わくわく記録帳

一日に見聞きすることをすべて記録すると文庫24冊になるらしい。
そんなに!?
記録しておかないのはもったいないよね。

経験学習そうだったのかー

2024-02-29 23:43:51 | オトナの学び
4年に1回の閏日はおまけっていうか、ご褒美みたいに使いたいなーと思って、いつもはオンラインで受講している講座を現地で参加してきた。


オンラインとリアルの違いってどんなことなんだろう?な振り返りはまた改めてしたいんだけど、いやはや、リアルは受け取る情報が多い。咀嚼するのに時間がかかるわー。聴覚、視覚だけじゃなくていろんな感覚をを使った気がする。


毎日ブログを書こう、と決めてから今日で2ヶ月。非常に薄い内容の時も多いけど、今日までコンプリート。出張とか、実家に帰ったりとか、イレギュラーなことも多かったけど、結構頑張ってるんじゃないか?(自画自賛)


毎日書き続けていて、何か変化があったのか?と問われたら、そんなすぐには変わるわけないじゃん。でも、1つだけ言えるのは、出来事を概念化しようとする意識はついた、気がする。あくまでも気がする。


どこに行きました、何を見ました、誰と会いました、これを食べました
それだけだったら夏休みの絵日記と変わらないから、その出来事=事実を経験して、わたしはどんなことを考えたのか?どう感じたのか?ってことを残そうと意識はした。おぉお、これって経験学習サイクルじゃん。
なんてほくそ笑んでいたわけですが、本日参加した授業で目から鱗どころじゃない、これまでわたしが持っていた概念をちゃぶ台返しされた。


学び直しでも、その他の講座でも、振り返りが大事だよ、って口うるさく言っていて、振り返り=内省や、内省からの概念化をどう行うか?にばかり目が向いていた。早く振り返る、事実・エピソードベースで振り返って意味づけをする、できなかったことだけじゃなくてよかったこともちゃんと振り返る(反省じゃなくて未来に活かせないと意味ないのよ)とかとか。


ジュンナカハラ先生もこんなこと書かれてました。
振り返り(リフレクション)の「3つの壁」とは何か?:「ぺんぺん草もはえない不毛な振り返り」が生みだす「3つの障害」 | 立教大学 経営学部 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する | NAKAHARA-LAB.net

振り返り(リフレクション)の「3つの壁」とは何か?:「ぺんぺん草もはえない不毛な振り返り」が生みだす「3つの障害」 | 立教大学 経営学部 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する | NAKAHARA-LAB.net

立教大学 経営学部 中原淳研究室 中原 淳のブログです。経営学習・人的資源開発に関する研究知見、エッセイ、日々の日記が更新されています。

立教大学 経営学部 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する | NAKAHARA-LAB.net

 



もちろん、それもだいじ。
けどね、そもそも『経験』がだいじなのよ。
内省せざるを得ないような経験、書きたくなる(残しておきたくなる)経験をする、すなわち良質な経験資源をどれだけ持てるか?ってことがだいじ。




わたしみたいに好きで学んで、それをどこにどう還元するかは自己責任な立場ならさておき、部下や後輩の指導、育成をするときに、「経験を振り返りなさい」ってだけでは不十分で、いかに良質な経験(業務であったり、役割であったり)がアサインできるか、デザインできるかは管理職にとってとても重要なことだと気付かされた。


経験そのものに目を向けて、いかに良質で多様な経験ができるか、それに心を砕けるようになりたいなぁ。これは今まで持てていなかった感覚で、それを獲得できたってことは、やっぱりうるう日はご褒美みたいな1日だったな。
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還暦シフト

2024-02-28 07:33:02 | キッカワコウジ
いい時代になったものだ。


広島ローカルの番組「お好みワイドひろしま」、27日の特集は「吉川晃司さんが語る広島」。これまでだったら、あぁああ、残念、で終わっていたのが、今やNHKプラスで見られちゃうっていうね。ありがたやありがたや。


2024年2月27日 - お好みワイドひろしま

2024年2月27日 - お好みワイドひろしま

プロ野球・カープの約1か月にわたった春のキャンプが終わります。新井監督や選手のインタビュー、現地からの記者リポートなど、たっぷりお伝えします。▽江田島市にある施設...

