わくわく記録帳

一日に見聞きすることをすべて記録すると文庫24冊になるらしい。
そんなに!?
記録しておかないのはもったいないよね。

2023年おつかれさまありがとう

2023-12-31 09:04:57 | コトバ・ニッキ
あっという間に2023年も終了。なにしてたんでしょうね?この1年。秒で過ぎたってほどのスピード感ある毎日だったわけではなく、ぼんやりしてたら過ぎてた、くらいの勢いで終わっちゃった。


昨日、聞間先生が主催してくださった振り返り会で、割とめっこり今年1年(主に仕事ベース)を振り返ったので、ここでは、1年前に作った「2023年やりたいことBINGO」の結果をこの10日間書き続けたブログと合わせて、だらっと書いておこう。


BINGOの結果はこんな感じ。


9マスしかないのにBINGOになってない笑


・フェスに行く
行った!

ストレス解消っていうよりエネルギーチャージ〜今年のエンタメを振り返る - わくわく記録帳

いろいろ納まってないし、おせちの準備も何一つ始まっていないけど、ライブ納めしてきた。ワンマンで見るのは初のTHEイナズマ戦隊。楽しかった!死ぬまで死ぬほど笑おうぜ!...

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・体重キープ
夏に体調崩して、ずどーんとやつれたけど、秋に美味しいものたくさん食べて増量。そしてつくね後にお腹を壊して、若干下降中だけど、結果としてキープできている。けど、こういうキープの仕方はあまりよろしくない。やっぱりなにはなくとも元気なお腹だな。


・沖縄に行く
行った!初toricoは最高だった!この最高さを伝えられる語彙力が欲しい

旅する目的〜toricoに行って考えた - わくわく記録帳

今年もあと10日。いろいろやり残したことはあるけど、やったこともそれなりにあるので、残り10日、毎日何らかブログって形でアウトプットしていこうと思う。11月に沖縄に行...

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・読みたい本を読む
まぁまぁ老眼が酷くて(言い訳)、あんまり本を読まなかった1年だった。永遠の野原を味わって読めたから○にしてもよかったなぁー。

今でも色褪せない、って思うのはその時代を知ってるからこそ、なのかな?―「永遠の野原」を読んだよ - わくわく記録帳

ちょっとしんどくもなってきたけど、1日1ブログちゃんと続いててえらいぞ、わたし。昭和の終わりから平成初期にかけて「ぶ〜け」という漫画雑誌に連載されていた「永遠の野...

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・リアルの学びやイベントをつくる
わたしが企画したものではないけれど、それに乗っかって役得のように関わった強みカフェと華一会同窓会。強みカフェはシリーズ化している感じがとってもいい!(語彙がw)
同窓会もアオサイさんが丁寧にお声かけしてくださったおかげで、先生方はじめ懐かしい方がたくさん集まってくれて、本当に楽しく心踊るひと時でした。もといわさん、皆さん、本当にありがとう。
久しぶりにHOOD天神でグラレコ講座ができたのもよかった。機材のトラブルもあって、久しぶりにKPでプレゼンしたけど、原点に戻れたのがわたし個人にとってはすっごいよかった!きめ細やかな事務局あずささん、ほんとにありがとう。

強みカフェ IN タンタビーバ 〜強みを活かして輝く私を描く が終わったよ - わくわく記録帳

ことの始まりは昨年の夏。詳細はこちらのブログ記事に譲るとして、強みを活かして私らしくー強みカフェバーforフルーツフル世代®️in博多が終わったよ-わくわく記録帳1月29日...

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・週1エンタメ
スケジュールが詰み過ぎてて、週1は無理だったけど、今年は初!がたくさんあったし、ツアーも無事に完走したし、ライブ納めは最高だったし、これまた○に近い。


・そらウェル探求
わたし自身も空の写真を撮り続けているし、はたらく幸せ研究会でも楽しくそらウェル活動している。発信はできなかったけど。来年は検証フェーズに入りたい、と思っているので、そろそろ本腰入れてがんばろう。


・すぐやる
苦手なことは後回しにする習性は治らなかったけど、締切や約束は取りこぼさずに対応できた。9月まではいろんなタスクが並行しすぎてて(終日拘束される仕事をしてたこともあって)、結果、夜中になんとかする、みたいなよろしくないサイクルになっちゃったのは反省点。基本的に働くことは嫌いじゃないし、面白い!って思えば別に報酬や時間に関係なく受けちゃうけど、それをやっているといろんなところに皺寄せが来るから、やっぱり「やらない」って選択肢は必要だよなぁーと実感。
2024年は「すぐやる」を基本に、「やらない」も大事にしていこう。


今年の漢字ってなんだろうね?
11月にラーニングイノベーション論のアラムナイセッションに参加した時に出されたのが、今年を振り返って漢字1文字で、というお題。まだ11月ですぜ、あと50日もあるからいろんな新しいこと、大きなこと起きるんじゃないのー?と思ったことは内緒ですが、その時にも書いてた。



格差とか温度差とか、自分と自分以外との違いや差を感じた1年だった。別にネガティブな意味だけじゃなくて、これまで当たり前だって思ってやってきたことが、わたし以外の人にとっては当たり前じゃなかったっていう発見(翻って、それは自分自身の自信にもなるわけで)もあったし、1年の前半と後半では時間の使い方や仕事に対する心持みたいなものにも差ができた。ずーっと心を砕いて、「命」みたいに関わってきた仕事に対する関係者の温度差はとっても大きくて、わたし自身の中でも、当初と今とでは気持ちに差があるわけで、これはじわじわとダメージを受けている。たぶん、来年はこの仕事に対する向き合い方を問われ、次に向かってなんらかの決断をするんだろうな、とも思っている。


福岡にきて10年。最近では「へー、東京にいたんですね。ずっと福岡にいるのかと思ってた」と言われるくらいには馴染んでいるし、お友達もたくさんできて、楽しく飽きない福岡ライフを送っております。
でも、時折、暑苦しく組織の歯車としてぶつかったり交わしたりしながら仕事をしていた昔のわたしが懐かしくて仕方がなくなる。年齢も環境も変わっているから戻るってことはできないんだけれど。
東京から福岡に来る時に、土地を離れる寂しさってなかった。でも、今、もしも福岡を離れるとしたら、寂しがってくれる人がいて、そういう人の顔が浮かんで、あぁ、地域に根付くってそういうことなんだろうな、って思った。郷土愛はないけど、飛行機はスターフライヤー一択だし、ギンギラ太陽’sを見てお腹抱えて笑えるくらいには福岡ラバーズなのかもしれないね。博多手一本は相変わらずできないけど。


相変わらず、やりたいこと、生涯をかけて取り組みたいことや夢がなくて、小さなやってみたいことを積み重ねて生きている。それがコンプレックスでもある。けどね、
「セクシー田中さん」のあかりちゃんのセリフ

コンビニのスイーツが美味しかった。眉がキレイに描けた。
一つ一つは些細だけど、たくさん集めると生きる理由になるじゃないですか。


何度も何度も反芻して噛み締めてる。それでいい、そんなふうに小さな幸せ見つけながら、地道に生きていこうと思ったよ。


あらためて今年一年関わってくださったみなさんに力一杯の感謝を。そして来年もどうぞよろしくお願いします。良いお年をー!


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ステージの上で輝いていてくれればそれでいい、それがいい。わたしの推し活考

2023-12-30 19:45:48 | キッカワコウジ
ちょっと離れていた時期もあるけど、デビューしてからずっと吉川晃司のファンです。


最近では、吉川晃司といえばひめさん、みたいに記号化されていて、
晃司出てたねー
今度は、○○に出るんだねー
とみんなが教えてくれるようになりました。
「右を見ろ!」の時なんて、通知が鳴り止まないくらい。大袈裟じゃなく。

つい先日、初めて孫子女子勉強会にリアル参加した時なんて、田中先生が作ってくださったレジュメの表紙がこれですもん。



「故に善く戦う者の勝つや、智名なく、勇功なし」とか「戦勝攻取してその功を修めざるは凶なり。これを命づけて費留という」な内容で、晃司にはなんの関係もないのに笑 先生ありがとう!



