中原先生が主催されていてるLearning Bar。6月のテーマは『リーダーシップ開発を考える』。
すごい興味がある分野というわけでもないし、仕事で今今必要か?と言われるとそうでもないんだけど、日常と違う場所に身を置きたかったのと、好奇心と中原先生への興味関心で申し込み![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
Learning Barはいつも満員御礼で今回も競争率2倍! 抽選に外れたらまぁ仕方がないと思っていたら、見事当選![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hakushu.gif)
本郷キャンパスに17時半ということは早退しなくちゃならないんだけど、折からの残業抑制と新しい上司が『学ぶ』ということに非常に協力的且つ渇望されていることもあって、大腕振って16時半に早退。
前半はマイクロソフト社のリーダーシップ開発はどう行われてきたのか?をマイクロソフト社の小林いずみさんがご登壇。
さすが、世界のマイクロソフト・・・リーダーシップを開発するときの目線がぜんぜん違う。その国の法人(リージョンというらしい)でのリーダーを創出するだけが目的ではなく、グローバルな視点で、どこのリージョンでも通用する人材をプールしておくことが目的なんだ、とのこと。
全世界で1730名がリーダーシップ開発プログラムの対象者なんだそうです。
リーダーシップ開発は長期的な投資であるから、「旅」そのものなのだ、ということをおっしゃっておりました。
レベルと規模が違いすぎる~![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_en1.gif)
お話の中で、『リーダーを育てる5つの要素』として挙げられていたことに
On-the-job development ・・・ 今の仕事でチャレンジを経験しているか?
Leadership Commitment ・・・ リーダーがリーダー教育にコミットしているか?
Proffesional Network ・・・ 適切な人脈を持っているか?
Manager Relationship ・・・ 上司が能力開発をサポートしているか?
Deveropment Plan ・・・ 効果的な開発プランが作成されているか?
というものがありましたが、これって、マイクロソフトというハイレベルな企業のリーダー育成に限らず、企業内で人を育てるときの原則、っていうか、アタリマエのことなのかもしれない。
たとえば新入社員だったら
まずは、仕事を覚えることからスタートして、徐々に難易度の高い仕事を経験させる・・・On-the-job development
上司が新入社員に期待していること(たとえば1年後にはこんな仕事をしていてほしいんだよ、とかね)をきちんと伝えて、それを本人も納得している状態だとがんばろうって気になるよね・・・Leadership Commitment
躓いたときや悩んだときにアドバイスをくれるような先輩や、愚痴を言える同期など上司部下の1対1の関係だけじゃないと、疎外感からのドロップっていうのはなくなるはず・・・Proffesional Network
仕事の手順だけではなくって、上司は新入社員の強みを見極めてそれを伸ばすような導きができれば、さらに新入社員の能力は高まっていく・・・Manager Relationship
そして、耳にタコができるくらい言われ続けていることだけど、OJTをはじめとする育成計画は場当たり的ではだめで、ありたい姿を設定してそこへ到達するまでのプロセスを描くことが大事・・・Deveropment Plan
レベルとボリュームの違いなだけで、誰に対してもこの5つの要素を持って育成するべきだし、されるべきなんだろうなとあらためて痛感。
(今、ぐるぐる悩んでいる課題に一筋の光が見えてきました
)
後半は神戸大学大学院の伊達洋駆さんという「え?この人学者なの~
」とびっくりするくらいお若くて赤西君ばりのグッドルッキング。笑。(大体ブラックスーツに黒のシャツ、シルバーのネクタイってところからして、学者然としてない。)
さすがに、わたくしも大学院で学び始めて2年目ですからね、紹介された理論は一応存じておりました。
でも、やっぱり専門に研究されている方は違う!と思ったのは、『独自の切り口』『視点』ってことでした。
伊達さん曰く、
リーダーシップ、リーダーシップ開発には「これぞ」という決定打がない。
