わくわく記録帳

一日に見聞きすることをすべて記録すると文庫24冊になるらしい。
そんなに!?
記録しておかないのはもったいないよね。

みんながアクションするアクションプランが出てくるってすごくない?~学び直しプログラム第6期が終わったよ

2022-02-20 23:18:03 | オトナの学び

ちょっと桜が貧相ですが💦 先生方とお揃いの背景で修了をお祝いしました


昨日は、昨年5月に開講した福岡女子大学 イノベーション創出力を持った女性リーダー育成プログラム(学び直しプログラム)の最終成果発表会でした。
ファシリテーション、リーダーシップ、チームビルディング、デザイン思考を学び、最後の4か月間はご自身の興味関心に向き合い、テーマ設定からチーム編成までもを自分たちで行うプロジェクトを実施。昨日は、テーマ設定から最終アウトプット(アイデア)に至る過程の発表会。


今年度は、緊急事態宣言下であったことから、オンラインでスタート。その後も度重なる緊急事態宣言やマンボウにより、10か月17日間に渡る授業のうち、10日間がオンラインでの開講となりました。
JD(女子大生)気分でキャンパスに通う、集うことは学ぶ上でのモチベーションにもなるし、休み時間やランチ、帰りのバスや駅までの道中のおしゃべりなど、小さな交流が楽しめるのは学生生活のよさであり、醍醐味でもある。オンラインだと移動の手間もなく時間的な制約を受けにくいけれど、JD気分を味わう、そんな楽しみがなくなっちゃったのはちょっと残念だったよねぇ。


けどね、学びの形態がどうであれ、本当にみなさん素晴らしかった!
アウトプットのレベルの高さももちろんだけど、そこに至るプロセス、迷いも戸惑いも葛藤も、楽しさも喜びも何もかも含めてすべてが詰まっていたのが本当によかった!


立ち上げのときからずっとこだわってきたのは、成果発表会をセレモニーにはしたくない、最後の授業であり、これから先に繋がる時間、場にしたい、ということ。なので、発表して、偉い人からの「素晴らしかったです」という講評コメントを頂戴して、、、で終わっちゃうのは絶対にイヤだった。プレゼンテーションの巧拙はどうであれ、これまで取り組んできたものに対して、きちんとフィードバックして、次につながるアドバイスや情報交換、ついては対話ができる場にしたい、と思ってずっと運営してきた。


これまでは、1チーム500秒でプレゼン、その後、発表資料をポスターに転用してのポスターセッションを約1時間、最後に先生方の講評(総評)、そして1年間の振り返り、という形式で運営していた。発表を聴いている間にも役割がありますよ、Good=良かった点、Motto=改善点やアドバイスを意識しながら聴いてね、Goodはピンクの付箋、Mottoはキイロの付箋に書き出していってね、そして書いた付箋をポスターにペタペタ貼っていく、たくさんの付箋が貼られたポスターは圧巻だし、そこには愛あるフィードバックがあふれている。そしてポスターを前に質問し合ったり、情報交換し合ったりしている姿を見るのがとにかく嬉しくて、楽しかった。


オンラインでの開催となってもその思いは変わらないし、変える必要もないので、従来通りの進行を目指した。Jamboardに各チームごとのシートを用意して、随時書き込んでいってもらう。何度か授業の中でも使ったツールだったのでスムーズに運用できて、しかもどんどんと付箋がアップされていく。終わった頃には画面いっぱいの付箋の花が咲いていた。ひとつひとつの付箋には感想やアドバイスが書かれていて、こうしてカタチに残るフィードバックは財産だと思う。もうねぇ、付箋が増えて行く様子を見ているだけでムネアツですよ。


ポスターセッションは、Zoomのブレイクアウトルームの移動の機能を使って。ゲーム感覚で移動の練習をした後、店番担当を設定して、いよいよフィードバックの開始。初めてのことでうまく機能するのか、ちょっと不安ではあったけれど、そこは「とりあえずやってみる」精神にあふれたみなさん、どの部屋も活発な意見交換が行われていて、自分たちのアイデアとのコラボレーションを模索したりと「次」に繋がる話がたくさん生まれていたのが頼もしかった!