2024年2月27日

 

広島ローカルの番組に出ている晃司は楽しそうだし、それでいて真剣で、あぁ、ほんとに広島を愛してるんだなーっていうのが伝わってきて、羨ましさと嬉しさでいっぱいになる。


今年はデビュー40周年、そして来年は還暦。これから先の未来に向けては?の問いに


  もう一段、還暦シフトに入れていく
  挑戦はしようと思っている
  還暦作戦はいろいろ描いている



こういうところがほんと好き。デビューした頃から、常に「もっと」を追い求めていて、もっと効率的に上手くできることだってあるだろうに、それでも自らを追い込んで挑戦していくところ。ヘタレなわたしにはできないから、本当に尊敬しているし、ビシッと背筋が伸びる。


インタビューしたアナウンサーがとっても素敵にまとめてくださった。


  重厚感のある大人の俳優ってイメージがあるけど、
  若い頃と変わらない熱い感情を持ち続けている
  自分の思いを恐れずに発信し続ける表現者としての芯の強さ
  何よりも広島をここまで愛してくれているのが嬉しい



そうなの、そこそこ、そこがとにかくカッコよくて魅力的で、だからずっと追いかけ続けてるんだと思う。


昨日から外傷性白内障の影響でシンバルキックできないかも、とSNSやワイドショーで話題になっていて、あれこれ心配してくれるおともだちもたくさんいるけど、わたしとしては元気に歌い続けてくれればそれでよくて、シンバルキックはすごいし、かっこいいけど、もう無理しなくていいよってずっと思っているし、リズム感とか歌唱力(特に低音)とかもっと素敵なところがたくさんあるし、ミックジャガーだって自分の得意なキーで歌ってるけど相変わらずかっこいいじゃん、そんな知恵で乗り切ればいいし、もうほんと、体を大事にして歌い続けてほしい、ただそれだけ。


さてさて、40周年ツアーのFC先行申し込みまであと24時間。まだ迷ってる。けど、迷ってるってことは行っとけってことだと言い聞かせてポチポチしよう。






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強みフェスのこと〜一緒にやろうって言ってもらえる幸せ噛み締めている

2024-02-27 22:55:16 | ライブ・イベント
大好きな板谷さんと東京、福岡で開催してきた強みカフェ。この週末、静岡で開催してきました。これからは、強み+グラレコのコラボは「強みフェス」と呼ぼう!ってことになったのだけれど、ちょっとそれについてわたしの思うところをつらつらと。


そもそもの始まりは、「晃司@武道館で東京行きます、翌日帰るので日中なんかできます!やりたいですー」と言い出したこと。何かやろう!だけ決まっていたけど、何をやるかは全然決めずにいて「そろそろちゃんと決めましょうか?」なやりとりを開始したところ、板谷さんから「強み+グラレコどうかしら?最後、未来をグラレコで描くの!」と素敵すぎるご提案をいただき、わたしとしては一も二もなく「はい!喜んで!」と快諾。


実は、強み+グラレコのコラボは2017年に一度、華一会主催のイベントでやっていたので、親和性が高いことはなんとなくわかっていたし、きっと楽しいはず、って確信もあった。


けど、ちょっと、いや、かなり心配でもあったんですよ。人気者の板谷さんを、その日に東京にいるから、ってだけで一緒にイベントやっちゃって、しかもグラレコ講座とのコラボ。こんな役得あるでしょうか?妬まれても仕方がない。上履きに画鋲を入れられちゃうかも(違)案件ですよ。
グラレコと強みを一緒にやって、ちゃんと成立するの?強みカフェの邪魔しない?参加された方にとって満足のいく時間になるの?とドキドキ。



強みカフェの最後は、強みを活かした自分の未来の姿を描こう!というワーク。このために、グラレコ講座で「言葉にしにくいものを絵にする」ことや図解化をお伝えしているんだけど、ちゃんと接続できてるのかな、っていう不安はずっと抱えておりました。今でも。


静岡の強みフェスについて、板谷さんがFacebookの投稿に

ひめさんのグラレコはその瞬間の感情を大切にするところが好きです。同じ話を聴いても、同じ本を読んでも、同じ舞台や映画を観ても、一人ひとりにわきあがる感情は違うわけで、同じ人でもその時々で異なる。ならば「今」を残すって、私にはしっくりきます。

って書いてくださっていたのを読んで、そうかー!そうだったのかー!と今さらながら、腑に落ちて自信が持てた。


そう、グラレコは今を記録できるところがわたしはとっても気に入っている。事実ならAIに任せればいい。けど、その場で感じたことは、その場にいたわたしにしか描けない。だから感じたこと、心が動いたことを描けばいい、っていつもいつも言っている。