みんなが共有することができないのだという前提に立って、自分たちの組織の中で定義を決めていくことが大事。
そして、この決めた定義を「なぜ、こうなったのか?」「なぜリーダーシップ開発が必要なのか?」を考えていくことこそがリーダーシップ開発なのかもしれない。
リーダーシップ開発とは、『考える素材』。
確かに。
これまた別のところで、上司からちらと「考えておいてほしいんだけど~」と、
・マネージャーとリーダーの役割
・その行動特性の言語化
みたいなお題を出されました。それって論文のテーマになるくらい巨大な課題![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_hekomu.gif)
これらを考えていくプロセスこそが重要なんだ、そして、なぜ上司が役割定義の言語化なんつうことに思い至ったかの背景をきちんと見極めないといかんのだな、と。
そうでないと目的が手段になってしまうもんね。
最後、質疑応答と中原先生のまとめのなかで、
「リーダーシップ開発と恋愛は似ている。時間が経つと初期の頃の熱さを忘れてしまうし(一概には言えないけどね~)、定期的に見直し、メンテナンスが必要だし・・・」
まぁ、何事もそうなんでしょう。どんなことでも始めた目的ってあったはずなのに、それがいつしか「やること」が義務になっていってしまう。
よくあるもんね、「これってなんのためにやってるんですか?」と聞くと「今までやってきたからです」という答え。答えになっとらんじゃん。笑。
だから、常に問いかけることが必要なんだろうし、新しい風(会社で言うならば異動とか入社とか)が必要なんだろうな。
昨日、名刺交換させていただいた方は、人事関連の専門誌の編集長さんや、大手企業の研修センターの所長さん、人事関係の仕事をやめて大学院に通われて今はフリーで人事関連のコンサルをされている方など、そうそうたる方々ばかり・・・
そして皆さん、意識が高くて人の話を聞き出すのがうまくて、お話がうまくて、あたしはうなずくばかりでした・・・
こういう場所でうまく関係性がつくれるようになりたーいっ!
昨日、名刺交換させていただいた某社で人材育成を担当されている方が来月のLearning Barにご登壇されるそうです。
行きたいな、行けるかな。言い続ければきっとかなう。
楽しく、適度に脳みそとキモチが動いて、心地よいひとときでした。
すごい興味がある分野というわけでもないし、仕事で今今必要か?と言われるとそうでもないんだけど、日常と違う場所に身を置きたかったのと、好奇心と中原先生への興味関心で申し込み
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
Learning Barはいつも満員御礼で今回も競争率2倍! 抽選に外れたらまぁ仕方がないと思っていたら、見事当選
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hakushu.gif)
本郷キャンパスに17時半ということは早退しなくちゃならないんだけど、折からの残業抑制と新しい上司が『学ぶ』ということに非常に協力的且つ渇望されていることもあって、大腕振って16時半に早退。
前半はマイクロソフト社のリーダーシップ開発はどう行われてきたのか?をマイクロソフト社の小林いずみさんがご登壇。
さすが、世界のマイクロソフト・・・リーダーシップを開発するときの目線がぜんぜん違う。その国の法人(リージョンというらしい)でのリーダーを創出するだけが目的ではなく、グローバルな視点で、どこのリージョンでも通用する人材をプールしておくことが目的なんだ、とのこと。
全世界で1730名がリーダーシップ開発プログラムの対象者なんだそうです。
リーダーシップ開発は長期的な投資であるから、「旅」そのものなのだ、ということをおっしゃっておりました。
レベルと規模が違いすぎる~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_en1.gif)
お話の中で、『リーダーを育てる5つの要素』として挙げられていたことに
On-the-job development ・・・ 今の仕事でチャレンジを経験しているか?
Leadership Commitment ・・・ リーダーがリーダー教育にコミットしているか?
Proffesional Network ・・・ 適切な人脈を持っているか?
Manager Relationship ・・・ 上司が能力開発をサポートしているか?
Deveropment Plan ・・・ 効果的な開発プランが作成されているか?
