「どんな仕事されてるんですか?」と訊かれると、
「200人の組織で経理事務の代行業を請け負っている部門の運営をしております。」と答えることにしています。(あたしが200人のマネジメントをしているわけではないけれど。)
200人の中には正社員もいれば、派遣スタッフもいる。フルタイムの人もいればパートタイムの人も、月に1度出社するだけの人もいる。
組織設計からすると、
業務を遂行するに最適なフローを構築して、それを遂行する人員をアサインして組織をつくる、っていうのがセオリーなんだろうけど、いっこの仕事を請けては組織をつくり、、、というつぎはぎだらけの成り立ちなので、まぁ、多少の歪みはある組織ではあります。
5つのグループと、さらに、そのグループには3~7つくらいのチーム(ユニット)がぶら下がっている。
このユニットを統括して、業務遂行を行うのがSVという役割。
(SV=スーパーバイザー)
SVの役割って、いろんなところで定義されているけれど、あたしの所属している組織でのそれは
1)受託した業務を納期通りに完遂するための進捗管理とメンバーへの業務割り振り
2)質問や問い合わせなどの対応(メンバーから、委託元から、問わず)
3)メンバー教育(新人や引継ぎなど)
4)作業効率アップのための業務改善やそのためのツール開発
としている。
今まではこの道10年!といった超ベテランの派遣スタッフがSVをやっていた。
彼女たちは上の1)~4)で言うと2)が得意でした。
長~くその仕事をやっていれば、イレギュラーも含めいろんな経験をするから、問い合わせにも答えられる。「すごーい、そんなことにも答えられて~」という羨望もあるから、それが存在価値になる。
1)~4)のどれもがSVの役割なんだけど、そこはマネジメントのスタイルは個々あることからもわかるように、得意なもの、苦手なものは当然ある。
4)⇒1)⇒3)の順だったかなぁ?
で、今。
プロパー社員をSVに!の号令のもと、だいぶ入れ替わりました。
正直、下駄を履かせてSVになっているメンバーもいる。役割が人を育てることもあるし、100点満点でなければSVになれないのか?って言ったら、やりながら覚えればいいこともあるから、賛否はいろいろあると思う。
ただ、志向ってあると思うんだよね。
あたしは、SVに向いてる人、SVの志向としては次の4つのどれかに強い思いがないとなっちゃいかんのじゃないか?と思っている。
1)決められた枠内にぴたりとはめることに喜びを感じる
締め切りに向けて、進捗の管理して、メンバーに仕事を無理なく、無駄なく仕事を割り振って、ぴしゃりと収めることができる。
このタイプはタスク作りが無理なく自然にできる。○時までに終わらせる!って決めたときに、いつまでに何をすればいいかを把握できている。
2)人にものを教える、指導的立場が好き
教えるだけじゃなくって、ちゃんと仕事を依頼できるか?ってことが重要だったりするんだけど、「上」からモノを言ってもいいと思う、きちんと「○○さん、この仕事をいつまでにお願いします。」ってことがしがらみなく言えないとダメだよね。
3)なんかおかしいぞ?ってことに気付ける
仕事の仕方も、人間関係も、なんかうまくいってないんじゃないか?とか、「気持ち悪い」って思うことはどんな組織、どんな仕事にもあると思う。
それを放置しちゃうと、発展もないし、疲弊し、崩壊していくから、「気持ち悪い」って思って手をつけないと。
ビジネスセミナーなんかで学ぶところの課題発見とか課題解決ってことがこれにあたるのかな。
4)トラブルが楽しめる
トラブルが起きたときに、深刻になって不機嫌になっちゃう管理職って多いけど(今まで出会った最悪な管理職は「またミスしたのか、俺が謝りに行かなくちゃならないんだぞ、代わりにお前が行くか?」と言った人。)、しかるべき部門に報告し、リカバリー策を提示・指示し、さらに言っちゃうと暗~くならない人。
リカバリーするときって、ミスした!っててんぱっているから、ミスの上塗りをすることが結構ある。そんなときに一呼吸置ける環境を作ることが大事。
あと、想定外のケースが起きたときに、「経験値があがった~」くらいにポジティブに捉えられるといいよね。
「SV」に一番適しているのは1)だと思っている。
他がいくら出来ても、決められた手順で、決められた品質で、決められた納期に提示できなければ、それは仕事じゃないから。
1)って当たり前すぎて、資質とか能力とみなされないことが多いんだけど、いや、どうして、これが出来る人っていうのはとっても少ない。
そして、この能力が何よりも必要だっていう認識をしている人もとっても少ない。
そして、この能力は順を追っていけば必ず開発できる。(と思う。)
生活する上でも一番必要な能力だとも思う。
やらなきゃいけないことをどう組み立てるか?
味噌汁作りながら、魚焼いて、ご飯炊いて、おひたし作って・・・みたいに、無意識のうちに段取っていること。それをタスク化・可視化していくとビジネススキルになるわけだ。
こういうことって、先輩の段取りを見て自然に覚えていくものだけれど、失われた10年とかで、なかなか教えてもらえる先輩にめぐり合わないんだよねー。
でも、チーム運営をするSVになる、させるなら、じっくりこれらの能力を開発し、フォローしていくことが更に上位管理者には求められるんだと思う。
その覚悟がないのに、登用しちゃダメだ。あとは自分で開発しろ、だなんて乱暴だよね。
あたし?