強みもそうで、自分が感じたこと、やりたい、好き!っていう情動や思い、それが何よりも大事だし、それを残せるのがグラレコなんだ。


そして、記憶が想起できるグラレコが良いグラレコ、っていつもいつも言ってるけど、ほんとそれ。強みカフェ(強みフェス)で描いた「強みを活かして輝く未来」を見返したときに、そうそう、こんな思いだった!こんなことを考えてこの絵を描いたんだった!と記憶が蘇ってくること、その時の気持ちに立ち戻ってがんばろうって思えること、そういうのが大事なんだと思う。だから、わたしのグラレコでいいんだ。わたしのグラレコがいいんだ。


強みカフェ(強みフェス)で皆さんが最後に描いた絵は、一枚として同じものはなくて、どの絵もその人らしさに溢れていて、とっても素敵で魅力的。あぁ、この人が作る未来ってきっと素晴らしいものなんだろうな、と思わせてくれるものばかり。
板谷さんはこうも書いてくださった。


上手じゃなくてもよくて、こころの赴くままに描けばいい。なんなら文字だけでもいいし、抽象画だっていいって、実に魅力的じゃないですか



自分の人生にエールを送るフェスティバル!そんなフェスのコンテンツにグラレコが仲間入りできて、本当に嬉しいし、光栄だし、幸せ。
これからも、一緒にやりましょう!って言っていただけるよう、しっかり精進しよう、といつになく前向きにやる気になっているよ。


強みフェス、次の予定は未定だけど、今年は晃司40周年だし、打首20周年だし、あちこちあれこれ動く予定なので、きっとまた日本のどこかで開催できることを楽しみに生き延びよう。


そうそう、奇しくもこれまで強みカフェ(強みフェス)は日曜の開催ばかりなんだけど(ライブの次の日、とか、月曜の仕事の前乗り、とかそういう事情があったのでね)、この日曜開催っていうのがすっごい良かった(語彙がw)。なんていうのかな、日曜にたっぷり時間をとって自分に向き合って、他者からエールをもらって、つるんと古い角質が剥がれてスッキリして、新しい週を迎える。そんな静かな穏やかな、でも力強い原動力になっている気がするのですよ。決してライブの都合だけじゃなくて、これからは日曜開催がデフォルトになるかも???



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いちばん古くて、いちばん好きな本〜カロリーヌの冒険シリーズ

2024-02-26 22:09:12 | ドクショ
Facebookのお節介だけど素敵な機能、過去の思い出。
今日は、「お雛様と一緒に実家からカロリーヌの冒険を送ってもらった」が上がってきた。




小さい頃は本の虫で、「何か欲しいものある?」と聞かれたら迷うことなく「本」って答えてた。そして一度読んだだけでは飽き足らず何度何度も読み返していた。
その中でも「カロリーヌの冒険」シリーズが本当に大好きで、何度も何度も読み返して、挿絵の一つ一つを食い入るように見て、端っこに書かれているモチーフも見落とさず、勝手に物語を作ったりしながら読んでた。完全にオタク。


カロリーヌシリーズで学んだこともたくさん。エスキモーのこともオランダのチーズのこともルネッサンスのことも。カロリーヌのおうちでパーティーをやった時に出されたアイスクリームがカラフルで本当に美味しそうだったのも忘れられない。メープルシロップの作り方もね。


戦場の悲惨さが描かれたページもあった。その絵は今見ても胸が痛む。戦争の悲しさ、苦しさに触れたのもこの本。


送ってもらったカロリーヌの冒険シリーズは、昭和47年の初版本。ガムテープで補修されて中はボロボロだけど、ページを捲るたびにわくわくソワソワドキドキした気持ちが今でも蘇ってくる。


当時は、働き者で責任感の強い黒い子犬のピポやまじめな子熊のブムが好きだったけど(曲がったことが嫌いな堅物少女だっだもので)、今は、マイペースで面白いことに首を突っ込む(そして失敗する)ボビーやユピーが愛おしい。ユピーはちょっと真次郎にも似てる(笑)