そんなわけで、ひめさんの「推し」は晃司だよね、が定着しているのですが、「推し」って言葉にはちょっと違和感がある。いや、単に好きなだけだし、ファンなだけなんだけどな、って。


言葉の定義をあれこれ言うのもナンセンスなので、推しでもファンでもどっちでもいいけど、好きな対象がいて、その一挙手一投足にわーきゃー言って、明日の活力にできるって素敵なことだと思うのです。


デビューした時から好きでしたけど、こんなに追いかけてるのはここ20年。20周年の時に割と軽い気持ちでライブに行ってみたら、これがもうびっくりするくらいかっこよくて。一瞬で中学生の気持ちに戻って、わーきゃー言い始めた。


そこからは、自由になる時間とお金があるのをいいことに(たくさんではないけど、自分の意思でやりくりできるっていう意味ね)、いろいろ行ったよね、やったよね。


しばらく離れていた時期もあったので、まずは失われた10年を取り戻せとばかりに、過去の作品をオトナ買いしてインプット。前回のライブの時には一緒に歌えなかった曲が、空で歌える。大人になってからこんなにわかりやすい形で「成長」を感じたのは初めてだったかもしれん笑


遠征って概念を知ったのもこの頃。1回行くともっと行きたくなる。
地方公演に行くなんてどゆこと?1ツアーで何公演も行くなんてどゆこと???って思ってたわたしがかわいく思えちゃう。


美術展のイヤホンガイドをやるって言えば、平日の空いてる時に行って何度も何度もリピートしたり、出演するドラマは全チェックするし、ラジオや雑誌も然り。ちょいちょい芸能ニュースで取り上げられる時にはスポーツ新聞も買いに行く。その程度には暑苦しく追っかけている。


「推し、燃ゆ」の主人公は、推しの出演したラジオなどの発言を、文字起こししながら、きっとこういう気持ちなんじゃないか?って解説するブログを書き続けている。解説はしないけど、長くファンをやっていて、インタビューなどのあらゆる媒体に触れてきているから、「あぁ、晃司らしいなぁー」と感じる発言は多々あって、きっとこんな時、晃司ならこうする(こう考える)だろうなー、は大抵合致する。それは長年追いかけているからってことではなくて、晃司がずっとブレずにいるから。


俳優の晃司も好きだけど、歌う晃司が好きだ。何より好きだ。


だからこれからもツアーが始まれば、スケジュールと睨めっこしながらできるだけ行こうとするだろうし、行ったら時計や指輪が壊れるくらいにははしゃぐだろう。
そして、終わった後は余韻に浸りながら、次への活力にしていく、そんなサイクルを繰り返していくと思う。ただそれだけ。


コロナ禍前は、
「これからも好きなようにやっていくんでほっといてください」
ってよく言ってた。面白いオファーや、えええ?って思う仕事も、全部糧になるから、貪欲に吸収していく、って意味で言ってると思う。


そして最近は、
「やろうと思ったことは全部やろうと思う」
とよく言う。いろんなミュージシャンが鬼籍に入ったこともあって、「いつかまたやろう」のいつかは来ないかもしれない、だからやりたいと思ったことはやる、たとえそれが人から見たら「なにそれ?」なことだったとしても、自分の信じた道を進む姿はずっと変わらないなーって思う。


そうやって、常にチャレンジして、前に進んでいる晃司が好きだし、尊敬もしている。


「人生、折り返してどうするよ?」


同じことをたどるじゃなくて、また新しい道を歩くんだよ、って言わんばかりに40代以降の晃司はミュージカルやったり、ストレートプレイや朗読劇をやったり、バンドメンバー入れ替えたり、一つところに留まらない。大御所と言われておかしくない年齢、立場になってもまだもがき続けている姿がかっこいいし、かくありたい、って思わされる。


そして、周りの人から愛されているんだよね、それはきっと、晃司が義理と人情を持って接しているからに違いない。
「舞いあがれ」のメイキング映像で紹介されていた舞ちゃんたちとの初対面のシーン、「礼儀として歩きながら挨拶したくない」と提案して、立ち止まって挨拶することに変更された。この発言にも痺れるけど、それ以上に、演出の変更が決定した後に、スタッフに「いい?」って確認していた姿に撃たれた。現場のスタッフをリスペクトしていることが伝わって、あぁ、こういう熱量と尊敬を持って仕事をする人なのだな、だから愛されるんだな。


と、晃司のことならどこまでも熱く語れるし、これだけ好きで追っかけてるけど、じゃあ、お近づきになりたいか?と問われたら、それは全力でお断りする。ステージの上でキラキラ輝いている晃司がいいのよ。それで十分なのよ。それがいいのよ。


長く生きてると知り合いもそれなりに増えるし、音楽関係の仕事をしている人とか、同級生が今一緒にツアーを回っているという友人とか、たどっていけば打ち上げの席に紛れ込むくらいのことはできちゃうかもしれない。でもそういうの要らないの。ライブ中に「目があった!」と妄想スパークさせたり、ハイタッチしたりする程度で十分なの。


いや、きちんとわたしの能力だったり、キャラクターだったりが認められて、個体認識された上なら喜んで馳せ参じるけど、そんな機会はまぁないよね。
毎年、カレンダーを愛用しているイチハラヒロコさんというアーティストがいるのですが、彼女もデビュー当時からの晃司のファンで、ちょっとうろ覚えなのですが、
「知り合いを辿っていけば会うことはできるけど、それはできない。ちゃんとアーティストとして認められてから会いたい。」
みたいなことをおっしゃっていて、かっこいいなーと思ってた。そうそうそれそれ!ファンの一人として会うのはライブで会えるからそれでいい。ちゃんと一人の人として認められて、自分で自分に自信があって、なんらか貢献できることがあるんじゃないか?と思えるレベルになって会いたい。
グラレコ描いてたらいつかどこかで繋がるかな?繋がることを目的に頑張るのはおかしな話だけど、一生懸命、真摯に自分の仕事に向き合って、その道の「プロ」になる、そんな「推し」との向き合い方があってもいいよね。


これからもステージの上で輝いている晃司を追いかけて行きたい。そして、晃司が発する言葉のひとつひとつ、端々から影響や刺激を受けて、わたしもブレずに生きていきたい。それがわたしの推し活道なんだもの。


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文字道/2024 イチハラヒロコ コトバアート カレンダー

おまけに過去記事貼っちゃう

・大河内教官カレンダー作った話

大河内教官があまりにもかっこよかったので名言名場面でカレンダーを作ってみた - わくわく記録帳

いやはや、大河内教官かっこよかった。中の人である晃司がかっこいいのはもちろんだけど(おい)、いや、大河内教官の言葉一つひとつ、佇まい一つひとつが本当に素晴らしか...

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・民川裕司三部作の感想

レールは外れてみなきゃいい景色は見えないよ~民川裕司3部作をイッキ見した - わくわく記録帳

完全休養日(半分倒れてたw)だった日曜日、長年のファンの思いが通じてやっとDVD化された民川裕司3部作をイッキ見。35周年の今、見てよかった。武道館2Daysで晃司ラブ度...

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・35周年おめでとうありがとう

35周年おめでとうありがとう - わくわく記録帳

2月1日の朝、いつものようにラテ欄から新聞をめくって、毎朝楽しみにしている重松清さんの小説読んだら、なんと!と晃司が!!!うぅう、朝日とっててよかった(涙)そして...

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・COMPLEX日本一心のこと

俺が歌う。 - わくわく記録帳

日本一心。COMPLEX@東京ドーム。晃司を好きでいてよかった、と思った夜。大きな声では言えませんが、リアルタイムではあまり夢中になっていなかったこともあったし、晃司も...

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ストレス解消っていうよりエネルギーチャージ〜今年のエンタメを振り返る

2023-12-29 23:51:34 | ライブ・イベント
いろいろ納まってないし、おせちの準備も何一つ始まっていないけど、ライブ納めしてきた。ワンマンで見るのは初のTHE イナズマ戦隊。楽しかった!
死ぬまで死ぬほど笑おうぜ!を体現しているかのような楽しい楽しいライブだった。ショーマンシップに溢れてて、バンドメンバーが仲良くて、みんなが楽しんでいることがわかる。こういうライブは本当にいい!


