わくわく記録帳

一日に見聞きすることをすべて記録すると文庫24冊になるらしい。
そんなに!?
記録しておかないのはもったいないよね。

あれから一年。

2009-07-25 01:02:16 | 全然深刻じゃない闘病日記
先月の検査の結果は、小さな筋腫核がいくつか見つかったものの「しばらくは様子見でだいじょうぶでしょう」と言っていただいて終了。
とは言っても、子宮体がんになる可能性も捨てきれないようで、半年に一度は必ず検診に来なさいと。


来てください、ではなく、来なさい。


風邪もひかないし、多少の睡眠不足はどーってことないし、無理もむちゃもできちゃうくらい元気だけど(さすがに徹夜はできない。そんなことしたら翌日廃人です。)、健康診断では必ずひっかかる。
これはもう、どんなに気を付けていても仕方がないんだ、根気よくつきあっていくしかないんだって思う材料として、1年に1回、自分の体に向き合うこととします。


そして、本日。手術から1周年。
実は、従姉を中学生のときに亡くしている。原因は知らないんだけれど、盲腸の手術をした時の麻酔が合わなくて、彼女は二度と目を覚ますことはなかった。
従姉が中学2年、夏休みのキャンプの1週間前のできごとで、親戚のなかで一番仲がよく、よく遊んでもらっていて、あたしは手術の3日前に会ったばかりでした。


昨日まで元気だった人が、そして手術そのものはそんなに難しいものではない、と言われている盲腸の手術で、順調に回復すればキャンプに行けるよね~って話して手術室に入って行って、帰ってきたときには眠ったままだった。
ずーっと受け入れられなくて、悲しいというよりも「わからない」と言ったほうがぴたりと来るかも。
なんで?なんで目を覚まさないの?なんで彼女なの?なんで?
ひょっこり目を覚ますんじゃないかって、親戚中が願っていたけどそのまま3年間、眠ったままでした。苦しむこともなく旅立っていきました。


その日のことも葬儀のこともよく覚えていない。
3年間の間、日々は普通に流れて行って薄れてしまうこともあったけど、でも、中学2年の夏で止まってしまった従姉の分まで、2人分生きなくちゃと思っていた頃もありました。


月日が経って、悲しみも薄れていったけれど、でも、ふとしたときに思い出す。


手術をするって決めたとき、どうしたって頭をよぎったのがこのことだった。
医学、医療はまったくもって門外漢だし、そこは先生に全幅の信頼を置いているから、「事故」が起こるんじゃないか?とは思わなかった。けど、手術ではなく麻酔で帰らぬ人になってしまう可能性はゼロではない。
もちろん、技術も進歩しているし、その頃とは比較するのもナンセンスなんだけどね。


だから、手術が終わって
「三日月さーん、終わりましたよー」って声が聞こえたときに思ったことは、「戻ってきたんだ」ってことでした。


先生をはじめ手術チームのみなさんのおかげで、あたしは元気に帰ってくることができました。
1年経ってあらためて感謝の気持ちを伝えるのもなんだけど、
ほんとうにありがとうございました!


で、1年経って・・・
手術後はぐろくてとても注視できなかった傷痕ですが、美白クリームを塗った成果か、しみかしら?ってくらいの薄さと自然さを取り戻しました。
もう、「ガン見」もOKです。笑。


ところで・・・
傷がきちんとくっつくのってどのくらいなんでしょうね?例えばすっごーく太っちゃった場合、傷口が裂けるなんてことはないんだろうか?ありそうで怖い。そんなことにならないように腹筋鍛えなくっちゃ
コメント (2)
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まったく深刻じゃない闘病日記

2008-02-06 00:02:27 | 全然深刻じゃない闘病日記
病気の治療を本格的に始めました。


年明け早々、症状が一向によくならないのでエコーを診てもらったら大きくなってることが判明。
なんとねー、CTの画面に映りきらない、縮小しても映らないくらい大きくて、さすがに先生もびっくりしていた


大学病院に紹介状を書いてもらって、手術を前提とした治療に切り替えている。


大学病院での受診なんて初めてだから、やることなすこと新鮮。
毎回担当医が違っていて、(それぞれの先生の専門分野で診察するからだと気づいたのはつい先日。)
いろんな検査をした結果・・・
あまりにも巨大な筋腫ゆえ、腹腔鏡手術はムリだろう、との見解。
13センチ×8センチですって!
りんご、あんぱん、くらいの大きさだよねぇ
そんなでかい筋腫を抱えているんだもん、腹も出るよねぇ
と、妙な関心をしながら、結構、冷静に先生の話を聞く。


「子宮は残しましょう、できれば開腹はしたくないけれど、1年くらいホルモン投与しても、この大きさだと腹腔鏡手術ができるくらいまで小さくはならないし、都内のどの病院に行っても、難しいと言われると思う。」


あたしの中では「手術しよう!」と決めて行ったので、


「腹腔鏡じゃなくてもいいです、でも仕事と学校があるのでできればまとまった休みが取りやすい時期に手術したいです。」


と、即断即決。
この先生から外科手術ができる先生を紹介していただいて、先週末からこの先生のもとで手術を前提とした治療計画を立て、治療を開始しました。


「これから半年間、4週間ごとにホルモン剤を投与して、筋腫を小さくする。
3ヶ月ごとに精密検査して、正式に手術の日程を決めましょう。
貧血も手術時の出血によって悪化する可能性があるから、鉄剤は飲み続けましょう。」

(鉄剤飲んでるのに、ちっとも数値が改善されないのはなぜだ?
この数値だとフツウに生活しててもふらついたりしているはず、と言われたけど、階段も駆け上れるし、普段のあたしはいたって元気。)


で、打たれた注射がなんと1本50000円!
保険が利いて15000円ですよ!


最近の病院はATMのような自動支払機で支払ができるのですが、画面に15000円と出た時には
「は?」
と声を出してしまいました。
注射の痛さはどうってことありませんが、これをあと5回か6回打たなければならないのかと思うと気絶しそうです・・・
来年は確定申告できるな


主治医の先生が、エロくない江川達也みたいなルックスで、
「いっしょに頑張っていきましょうね!」
と熱くエールを送ってくれて、そんなに難しい病気でもないのになぁ、とあたし自身はかなり冷静に受け止めている。
まぁ、先生からしてみれば、未婚でこの大きさの筋腫を持って、もしかすると子宮も摘出しなくちゃならないかもしれない三十路ぢょしはかわいそうな存在だよね。



焦らずひとつずつ先生の指示に従ってこの半年間の「闘病生活」を楽しもうと思います。
とは言え、日常生活にはなんの制限もいらないそうなので、病気だからと行動範囲を狭めないで、これからもいろんなことし続けようと思います






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