あたしはどれも不足してますね。
人のことは言えた義理じゃありません。
でも、足りないものは補おうって気持ちは持ってるつもり。
がんばります![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_do.gif)
「200人の組織で経理事務の代行業を請け負っている部門の運営をしております。」と答えることにしています。(あたしが200人のマネジメントをしているわけではないけれど。)
200人の中には正社員もいれば、派遣スタッフもいる。フルタイムの人もいればパートタイムの人も、月に1度出社するだけの人もいる。
組織設計からすると、
業務を遂行するに最適なフローを構築して、それを遂行する人員をアサインして組織をつくる、っていうのがセオリーなんだろうけど、いっこの仕事を請けては組織をつくり、、、というつぎはぎだらけの成り立ちなので、まぁ、多少の歪みはある組織ではあります。
5つのグループと、さらに、そのグループには3~7つくらいのチーム(ユニット)がぶら下がっている。
このユニットを統括して、業務遂行を行うのがSVという役割。
(SV=スーパーバイザー)
SVの役割って、いろんなところで定義されているけれど、あたしの所属している組織でのそれは
1)受託した業務を納期通りに完遂するための進捗管理とメンバーへの業務割り振り
2)質問や問い合わせなどの対応(メンバーから、委託元から、問わず)
3)メンバー教育(新人や引継ぎなど)
4)作業効率アップのための業務改善やそのためのツール開発
としている。
今まではこの道10年!といった超ベテランの派遣スタッフがSVをやっていた。
彼女たちは上の1)~4)で言うと2)が得意でした。
長~くその仕事をやっていれば、イレギュラーも含めいろんな経験をするから、問い合わせにも答えられる。「すごーい、そんなことにも答えられて~」という羨望もあるから、それが存在価値になる。
1)~4)のどれもがSVの役割なんだけど、そこはマネジメントのスタイルは個々あることからもわかるように、得意なもの、苦手なものは当然ある。
4)⇒1)⇒3)の順だったかなぁ?
で、今。
プロパー社員をSVに!の号令のもと、だいぶ入れ替わりました。
正直、下駄を履かせてSVになっているメンバーもいる。役割が人を育てることもあるし、100点満点でなければSVになれないのか?って言ったら、やりながら覚えればいいこともあるから、賛否はいろいろあると思う。
ただ、志向ってあると思うんだよね。
あたしは、SVに向いてる人、SVの志向としては次の4つのどれかに強い思いがないとなっちゃいかんのじゃないか?と思っている。
1)決められた枠内にぴたりとはめることに喜びを感じる
締め切りに向けて、進捗の管理して、メンバーに仕事を無理なく、無駄なく仕事を割り振って、ぴしゃりと収めることができる。
このタイプはタスク作りが無理なく自然にできる。○時までに終わらせる!って決めたときに、いつまでに何をすればいいかを把握できている。
2)人にものを教える、指導的立場が好き
教えるだけじゃなくって、ちゃんと仕事を依頼できるか?ってことが重要だったりするんだけど、「上」からモノを言ってもいいと思う、きちんと「○○さん、この仕事をいつまでにお願いします。」ってことがしがらみなく言えないとダメだよね。
3)なんかおかしいぞ?ってことに気付ける
仕事の仕方も、人間関係も、なんかうまくいってないんじゃないか?とか、「気持ち悪い」って思うことはどんな組織、どんな仕事にもあると思う。
それを放置しちゃうと、発展もないし、疲弊し、崩壊していくから、「気持ち悪い」って思って手をつけないと。
ビジネスセミナーなんかで学ぶところの課題発見とか課題解決ってことがこれにあたるのかな。
4)トラブルが楽しめる
トラブルが起きたときに、深刻になって不機嫌になっちゃう管理職って多いけど(今まで出会った最悪な管理職は「またミスしたのか、俺が謝りに行かなくちゃならないんだぞ、代わりにお前が行くか?」と言った人。)、しかるべき部門に報告し、リカバリー策を提示・指示し、さらに言っちゃうと暗~くならない人。
リカバリーするときって、ミスした!っててんぱっているから、ミスの上塗りをすることが結構ある。そんなときに一呼吸置ける環境を作ることが大事。
あと、想定外のケースが起きたときに、「経験値があがった~」くらいにポジティブに捉えられるといいよね。
「SV」に一番適しているのは1)だと思っている。
他がいくら出来ても、決められた手順で、決められた品質で、決められた納期に提示できなければ、それは仕事じゃないから。
1)って当たり前すぎて、資質とか能力とみなされないことが多いんだけど、いや、どうして、これが出来る人っていうのはとっても少ない。
そして、この能力が何よりも必要だっていう認識をしている人もとっても少ない。
そして、この能力は順を追っていけば必ず開発できる。(と思う。)
生活する上でも一番必要な能力だとも思う。
やらなきゃいけないことをどう組み立てるか?
味噌汁作りながら、魚焼いて、ご飯炊いて、おひたし作って・・・みたいに、無意識のうちに段取っていること。それをタスク化・可視化していくとビジネススキルになるわけだ。
こういうことって、先輩の段取りを見て自然に覚えていくものだけれど、失われた10年とかで、なかなか教えてもらえる先輩にめぐり合わないんだよねー。
でも、チーム運営をするSVになる、させるなら、じっくりこれらの能力を開発し、フォローしていくことが更に上位管理者には求められるんだと思う。
その覚悟がないのに、登用しちゃダメだ。あとは自分で開発しろ、だなんて乱暴だよね。
あたし?
あたしはどれも不足してますね。
人のことは言えた義理じゃありません。
でも、足りないものは補おうって気持ちは持ってるつもり。
がんばります
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