今年の目標BINGOに週1エンタメを掲げていたわけですが、意識して時間を作らないとコンスタントにエンタメを楽しむことは難しくって数字だけ見たら未達成。
けど、今年は初めて!や、久しぶり!がたくさんあって楽しかった。


2022年の11月から続く晃司のツアーは無事に最後まで完走できたし、
10年ぶりの「勝手にしやがれ」は、地元ってこともあってか疾走感はそのままに軽妙なトークも楽しかったし、
キョンキョンはめちゃくちゃ可愛くてかっこよかったし、おしゃれだったし、
Ichiroさんとは写真撮っちゃったし、
フェスにも行った。
ギンギラ太陽’sやエリザベートも行った。


そうそう、今年の目標のフェスに行く!を掲げていた。フェス、苦手なんですよねぇー。体力ないし、心配性だから天気の心配して重装備になっちゃうし、貧乏性だから全部見ようとしちゃってめちゃくちゃしんどく疲れちゃうし。楽しみ方を知らない、って言った方がいいのかもね。


今年、フェスには2つ行った。
一個は2020年に開催される予定だったGBGBが延期延期でやっと開催されることになった。わたしはチケット手放しちゃってたんだけど、ずっとチケット持ち続けてたオットが仕事で行けなくなっちゃったので、晃司も出るし、今年でファイナルだし、迷ったら行けだよな、と群馬まで行ってきた。日帰りはおろか当日入り、当日帰りもできなかったので前後泊付きで。地元の人が作って、地元のバンドが出て、地元の人が楽しむ、いい感じに大人なフェスだった。


そしてもう1個は割と勢いで行ったWILD BUNCH FES.気合を入れてたわけじゃないけど、新幹線とシャトルバスの都合で気付けば開場前に到着するというやる気満々な感じでスタート。初っ端の打首見たさに雨降ったり、晴れたりするなか、一番前のブロックで待機しましたよ。リハの様子を見たり、リハから盛り上がったりしてたら、待ち時間は意外とあっという間に過ぎていって、あぁ、こういう時間の流れがフェスなんだなぁー。
打首は初めてなお隣にいたお嬢さんが「ウケるーーー!最高――!」と盛り上がっていたのがとってもよかった!そうそう、こういう発見があるのがフェスの楽しいところなんだよね。
最後のYOASOBIまで残って夜遊びするつもりが、あまりの暑さになんだか気力がなくなってしまって、これは最後までいたらダメージが大きすぎる、明日使い物にならないかもしれん、と途中で切り上げて帰ってきちゃった。今度はもっとゆったりと楽しめるようにスケジュール組もうと思ったよ。まだまだフェス初心者、頑張ります。


今年のベストライブはなんだろう?と考えてみたけど、答えは出ない。どれもがベストだったし、優劣はつけられないよねぇ。
あえて言うなら、晃司の大阪フェスティバルホールのGuys&Dolls。その前2回をコロナと台風で欠席していて、当日も新幹線が相変わらず混乱している中だったので、無事に辿り着けた安堵感に感情ぐちゃぐちゃ。もう1曲目から涙腺決壊だった。もちろんライブも最高だった!


晃司のことを追いかけてて、お金も時間も注ぎ込んでいるけど、でも、これが生きがいなわけでもないし、そのために働いているってわけでもない。生活の彩りではあるけれども、他に楽しみはあるし、ツアーに出ない時期、表に出ない時期があっても「つまんないなー、何か楽しいことないかなー」みたいな境地にはならない。なんていうかね、「推し」を中心に生活するのは悪くないけど、それだけになっちゃうのは勿体無いし、やっぱり主食にはならないんだよなーと思う。あえていうなら、こだわりの塩、みたいな感じ。


だから、ライブはストレス解消ではなくて、エネルギーチャージなんだよな。
もちろん、叫んで踊って、手を振り上げて、その瞬間はフローだからいろんなこと忘れて没頭できるから、ストレスも解消しているんだと思う。けど、ネガティブな状態からゼロに戻すだけなんてなんだか勿体無いじゃない。プラスにして帰りたいし、そのくらいパワーがあると思うの。いつもライブが終わると、ほかほか心があたたかくなって、なんだか元気になる。ステージの上の一生懸命な姿に触れられることが、わたしにとっては元気の源なんだよな。


昨日のイナズマ戦隊では、最後に「死ぬまで死ぬほど笑っていようぜ、そうできるように俺ら頑張る(相当意訳)」って言ってた。
怒髪天の増子さんは「生きてまた会おう!」と叫ぶ。
晃司は「また笑顔の再会を!」と言ってステージを捌ける。


次のライブの約束があるから、その日までの日常が愛おしくなる。また笑顔の再会ができるように、日々を誠実に一生懸命生きていく、ただそれだけなんだろうな。そんな日常のスパイス、トッピングにライブがあるんだろうな。


来年もたくさんのエンタメに触れられるよう、感度高く、そして体力つけていこう。





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誰かを幸せにできる研究っていいよね〜そらウェルのこと

2023-12-28 21:45:33 | オトナの学び
今年の目標BINGO(9マスしかないすぐに達成しちゃうやつ笑)にもそらウェル続けたいってコマがあったので、そらウェルのことを少し書いておこうと思う。


そらウェルとは何か?をざっくり一言で言うと
京都芸大大学院学際デザイン領域(IDS)の修了研究の成果、であります。


個人の主観的Well-beingを高める小さな習慣「そらウェル」の提案|早川ゼミ|研究|学際デザイン研究領域|芸術環境専攻|京都芸術大学 通信制大学院 芸術研究科

個人の主観的Well-beingを高める小さな習慣「そらウェル」の提案|早川ゼミ|研究|学際デザイン研究領域|芸術環境専攻|京都芸術大学 通信制大学院 芸術研究科

「個人の主観的Well-being(以下WB)をどのように高められるだろうか?」という問いのもと、研究を進めた。 【観察・共感・洞察】として、アンケートを実施した。Dienerの「...

京都芸術大学 大学院 芸術研究科

 


IDSの修了研究は、5人程度のグループ研究で、テーマを探索して、先行研究にあたって、後はデザイン思考のプロセスに沿って、調査してアイデアを出してプロトタイプを行う、、、っていうもの。超ざっくりな説明ですが。


わたしたちのチームは、「右肩上がりの成長を追い求めなければ幸せにはならない(なれない)んだろうか?」という問題意識から出発した。最初の3ヶ月くらいは問い、リサーチクエスチョンが設定できずに、悶え苦しんで、ヒントになりそうな文献や論文を片っ端からあたってレビューして、議論して、、、をくりかえしていた。そんな中で「well-being」や「中動態」に出会った。


うぇーい!な前向きで活動的な幸せじゃなくてもいいんじゃないの?もっと違うかたちのゆっくりひっそりした幸せってあるんじゃないの?との思いから、個人の主観的なwell-beingを高めるためには?を問いに据えて、調査したり、読み解いたり、インタビューしたり、議論したり、アイデア出したり、、、まさに三歩進んで二歩下がるみたいな研究プロセスでした。


わたしたちが立てた仮説は、「小さな習慣があればwell-beingが高まるのではないか?」というもの。気合を入れて、さぁ、続けるぞ!と頑張るような習慣ではなく、気軽に手軽にできる習慣ってないのかな?そういうのがあればいいよね?と考えて、これまたああでもない、こうでもないとアイデアを出し合う。次のミーティングまでに100個ね!みたいな1000本ノック的に追い込んだりしたのも今となっては良い思い出。たくさん出しても、既視感があるよね、もうすでに世の中にあるよね、手軽だけどwell-beingが上がるとは思えないよね、、、な帯に短し襷に長し、なアイデアばかりが浮かぶ中、チームメンバーのえりさんが「空の写真を撮るとか、、、?」とアイデア出してくれて、「ぉ!それならできそうじゃない?」と自分たちでまずは実証実験をしてみた。その後、インタビュー調査に協力してくれた方にもお願いをして、調査をして、これはいけそうだ!とさらにプロトタイプを重ねていった。


毎日空の写真を撮って、ためていく、そしてたまった写真を見返すことで習慣化ができ、自己肯定感が高まり、well-beingが高まるプロセスを「マインドそらネスループ」として修了研究をまとめた。