というものがありましたが、これって、マイクロソフトというハイレベルな企業のリーダー育成に限らず、企業内で人を育てるときの原則、っていうか、アタリマエのことなのかもしれない。
たとえば新入社員だったら
まずは、仕事を覚えることからスタートして、徐々に難易度の高い仕事を経験させる・・・On-the-job development
上司が新入社員に期待していること(たとえば1年後にはこんな仕事をしていてほしいんだよ、とかね)をきちんと伝えて、それを本人も納得している状態だとがんばろうって気になるよね・・・Leadership Commitment
躓いたときや悩んだときにアドバイスをくれるような先輩や、愚痴を言える同期など上司部下の1対1の関係だけじゃないと、疎外感からのドロップっていうのはなくなるはず・・・Proffesional Network
仕事の手順だけではなくって、上司は新入社員の強みを見極めてそれを伸ばすような導きができれば、さらに新入社員の能力は高まっていく・・・Manager Relationship
そして、耳にタコができるくらい言われ続けていることだけど、OJTをはじめとする育成計画は場当たり的ではだめで、ありたい姿を設定してそこへ到達するまでのプロセスを描くことが大事・・・Deveropment Plan
レベルとボリュームの違いなだけで、誰に対してもこの5つの要素を持って育成するべきだし、されるべきなんだろうなとあらためて痛感。
(今、ぐるぐる悩んでいる課題に一筋の光が見えてきました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_en.gif)
後半は神戸大学大学院の伊達洋駆さんという「え?この人学者なの~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_sup.gif)
さすがに、わたくしも大学院で学び始めて2年目ですからね、紹介された理論は一応存じておりました。
でも、やっぱり専門に研究されている方は違う!と思ったのは、『独自の切り口』『視点』ってことでした。
伊達さん曰く、
リーダーシップ、リーダーシップ開発には「これぞ」という決定打がない。
みんなが共有することができないのだという前提に立って、自分たちの組織の中で定義を決めていくことが大事。
そして、この決めた定義を「なぜ、こうなったのか?」「なぜリーダーシップ開発が必要なのか?」を考えていくことこそがリーダーシップ開発なのかもしれない。
リーダーシップ開発とは、『考える素材』。
確かに。
これまた別のところで、上司からちらと「考えておいてほしいんだけど~」と、
・マネージャーとリーダーの役割
・その行動特性の言語化
みたいなお題を出されました。それって論文のテーマになるくらい巨大な課題
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_hekomu.gif)
これらを考えていくプロセスこそが重要なんだ、そして、なぜ上司が役割定義の言語化なんつうことに思い至ったかの背景をきちんと見極めないといかんのだな、と。
そうでないと目的が手段になってしまうもんね。
最後、質疑応答と中原先生のまとめのなかで、
「リーダーシップ開発と恋愛は似ている。時間が経つと初期の頃の熱さを忘れてしまうし(一概には言えないけどね~)、定期的に見直し、メンテナンスが必要だし・・・」
まぁ、何事もそうなんでしょう。どんなことでも始めた目的ってあったはずなのに、それがいつしか「やること」が義務になっていってしまう。
よくあるもんね、「これってなんのためにやってるんですか?」と聞くと「今までやってきたからです」という答え。答えになっとらんじゃん。笑。
だから、常に問いかけることが必要なんだろうし、新しい風(会社で言うならば異動とか入社とか)が必要なんだろうな。
昨日、名刺交換させていただいた方は、人事関連の専門誌の編集長さんや、大手企業の研修センターの所長さん、人事関係の仕事をやめて大学院に通われて今はフリーで人事関連のコンサルをされている方など、そうそうたる方々ばかり・・・
そして皆さん、意識が高くて人の話を聞き出すのがうまくて、お話がうまくて、あたしはうなずくばかりでした・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/body_deject.gif)
こういう場所でうまく関係性がつくれるようになりたーいっ!
昨日、名刺交換させていただいた某社で人材育成を担当されている方が来月のLearning Barにご登壇されるそうです。
行きたいな、行けるかな。言い続ければきっとかなう。
楽しく、適度に脳みそとキモチが動いて、心地よいひとときでした。