働き者のくろいこいぬのピポ




まじめな子熊のブム




ちぢれげのこいぬのユピー
真次郎に似てる♡ オットが帰ってきたときの真次郎、まさにこんな感じ




そうそう、カロリーヌにはたくさんのお友達がいるのに、みんな男の子。白い猫のプフも女の子だし。おさるのサビ、シロクマのプッカ、トラのグラアーとかのスポット的な脇役も、みんな男の子。女性はプッカのお母さんくらい。


カロリーヌのリーダーシップのもとに集まる男子達、という構図もまた面白い。女王様と家来って関係ではなく、カロリーヌのことが大好きで、カロリーヌの「やってみよう!」にみんなが面白がってついてくる感じがとってもいい。子どもの頃のわたしは超インドアでおともだちも少なかったし、なんなら1日誰とも喋らなくても平気ってくらいのオタクっぷりだったけど(割と今でもその気質は残ってるかも)、だからこそ、行動的なカロリーヌに憧れたのかもしれないねぇ。


他にも何冊かあったような気がするんだけど、実家を探索してもこれ以上出てこなかった。新装版が出ているらしいので、大人買いしてみようかしら。(きっとする)


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会場と駅の往復だけなんてもったいないよねぇ

2024-02-25 22:52:00 | コトバ・ニッキ
1ヶ月前に福岡で開催した強みカフェ。東京、福岡を飛び出して初の遠征をしてきました。東京も遠征っちゃ遠征だけど、板谷さんのホームだし、わたしにとっても長年住んで仕事した場所でもあるし。
今回は静岡。静岡市役所の食堂(市民にも開放されている)をお借りしての強みカフェ。違った、これから板谷さんと一緒に強み+グラレコやるときは強みフェスって呼ぶことにしたんだった。


そんな強みフェス自体の振り返りはまたあらためて行うとして、久しぶりに地方にお招きいただいて(押しかけた、とも言う)思った。


せっかく行くなら1回くらいはちゃんと名物食べたいし、一箇所くらいは名所旧跡巡りたい。


コロナ禍もあって、最近は遠出をしても目的地と駅(空港)しか訪れてない。まぁ、そのきらいはコロナ前からあってタッチアンドゴーな滞在は日常茶飯事だったけど、ここ最近は真次郎が待ってるから!!!と最短滞在時間で遠征している。


それでいい、って思ってたけどそれはやっぱりもったいない。思い出を作りたいってのもあるけど、まだまだ日本には先人たちの知恵がつまった素敵な場所がたくさんあるのだから、体験体感しないのはもったいないよなぁーって。
これからはちょっとだけでもいいから、先人たちの残したものに触れていこう。城下町静岡に行ったのに残念すぎる。


ビールで乾杯!だけして20分で中座して帰路についてから早4時間半。まだ着かない、、、
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自分がやってることを端的に説明できないのってもったいないよね

2024-02-24 23:01:00 | コトバ・ニッキ
静岡での強みフェス開催に備えて(っていうか合わせて)実家に帰ってきている。
月曜に仕事を入れて前泊するか、金曜に仕事を入れて後泊するか、がいつものパターン。日曜に静岡で仕事なので、土曜に泊まらせて、って連絡したら、なぜ日曜に?と大層不思議がっていた。そうだよね。


強みカフェ(強みフェス)は仕事と言えば仕事だし、プロとしてコンテンツを提供してるけど、まぁなんというか、好きで楽しくてやってるから、仕事してる感覚はないけど、説明がなかなか難しかったので、ざっくり「仕事」って言っちゃったけど、そうね、なぜ日曜に大人が集まるのか謎だよね。研修でもないし、勉強会でもないし、さりとてワークショップなんて言葉も概念も馴染みがないし。


自分がやっていることを端的に説明できないのもったいないなぁーってしみじみ思った。グラレコにしろ、女子大の仕事にしろ、やってることがなかなかわかりにくい。特に親世代には尚のこと。
わかんなくても仕方がないや、って言っちゃうのは簡単だけど、どんなふうに説明すれば伝わるのか、ちょっと探求してみよう。
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学ばなきゃ、アップデートしなきゃ、ってプレッシャーに感じちゃうのなんでだろう?