当初、大学関係者は大学に集まって、パブリックビューイング的に発表を聴く、という段取りになっていたようだけれど、「これは最後の授業であり、発表を聴いて終わりではなく、その後に対話することに意味がある。だからゲストも一人1端末で、きちんとフィードバックセッションに参加してほしい」と申し入れ、先生方のご尽力もあって、ゲストでいらした副理事長や先生方もブレイクアウトルームを行き来して、アドバイスや感想を伝えてくださった。多様な人の多様な意見、考えを聞くことができる、これこそが「大学」でリーダー育成プログラムを提供する価値でもある。お忙しい中、ご参加くださって、コメントもたくさんしてくださって本当にありがたい限りです。


こうした社会人が集まる研修で、最後にアクションプランを作るものは多くある。でも、そこで作られたアクションプランは実際に職場に戻っても実行されないことが多いと聞く。学び直しプログラムでのアクションプランは、自組織の課題を解決する目的で作られてはおらず、自身の問題意識から発したテーマ、課題を解決するプランを創り上げるものであるから、一概には比較ができないけれど、毎年、成果発表会で発表されたアイデアは、その後、実際に行われている。これってすごいことだ。作って終わり、ではなくて、誰もが次を見据えていて、実際に手を動かし、実行する。本当に素晴らしいし、誇らしい。


それはなぜかと言ったら、やっぱり自分自身の問題意識からスタートしているから、な気がする。社会課題だから、最近話題になっているから、職場で問題になっているから、といったどこか自分ごとになりきれないテーマ設定ではなく、小さなこと・身近なことかもしれないけれど、自分自身がこだわって、なんとかしたいと思っていることに取り組むからこそ、実現へのドライブがかかるのだろう。


テーマ設定には本当に心を砕いている。例年レゴ®シリアスプレイ®によって、自分の内面を掘り下げて、取り組みたいテーマを設定しているんだけど、今年はオンラインとなってしまったので、ひたすら対話を繰り返して、言葉の意味を深掘りしながら自分の関心事をあぶり出していった。
プログラムを立ちあげた森田先生がいつもいつも仰っていた。
「解決策を学ぶプログラムはいくらでもある、でも大事なのは真の課題は何か?を明らかにすること」
そして、森田先生はこうも仰っていた。
「それは本当にわたしが解くべき問いですか?」
アインシュタインも言ってるもんね。問題解決に20日かけられるなら、19日間は問題設定に使うって。
そこまで向き合った課題・テーマだからこそ、プランを立てて終わりにできるはずもなく、自然とやり続けて行くんだろうな。


モジュール3の全体統括をされている聞間先生はいつもこう仰っている。
「新しいことをやるのはしんどい。自分が本当にやりたくて楽しいと思えることではないと馬力が出ない。だからわくわくすること、楽しいと思うことにチャレンジしよう」
楽しいから続けられるし、実行していける。「楽しい」って感情にはもっと素直にどん欲になっていいよねぇ。


昨日の発表会が終わった後、「これからヒマになっちゃうね、寂しいね。何しよう?」と早くも学び直しロスに陥っていた声がちらほら聞こえたけど、だいじょうぶ、またすぐに楽しいこと、やりたいことが出てくるよ。
そう言っているわたし自身が、自分のこの2年間の学びをまだ振り返ることができていなくて、4月から何しようかなーと若干の抜け殻になっていることはナイショです(笑)


毎年言ってるけど、大人になって学ぶって、最初は仕事に活かさなきゃ、とか、スキルアップのために、とか考えがち。だけど、そんなことはいったん脇に置いて、楽しいから学ぶ、学ぶと楽しい、知ったら人に言いたくなる、やりたくなる、やってみるとみんなが喜んでくれる、元気になる。そしてまた学びに行く。その連鎖でいいんじゃないかって思う。わたし自身もそうだった。学ぶことで自分が元気になって、楽になる。


楽しく元気な人は周りをハッピーにする。会社も元気にハッピーになる、まちも元気にハッピーになるって信じてる。


あらためて、6期のみなさん、本当におつかれさまでした!
みなさんのこれからのチャレンジもとっても楽しみです!またご一緒しましょう!
そして必ずやリアルで会って打ち上げしましょう!!!
(5期のみんなとの肉会も実現したい!!!)



受講生のあかねさんが描いてくださったみんなの似顔絵!似てる!かわいい!そして真次郎まで!!!
コメント
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