The Sons 2011 Tour "Round HIGH" @大阪 Beggars Banquetに行ってきた。
えぇ、吉野の濃密で贅沢なイベントのあと、東京方面のみんなは京都経由、あたしはそのまま阿倍野まで。
自分でもばっかじゃないのぉ?と思ったけど、20時スタート、吉野→心斎橋が2時間、これは行くしかないでしょ、とちょっとだけ迷って行ってきた。
行ってよかったです。
古着屋の2階のバーでのライブ。大阪はもっと大きなハコもあるけど、ここが好きなんだよ、って。
絶対neomuseumよりも音響悪いだろ、ってくらいマイクの音は割れてるし、ギターの音もよく拾えなかったりしてたけど、それでも全身で愉しそうに魂込めて演奏しているichiroさんを見ることができてホントによかった。
二部構成で、忘年会みたいなつもりで楽しんでってよ、ととってもラフなスタイルのライブでした。
印象的だった話が2つほど。
一つは、今年、逝ってしまったミュージシャンたちの話を鮫島さんがされていたこと。
ジョー山中、原田芳雄、柳ジョージ…ロックの道を作った大先輩たちが逝ってしまったって話を受けて、そうした先輩たちがいたってことを忘れちゃいけないし、その思い/スピリットを伝えて行かなくちゃ、そんな思いで歌う、と「Lucky Man」
今までも何度もこの曲は聴いてきたけど、この日ほど胸に響いたことはなかった。ichiroさんが言う「導いてくれたものすべてに感謝!」ってキモチがこの歌からは溢れている。この日はことさらにそんな気がした。
そして
「もう今年も終わりだけど、今年は12月31日が来て、1月1日で新年が来た、っていうよりも、3月11日が一年のスタートのような
気がする。震災は確かに悲しくいまだに大変な人がたくさんいる、それは忘れちゃいけないけれど、一方で人のつながりとか大事にしたいものも生まれた。それは忘れちゃいけない」
震災後のichiroさんはご自身も青森出身ということで、知り合いや友人の安否を気づかう日々が続いていたようだし、原発事故からの放射能汚染問題にもひときわ関心が高く情報発信したり、いろんな活動をされていた。晃司もそうだけど、ただただ楽しいだけのエンターテイメントの世界にはもう戻ってこないんかな―と思ってた。3・11前と同じではいられないのは誰もがいっしょだけど、晃司のichiroさんもことのほか思いが強い。
さらりとした表現で、でもその思いは深く震災のことを語ったichiroさんの心中を察すると平静ではいられないけれど、奏でる音は今までと同じ、いままで以上にブルースに満ち溢れていた。まさに魂が奏でるブルース。
Remixの初日の夕飯で同じテーブルだったよっちゃんが、2012年をどう迎えたらいいのか、、、という話をされていたけれど、なんとなくわかるー。今年はいい年だった、と言いにくいし、なんだか新年を迎えるレディネスができていなくて、いまだに手帳も年賀状も用意できていない。カレンダー上では12月も半ばになっていて、それはきちんと実感できているのだけれども、一年が終わるという感覚が持てない。
だからこそ、ichiroさんが言う「3・11がはじまり」っていうのはなんだか腑に落ちた。
忘れるんじゃない、そこにこだわりすぎるのもよくない。けど、一日一日を大事にすることの大事さをあらためて実感。
さ、次はツアーラストの原宿クロコダイル!
えぇ、吉野の濃密で贅沢なイベントのあと、東京方面のみんなは京都経由、あたしはそのまま阿倍野まで。
自分でもばっかじゃないのぉ?と思ったけど、20時スタート、吉野→心斎橋が2時間、これは行くしかないでしょ、とちょっとだけ迷って行ってきた。
行ってよかったです。
古着屋の2階のバーでのライブ。大阪はもっと大きなハコもあるけど、ここが好きなんだよ、って。
絶対neomuseumよりも音響悪いだろ、ってくらいマイクの音は割れてるし、ギターの音もよく拾えなかったりしてたけど、それでも全身で愉しそうに魂込めて演奏しているichiroさんを見ることができてホントによかった。
二部構成で、忘年会みたいなつもりで楽しんでってよ、ととってもラフなスタイルのライブでした。
印象的だった話が2つほど。
一つは、今年、逝ってしまったミュージシャンたちの話を鮫島さんがされていたこと。
ジョー山中、原田芳雄、柳ジョージ…ロックの道を作った大先輩たちが逝ってしまったって話を受けて、そうした先輩たちがいたってことを忘れちゃいけないし、その思い/スピリットを伝えて行かなくちゃ、そんな思いで歌う、と「Lucky Man」
今までも何度もこの曲は聴いてきたけど、この日ほど胸に響いたことはなかった。ichiroさんが言う「導いてくれたものすべてに感謝!」ってキモチがこの歌からは溢れている。この日はことさらにそんな気がした。
そして
「もう今年も終わりだけど、今年は12月31日が来て、1月1日で新年が来た、っていうよりも、3月11日が一年のスタートのような
気がする。震災は確かに悲しくいまだに大変な人がたくさんいる、それは忘れちゃいけないけれど、一方で人のつながりとか大事にしたいものも生まれた。それは忘れちゃいけない」
震災後のichiroさんはご自身も青森出身ということで、知り合いや友人の安否を気づかう日々が続いていたようだし、原発事故からの放射能汚染問題にもひときわ関心が高く情報発信したり、いろんな活動をされていた。晃司もそうだけど、ただただ楽しいだけのエンターテイメントの世界にはもう戻ってこないんかな―と思ってた。3・11前と同じではいられないのは誰もがいっしょだけど、晃司のichiroさんもことのほか思いが強い。
さらりとした表現で、でもその思いは深く震災のことを語ったichiroさんの心中を察すると平静ではいられないけれど、奏でる音は今までと同じ、いままで以上にブルースに満ち溢れていた。まさに魂が奏でるブルース。
Remixの初日の夕飯で同じテーブルだったよっちゃんが、2012年をどう迎えたらいいのか、、、という話をされていたけれど、なんとなくわかるー。今年はいい年だった、と言いにくいし、なんだか新年を迎えるレディネスができていなくて、いまだに手帳も年賀状も用意できていない。カレンダー上では12月も半ばになっていて、それはきちんと実感できているのだけれども、一年が終わるという感覚が持てない。
だからこそ、ichiroさんが言う「3・11がはじまり」っていうのはなんだか腑に落ちた。
忘れるんじゃない、そこにこだわりすぎるのもよくない。けど、一日一日を大事にすることの大事さをあらためて実感。
さ、次はツアーラストの原宿クロコダイル!