2024-02-23 20:42:52 | オトナの学び
つい先日、年下のお友達とランチをした。春から環境を変えるタイミングでお話したかったんですーと誘ってもらった。彼女とはこんなふうに時折会ってお話してるけど、若くて元気がよくて、いろんなことにチャレンジしている人と一緒にいるとこっちまで元気になる。会いたいですー、っていうときはちょっと迷ってるときだったりもするんだけど、そんな節目に会いたい、って思ってもらえるって本当に光栄だし、そう思われる人であり続けたいなーって思ったよ。


いろんな話をする中で、
もっといろいろ学ばなきゃ、次は何しよう、みたいに思っちゃうんですよねぇ、、、
な話題が出て、そうなんだよねぇー、周りがキラキラ見えちゃったり、あの人はこんなに勉強してて、いろんなことやってて、それに引き換えわたしは、、、って思っちゃうんだよねぇー、でも、わたしたちだって、相当いろんなことしてるし、ちゃんとインプットもしてるのに、なんで焦っちゃうんだろうね?なんてやりとりをした。


そうなの。世間一般から見たら(何を持って一般、っていうのかも微妙だけど)、彼女もわたしもいろんなことやってて、いろんなことインプットしてる方だと思う。それでも、上を見て、はぁ、あんなにはできてないや、、、、と勝手に落ち込んだり、焦ったりしてしまう。


これってなんでなんだろうね。わたしたちはどうして、学ばなきゃ、アップデートし続けなくちゃ、って思っちゃうんだろうね。


人生100年時代、70まで働くようになるって言っても、今持っているスキルや経験であと何十年も働き続けられるわけじゃないよなーっていうのは、なんとなく薄々気づいてはいる。技術だって進歩、進化してるしね。だからリスキリングなんて言われて、学ばなきゃプレッシャーがさらに強まる。


大学院の1年次に、ライフシフトを輪読して、それをもとに探究テーマを決めて、解決策を考えなさい、というグループ演習があった。たまたま、わたしのいたチームは製造業(研究開発もされている)の経営者がいたこともあって、キラキラエリートに向けた施策ではなくて、泥臭い仕事をしている人たちを対象にテーマ設定をした。


その際、何人か地方都市に住む知り合いにインタビューをさせてもらったんだけど、それはとても興味深いものだった。いわゆるガテン系の仕事を本業にしていて、趣味のギターをYouTubeにアップしたり、全国のギター友達がいて、毎日楽しそうな人や、仕事そのものははっきり言ってそんなに前向きでもなく楽しくもないけど、生まれ育った地域で同級生の友達が今でもたくさんいて、一緒に山に登ったり走ったりしている人。都会のホワイトカラーとどっちがいいとか悪いとかじゃなく、友達多くて楽しそうだなーって素直に思った。


ライフシフト100年時代がテーマだったので、寿命がのびる=長く働く、が必然的に訪れると仮定して、わたしたちはこんな質問をした。

「長く働くために、どんなこと(備え)をしていますか?」

ホワイトカラー的な発想が根深いわたしは、環境が変わっても対応できるように知識やスキルを磨いていく、といったような答えがくる、と思っていたんだけど、全然違った。


動けるうちは働くんだろうね
だから、動ける体かなぁ
体力作りは今のうちからやっておかないとな、って思ってるよ


当たり前のことなのに、自分の物差しに当てはめて考えてた自分が恥ずかしい。そして、常にアップデートし続けなければ、と思い込んでいたことに気づかされた。もちろんアップデートしていくこと、学び直し、リスキリングも大事だけれど、もっとシンプルでいいんじゃない?って思った。体が動くうちは働く。働く内容はこだわらない。そのくらいシンプルでもいいんじゃないかって思った。


余談ながら、同じチームの製造業の経営者の方がこんな事例を紹介してくれた。
工場で原材料を運ぶ仕事をしていた男性、定年退職後に郵便局に勤めたんだそう。なぜすぐに仕事が見つかったのかと言ったら、抱えただけで重さがわかるという技能を持っていた。作っているもの、運ぶものは違っても、重さがわかるという仕事をしながら身につけた技能は他の分野、業界に行っても通用する。そりゃね、高給でのヘッドハンティング、的なものとは違うよ。けど、こういう働き方、仕事を通じてのスキルアップっていうのも素敵じゃないか!ってわたしは心の底から思ったよね。そして、こういう仕事をしている人がもっと認められる社会になるといいのにな、って。


新しい知識を獲得するために、講座に通ったり、学校に行ったりすることも大事だけれど、もっとシンプルに生きてもいいんじゃないか。学ばなきゃ、アップデートしなきゃ、置いていかれる、というプレッシャーに苛まれすぎているわたしにはこんな考え、あり方が必要な気がするよ。
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美味しいお取り寄せ

