなこともあって、階段使って登れる『高い場所』にチャレンジ


まずは凱旋門
120段くらいの階段であの門に登れます。
凱旋門を中心に放射状に街が広がっているのがわかる。
ここからの見晴らしが最高にキレイ
おおおおーっ!パリに来たーっ!と観光客気分全開になります。




そしてノートルダム寺院
最近、あの界隈は観光バスの乗り入れができないらしくって、観光コースからは外れているんですって。
地下鉄で移動するなら最寄の駅からは10分もかからないけれど、団体客だとそうもいかないもんね。
確かに団体客が少なかったような・・・。ついでに日本人も少なかったような・・・。


狭い階段だし、鐘を観るには(「ノートルダムの鐘」でカジモドがついてた鐘です。)木造の階段登らなきゃならなかったりと、一度に入場できる人数が限られてるそうです。
朝一番で行ったけど、すでに50人くらいの列。


狭い階段をせっせと約300段
行列並んでよかった、しんどかったけど登ってよかったと思える絶景!



エッフェル塔はもちろん、サクレクール寺院もくっきり、はっきり。


アルマゲドンで飲み込まれちゃったキマイラたちがお出迎え。



あー、がんばってよかった。
この絶景は何物にも変えがたい。



サクレクール寺院のドームは強風につき閉鎖されていました・・・


『モンマルトルの丘』って言うくらいなので、寺院自体が高台にあって、ここの階段からの景色が大好き
憧れのパリ!少女の頃に憧れた『外国』のイメージなのよ~!



ちょうどミサをやっていて、聖歌隊が賛美歌を歌っていた。
しばし聴き入る。
賛美歌なんて結婚式でしか聴かないけれど、癒されました。



そして、エッフェル塔
ちょっと遅い時間に行ったので、長蛇の列
これまた最上階の展望台は強風につき閉鎖


第2展望台までは階段で登れる。どうしようかなー?と悩んだものの、あまりの寒さと強風にひよって、エレベーターで昇ることに。
もうちょっとあったかかったらまちがいなく階段を選んだんだけどな


1時間くらい並んだかな?(この待ち時間に読書をする怪しい東洋人。笑。おかげで読了!)


これまた絶景!


階段で登ったらもっとこの景色に感動したんだろうなぁ・・・。


高いところに登ってぼーんやりと景色を見ていると、それだけできもちがすーっと澄んでいくから不思議。
凱旋門もノートルダム寺院も何千、何万って人が登ったんだろうね、階段が擦りへって凹んでいた。
たくさんの人がこの景色に感動したんだーって思ったら、なんだか崇高な気持ちになってくる。


パリの街が好きなのは、ずーっと変わらず19世紀のままの街並みを維持しているから。
もちろん近代化されているところ、モードを追いかけているところはたくさんあるけど、それでも、パリの人たちがこの街並みを維持しようっていうプライドが感じられるからより一層いとおしく感じる。


高いところにたくさん登って、運気もきっと上昇したに違いない



おまけにこんな画像。真下から見上げたエッフェル塔。

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包み込まれる空間~オランジュリー美術館~

2008-03-24 23:25:37 | 2008年パリの旅
どんなふうに旅日記を書こうかな?と考えてみたけど、
せっかくなので、印象に残った美術館、観光スポットをいっこずつ取り上げてのんびりとアップしていこうと思います。
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旅に出よう!と思い立って、さてどこで何する?いつ行く?会社は何日休める?と、いろいろ迷って悩んだ末にパリへ。


今回の旅の最大の目的はオランジュリー美術館の「睡蓮」。
ええ、このためだけと言っても過言ではありません。


10年近く前、パリ出張に連れて行ってもらったことがありました。(連れて行かれた?)
そのときのあたしのミッションは市場調査だでったので、町中のありとあらゆる雑貨屋、化粧品屋、薬局を見て回った。
あたしにとっては趣味と実益を兼ねた楽しい出張(とは言ってもコトバもまったくわからないのに商談に同席させられたりと、いつもと違う脳みそ使って帰国後発熱したことを覚えております


ちょうど日曜だったのかな?
同行してた銀行から出向中のおぢさんは「オランジュリーに一度行ってみたかったんだ~」と行列に並んで行きましたが、当時のあたしはひたすらまっすぐに仕事していたので、「仕事で来てるんだから、美術館なんて」と、日曜も空いてるマレ地区の調査に行ったものでした。
(ああ、もったいないことをした。)


その後、なんどかパリには行ってるけど、ちょうど長~い改装に入ってしまったため『睡蓮』には会えずじまい。


そして今回、ついに睡蓮にご対面


オランジュリーは入場制限をするので、入るには行列覚悟。
でも入っちゃうと、入場制限のおかげでゆっくり観ることができる。
団体見学を午前中にして、一般見学は午後からっていうのもGOOD


オープン前に着いたものの、既に行列・・・。
15分くらい待って入場。


お目当ての『睡蓮』は・・・
楕円形のホールに4枚の『睡蓮』。これが二部屋続く。
中央にあるイスに腰掛けて、心行くまで『睡蓮』を堪能。


音が聞こえてくる絵画ってあるんだーっ!
オランジュリーは自然光を取り入れた様式になっていて、雲が出るとそれに呼応するかのように水面の色が変わり、深みを増す。
水の音、風の音が聞こえてくるような、そんな錯覚すら。


絵の前で動けなくなった。(決して歩き疲れていたからでも、時差ぼけだからでもなく。)
衝撃を受けて動けないってよりも、あまりの心地よさにぼーっとしちゃう、そんな感じ。


気づけば2時間くらい絵の前に佇んでおりました


金曜日は21時まで開館しているので(オルセーは木曜、ルーブルは金曜に通常よりも2~3時間開館時間を延長している。)、旅の締めくくりにもう一度行ってみた。
1回観てるのに、それでもやっぱりぼんやりと見入ってしまいました。


『睡蓮』以外の所蔵作品の量も圧倒的。
印象派の作品がこんなにたくさん常設されていたのにはびっくりです
あたしの好きなユトリロもたくさん。


あなどれないぞ、オランジュリー。
これで6.5ユーロ。
ユーロが強いので円換算すると1000円くらいになっちゃうけど、カフェで飲むカフェクレーム(カフェオレ)が5ユーロ程度ってことを考えると、安いかもね。

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