修了研究としてはここまでだったんだけど、同期の多くはそのまま研究員として残って研究を続けていたし、チームでもこのまま終わらせちゃうのももったいないよね、ガチで研究するほどのパワーは割けないけど、ゆるりと続けていきたいよね、と修了後も定期的にミーティングをして、商標取ったり、学会入ったり、学会で発表したり、コラボできそうな人や企業と情報交換したり、なんてことをしていた。


そんな中、わたしは偶然「明日締め切りですよ」ってお知らせを目にして、前野先生が主宰されている「はたらく幸せ研究会」に入って、分科会を立ち上げて、そらウェル活動を開始した。


修了研究では本当にたくさんの方にアンケート調査やインタビュー調査にご協力をいただいた。ちゃんと報告したいなぁ、お礼もきちんとお伝えしたいなぁ、と修了研究の内容を興味ある?って恐る恐る訊いたら、聞きたい!というお声をたくさん頂戴して、6回50人を超える方に報告することができた。これがすっごい良かったんです(語彙がw)


報告したみなさんは、人事界隈だったり、産能大学院だったり、WSDだったり、女子大学び直しプログラムだったり、いろんな学びのコミュニティがあって、それぞれが得意分野を持っているわけです。そうすると、わたしの拙いプレゼンを聞いた後、それぞれの得意分野でもって、質問や感想を寄せてくれて、それがものすっごい大きな気づきをもたらしてくれたのです。


特に、
「空の写真を撮ってためて見返す」の何が(どの行為が)well-being(幸福度)の向上に寄与したのか?
そもそもの問題意識は解決(改称されたのか?)
の2つの質問、問いがグサグサと刺さって、これは「修了お疲れー」って辞めちゃうのはないなーと。普段は「ま、こんなもんでしょ」と追求することをしいないわたしですが、珍しく探究心に火がついちゃったわけです。


はたらく幸せ研究会では、分科会を立ち上げて、まずはそらウェルを多くの人に体験してもらった。Facebookのグループページを作って、ただただ撮った空の写真をあげていく。見るだけでもオッケーだし、毎日じゃなくてもオッケー。いいねやコメントはしてもしなくてもオッケー。というゆるーいルールで運営していたのですが、これがね、すっごくよかったんですよ(またまた語彙がw)


集まった空の写真を眺めているだけで癒される
いいね!が欲しいわけじゃないけど、キレイな空はみんなに共有したくなる
その人の詳しいプロフィールを知らないのに、写真を通して何となく人柄が伝わる
ただ空の写真をシェアしているだけなのに、全国で繋がっているような感覚


アンケート調査もしてみたのですが、
修了研究の時に仮説として持っていた「小さな習慣があると幸福度が高まる」は、はたらく幸せ研究会での実証実験ではあまり効果を感じられず、それよりも、「繋がり」や「リフレッシュ」などの効果を感じる人が多かったのが、ほほー!という感じだった。


あと、きれいな空をシェアしてくれて、幸せのお裾分けのような気分になる、って感想もあって、利他的な気持ちにもなるみたい。


というように、そらウェル(空の写真を撮ってためて振り返る)のどの行為がどうwell-beingに寄与しているのか、をちゃんと検証、探求したいなーと思って、はたらく幸せ研究会2年目の今年は、仲間を増やそう!(n数を増やそう!)を目標に、引き続きみんなで空の写真を撮ってシェアする、という活動を行っています。


単に撮るだけでも楽しいけど、今年は2年目だからちょっとひねりも欲しいよね、ってことで、3連休にはテーマを決めて投稿する、なんて企画もやってみた。初めての場所からのそらウェル、朝1番のそらウェル、秋を感じるそらウェル、動きのある(体育の日にかけて)そらウェル、、、。
そんなふうに楽しみながらやっていると、いろんなマニアが出てくるのも面白い。時報シリーズ、隙間シリーズ、電線シリーズ、、、


余談ながら、きれいな空の写真を撮ろうと思う時に電線が邪魔だわー、都会は電線が多い!と、電線に対してはちょっとネガティブに捉えていたんだけど、
「五線譜みたい」
って言った方がいて、電線の見方、捉え方が大きく変わった。いいリフレーミング。これも毎日撮り続けているからこその発見かもしれない。


空は誰の頭上にも必ずあって、毎日変化する。
食べ物や場所だとマウント取ったり取られたりしてしまうけれど、空には優劣はないのがいい。
真っ青な青空と比べると、曇りや雨、夜空は絵面的には今ひとつかもしれないけど、たくさんの空の写真の中にはグレーな空や白い空があってもいいし、あった方がメリハリや変化がついて素敵なのよ。


来年度はちゃんと検証しようと思っているんだけど(できるかどうか甚だ怪しい、、、)、基本的には、この活動(空の写真を撮ってためて見返す)は悪いことなんかひとつもなくて、いいことばっかりだから、気楽に気軽にやり続けたいし、気楽に気軽におすすめしていきたい。


ひめに誘われて、空の写真を撮るようになって、どうせなら外に出て取ってみよう、どうせらな遠くに行ってみよう、行ったことのないところに行ってみようと思えるようになった


体調を崩して家に篭りがちだった方からの言葉です。
なんかね、研究ってこういうことなんだな、って思ったし、こういう研究ができたこと、できていることが幸せだなぁ、って。そして、IDSの2年間は辛くて苦しいことの方が圧倒的に多くて、劣等生だったけど、ライフワークとも言えるようなテーマに出会えたことはMFA
のタイトルを取ることよりも何倍も価値があることだって思ってる。


やり始めると割と長く続けられるので(晃司も何十年も追っかけてるしw)、これからもゆるりとながーく続けていこうと思っているよ。


そして、2023年の目標BINGOでは、単に続けるだけじゃなくてちゃんと発信したい、って書いてた。このブログで達成?なんて手抜きなことは流石によろしくないので、2024年に持ちこそう。論文は無理でもエッセイやコラムのようなライトな文体でそらウェルのことを残していきたいなぁ。







これは今朝のそらウェル。昨日の満月がまだ残ってた!今日でそらウェルチャレンジ636日目。




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グラフィックレコーダーだから描けることってあると思うのね〜プロフィールグラレコのこと

2023-12-27 23:13:25 | グラレコ
その人のこれまでのこと(キャリアに限らずライフについても)をお聞きして、それを1枚にまとめる、プロフィールグラレコなるものを提供し始めて3年になります。これまでに描いたプロフィールグラレコは96件。今進行中のものが2つあって、自分のも入れると99個。おぉ、あとちょっとで大台だ!


始まりは、お友達の伴さんから、
「伴さんって何やってる人?って聞かれてうまく説明できないの。絵を使って紹介できないかな?」
とお話しいただいたことがきっかけ。伴さんには過去にキャリアバラエティでご紹介させていただいた時に描いた記事+挿絵があったので、
「それだったら1枚にまとめてみたら面白いかも!」
と、今のスタイルが出来上がりました。




描いたプロフィールを伴さんがいろいろなところで使ってくださったこともあって、おともだちを中心に「わたしも描いてほしいー」という方のプロフィールを描き始めたのが2020年の冬ごろ。


その人のこれまでの話が聞けて、それをまとめてお渡しすることで喜んでもらえて、しかもそれを見た人とのコミュニケーションが生まれるって、なんてステキなお仕事なんでしょう!とライフワーク的に取り組んでいるのですが、時折お問い合わせをいただくので、一応、サービスとしてこっそりWebサイトでお知らせもしております。


グラレコでプロフィールをつくる

「〇〇さんって何やってる人?」「何してきた人??」と質問されたときに、すらすらと答えるってなかなか難しいことだ…

わくわく記録帳

 


大学院同期のこれまでのキャリアを頼りになる大好きなむーちゃんが「徹子」となって聞いてくれて、それを聞いて描く通称「キキカキ」では50人ほどいる同期のうちの実に28人のキャリアを描かせてもらった。中には宇宙飛行士候補になった同期も!