2024-02-22 23:20:03 | リョウリ・グルメ
千葉県産の落花生「おおまさり」。
昨年、「県外にはあまり出回っていないらしいので、ご紹介したくて」と送っていただいたのですが、これがもうびっくりするくらい美味しくて。新鮮なうちに茹でて冷凍しておけば、解凍しても風味がそれほど変わらない、とお聞きして、小分けにして冷凍して、少しずつ解凍してポリポリと味わっておりました。食べ始めると止まらない美味しさ。

千葉県育成落花生品種「おおまさり」

千葉県

 



大事に大事に食べていたんだけど、いつかはなくなるのは自明の理。あぁ、来年の収穫期まで待たなきゃ、待ち遠しいなあ、と思っていたらですよ、つい先日の新聞のラテ欄の広告に「おおまさり」の広告が!




ゆで落花生ってことは、わたしが愛しんでポリポリと食べていたあの味なのかしら?送料と合わせて5000円ちょっとだもの、わたしが愛しんで食べていたおおまさりでなかったとしても、仕方がない、と諦めのつく金額だよね。でも、わたしが愛しんで食べていたおおまさりでなかったとしたら、4袋も食べ切れるかしら?と逡巡しているイマココ。


本当に美味しかったんですよぉ。今年の収穫時期には箱買いすると決めている。全国のお友達から土地土地のおいしいものをご紹介いただけるだけでもありがたい上に、作り手の思いがあって、ストーリーも合わせていただけるから美味しさ倍増。あぁああ、アタッチメント式の胃袋欲しい。


送っていただいたおおまさりは、こちらの三つ豆ファームさんのもの。

オーガニック 宅配野菜 野菜セット 直送 三つ豆ファーム


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+ - × ÷ < >で家訓を考える 今月の孫子女子勉強会

2024-02-21 20:27:08 | オトナの学び
「会計の世界史」でお馴染みの会計士の田中先生のもとで孫子の兵法を学ぶ女子会(勉強会)、2月の授業が先日行われました。諸事情により10分ほど遅刻してオンラインで参加。今月はオンライン参加者が多いー、わーい!いわやまさんがいるーー!とその瞬間に「ブログ書かなきゃ、ちゃんと聞かなきゃ」な緊張感の糸はぷちっと切れましたね。仔細で、考察豊かなブログはいわやまさんにお任せするとして、わたしはいつものように思考のデトックス的にダラダラと書き記します。


お金と家訓を残すこと、これこそが正しい事業継承だ、というお話はなるほど納得。お金は単に残せばいいってもんじゃない、大きくできる元手を残し、それを増やす/大きくするノウハウ≒家訓、この2つが揃ってはじめて継承できる、子供、子孫にはこの2つを残せてこそ。ほんとそれ!いや、どっちか一つだけでも十分じゃね?どっちも残せないってケースは山のようにあるもの。
わたしには子どもはいないけど、次の世代に何が残せるか?お金なのか、ノウハウなのかを考えることはとっても大事なことだと思う。心がけがあるかないかで随分違うような気がするよ。(今今、残せるものがあるかどうかは不問で)


で、この話の流れで、先生から課題が出されます。


皆さんの家訓(大事にしていること)を
+ - × ÷ < >
を使って表してみましょう!


ということで、しばし沈思黙考。
これがね、皆さんが出された家訓が本当に素晴らしくて。拍手しっぱなし、❤️マークつけっぱなしですよ。
板谷さんがいつもおっしゃってる「強み×「好き」=happy もまさにこの公式。


引き算や割り算は出てこないかと思ってたけど、全ての記号が出てきたね、と田中先生もいたく感動されていた。
そして、家訓は子孫のために残すものではあるけれど、残すことによって自分自身の大切にしていることが明らかになっていくから、自分のために残すものなのかもね、とも。


なぜ文章ではなくて、記号を使って表現させようとしたのか?という問いに、田中先生は文章だと難しく考えてしまうから。記号だとサッと考えられるし、シンプルだから(意訳)とおっしゃっておりましたが、放課後タイムでのいがちゃんの考察がすごかった!