そのほか、チームメンバーのキャリアを知る=背景を知ることでチーム力が向上するよね、ってことで組織開発の文脈でチーム、グループ全員分のキャリアを描かせてもらったり、個別にご依頼いただいて描いたり、実家の父の長い長いサラリーマン人生を描いたりもした。(いつか母のユニークな地域活動の歴史も描いてみたい!)


これね、わたしはキャリアの専門家でもなんでもないし、インタビューもそんなに得意な方じゃないので、淡々と事実を確認するように聞いていて、わたしの思いや解釈は乗せずに描いている。グラレコするときもそうだけど、要約するのではなく、切り取る、って感覚。大事な思い出、出来事、発言を要約したり、解釈したり、意味付けしたりせず、その人の発言そのものを描くようにしている。かけがえのない、その人だけの人生、キャリアなんだもの、わたしが意味付けしたり、まとめちゃうのは違うよね、って思ってる。


グラレコ講座の時にいつも
発言したことが100%思い通りに描かれるとは限らない。同じ話を聞いても受け止め方は人それぞれ。なぜなら、その人の経験や価値観によって知らずと意味付けされてしまうから。だから可視化して、違いを表出させることがわかりあうためには大事なんだよ、
って言っている。


だから、わたしが描いたプロフィールグラレコも、ご本人からしたら「こんなふうになるんだー」とびっくりしたり、発見があったり、もしかしたら違和感もあるのかもしれない。完成に至るまでにはやり取りを何度か重ねるので、ネガティブな違和感は無くなっていくと信じているけれども、それでも、自分と全く同じ解釈でアウトプットされるわけじゃない。


ある程度、ご自身の中で出来上がりのイメージがあったり、これは必ず盛り込んでほしい!という強い要望がある場合には、グラフィックレコーダーであるわたしではなく、イラストレーターやデザイナーに依頼した方が圧倒的に満足いく作品が出来上がる。
グラフィックレコーダーであるわたしが描く意味は、ご自身が話した内容を描く、そこにあると思っている。解釈や意味づけはご自身で行うものであって、わたしはフラットに聞いて、フラットに描く。もちろん、一番熱量を持って話していたことはこれだ!とか、発言の中に何度も出てくる言葉とか、そういう大事なことは聞き逃さないようにしているし、それができてこそ、グラフィックレコーダーと名乗れると自負もしている(一応ね)。


そうそう、プロフィールグラレコを描いた方の多くがキャリアチェンジをされているんですよ。たまたまそういう転機の時にご依頼をいただいている、っていうのもあるし、キャリアの棚卸しが自然とできるので、やりたかったことや自分の強みが再確認できて、次のステージへと向かうのかもしれないなぁーなんて思ってる。
自分が発した言葉を、誰かが受け止めて、そしてそれをアウトプットする。自分の中では意味付けできていたことも、他者の目線で再構築される感覚なのかもしれないね。


一方で、時折、完成に至らない方もいらっしゃる。
わたしからしたら、いろんなお仕事、経験をしてきていて、その根底あるものは同じ(軸はぶれてない)って素晴らしいなぁ、って思っていたのに、出来上がったものを見て「自分はこんなにふらふらとしてたんですね、、、」ってショックを受けられた方もいた。
理由をきちんとお聞きできていないので推測でしかないけれど、自分では折り合いがついていたことや意味づけができていたことが、第三者のフィルターを通して可視化されることで、向き合うことにしんどくなっちゃうんじゃないかなーと。


完成できなかったことそのこと自体は別にどうでもいいんだけど、わくわくした気持ちで描いて欲しい!と依頼されたのに、その気持ちに応えられなかった、プロフィールグラレコを使ってやりたいことがあっただろうに、それを実現してもらえなかったことが苦しい。


ということもあって、なかなか表立って積極的に営業はしておらず、基本的には○○さんのご紹介、みたいな形でお受けしていますが、それでもやっぱり人の話を聞くことは楽しいし、かけがえのない人生の大事な話をしてくださることに敬意を持って、これからも真摯に丁寧に取り組んでいきたいって思っているよ。


100人目は誰かなー。なんて期待していると、自分の書き換えた分だった、みたいなオチになりそう笑

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今でも色褪せない、って思うのはその時代を知ってるからこそ、なのかな?―「永遠の野原」を読んだよ

2023-12-26 23:36:28 | ドクショ
ちょっとしんどくもなってきたけど、1日1ブログちゃんと続いててえらいぞ、わたし。


昭和の終わりから平成初期にかけて「ぶ〜け」という漫画雑誌に連載されていた「永遠の野原」という漫画があります。



主人公のは高校2年生の古屋二太郎、少女小説家の姉一姫と、子犬のみかんと暮らしていて、同級生との日々のやり取りや、儚い切ない恋の行方や、恋をめぐっての勘違いや思い込み、自意識過剰な恥ずかしさとか酸っぱさとか、そんなこんなを引きずったり、うじうじ悩んだりしながらの日々を描いたもので、読んだ後にきゅん♡ときちゃう物語なのですよ。


二太郎とは同世代で、女子校だったわたしは共学ってこんな感じなんだ、電車の中で見かけた美少女に恋をするとか、ほんと漫画の世界だよなぁ、とほんのちょっとの憧れとたっぷりのシニカルさを抱きながらリアルタイムで読んでいたのでした。


そんな「永遠の野原」を30年ぶりに大人買いして一気読み。
(Kindleしかなくて単行本が手に入らなかったのは残念だったけど、こうして読みたい時に読める電子書籍は素晴らしい!と思ったよ。)


なんでこのタイミングで読もうと思ったかって言ったらですね、夏に台風で新幹線が大幅に乱れて大変な時に、わたしもその渦に巻き込まれながら大阪に向かったわけです。新大阪が大混乱で構内から出られないらしい、と乗車中ののぞみの中で情報を得て、それなら新神戸で降りて三宮→阪急電車だ!とイタヤさんとメッセンジャーでやりとりしている時のこと。
「茶色の阪急電車憧れだった」
「わかりますー、昔読んだ漫画が雲雀丘花屋敷が舞台で憧れてた!」
と、不意に雲雀丘花屋敷の地名が出てきたわけです。自分でもびっくり。ずっと忘れてたのに自然と出てきた。漫画で読んでたことは思い出せたけど、さてなんて漫画だったのかは思い出せず。


そして、しばらく経った頃、イタヤさんとイガちゃんが、雲雀丘花屋敷の駅でめちゃくちゃ素敵な笑顔で写真を撮っているじゃないですかーーー。羨ましすぎる。ここで、再び雲雀丘花屋敷熱が急上昇。ITの発達はすごいよね、雲雀丘花屋敷、マンガ、1990年、みたいにキーワードを入れると教えてくれるんだもの。


そして判明した「永遠の野原」。もういても立ってもいられず、ポチッと大人買い。


勢いに任せて一気読み!かと思いきや、読み進めると、セリフの一つ一つ、キャラクターの表情の一つ一つ、コマ割りや背景の一つ一つが、読ませる、見せるんですよ。たっぷり時間をかけながら、じっくり味わって読みました。


物語そのものは、別に大きな事件が起きるわけでも、ものすっごい壮大な人生物語なわけでもなく、二太郎と彼を取り巻く人々の心の機微を丁寧に描いている。とってもやさしくて、心に沁みる。それはなぜかと言ったら、誰かを思って、切なくなったり、もどかしくなったり、不甲斐ない自分に腹を立てたり、みんなどこが不器用で一生懸命で、相手を思う気持ちが溢れているから。


二太郎の親友の太は寡黙で、芯が通っていて、男前。だからモテる。クラスメイトのひとみは太のことが好きで、でも太に直接気持ちをぶつけられないから、友達の二太郎にちょっかいを出して距離を縮めようとする。そのひとみの行為を「もしかして俺に気がある?」と自意識過剰に勘違いしてしまう二太郎は、ひとみのことが気になり始めるけど、それがどういう気持ちなのかわからない。ひとみが太のことを好きなことを知って、ショックを受ける。


なんで落ち込んでいるのか自分でもわからない、こんなことなら自分から先に好きになって告白してふられればよかった、自分が恋したかどうかもわからないなんて最悪だ


こんなモノローグに溢れてて、登場人物がみんな自分の心の声をきちんと聴こうともがいたり、苦しんだりしているところがすっごくいい(語彙がw)


肝心の雲雀丘花屋敷はどこで出てきたかというと、二太郎が毎日電車で見かける美少女マリコが住んでいる街。マリコは美少女なだけじゃなくてお嬢様だったりもして、その辺は普通の少女漫画っぽい設定なんだけど、これがまたこじらせ系だったりするからいじらしい。あざといこじらせではなくて、真剣に考えるからこそのこじらせ系。二太郎と付き合っているのに、太のことが気になっちゃって、太のことは苦手なはずなのにどうにも自分の気持ちが整理できなくて、ストーカーまがいのことをしちゃったり。そういう不器用さが愛おしい。


そして、ひとみ。この子がほんとに健気でかわいいの。太のことが好きで好きで、でも太は全く興味がなくて(嫌いってことではなくて、友達としてはひとみと付き合っているし、ひとみのことは友達、いいやつとして一目置いている)、それでも太のためにできることを惜しまない。叶わないってことは知りながら、それでも太を思う気持ちは変えないでいる。爽快ですらある。


あぁ、このセリフ覚えてる!ってのもたくさん出てきたけど、わたしが好きなのは、太がひとみに
「野沢(ひとみ)は幸せになるよ」「自分で幸せを掴みに行きそうだもん」(かなり意訳)
って言うシーン。
これ、10代の頃に読んだ時にもキュンと来たし、50歳を優に超えた今でもキュンと来た。
昔から元気で気の強くて自分で立ってる女の子が好きだったし、憧れてたし、今でもそうありたいし、そうなりたいって思ってる。


今読んでも色褪せない。キュンキュンしながら、鼻の奥をつーんとさせながら読んだ。時折読み返したくなる名作。
そう思うのは、あの時代を一緒に生きてきたるからなのか、あの時代を知らない世代が読んでもキュンと来るものなんだろうか?
昭和な名曲を「今聞いてもいい!」とかって言うじゃない?ついこの前も全盛期(70年代後半から80年初頭)のジュリー沢田研二の映像を見て「今見てもかっこいいよねぇ」と思ったけど、それってリアルタイムでかっこいいジュリーを知っているから、今見てもかっこいい、と思うのか、令和の今しか知らない世代が見ても昭和のジュリーはかっこいいと思うのかな?


一生懸命で不器用な気持ちを取り戻したくなったらまた読もう。


で、雲雀丘花屋敷はマリコが住んでる町で、二太郎も何度か行っているけど「舞台」ってほど頻繁には出てこなかったっていうね。ネーミングのインパクト、すごい。





おまけにこんなセリフが!



ヴィーナスバタフライって、広島からバタフライで上京してきたあの人のことですよねw
コンプレックスと切なさを殺せないはまんま、ですもんねぇ。

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できないことをできるようになるのは大事だけどさー今年始めたこと

2023-12-25 23:00:49 | コトバ・ニッキ
メリークリスマス!
一応、年末までの一日1ブログでは今年の振り返りっぽいことを書こうと思っているんだけど、書きたい!と思うことは、ちょっと整理が必要でなかなか書き出せず、どうでもいいことばかりが頭に浮かんでしまう。今日は今年始めたキックボクシングの話から。


そう、キックボクシング始めたんですよ。と言ってもスパーリングとかやっちゃうガチなやつじゃなくて、音楽に合わせて30分ワークアウトするエクササイズ系のやつ。
キックボクシングは打首獄門同好会のjunkoさんがやっていることもあって、junkoさんを超絶リスペクトしているわたしとしては、いつかやりたいなーと思っておりました。
ひょんなことからスタジオがある(できる)ことを知って、体験レッスンに行ったら、まぁ、想定通りではあったけど、今入るとこれこれこんなにお得攻撃にやられ、始めることにした。まぁ、続けられるかどうかはわかんないけど、悪いことじゃないし、痩せるために行くわけでもないから結果にコミットする必要もない、嫌になったらやめればいいしね、とゆるりと始めてみました。


打首獄門同好会・junkoさん「還暦で年齢を公表して人生が変わった」

ラウドロックのサウンドながら、生活に密着したユルい歌詞が人気を集めているバンド「打首獄門同好会」。昨年12月のライブでベーシストのjunkoさんが還暦のお誕生日を迎えた...

telling,

 


いやはや、大変難しい。


小さい頃から運動音痴で、走るのも遅いし、逆上がりできないし、ボールも上手く投げられないし取れない。体育はいつも2がついてた。テストで満点取っても2ってことは本当にダメダメだったんだろうな。でも、根が真面目だからマラソン大会とかもサボらないし、陸上部なんて入っちゃってきっつい練習もちゃんとやってた。でも速くらないし、上手にならない。


運動することは好きじゃない、むしろ嫌い。たぶん、体を動かすこと自体はそんなに嫌いじゃないんだろうけど、子どもの頃にうまくできなくて「そこ!何やってんだ!」と怒られたり、パスやシュートを外して「あーあ」と周りから落胆される経験を積み重ねていく中で、体育は嫌い、大嫌いな科目であり、時間になった。


さらに言うと、めちゃくちゃリズム感がない。博多手一本でいつもタイミングが合わないレベルでリズム感がない。


そんな状態ですからね、パンチもキックもへなちょこだし、ポジション取ったり、ステップ変えたりするのもかなり滑稽なわけですよ。


でもね、インストラクターがそんなへなちょこパンチやキックを「ナイスパンチ!」と褒めてくれる。いや、褒めてるわけじゃなくて単なる掛け声なんだろうけど。
ステップがずれて、他の人と明らかにタイミングが合ってなくても、キックの足が上がってなくても、ナイスファイト!って肯定してくれる。間違ってても全然おっけー、ご自身のペースで無理なく楽しくやっていきましょう!って言ってくれる。


大人になってから、ヨガとかジムやパーソナルトレーニングに通った時にも思ったけど、子どもの頃からこうやって指導してくれたら体育を嫌いにならなくて済んだのになぁ。


体を動かす習慣はあった方が良くて、でも、生来の体育嫌いからするとスポーツなんてしたくないわけですよ。無様な格好をしなくちゃならないし、怒られるの嫌だし。
けど、大人になって体を動かすために通う先々では、
「いいですねー、いい調子です!」
「無理せず、ご自身のペースで」
って言ってくれる。甘やかすのはいけないかもしれないけど、頭ごなしに「できない」と怒られ、できるようになるまで練習させられて、しかも上達もしない、、、という運動経験をすると運動すること自体が嫌いになっちゃうのよ。


ストレッチとかって、生きていく上でとっても必要だと思うの。けど、運動嫌い、体育嫌いだとまずストレッチすることすら嫌だもの。そうやって歳をとっていくと運動習慣がないから骨粗鬆症になったり、生活習慣病になったりして、社会保障を圧迫するんじゃないのかしら?
子どものうちから、できないことを矯正する指導ではなく、できることをできる範囲で続けること、基本となる柔軟性や筋力をつける運動を長く続けることを指導してくれればいいのにね、と運動嫌い、体育嫌いのわたしは強く強く思うのであった。


最近、やっとリズムについていけるようになって、ちょっとだけ楽しくなってきたので、続けられる範囲で続けてみるよ。junkoさんみたいな超年齢不詳なボディを目指して。うふふふふ♡
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メリークリスマス!言葉は交わさなくてもコミュニケーションってとれると思うのよ〜サンタとトナカイが教えてくれたこと

2023-12-24 17:31:03 | コトバ・ニッキ
クリスマスですね。
去年からアドベントカレンダーっぽく、毎日、サンタとトナカイで「写真で一言!」的なネタを投稿している。
ことのはじまりは、昨年の今頃。お手伝いしていた某施設で、シーズナル装飾何かできないかな?でも予算はないのよね、、、な状況だったので、まぁ、昔からこの手のことに自腹を注ぎ込むのはぜんぜん苦痛じゃないし、むしろ好きなくらいなので、我が家にあるミニツリーとサンタとトナカイの人形を持ち込んだわけです。




このサンタとトナカイのぬいぐるみ(人形)は手足に磁石が埋め込まれているので、面白い動き、ポーズができる。胴体が長くて手足が短いからできないポーズもたくさんあるけど。天は二物を与えず笑