=がないのがいい。
=があると、そこの答えに辿り着こうとしてしまうけど、ないことによって広がりが自由になる(相当意訳)

(―が思いつかなかったという一部の声に)
―ってどこかネガティブなイメージがあるから、家訓のようなものにはそぐわないって考えちゃうんじゃないか


なるほどー。
わたし自身で言えば、―や÷が比較的するりと出てきた。それは多分、今のわたしには「もっと」「ずっと」「きっと」よくなる!よくしたい!という上昇志向があんまりなくて、ほどほどでいい、無理しない、っていう低空飛行気味なマインドにあるからなのかもしれない。いえ、だからと言ってやる気がないとか、落ち込んでいるわけでは決してなくて、なんていうのかなー、例えば、新年に初詣に行くとする。若い頃は「今年はいいことが起こりますように」と願っていたのが、歳をとるにつれ「今年も平穏に過ごせますように」と願うようになる、に近い感覚。のどかな日常が何より大事で、それを維持していくってことは本当はとっても大変なことなんじゃないかと、歳を重ねるにつれひしひしと感じているわけです。特に体力、健康あたりは如実。


そんなわたしの家訓はこれ。




何事も面白がるアンテナと気力体力経済力を持っていたい。けど、これでガツガツ進むとどこかに皺寄せがくるので、健康が分母にくるよね、分相応、無理しないことが何より、を図式化してみた。


10月から始まる40周年ツアー、迷ったら行っとけ、ではあるのだが、さて、わたしの分母はどれだけ頼りになるんだろう。結局ぽちぽちとたくさん申し込んじゃうんだろうなぁー。




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悲願の一発受領

2024-02-20 23:55:11 | カイシャ・シゴト
毎年、この時期に出す届出。これまで10年くらいやっているけど、一度も一発受領されたことがない。ひとえにわたしの事務処理能力の低さゆえではあるんだけど、去年は受け付けてもらえた書き方が今年はNGになったり、千円単位で切り捨てるから、決算書と微妙に数字が違っていたり、ごく一般的な財務諸表上の勘定科目とは違う項目が並んでいたりと、毎回毎回、「ここ、違ってますねぇ」と指摘されては「どこがどんなふうに違うのか詳しく説明してください」とめんどくさい人発動している。


昨年は窓口に持って行った。些細な転記ミス(というか、千円単位の計算が微妙にずれてた)があったので、その場で「砂消し」で消して受領してもらった。毎年毎年、受け付けてもらえなくて、その度にぐったりと気持ちが萎えてずどーんと落ち込むのも建設的じゃない。そこで、去年は、窓口のおぢさんがどの箇所とどの箇所をチェックしているのか、どことどこの数字が合っていればOKなのかを観察した。数字の妥当性とかは見てないわけで、A欄(仮)とB欄(仮)の数字が合っていればそれで良い、ということがわかったので、今年はそこに注力して届出書を作成。


結果、無事に一発受領されました。観察の勝利。闇雲に戦っちゃダメ。彼を知り己を知れば百戦殆からずと孫子も言ってるしね。


ってか、毎年やってるんだから、一発受領されないわたしの事務処理能力が問題なのは紛れもない事実。


それにしてもこの届出、非常に謎、というか腑に落ちないことが多くて。
書き損じや記載ミスがあったときに、「砂消しゴム」を渡されるんですよね。これで消して、正しいことを書いてって。いいのか、それで?砂消しなんて何十年ぶりに見た。
財務データも数字の妥当性なんか見てなくて、記載があればいい。これって許可申請の元になるものなのに。財務状況が健全でない会社でもスルーされちゃうわけで、なんだか不思議。用紙もダウンロードできずに用紙販売所に買いに行く。正副2部手書き。流石に副本はコピーでも受け付けてくれるけど、用紙を買いに行った時に
「コピーで出される方もいらっしゃいます」
「コピーでもいいんですか?」
「コピーで出される方もいらっしゃいます」
「コピーではダメなんですか?」
「わたしどもは用紙販売所なので、コピーでいいです、とは言えないです」
という不毛なやり取りをしたっけ。結局正副用に2部買ってきたけどね。


毎年、この時期がとっても憂鬱。そんなに難しい仕事じゃないんだろうけど、初めて提出しに行った時、代変わりをしたこともあって、添付書類が山のように必要だった。そんなこと知らないし、書いてないし、そもそもこれまでは受理してくれてたのになんで???と苦手意識が芽生えすぎちゃって、それを今でも引きずっている。一発受領されたからちょっと払拭できるかな。それにしても効率化とか生産性と離れすぎていて、やっぱり気持ちが乗らない仕事なのであるよ。




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