施設の中で、磁石がくっつく場所をあれこれ探しては面白いポーズをさせて退勤、翌朝出勤した同僚が「こんなところに!」とほっこり笑顔になっちゃう、っていうのが本当に楽しかった。
入居者さんやお隣のカフェのスタッフさんも、密かに気になっていたようで、こっそり動かしてみたり、触ってみたり、いい癒しのコミュニケーションツールになっていた。(と信じてる)


で、図に乗って、季節感ある内容だし、とインスタのストーリーズに上げてたら、ちょっとブランドコンセプトと合わないんじゃない?カジュアルすぎる、とやんわり注意を受けて退散。ざんねーん。ま、おっしゃることはよくわかる。




公式がダメなら自分で発信しちゃおうと、SNSで毎日投稿し続けたわけです。完全に自己満足。別にいいねが欲しい訳でもなんでもなくて、毎日続けるのが単に楽しかったから。


いろんな反応があって面白かった。皆さんが喜んでくれて、楽しみにしてくれるのが嬉しかったし、コメント欄でコントみたいにやりとりが続いたりするのも面白かった!
きっかけになるツールや発信があるとコミュニケーションが生まれるんだなぁ、っていうのも発見。


まぁ、大抵はその日に思いついたことや、偶然できた面白いポーズにセリフをつけるとしたらどうなるだろう?と、割と偶発的に25日まで続けていたんだけど、今年は2回目ですからね、ちょっと戦略的(大袈裟なw)に25日までのストーリーは考えてましたよ。


大きなテーマというか分類は「見立て」と「準備」。
サンタとトナカイのポーズが●●に見える、っていうのと、イブの夜の出動に備えての準備の2つをテーマにあれこれポーズを考えて、イブとイブイブはあらかじめ、こういうセリフ、こういうシチュエーションにしよう!って決めてた。去年もやってるからね、反復学習ですよ、経験学習ともいうし、効率化、省力化ともいう笑


でね、もう某施設の仕事は辞めたんだけど、引き続き施設自体は利用しているので、先日立ち寄った際に、お隣のカフェのスタッフさんから
「今年はサンタとトナカイいないんですか?」
「楽しみにしてたのにー」
と言われましたですよ。
シフト勤務ですれ違いであっても、サンタとトナカイを介して、お疲れ様、今日はよろしくね!なやりとりができていたってことなんだと思うのよ。昨日のシフトの人が作ったポーズをちょっと変えて帰る。「あれ?なんか変わってる?」って発見したことを伝えたりすることで、ゆるいけど、心がほんわかあったかくなるコミュニケーションができる。こういうのがいいなーって思ってたので、ほんのちょっとだけでも貢献できていたみたいでなんだか嬉しい。


ブランドコンセプトとか、ビジュアルイメージとか、トーン&マナーとか、大事なことはわかる。けど、それって働く人やそこに集まる人が共有できて初めて成り立つわけで、コミュニケーションが生まれないモノはもったいないと思うんだよね。意匠的な観点では少し外れていたとしても、副次的な効果が生まれるってこともあるわけで。なんでもありな雑多はよくないかもしれないけど、削ぎ落とすことで手放しちゃったり、見落としてることもあるかもしれないなーなんて思ったりしながら、今日もサンタとトナカイと戯れるのであった。


クールな質感の空間の中でこんなサンタとトナカイ、どう見ても浮いてるし、目立つのに、全く気づかない人もやっぱりいるわけで。人は見たいものしか見ないし、聞きたいことしか聞かないものだから、それは仕方がないとして、施設の運営者が全く気づかない、気づいてるのかもしれないけど、なんの感想やコメントもないっていうのはやっぱりちょっと残念な気持ちであるよ。単なるワークプレイスではなく、そこに集う人とのコラボレーションが生まれるような施設を目指しているのに、変化や設えに気づかないのはねぇ、、(以下自粛)


1日1ブログは、単に日記、備忘として何かを書けばいい、ってことではなくて、なんらか2023年の振り返り的なことを書こうと思っていたんだけど、いろいろ追い詰められているので(年賀状の印刷しようとしたらプリンターがご機嫌ななめでタイヘーン)、今日もこんなゆるい内容になっちゃった。





さて、明日はどんなポーズでフィニッシュとなるかなー。
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生きてるといろんなことがある〜ほんとどうでもいい話だけど、話のネタになりそうなこと3つ

2023-12-23 23:15:59 | コトバ・ニッキ
年末まで1日1ブログ。今日は朝からちょこっと遠出して、さっき帰宅したばかりなので、その延長(何の?)で学びも気づきも何にもないけど、話のネタになりそうなことを3つ。せっかくなので、なんらか意味付けしてみようかしら。


1つ目:香水事件

いつだったか日帰り(あさイチ便、最終便)で東京行った時のこと。
平日だったし、福岡に戻る最終便は満席で、ビジネス利用の人ばかり。わたしも仕事が残っていたので、手帳や資料を出してあれこれ書き込んだりしていたわけですが、ひと段落して手帳を閉じたら、隣の席の推定年齢28歳男子から
「充電ケーブル貸してもらえないでしょうか?」
と、それはそれは丁重にお願いをされた。一瞬、へ?と思ったけど、きちんとした対応だったし、減るもんじゃないしと、「どうぞー」とお貸ししたら、それはそれは感謝されまして。
で、降りるときに「もし良かったらこれどうぞ」と差し出されたのが香水!
お断りしても良かったけど、とても感じの良い応対だったし、断るのも無粋だなぁとありがたくいただくことにしました。そういえば、隣の席に座ったときにふわりと香ってきたので、
「そういう(美容関係の)お仕事されてるんですか?」と訊いたら、
「以前に。この香水、名前がラッキーって言うんです、幸運が訪れますように」とにこやかに言って去って行きました。
ぉぉぉお!ドラマならこうやって恋が生まれるのね、と思ったり思わなかったり。息子くらいの年齢ですけどねw

という話を気のおけないおともだちたちにしたら、出るわ出るわ妄想が!こういうやりとりが楽しい。そして、最終便ってことは福岡在住者なのか、出張者なのか?議論も。スマートすぎる対応は福岡男子ではない!なんて議論も笑

ちなみに、いただいた香水はなんとDiorのluckyだったっていうね。びっくりよ。

香水もらったから言うわけじゃないけど、人には親切にする、どんな時でも感じのいい対応をしておくといろんないいことあるなぁ。そしてほんのちょこっとでもコミュニケーションをとるとなんらか広がるものなのかもね。どうぞ、だけで終わっていたら、「幸運が訪れますように」なんてセリフは聞けなかったし、その後の楽しい妄想やりとりも生まれなかったわけだしね。




2つ目:老眼鏡売ってもらえなかった事件

とあるセミナーを受講したときに、メガネ(老眼鏡)を忘れてしまったことに気づいて、ひゃーどうしよう、手元の資料の文字が読めないよぉぉ、と午前中はスマホの拡大鏡アプリを使って凌いでたけど、これは不便すぎる!と、昼休みにビルの地下にあるメガネ屋に駆け込み、廉価なメガネを買った。正確には買おうとした。
これ、お願いします、とレジに持って行ったら、スタッフから
「これ、誰かに頼まれたの?」
「いえ、わたしが、、、」
「え?強いのを使うと、見えなくなるわよ、これはダメ」
「いえ、わたしが使うんです、いつもの度数です」
「え?ほんとに?ほんとに?」
としつこく確認され、なかなか売ってもらえなかったという事件がありました。
何度かやりとり繰り返して、最後は丁重に対応してもらったし、決して嫌な感じではなかったけど、ううむ、これは若く見られたと喜んでいいものだろうか?とふと。
老眼鏡売ってもらえなかった事件はネタとしては面白いけど、こうまで年齢に見合わないというのは、どこかで何かが欠落しているんじゃないかとすら思ってしまう。やりとりしている最中に、「やっぱりある程度年齢行ってる人だわね」と思われなかったってことでもあるので、そこはちょっとショックでもある。年相応って難しいのね。




3つ目:運命?

こんなことってあるんだ!と純粋にびっくりした話。
今年の初めの強みカフェに、初村リーダーが皆さんに、って太宰府天満宮で人数分のおみくじをもらってきてくれた。おみくじは、お告げというかアドバイスみたいなもので、気をつけなさいよ、心して行動しなさいよ、というタガだと思っているので、基本、いつも手帳に入れて持ち歩いている。
月日が流れて12月。九国に行った帰りに太宰府天満宮に立ち寄り、おみくじを引いたら、
なんかこの和歌、見たことあるかも、、、
手帳の中にあったおみくじを取り出したら、全く一緒!



おみくじ何種類あるのかわからないけど、こんな偶然ってあるんだ。っていうかこうなると、もうこれは運命、宿命と言ってもいいかもしれない。


運気ひと休みの感あり
周囲の変化を見逃さぬよう、見通しをしっかり立てることが大切
誠実、実直に


多分、これまでも同じものを引いていたことはあったのかもしれない。けど、今回「あれ?」と思ったアンテナ、感覚にはきっと何かがあったんだろうと思うし、そういう引っ掛かりみたいなものを大切にして行きたいと思ったよ。
何はともあれ、誠実に、実直に。

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グループで話し合ってまとめてくださいってしんどいよね〜セミナーや研修に参加して考えた

2023-12-22 22:44:50 | オトナの学び
年末まで「1日1ブログ」と自分にプレッシャーかけちゃったので、書いてない原稿とか、やってない課題とかいろいろあるけど、とりあえずブログ書く。31日まで毎日続けられたら、なんだか一皮剥けそうだし。


10月からこっち、本業で必要な知識をインプットしに、いろんなセミナーを受講した。労働法とか、賃金制度とか、年金とか。必要だから学んでいるので、楽しいかどうかと問われると、funnyだったりplayfulな楽しさはないけど、面白い。そうだったのかー!と理論と実践が結びついて、うちの会社でもやらなきゃダメだよな、とか、結構ちゃんとやれてるからマイナーチェンジで大丈夫そうじゃん、とか、自分の立ち位置が確認できるのはありがたい。それに最新の知見も手に入るから、定期的に受けるようにしている。


で、この手のセミナーを受けるときに、気にするのはパンフレットの「教室形式」「グループ形式」の記載。
双方向型の授業や講座を提供している身でなんですが、知識を獲得しに行っているときに「グループ形式」=グループワークあり、はしんどい。名刺交換して、自己紹介して、会社の紹介して、適当な落とし所で意見をまとめていくって作業がとーっても苦痛。そこに時間と労力をかけるなら、先生の話をひたすら聞いていたい。そっちの方が圧倒的に知識は獲得できる。もちろん、他社の状況を聞くことができる、っていうメリットはあるし、良いディスカッションができる時も、あることはある。けど、しんどい。


先日、結構ガチ目な実務の知識獲得型のセミナーに参加した時のこと。パンフレットに「教室形式」って書いてあったから、安心して会場に入ったら、島がどどーんと。思わず心の声が出ちゃったもんね、「まじかー」。


セミナーそのものは構成も明快で、先生の話もわかりやすく、質問に対する解説も的確。


ところが、


「コロナも明けて、こうやって対面で集まれるようになったのでグループワークをしたいと思います」


え?


グループワークってそういうためにやるものなの?いろんな意見や考えを場に出して、新たな解を作ったり、正解がないものを他者の力を借りながらなんらかの解を導き出していくためにやるものなんじゃないの?百万歩譲って、他社の同じような役割の人と情報交換することで、今後の業務の参考にしましょう、っていうのはわかる。けど、集まる=グループワークって、「風が吹けば桶屋が儲かる」の途中の説明を全部省いちゃったくらい、強引じゃね?と、めんどくさいなーと思いながらも、感じのいい人を演じながらグループワークに参加しておりました。


グループは男女半々。係長、課長クラスの実務もわかっているベテラン勢と、普段この仕事をやってないので全くわかんないんですぅ、って人がお二人ほど。
ケーススタディが出されて、それに対してグループで議論して発表する、という一般的なグループワークが始まると、30代後半、会社ではそれなりのポジションで将来の幹部も期待されてるのかなーな男性が、口火を切ってくれて、まぁ、それなりに議論は進んだわけです。


そこに、先生から
「最後に発表してもらうので、後ろのホワイトボードにまとめて書いておいてください」


いやいや、ホワイトボードってそう使うものじゃないし。議論を可視化していくために使うものなんだけどなぁーと思いながらも、まぁ、「模造紙にまとめる」が「ホワイトボードに書く」になるってことなのね、と無理やり納得させていたら、件の口火を切った男子が、普段この仕事やってないので全くわかんないんですぅ、って言ってた若手女子に
「女子は字がきれいだし、こういうの得意だからやって」と。
出た!これもアンコン?と思いながら、若手女子の方を見ると、ほんっとうにこれまでの話が何一つ理解できていなかったようで、手元のメモにも何も書き出せていない状態。
ひやー、これは気の毒。そりゃそうだよな、給与テーブルがあるかどうかも知らず、給与規定と賃金台帳の区別もつかない(似ている言葉なので混同してたらしい)状態だったら、今の議論は何が何やら、、、だっただろうな。


いつもはおとなしくしているんだけど、あまりにも気の毒になってしまったので、
「今の議論のポイントは、ほにゃらら、ほにゃらら、ほにゃららの3点で、それぞれがほにゃらら、ほにゃらら、ほにゃららな課題がある、ってことですよね?」
と助け舟を出したら、それでもやっぱり書き出すまでには至らず困り果てた顔をしていたので、「書きましょうか?」と書き出してしまった。さすがにひめさん人形は書かないけど、構造化して。


出来上がったホワイボードは明らかに他のチームとは違っていて、あぁぁあ、やってしまった、目立たないようにしていたのに、、、と後悔していたら、先生から「わかりやすいですね!コンサルみたいな書き方ですね、どこかで勉強されたんですか?」と追い討ちが。


なんだかいろいろめんどくさくなっちゃったし、わたしも学びに来ているので、学びを最大化したいから、その後は率先して書き出した。
それは「ホワイトボードに書く」を躊躇する人のフォローをするよりも自分でやっちゃった方が楽だし、議論で出てきた意見を書き出して、共通項を見つけたり、問題点を発見したり、っていう可視化こそが「まとめる」近道で、わたし自身の理解のためにやったことでもある。


いやー、こうやって書き出していくと話のポイントがわかりますね!
って言ってる口が、書いてないこと=自分だけの考えを発表しているのには苦笑したけどね。


セミナー自体は得るものが多く、非常に満足したのだが、モヤモヤが吹き出して止まらない。


30代中堅男子が仕切り始めること(まぁ、社内でもそういう役割、ポジションなんだろうし、口火を切ってくれるのはありがたいんだけど)
女子は字がきれいだから書記係、って決めつけられちゃうこと
そもそもの研修アサインってどうなってるの?基礎知識もない人送り込む目的って?
ホワイトボードはまとめるためにあること。まだまだファシリテーションとか、可視化とかって世の中には浸透してないんだなーってこと。
答えのある問いをグループワークで議論する意味って?
とかとか。


って話をオットにしたら、「その子(普段この仕事やってないので全くわかんないんですぅな女子)のためには恥かいてでもやらせた方が良かったんじゃない?せっかくの成長の機会を奪ったんじゃない」と言われて、さらに悶々。
それも一理あるけど、その子の成長のためのセミナーじゃないわけで、わたしも他の参加者も期待するものがあって来ている。それを阻害しちゃいけないんじゃないか、って思うのよね。グループワーク、ワークショップも基礎学力があってこそ、効果があるわけで、やっぱりそこはなんらかの線引き(足切り)はあってもいいんじゃないかなーと思うのですよ。


難しいねぇ。
提供するコンテンツの質だけではないんだよね、満足度って。
参加者の質もかなり大事なファクターな気がするよ。


最後にこれだけは言っておく。
知識獲得を目的にしているときは、教室形式で先生の話を集中して聞きたい。グループワークはいらない。
これはあくまでもわたしの価値観ね。




いい画像がないので、今日のそらウェル写真を貼っておく。久しぶりの青空。身を切られるように寒いけど、晴れやかな心持ちでいたい。
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